トレセン学園であった怖い話   作:塩化プラス

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【第二話】タイキシャトル/R4~NEXT

マシロがコーチと握手した途端、タルフの顔色が変わりマシタ。

タルフの顔はレイジ……とても怒った表情デシタ。

キュートなフェアリーの顔はどこかへいって、瞳はブラッドショット・アイにかわり、タルフ自身のアンガーマネジメントもまるでダメ。

自分だけじゃどうしようもできない、そんなような……あんまりにもディープな怒りを感じさせるフェイス……

それはデーモンと呼んだってどこもおかしくないモノデシタ。

 

「ようやく、ようやく……ようやくみつけられた、もうにどとゆるさない……!」

「タルフ、どうしたの?!」

 

明らかにおかしくなっているタルフへマシロは問いかけマス。

そうして返ってくるアンサーは……

 

「だいじょうぶだよマシロちゃん。いままでありがとう。うれしかったよ、それじゃあね」

「待っ……!」

 

マシロに浴びせられるワードのラピッドファイア。

待ってと言い終わるよりも早く、握った手を伝って……熱いエネルギーみたいなモノがマシロの身体を走り抜けて行きマシタ。

その瞬間、マシロの背中がフッと軽くなったのデス。

コーチから向けられた心配そうな目線に気付いたのは、それとセイムタイム。

 

「き……君、大丈夫?」

「あっ、いえ! ありがとうございました!」

 

握っていた手を離して、軽くオジギをシテ。

マシロはその場から立ち去りマシタ。そして、自分の背中の方、タルフがよく浮かんでいたエリアへと振り向いた……ンデスガ。

マシロの背中に浮かんでいたタルフは、ぱったりと姿を消してイマシタ……

 

 

……マシロに関わるテールはここまででラストデース。

イン・コンプリート、中途半端なのはチョッピリ仕方ないところもあるんデス。

オハナシをするのはダイスキデスガ、オハナシをほか……アー……コンプレメントするのはニガテデスカラ。

マシロはここまでしか教えてくれなかったんデース。

あとはシークレット、これ以上は私にも分からないからッテ。

アッ、疑わないでクダサーイ!

ワタシだってツッコンデ聞いてみたんデスヨ!?

 

エート……他にトーク出来るとシタラ……それまでよく起こっていた大きな事故がパタリと無くなったらしいコトトカ?

Wowwowwow……ミ、ミナサンウェイト!

ちょっと待ってクダサーイ!

なんでつい最近の話なのに、事故が起こらなくなったのが分かるのか、キチッとティーチしますカラ!

それは今年こそが例の魔の三年目だったからデス。インターハイ前に事故が起きるというのがチアクラブのジンクス。それがインハイ予選前の今になっても起きてないのデース。

 

それだけじゃ決めつけるには弱い?

フーム……マア……この辺はマシロもメイビーですからネ。

マシロから聞いたもうひとつのテール。

これがちゃんとしたバックボーンになればいいのデスガ。

 

それから……アー、a few weeks later……いくらか時間が経ったあと、マシロはふと気になってあの他校のコーチのことを調べマシタ。ケッキョク……タルフは何をしたくて自分についてきたのか。それが知りたかったんデス。

タルフのことをサーチするのは難しくても、コーチのことなら調べられそうだと思ったんデスネ。

 

ネームまでは分かりませんが、どのハイスクールかぐらいは分かりマス。

コンテストの資料を手元に置いて、スマホをタッピング。

すると、ほんの少しサーチしただけなのに、気になるニュースが見つかりマシタ。

 

ネットで見つけた地域のニュース。

そこには、例の高校の名前とそのコーチのタブン本名がデカデカと載ってイマシタ。

タイトルは、強豪チア部の敏腕コーチ怪死……

しい……エート……ソウ、シインデスネ!

状況は……通勤中の事故で首の骨を折って即死したとだけ書かれていたソウデス。

 

「まさか……」

 

マシロは青ざめながらもサーチを続けマシタ。

もう少し探して見つけたのは、アクシデント直後の様子のリポート。それはとてもショートなモノでしたが、驚くにはジュウブンなモノデシタ。

モア・ザン・エニシング。コーチはまるでハイ・プレイス……高いところから真っ逆さまに落ちたみたいに首に負荷が掛かったコンディションで、デッド。

そこがイチバンオカシイんデス。だって……周りに高いところなんてどこにもないんデスカラ。

 

そのほかは……God only knows.

当事者でないワタシにはそれぐらいしか言えマセーン。

マシロはあの子が原因だったのか、それとも自分のせいだったのか、もしかしてただのグーゼンナノカ。メニーメニー考えたそうですが、答えは見つからなかったソーデス。

it is just a coincidence……ワタシはそう伝えましたが……

Who knows the truth? No one.

ラストにはケッキョクはこう言うことしか出来ませんデシタ……

 

ソーデスネ……もしすぐ分かることが何かあるとシタラ。

ワタシたちがグラジュエーションを迎えるまでに事故が起きなければ……

きっと……ノープロブレムなんじゃないデショウカ?

それとも、イマカラ。

ワタシのテールをシンヨーして、ジムへムーヴィング!

ささ、行きマショ! ハリアップ、ハリアップ……

……フフフ。

……ノー、ノゥデスヨ、怖がらないでください、ネ?

 

トモマア、ワタシの話はここまでデス。ワタシのトークがスクールにアリガチなフェイクロアなのか、それとも事実がちゃんとあるフォークロアなのかは、アナタの気分次第デース!

それにしても、夜も深まってきましたし、雰囲気も出てきマシタネ。

カフェやフクキタルアレンジで言うなら、そろそろゴーストたちもウキウキし始めた頃合い、なんじゃないデスカ?

フフ……ワタシもホンのチョーット怖いデスガ……ミナサンがいますしノープロブレム!

…………アー………………デスヨネ?

 

オーライ、次のヒトにバトンを……パス!

次のトークは誰デショウ?!

 




休憩しますか?


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