いや、思いついたんですよ………

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 逃げ上手の若君読んでたら思いついた

 

 後悔も反省もしている


 

 …………しょーがねだろ!!思いついたんだから←オイ


 


地下勢力に『わけのわからない男』がいるのは間違っている

 

 ────原初の幽冥の神曰く『下界の存在を認めてはならない存在』

 

 ────正義の女神曰く『異端にして異物』

 

 ────群集の神曰く『下界全ての善にして悪』

 

 ────美の女神曰く『今まで見てきた中で最も澄んで最も濁った魂を持つ化物』

 

 ただ一目、その男を見た神々は必ず男を屠らんと躍起になった

 

 アレは人間ではない、人の形をした『ナニカ』であると

 

 ソレは三大クエストの最期の一つである【黒龍】すら上回る『下界の毒』であると

 

 男が初めて確認されたのは8年前のこと

 

 『恩恵』を持たず、オラリオの街やダンジョンを自由気ままに男は歩いていた

 

 しかし、その男を殺せたことはない

 

 それはかつての最強であった【ゼウス】と【ヘラ】も例外ではない

 

 ────なぜならば、その男には『味方』がいるからだ

 

 男が強いから────────確かに男は第一級の冒険者とも渡り合うが、否

 

 その『味方』が強いから────────否

 

 その男の周りにいる『味方』とは、その男を殺さんと神々が派遣した冒険者なのだ

 

 昨日まで、同じ釜の飯を食った仲間が、今日になって突然男の『味方』となり、同胞を切り殺し、晴れやかな笑顔の男のために命すら惜しまないのだ

 

 そのあまりにも異質な光景にレベル9や8の冒険者でさえ、恐怖し、その男のことを口外しなかった

 

 ───────その結果、『正義と悪の決戦』の最期があんなことになるとも知らずに

 

 

***

 

 「おお、凄いなぁ」

 

 オラリオで繰り広げられる『正邪決戦』を一人で屋根の上に腰掛けながらどこか他人事の様に眺める男がいた

 

 その名はアシカガ・高氏

 

 8年ほど前に極東からオラリオに流れてきた男で長い髪を結い、オラリオには似合わない直垂を身に纏い腰に大小2振りの刀を差している

 

 「なんと!【暴食】相手にたった一人で挑ませるとは豪胆な。おっ、各所から冒険者が飛び出してきた!素晴らしい策だな。はっはっは!!いいぞいいぞ!頑張れ頑張れ!」

 

 ………手を叩き、オラリオの冒険者を応援しているが、この男一応は『闇派閥』側である

 

 にも関わらず、周りに『闇派閥』はおらず、一人ポツンと座っているのは高氏が『闇派閥』の神々どころか、『悪』へと堕ちた【英雄】や『闇派閥』の者達からでさえも

 

 「「「こっち来るな」」」

 

 と拒絶され、挙句、リーダー格の神であるエレボスから

 

 「今回の『決戦』にお前は趨勢が決まるまで関わることをエレボスの名において禁ずる」

 

 そう命じられてしまっては、高氏はその命令を聞くしかない

 

 『闇派閥』に一応身を寄せているので、大人しく『正邪決戦』を最前線で楽しく観戦しているほかないのである

 

 やがて、天秤は『悪』から『正義』へと傾く

 

「おお!【暴食】を破ったのか………それに下も終わったな」

 

 冒険者達の新しい英雄を称える声と、潰走する闇派閥に与する者達の悲鳴、そして鳴りやんだ下からの揺れに『決戦』が終結したことを高氏は悟る

 

 「よし!せっかくだからエレボスを見送ろう!うん、それがいい」

 

 そういって、高氏は屋根から降りると、足取り軽く中央広場へと向かって行った

 

***

 

 

 その夜、『バベル』から神が送還された

 

 冒険者は勝利の雄たけびを上げ、民衆は正義の勝利に酔いしれる

 

 そんな中で異彩を放つ男が一人

 

 「うっうっうっ………エレボス………感謝しかない……ありがとう優しい神よ………ぅ・……うっうっ」

 

 誰もが勝利に沸き立つ中で、一人滂沱の涙を流す男に注目が集まるのは当然だった

 

 「何やら………グズっ………『声』が………ぇぐっ…聞こえた迷路に入った先で……っ……『恩恵』のない私をっ………『闇っ……派閥』に入れてくれた貴神には感謝しかないよぉォォォォォォ!!」

 

