Fate/deep diver ~天月の逆杯~   作:マルペレ

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失う痛みが分かりにくい


Nameless J.D.

 朝ですよー。

 近所のおばちゃんが子供を起こした声だろうか。特に結界らしい結界も張っていないため、こちらまで響いてきた張りのある声を聴いて、名無しの士郎改め「衛宮士郎」は目を覚ます。横を見てみれば、魔法使いなんだと豪語した怪しいおっさんがぐかーと大胆に寝ている。なぜついていこうかと思ったのかという意思も、千年の夢物語すらもぶち壊しそうな光景が隣にあった。そういえば、きのうは布団を並べて寝ていたんだっけ。まだまだ寝ぼけて正常に働いていない頭を回転させながらも先日の記憶の最期を思い出した。

 

「あれ、兄ちゃんは」

 

 そうして見回したところで、今は仮に兄と呼んでいる「彼」のことを思い出した。アンリ、という男の名前にしては日本人の感性では女らしい響きの名前を持つ、しかし女と少しでも考えようものなら、あまりにも粗雑で乱暴な口調や男らしい豪気さを思い出して首を振らざるを得ない人物。突如として今の「親父」が家に誘う時に現れて、横から口を出してはいつの間にか家族の一員として入ってきた外国人。全身に今にも動き出しそうな刺青を入れた、褐色より黒めの肌を持つ人。

 昨日、寝る前はその姿がなかったかなと思い起こしてみたが、寝るときにこの部屋で一緒に転がった覚えはなかった。となると、やはり名字が違うままであることや途中で横入りしてこの家に転がり込ませてもらった負い目を感じて別の部屋で寝たのだろうか?

 士郎はしばらく、いささか子供らしくはない思考を展開していたが、台所から漂ってくる鼻腔をくすぐるような匂いを感じて布団から脱出した。そうか、もう起きて朝食を作っているんだなと、隣で爆睡する切嗣をおこしながらに思うのであった。

 

 

 

「なぁ兄ちゃん、今日は俺もついて行っていいか?」

「お、どうした坊主。なんかやりたいことでもあんのか」

「特にそういうわけじゃないけどさ」

 

 朝食を終えて、切嗣が部屋の奥に療養のために戻っていった後、士郎はアンリについていきたいとの提案を持ちかけていた。この家にきてからのアンリの仕事は、死んだとの確証が持てない「冬木の悪魔(さつじんき)」が、行方が知れなくなってからは新都方面の児童が連続で行方不明になっていたことからしばらくの児童外出禁止令が出たため動けない士郎と、下手に体を動かせば魔術回路から魂を汚染する泥への抵抗力が落ちるために出歩けないとアンリが診断した切嗣の代わりに、外から食材や情報その他を調達してくることだ。

 幸いにも市の対応として、新規に戸籍を作った物には数か月分の食糧配給が行われ、そして配給を受け取る者が集まる場所では情報の行き来が激しい。そのために、アンリは家に帰るたび現場を切嗣に話しながら、食材を士郎に提供し、これから生活を完全に立て直すまではどうすればいいか、余裕を持って話し合えていた。

 そうした日々を送って1週間近くになるが、士郎は大人びていたとしてもやはり子供らしい気質か、外に行きたいとの意識を持ったらしい。一応保護者同伴ならば危険性は低いとも考えられるが、冬木の悪魔のみならず、戸籍を与えられても住所がなかったり、災害時に発見されず浮浪者として身を落として気を違えた者たちがいないとも限らない現状では、やはり子供を外に出すという選択は危険極まりない。

 だからこそアンリは一度断ろうとしたのだが、首を振って振り向こうとしたその時、いつもは部屋の奥にいるはずの切嗣がアンリの肩に手を置き、「だめだ」という言葉を遮った。

 

「んだよ、安全考えるならそれが一番じゃねえのか」

「いや、今日ばかりは連れて行ってほしいんだ。少しやることもあるしね」

「……お得意の策謀ってか」

「そんな大したものじゃないさ」

「わーったよ、難しいこと考えたいんなら好きにしやがれ」

 

