どこかの空のエースの空戦劇

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空戦が書きたいという衝動で書いたもの。
すっごい短時間に書いたから短すぎだろと思って投稿します。


ACECOMBAT5 History of Estovachia

『12月7日、ウォードック隊、反乱。追撃するも、消息を絶つ。』

 

これだけ大々的に出すということは、この、ウォードック隊はそれほど重要なものなのだな。

環太平洋戦争が開戦し、我々は優位に立った。その理由が崩れ、士気はダダ下がりだ。

 

「レオ、コーヒーだがどうだ?」

「ああ」

 

彼は俺の機体のレーダー手、バディーのロレンツィオだ。彼は環太平洋戦争以前から組んでいる。

俺はレオ。オーシア海軍、空母ハルポクラテス所属だ。現在、ユークトバニア北西部監視を行っている。Asat(アークバード)と連携した調査任務は、まあまあ快適だ(原子炉の音を除いて)。

 

「レオ、聞いたか?」

「なにをだ?」

 

彼はこう答える

 

「『エストバキアのユークトバニア友好勢力の輸送船団』についてだ」

「…聞いたことがない話だ」

 

そういうと、艦内アナウンスが流れる。

 

『戦闘機パイロットに次ぐ、今すぐ、ブリーティングルームへと急行せよ』

「…どうやら『エストバキアのユークトバニア友好勢力の輸送船団』についてだな」

 

俺はそいって、急ぎブリーティングへと向かう。

 

ブリーティングルームには全部隊が集合していた。こんなことは中々ないことだ。

教官がいる。この艦の一番の体力自慢であるルーカスだ(ガタイはよくないが、腕相撲では誰にも負けない実力者だ)。

 

「今回、わが艦隊にオーシア軍司令部から命令が来た」

「『エストバキアのユークトバニア友好勢力の輸送船団を壊滅させろ』とのことだ」

 

ブリーティングルームにざわめきが走る。

 

「もちろん、わが航空隊だけではない」

 

一度落ち着く。

 

「すでに港まで30㎞であり、逆に言えば、ユーク大陸本土制圧地においてある空軍基地からの援軍も来ることが可能と言える」

「そのため、A-10小隊、F-15中隊と合流し、合同にこれをあたることとなっている」

 

…大陸のそんなところまで進行してたとは聞いていないな。我々はいつから侵略者になっていたのだ?

 

「敵艦隊の規模は、空母2、巡洋艦5、駆逐艦10、イージス艦12、それと、輸送船3隻だ」

「異論はあるか?」

 

彼の異論があるか?は、くそがつくほど強い。

 

「それでは2300に集合せよ…解散」

 

宿舎に戻り、飲んでいたコーヒーを飲みながら話す。

 

「夜間であることは大切であるか?」

「そうだな…天気的な問題か」

 

天気的な問題、そのことを考えてみる。

現在は曇り、偏西風によって、雲は東に運ばれる。Asatとの連携ですでに目標時刻では雲は晴れていることがわかっている。

 

「レーダーを使いやすくするおせっかいだな!」

 

ああ、前々から思っていたが、こいつには心読む力でもあるのか?

 

「そうだな…」

 

2245、F/A-18に乗り込み、IFF、レーダー、火器管制システムの起動を確認し、キャノピーを閉める。

 

『こちらAWACSスタービートル、貴機はこちらの管制課に入った』

『コールサインはウプウアウト1だ』

 

AWACSにこたえる形で言う。

 

「こちらウプウアウト1、了解した」

 

その了解のコールとともに、発進する。

蒸気カタパルトの轟音。急激な加速力で起こるGはどれだけ高いのだろうか。

 

『ウプウアウト1、西北西へと向かえ。特別作戦大隊へと合流よ』

「こちらウプウアウト1、了解した」

 

言ってなかったが、俺は中隊長だ。特別作戦大隊では違うが、それでもかなりの実力を期待されている。まあ、無用な責任だがな。

 

「レオ、アフターバーナーを止めとけよ。空戦起動が無理だ」

「おっと、そうだったな」

 

彼はちょっと細かい面があって少し怖い。自動航行装置をオンにし、しばらく休む。

十分後、大隊に追いた。

 

『こちらアテナ1、敵を視認できる距離まで近づいてきたぞ』

 

敵を視認、全く沈黙している。

 

『こちらAWACSスタービートル、全機、作戦開始時間1分前!』

「了解!」

 

後ろからガムをかむ音が聞こえる。

 

「…ガム1枚くれないか?」

「…あげると思ったか?」

 

そう言って後ろから渡される…なんだこれ、ブルーベリー味?

