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「それではこれより、本日の団体戦のルールを説明します…………あの、何で東京校の2年生の皆にタンコブが?」
「コイツらの事は気にしないで構わない」
「「「「この暴力教師」」」」」
団体戦のルール説明をしようとした京都校の先生の疑問に夜蛾先生は表情変えずに答えたので頭に大きなタンコブが出来た俺達は口を揃えて反論した。暴力による教育指導が許されたのは昭和迄ですよ。
「えー………気を取り直して説明します。今年の団体戦は『呪霊討伐対抗戦』です」
あ。京都校の先生、諦めて説明を続けやがった。見て見ぬ振りは止めて下さいよ。そんなだから虐めやパワハラが無くならないんですよ。
「ルールは簡単。指定されたエリアに放たれた呪霊を祓い、日没までに祓った呪霊に応じた点数をより多く獲得した方の勝ちとなります」
「呪霊の階級は4級から準1級。階級によって点数も異なっている」
呪霊の階級が高い程、獲得する点数も大きくなると言う事か。分かりやすい。
「その呪霊の点数はどう振り分けているのですか?」
「4級は1点、3級は2点、準2級は3点、2級は4点。そして、準1級は50点となる」
傑の質問に夜蛾先生が答えると、今度は悟が質問する。
「準1級だけ点数高くね?」
「それは最高得点である準1級の数が1体のみだからだ」
「つまり点数の低い呪霊を数多く祓うか、高得点の呪霊を祓うかが団体戦を制するポイントとなります」
「この団体戦では妨害行為も許されている。だが、君達はあくまで呪いと共に立ち向かう仲間だ。交流会は競い合いの中で仲間を知り、己を知る為のもの。相手を殺したり再起不能の怪我を負わせる事の無いように。以上、開始時刻の正午まで解散」
説明が終わり、俺達は場所を移して作戦のミーティングに向かう。
◾️◾️◾️◾️
「それじゃあ、団体戦の大まかな作戦を決めるぞ」
京都校の敷地内にある建物を借りた俺達東京校は団体戦のミーティングを始める。
「作戦もなにも、俺が呪霊狩りまくれば良いんじゃないの?」
悟が先輩に物申すも、先輩は首を振った。
「いや。五条は柊と京都校の奴らを足止めしてくれ」
「ハア?」
「何故ですか?」
俺と悟は自分達の役割に首を傾げた。
「五条の無下限呪術は強力だが集団戦には向いてない。それなら京都校の奴らの相手をしてくれると助かる。柊の術式も対呪術師戦に向いてるから2人は片っ端から向こうを無力化してくれ」
「逆に呪霊の討伐は夏油君を主軸に残ったメンバーで動こうと考えてる。今回の団体戦は呪霊操術が使える夏油君の居る此方にアドバンテージがあるからね。良いかな、夏油君」
「分かりました」
先輩達の言ってる事には筋が通っていた。確かに俺の術式は相手の呪力を絶つ事が出来るし、悟の無下限ならどんな攻撃も通さない。そして傑の呪霊操術なら余程の実力差が無い限り大抵の呪霊を取り込む事が可能だ。
「俺もそれで良いと思います。悟も良いだろ?」
「へいへい」
納得した俺に対して悟は不服そうな顔で返事した。呪霊の方は傑達に任せて俺と悟は京都校の足止めに専念するのは分かったけど、その京都校の細かいデータが欲しいな。特に、1年の禪院直哉に関しては全くのノーデータだ。
「先輩、京都校の人達の情報をくれませんか?どんな術式を使うのか知っておきたいです」
「ああ。だけど、1年の禪院直哉については悪いが俺達も知らない。五条、同じ御三家のお前なら何か知ってるか?」
「あー、アイツね」
先輩に訊かれた悟は面倒臭さそうな顔をした。
「アイツ、禪院家現当主の息子で次代当主候補。術式は『投射呪法』って相伝の1つを使う」
「『投射呪法』?」
「1秒を24分割、自分の視界を画角として予め動きを画角内で作って高速で
「つまり、1秒間に24回動いてるって事か」
「そゆこと」
まるでアニメーションのコマ撮りみたいだな。と言うか、歴史の長い呪術師家系の相伝の割には現代的な術式だな。