 あからさまに面倒だと隠す気もない溜息を吐き出して、いくぞ坊主と士郎の手を引きアンリは外に出た。ある程度の残り香を自分の体に収めたとはいえ、神代の神秘に匹敵する大災害を引き起こした魔力の残り香は小さな魔の者を寄せ集めているような、不穏な気配がサーヴァントとしての霊的探知に引っかかる。

 幸い都市部に行くときは復興、瓦礫撤去の手伝いくらいなものだから士郎をそこに連れていくことはないが、普通にそこで働いている人も体調不良を訴える程度には残り香の影響はあるようだ。

 さて、そうこうしているうちに深山町支部の被災者支援所までやってこれた。身なりはこぎれいだが、まだあの日の出来事から立ち直れていない人が多いらしく、全体的な雰囲気はとても暗い。そのため、貼り付けたような営業スマイルをする復興支援団体の青年たちが一層浮かび上がるような存在感になってしまっていた。少なくとも、幼い子供に見せるような、そんな明るい場所ではないことは確かだろう。

 ただ、そんな場所もアンリが来たことで少しずつ負の気配は薄れていく。うつむいていた人は少しだけ顔を上げて、悲しんでいた人はこらえていたやりきれなさが霧散して、前を向くようになる。それは、アンリがそういう人物であるからという理由ではない。アンリの常時発動型宝具の効果で、人間の負の感情がアンリの魔力として還元され、吸収されているからだ。そして、無理矢理に幸せな気分にさせたアンリは洗脳まがいに人をいい気分にさせて、自分だけが力を増していく。ひどいものだと、彼はこの力で周りの人間が明るい気分になるたびに自嘲するばかりだ。

 そうして、いつものようにいくらかの補給物資を受け取り、適当に礼を言って支援所を後にする。負の感情を吸い取るといっても一時的な物、希望を持った人間がまた湧き出してくる絶望にとらわれることもあるのだから、そんな最悪の相転移を味あわせないためにも長く居座るわけにはいかない。

 

「うーん……」

「どうしたよ」

「なんかなぁ……」

 

 肩に担いだ袋の後ろで、士郎は先ほどの光景に悩んでいるのだろう、悩ましげで言葉に言い表せないもどかしさのこもる沈黙を形作る。このころからすでに「壊れている」士郎の心では、救いたい、でもどうしたら救えるのかが分からないという気持ちが渦巻いているようだ。

 こんな無力なころから、やはりあの災害で汚染された影響が出ているのだろう。子供にしてはかなり聡明な方であることも含めて、あの聖杯の泥は様々な置き土産を残していったようだ。だが、これは聖杯が引き起こした置き土産というよりかは―――

 

(世界の意志、かね)

 

 アンリは、自分の後ろをついてくる小さな存在を目にやりながら、何よりも高い可能性をはじき出した。

 そもそも、衛宮士郎という人物は、すでに「英霊の座」に登録されているような人物である。もし、あまたにある並行世界で士郎が死したのならば、世界と契約させられていることが大半。そうして、座へ衛宮士郎の魂を集めているのがこの世界の修正力。まさに、世界にとっては過去の出来事だが、私たちにとっては明日の出来事だ、とどこぞの大天使が言ったような「決定された未来」が待ち受けているのが士郎の運命。

 そこに至る過程の違いはあれど、終結する結末は同じ。奇妙にも、魔術師たちが様々な方法で独自の方向性を歩みながらも、根源へ到達するという目標だけは同じといったようなものである。

 そのためにも多少の思考判断は世界に洗脳されている、といったところだろうか。衛宮士郎はまず、災害に巻き込まれないという運命をたどる可能性は圧倒的に少ない。

 