 声を上げ、泣き叫ぶ男の話に聞き捨てならない単語があったことで、冒険者は男を警戒し、民衆は非難の視線を向ける

 

 「ぐすっ……あれ?これはどうしたことかな」

 

 ついさっきまで泣き叫んでいた男であったが、周囲の雰囲気に気付いたのか、泣き止み辺りをキョロキョロと見回す

 

 周辺には小人族、ドワーフ、王族妖精、猪人、猫人、白妖精、黒妖精、四つ児の小人族をはじめとした冒険者が武器を構え、民衆が男を睨みつける

 

 ────そんな中、男に恐怖し、身を震わせる少女が一人

 

 「(いる………この男の中に得体のしれない『ナニカ』が蠢いている!!)」

 

 彼女の名はアリーゼ・ローヴェル

 

 正義を司る女神アストレアの眷属であり、その女神を主神とする【アストレア・ファミリア】の団長でもあり、先程レベル4になった彼女は男の眼を見てから体の震えが止まらなかった

 

 少し離れた所にいる男が、先程まで戦っていた【静寂】より、【大厄災】よりも強大で悍ましく感じた

 

 「(何………まるで『私を見たな』────────っツっ!?)」

 

 男の形をした『ナニカ』を感じたアリーゼが間違いなく耳元でささやかれたのは目の前にいる男の声だった

 

 「皆っ!気を「うわああぁぁ」っツ!」

 

 【アストレア・ファミリア】の仲間たちに男の異常性を伝えようとしたアリーゼであったが、次の瞬間には、男の悲鳴でかき消された

 

 男の前には3名の【ガネーシャ・ファミリア】の第二級冒険者が立ち、武器を男に突き付けていた

 

***

 

 「もう駄目だ殺されるぅうう無理だよぉ殺されるより自害しかないかなぁ?自害しかないかなぁ?」

 

 武器を突き付けられ、迫程まで辺りをオドオドと見回していた男は突然右手で短刀を抜いて、左手で頭を掻き始める

 

 さらに「自害しかないかなぁ」と何度もツバを飛ばしながら喚き散らし、その情けない姿に人々は誰もが毒気を抜かれ注目する

 

 その一方で人間の嘘を見抜ける神々は本気で『自害しかない』と考え、喚き散らす男をニヤニヤとあくどい笑みを浮かべて観察する

 

 やがて、男は真顔になると

 

 「自害しかない」

 

 「「「!!!???」」」

 

 言うなやいなや、自分の喉に短刀を刺した男に囲んでいた【ガネーシャ・ファミリア】の団員も冒険者も固まり、神々は『うっわwまじで刺したよwww』と男を嘲笑った

 

 …………………が

 

 「違う…………死んでない‥………」

 

 「アリーゼ?」

 

 「おいっ!どうしたんだよっ!アリーゼっ!」

 

 「直垂に書かれた二つ引きの紋………まさかコイツはっ!!」

 

 男の異常さに神々よりも早く気付いていたアリーゼだけが、男の行動に恐怖し、震え、彼女の仲間たちはアリーゼを心配し、彼女に駆け寄るが、極東出身であるゴジョウノ・輝夜は極東である種噂になっていた『神力』を持つ男の話を思い出していた

 

 「…………ああ…………死ねないなぁ」

 

 短刀は確実に男の首を貫いていた

 

 ────しかし、男が刺した傷口からは一滴も血が流れていなかった

 

 その普通では決してあり得ない光景に誰もが目を奪われていく、ほとんどの者が恐怖、驚愕、不快感、違和感をもよおす中、一部どこか蕩けるような呆けたような目になる者達が現れている

 

 「死ねないなぁ………仕方ない‥……仕方ない………」

 

 どこか諦めたように首を左右にゆっくりと振りながら呟いているはずの声が中央広場に集まった冒険者に民衆の耳に届いていく

 

 この時点でようやく神々は男の中に巣食う『ナニカ』に気付き、それと同時に目の前にいるヒトガタをモンスター以上の脅威と判断した

 

 「「「「こいつを殺せ(して)っ!!!!」」」」

 

 男に武器を突き付けていた【ガネーシャ・ファミリア】の団員に神々が命じ、正気を取り戻した3人の団員が男を見た瞬間

 

 「でも、今回は戦うんじゃなくて逃げようか」

 

 その言葉と共に男の手にはいつの間にか抜刀した刀が握られ、3体の首のない死体が思い出したかのように地面に倒れ、頭部のなくなった首から流れた血が池を作っていた

 