 

「期待外れか?俺が嫌いな味だ」

「全く、袋詰めはだめだな」

 

そう独り言をぼやいている。彼への期待は高い。

 

『全機、作戦開始時刻になった。作戦行動を開始しろ』

「了解」

 

上空3000メートルからA-10がJDAMを投下。空母付近への爆撃を試みたが、損害はゼロ。作戦が早速崩れた。

 

「幸先悪いな」

「ああ、だが、戦闘機は発艦する前提だろ?」

「ああ、そうだな」

 

敵戦闘機が発艦する。mig-29だ。脅威度は低いが、なかなか難しい相手だな。

 

『A-10、及び一部F-15は爆撃に移る。残りは対空戦闘用意!』

「ラジャー!」

 

mig-29 24機の編隊隊、F-15 4機とF/A-18 12機の編隊の対決、中々にきつい気がする。

先陣を切ったのは我々だ。F-15(オールサイドワインダー)がミサイルを発射。フレアで回避されるも、回避先にいた敵機をキル、中々に相手も不幸だな。

その次に我々の同時攻撃、4機のF/A-18サイドワインダーの十字砲火。これには敵もかなわないと思ったが、なんとこれを回避、そしてカウンターとしてミサイルを打たれたが、こちらも回避した。

 

「エンゲージ!」

 

有視界戦闘に入り、いよいよ乱戦となった。まず、先に上に上ったわけのわからないやつをたたく。

 

「FOX2!」

 

ミサイル命中、キル!そのまま失速した勢いで下に奇襲をかける。

 

「ロレンツィオ!いつもの頼む!」

「人使いが荒いことを!」

 

彼はそう言いながらレーダーの設定をする。

 

「シャンクス!」

「FOX2!」

 

ミサイル3本による3機同時攻撃、さらに、眼前の前にいる敵機を機銃で片付ける。これらに敵は反応しきれなかった様子で、全機撃墜した。

仲間も撃墜スコアを伸ばすが、それでも1機か2機だ。俺が隊長を任される理由がこれだ。

だが、敵に腕のいい奴がいる。くそ、俺の後ろについてきている。

 

「ロレンツィオ!馬鹿なことをやっていいか?」

「お前、とんだ無謀なことをするのか?」

 

低空へと移行する。水面ギリギリのところまで行く。機銃やミサイルが飛んでくるが、それよりも機体の速度が上だった。

海面高度10メートル…敵も追いついてきた。速度も十分、問題はない!

俺は機首を上げた。ほぼ90度に、それでの失速により、敵を追い抜いた。速度は問題なく、アフターバーナーを点火し、立て直し、そして機銃を浴びせた。

これが最後の1機だったらしく、艦隊も全滅していた。

 

「…全く、お前は飛んだ大馬鹿野郎だな!」

 

彼は笑いながらそう言う。

帰還後、俺はいつの間にかエースとされていた。

 

「そりゃあ、あの動きだろ!」

「あの動きは、な!」

 

…コブラをしたらエースにされるのか?

 

「レオ!」

 

いきなり呼ばれて何かと思ったが。

 

「今日は羽目を外しても構わん!ってさ!」

 

そういい瓶入りのビールを一2本持ちやってきた。1本は俺のらしい

 

「…ああ」

 

そういい、渡されたビールを飲みながら歓声に包まれた。




出てきたコールサインとかは神話(エジプトとかギリシャとか)からとってます。
アドバイスと隠れたら幸いです。

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