「そう言えば悟、その禪院直哉とは顔見知りなのかい?彼を見た時に嫌そうな顔をしていたけど」
「柊もしてたよね」
傑と家入がそれぞれ訊かれたので俺と悟は各々答える。
「俺はあの1年の顔が前に会ったフィジカルギフテッドの男に似てたから少し苦手意識してた」
「俺も千斗と同じだけど、ガキの頃にウザ絡みされたのもある。てかアイツ、禪院家の割に性格が腐ってなくてさ。逆にキモかった」
悟、途中から唯の悪口になってるから。
◾️◾️◾️◾️
「2年の柊について教えて欲しい?」
「俺、あの先輩の事何も知らへんので。先輩達でなんか知ってんなら教えてくれへん?」
同時刻、京都校の面々も別の場所でミーティングを行っている最中、直哉は2、3年の先輩に質問した。
「柊は鎖の術式を使うのと、呪力量があの五条悟よりも上らしい」
「鎖一本一本に異なる能力があって、反転術式や相手の呪力を封じる事が出来るとか」
「非術師の家系にも関わらず、同じ2年の夏油傑と同様1級呪術師になった逸材だな」
「なるほどなぁ。えらい凄い人なんやね」
2、3年の話を聞いた直哉は興味深く頷くと、3年の1人が訊いてみた。
「直哉としては五条悟や夏油傑よりも柊千斗の方が気になるのか?てっきり御三家的に五条悟の方を意識してると思ったけど」
「悟君の事は
直哉は何か思う所がある様な表情で呟く。
「
◾️◾️◾️◾️
『それでは、姉妹校交流会【団体戦】。スタート!!』
夜蛾先生のアナウンスと同時に団体戦が開始し、俺達はスタート地点から移動を始める。
「準1級呪霊はどの辺に居ますかね?」
「大方、両校の中間地点辺りに放たれてるだろうな。呪霊だから当然、その場に留まる訳がない」
「手筈通りに呪霊の方は2人2組に分かれて討伐するよ。夏油君、お願い」
「はい」
先輩の指示に頷いた傑は呪霊を複数出現すると四方八方に分散させた。京都校を撹乱させる為に『
「五条と柊の2人は夏油が放った
「討伐役、譲ってあげたんだからちゃんとやってよね」
「当たり前だ、クソガキ後輩」
「ほらほら、喧嘩しない」
先輩達を煽りながら悟は走り去った。ホント、歌姫先輩の時もそうだけど先輩に対して少しは敬意を持てよな。
「じゃあ、俺も行く。傑、家入。また後でな」
「ああ。頼むよ、千斗」
「負けるなよー」
俺も京都校の足止めの為、先輩や傑達と分かれる。京都校の情報は一通り頭に入ったが、やはり一番警戒すべきは御三家出身の禪院直哉だな。
「見いつけた」
「ッ!?」
突然声が聞こえたと同時に俺の体が一瞬フリーズし、気が付いたら後方へ吹き飛んでいた。
「いきなりかよ」
咄嗟に呪力で
「聞いとった通り、あり得へん呪力量しとるんやね。さっきので決めたかったんやけど」
目の前で俺に話し掛ける禪院直哉を見て、俺は右手の鎖を発動させて構える。
「お!ホンマに鎖を出しとるやん。カッコええな」
術式の鎖を見て禪院直哉は面白そうに笑った。『投射呪法』は事前に動きを作る性質上、術者の移動先に攻撃を置いておく必要がある。一先ず様子を伺いながらカウンターを狙っていくか。
「なあ、その鎖───」
「──────」
禪院直哉の発言に、俺は思考が止まった。なんでコイツ、
「図星やん。意外と顔に出るタイプなんやね」
思わずカウンターを忘れた俺は振り返った瞬間、背後に回った禪院直哉の拳が俺の頬を捉えた。そして、俺は殴られながら思考する。
この世界に『HUNTER×HUNTER』は存在しない。同時に登場キャラクターであるクラピカの念能力について知っているのは俺以外に居ない筈だ。だけど、もし………
俺は唇の端から垂れる血を拭いながら、確信を得た。
「
「
禪院直哉、コイツは俺と同様"転生者"だ。
と言うわけで、綺麗なドブカスこと禪院直哉の正体は、主人公と同じく"転生者"だったと言う衝撃の事実でした。
主人公との差分としては、主人公は『オリジナルキャラとして"転生"』。直哉の方は『原作キャラとして"転生"』となります。
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