 「ああ、でも『味方』がいないなぁ………」

 

 どこか憂鬱気な言葉と共に左手を掲げた男から人からはあり得ないはずの後光があふれ出した

 

 「「「っつ!?」」」

 

 とっさに目を逸らした冒険者達であったが、それも一瞬のことであり、何があったのか判断に困ったが、その中でも正気にすぐに戻った【ガネーシャ・ファミリア】の団長が男を捉えようとした瞬間

 

 「え………?」

 

 正義の妖精が見たのは、彼女の腹部から刀が右胸から槍の穂先が生えている姿だった

 

 「な………」

 

 ゴフっと血の塊を吐いた女傑が後ろをゆっくりと振り返った先に見えたのは、特徴的な面を被った同じ神の眷属だった

 

 「は………?」

 

 それは誰の声であったか。理解及ばない光景に呆けた声と共に、【ガネーシャ・ファミリア】の団長が地面へと倒れたと同時に冒険者から民衆から声があがる

 

 「おい!何してんだよ!!」

 

 「そうですよ!早くこっちに!!」

 

 「邪魔する奴は倒せぇ!!」

 

 そう、冒険者と民衆の一部が男の『味方』となって手当たり次第に襲い掛かったのである

 

 しかも襲い掛かる冒険者はガネーシャ、ロキどころか主神に絶対の忠誠を誓っているはずの【フレイヤ・ファミリア】の団員達も含まれていたのだ

 

 「おお!皆助けてくれてありがとう!!私はアシカガ・高氏という!!皆の協力に感謝しかない!!」

 

 「そんなことは良いから逃げてください高氏様ぁ!」

 

 「命を賭して高氏様を逃がせぇ!!冒険者がなんだ!!神がなんだ!ハイエルフがなんだ!!やっちまえぇぇぇえ!!」

 

 「「「うおォォォォォおおお!!!!!」」」

 

 それは正に『異常』な光景であった

 

 数分前まで憂鬱気だった高氏は高笑いし、何処か楽し気に走りながら逃げ、冒険者がまるで家臣の様に付き従って行き、エルフがハイエルフに切りかかり、子供が親を刺し、夫が妻を娘を殴りつけ、同じ【ファミリア】の仲間同士で戦っているのだ

 

 ***

 

 この日、オラリオは確かに『悪』に勝った

 

 しかし、それと同時に後の歴史家から『わけのわからない男』、『奸雄か英雄か不明な男』、『歴史家同士で意見が異なる男』、『研究者が頭アシカガになる男』等々

 

 とかく意見が分かれ、この男が理解できるなら精神の病院に行った方が良いとまで称される男が歴史の表舞台に現れた最悪の日になったのである

 

 

 





 いや、ほんと、何で書いたんやろかコレ………

 
 まあ、設定だけでも書きなぐりで

 名前  アシカガ・高氏
 出身  極東
 種族  人間(ええ、純度100%人間ですとも)
 所持金 1,000,000ヴァリス(親切な人々から貰った)
 特技  武術百般、自害
 苦手  字が汚い
 性格  喜怒哀楽がころころ変わり、落ち込みやすい
 見た目 逃げ上手の若君の足利尊氏そのまんま

 モデルは当然足利尊氏(逃げ若)、GODAIGO不在のため名前は旧名使用


 ※極東の武家出身の男の純度100%人間。
   ただし、精霊やら悪霊やら地脈やらやたらと取り込みやすい(付かれ易い)
  体質で、よりもよってそれが蟲毒となり、別の『ナニカ』となって未来見え
  るわ、後光が差し込むわ、人間狂わすわ………こいつ本当に人間か?状態な男
 
 ※闇派閥からはぶられていた理由
   そらエレボス、アルフィア、ザルドが一目見て『危険』と判断したため
   そらそうだ
 


 なお、この後、『堕ちた精霊』すら取り込み、直儀ポジになるレヴィス、死にかけてた所を涎タラーンしてビクンビクンさせてアリーゼとフィルヴィスを高兄弟ポジにする予定(高氏「えっ、ハーレム?やったー」)














 え?続くのか?申し訳ないですが、自分は足利尊氏の思考回路わからないんでねぇ……‥(続きは)ないです
 まあ、関係ない傍から見てる分だけなら楽しかったと思いますよ尊氏って

 …………どうして自称だけど自分のご先祖様は隣で楽しんでるかなぁ?

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