「テメェも難儀なこった」

「なにさ、あの人たちが救われるのがダメだっていうのか?」

「まぁ、坊主には悪いが奴らなんざどうでもいいさね。目の前の、自分にとって大切な人間がオレは好ましく、愛おしい。赤の他人は知る機会がない限り、別にどうなったって構わねえよ」

「酷いよ。兄ちゃんってそんな奴だったの?」

「おーおー、失望したけりゃ勝手にしてろ。愛する人間を失った記憶すらねえ奴にどうこう言われて曲げるほど考え柔くねぇんだわ、オレ」

「…………」

「大人げねーとか言うんじゃねえぞクソガキ。なっさけねえがまだ引きずってんだ。まだオマエみてえな小さいガキが知るにゃ早いだろうが、普段の態度がそのままソイツの本心だなんてことはほとんど有り得ねぇ。社会はむしろ、上っ面だけで生きてるようなやつばかり。本心で話せるのは、身内ですらいない奴が大半だ―――っと、ああ、クッソ、何言ってるんだオレは」

「……八つ当たりじゃん」

「ああ、そうさね。っだぁっ! オレが吐き出さねえとダメなくらいため込んだの初めてじゃねえのか、ああもう。くそがっ」

 

 悪態をつき始めた彼は、ひどく無様だった。だが、何かをぼそりと小さくつぶやいたことで彼の中から悪意が消えて、自分の力の悪意へと変換される。正規の魔術師がその場にいれば、その魔力の移行に気が付いたであろうが、見習いですらない士郎しかいないこの場では誰も気づくことはなかった。

 

 それから、無言の行軍を進めて家に着く。視線を玄関ではなく全体に向けてみれば、妙にだだっ広い日本武家屋敷風の衛宮邸が、器の小さなアンリをあざ笑うかのようにしてそびえたっていた。

 

「ただいまよっと」

「ただいま」

 

 まだ気まずい雰囲気は抜け切れていない。アンリは完全に無視を、士郎は胡散臭げな目線でアンリを見ながら、廊下を歩く二人は最初の突き当りを別々の方向に分かれていった。士郎は部屋へ、アンリは台所へ。少し古めの材木が軋む音の差が、それぞれの違いを主張するかのようにむなしく鳴り響いた。

 

 

 

 それから、何事もなく数か月の日々が流れた。

 今、アンリと切嗣は隣り合って縁側に並んでいる。

 時にギクシャクすることも多かったが、衛宮家の3人はおおむね仲のいい家族としてやっていけたのだろうという客観的な意見が出るぐらいには平和だった。切嗣を汚染してた聖杯の泥の残骸も全て吸い切り、寿命は多少減ったものの以前のような魔術行使、戦闘行為が可能になった切嗣は、魔力のバックアップも含めると、最盛期には及ばないものの魔術師殺しとしての活動を再開できる程度には復活する。

 そして、やはりこの数か月でずっと悩んでいたのだろう。治ったばかりの彼は、これまでの病状に沈む生活から一転して筋トレその他、「カン」を取り戻す生活を送り始める。収入は魔術師殺し時代の依頼料、第四次のアインツベルンから振り込まれた莫大なバックアップ料を含めて人生を5回は謳歌できそうな具合に集まっている。よって、家を任せることに何の心配もなくなったと彼はアンリに語った。

 

「あともうチョイで、やっぱ行くのかね」

「うん。僕ももう、失うわけにはいかない。手に入るかもしれないのに見逃すなんて、もう、僕にはできないんだ。分かっていたはずなのに、大切な人を失って、たくさんの時間が過ぎて、やっと“人間らしい考え”に到達するなんて……舞弥が聞いたら、アイリが聞いたら……きっと」

「煩ぇ。黙れアホ。んな愚痴聞かせるためにオレと話してるわけじゃねぇんだろ」

「そう、そうだったね。はは、本当に変わってしまったと思うよ。僕自身」

「変わる前のウダウダしたテメェしか知らねーよ。同意求められても困りますってんだ」

「ウダウダ、か。君も同じじゃないかな?」

「あーそうですねーはいはい」

 

 アンリがヒラヒラとごまかすように片手を振る。体勢を崩して縁側に足を出して寝ころび、廊下のひんやりした冷たさが彼の背中を襲った。

 

「…あと1か月。無謀かもしれないけど、行ってくるよ」

「はいよ。やっと本題かね」

「そう、だから、その間―――」

「士郎のクソ坊主をよろしくってか? わぁーった、魔術について基礎知識は叩き込んどいてやる。後の仕上げはそっちが好きにしろ」

「何を言ってるんだ、士郎には魔術を教えるつもりなんて」

「言ってない、てか? 自分の行動と矛盾してんぞオッサン」

 

 まだ、切嗣の心はガタガタでバランスもとれていない。

 自分の行動がどのような結果を引っ張ってくるか、あの聡明で正体がばれないテロ行為を計画する人物にしては、その部分に気づけるまで頭が冴えわたっていないようだ。……もっとも、聖杯の汚染で頭痛や苦痛を味わい続けて、思考判断能力が鈍っているとしてもおかしくはない。アンリはその点を含めて、まだ取り戻す可能性が目に見えている切嗣を羨ましそうに見ながら言葉をこぼした。

 

「イリヤスフィール、だったな。そいつを連れて来たら聖杯の核はすでに埋め込まれてる。それを狙って間桐あたりが動かないとも限らん。で、半人半ホムンクルスなんて魔導生命体をそこらの魔術師が放っておくはずもない。となると、戦えるテメェと相手が人間なら問答無用で殺せるオレと違って、士郎にも自衛の手段が必要だ。近代兵器で武装すれば日本の法に引っかかる、だから、ばれなければどうということはない魔術で武装させる。それが一番だ」

「……僕の事情とは別に、君が士郎に魔術を知ってほしいだけじゃないのかな? 士郎を使って、何かをたくらんでいるとか」

 

 どうだ、と言わんばかりのアンリに対して切嗣が投げた言葉。

 それはアンリ自身予想していたものだった。だからこそ、アンリは悪びれもせずそれに対する返答を用意する。

 

「ハッ、まぁ両方とも正解だ。坊主を使ってやりたいことがある」

「そうか」

 

 瞬間、アンリの側頭部に添えられるのは切嗣の所持する銃器のうちの一つ。ある程度の消音結界が貼りなおされた以上、ここで銃声が響き渡っても、外に音が漏れ出ることもない。

 そして込められた、英霊にも通用するであろう切嗣の魔力の結晶である「起源弾」。英霊の中でも最弱のアンリ、そして頭部が弱点であることも含めれば、切嗣が引き金を引くだけでこの世界に落ちた彼は、再び世界からはじかれることになるだろう。

 

「士郎は、僕の最後の砦なんだ。英霊なんかに好きにはさせない」

「カッ、おいおいこれじゃあオレが悪役みたいじゃねえか」

「事実、君は悪神だろう?」

「―――違いない」

 

 グンッ、と引き絞られる。

 なにも、起きなかった。

 

「銃なんざ、異物が入り込めばすぐに正常に動作しなくなるさね」

「これは……泥? いや、だったらこんなに硬くはないはず」

 

 トリガーの根元に、小石が挟まったかのように。禍々しいうねり方をした泥のようなものがこびりついていた。その隙間から見える量だけではなく、銃一つをダメにするほどの泥が機構全体に行き届き、たとえトリガーが引けても作用しないようになっている。

 アンリの扱う泥は、自分や周囲だけではなく知覚できる範囲なら虚空からでも出現する。機械を壊すなんてことは片手間以下の仕事であるようだ。

 

「ハァ、くだらねぇことしてんじゃねぇっての」

「君は……」

「安心しろ、オレの目的だとあの坊主はせいぜい魔術回路を作るとき並みの頭痛で済む」

「それは、相当だと思うけど。……それより君は、僕の知らないことすら知ってるのかな? まるで士郎がどんな魔術師になるのか知っているような口ぶりじゃないか」

「ああ、どんなふうになるか覚えてる」

「何かを見て、未来を知ったのかい」

「語句に気付いてくれるたぁ嬉しいねえ」

 

 へらへらとごまかすアンリへ盛大な溜息をついて、切嗣は銃を下した。使えなくなった銃からマガジンを取り出し、起源弾を回収して銃の本体だけを廃棄する。

 甘くなったものだと、過去を比べて物思う。前ならば不穏分子となるからには徹底的に殺していたのに、今ではこんなもの。切嗣はまるで悪意を丸々取り除かれてしまっているような錯覚すら感じていた。実際、そのとおりであるのだが。

 

「早々に目覚めておくのは悪い事じゃあない。自覚してこそ人生が始まるとか言ってるやつもいるだろうな。カッカッカ」

「気楽だね、気楽すぎて失敗する人間の典型例だ」

「あいにくとご都合主義の聖杯持ってんだよ。壊れながらも絶賛お願い聞き届け中でござい」

「聖杯、ふぅん。それは初耳だ」

「じゃあこれ以上聞くな。これ正常に稼働させるには自分で願うくらいしか無理だからな。テメェら人間には愛してるからこそ使わせてやらねえよ」

「君の口から愛なんて言葉が出たことに身震いしそうだよ」

「減らず口だな、元殺人マシーン」

「知るはずのない情報を知ってる変態には言われたくないね」

 

 ただの罵り合いと化した現状を楽しむアンリに、そろそろ切嗣も愛想が尽きてきた。自分以外の思想に、感じるところはあれど一切影響されないアンリには、愛する者を失ったという念以外い、それといった執着はない。他人のことは黙って見届け、むしろそれが間違ったことであっても己の決起したものならば後押しする無責任さ。

 士郎が悪い影響を受けそうな典型例に、切嗣はなおさら、士郎とアンリが二人っきりになってしまう時間を作りたくなくなった。ここまで来ると親馬鹿一歩手前の思考回路であろうか。

 

「まぁ安心して行ってこいや。ご近所とかにはこっちで都合つけといてやる」

「……魔術関連では、絶対に出てこないような言葉を出すね、君」

「中身は平凡で、ちょっと残酷なものが好きな一般人だ。とてもじゃねーが英雄とかみたいな社会不適合者とはちげーよ」

「全身刺青男のどの口が言うんだか」

「オイ、反射的に言うんじゃねえオッサン。刺すぞ」

「撃つよ」

「はいはい、すみませんでしたよっと」

 

 死ぬのは勘弁、と口だけでそれに付随するような感情が一切ない口調で言い放った彼は、宝具の名前を口にして人の形を失っていく。数十羽のカラスに化けたアンリを見て、まるで第四次のアサシンのようだと感想を抱いた切嗣が下からその光景を見つめ、飛んで行った魔術の神秘の塊に、つかまって処罰されてしまえと毒づきながら視線を水平に戻した。

 目下、切嗣にとって心配なのはあの平々凡々とした威厳もなければカリスマも感じられない癖にサーヴァントとしてきちんと存在するあの馬鹿のことだ。だが、彼のおかげで普通に生きられるようになってしまったのも事実。

 

「数奇な運命だね。世界がこんな筋書きを用意したのなら、是非とも殴ってやりたいよ」

 

 もっとも、その時に打ち込まれるのはこぶしではなく弾丸の雨だろうが。

 煤けた背中に、雨が降って少しだけ、元の輝きが取り戻される。ボロボロになって動力すら破壊されたはずのロボットは、心臓部を取り替えられて新たな命を吹き込まれた。

 殺人マシーンのよみがえるホラー作品か、それとも心を持った感動の涙なしには語れない物語を描くのかは、まだ誰にもわからない。ただ、一つ言えることはある。

 そのロボットのランプは、赤色から鮮やかな緑色になっているのだろう。

 




アンリ君、終始へらへらしつつ自分に腹が立つの巻。
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