やはり俺に負の感情が無いのは間違っている   作:ハナハピ

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スンマッセンデシタァァァァァ!!!!!

めっちゃ投稿遅れました!!!

いや、あの…定期テストがあって、文化祭があってと、大変でしてですね…

ハイ、スミマセン。言い訳です。

や、ホントに、申し訳ありませんm(_ _)m

暫く書いてなかったからちゃんと出来てるかどうか……




やはり彼と彼女は優し過ぎる。

「よう、遅かったな比企谷君」

 

指定された場所に向かってまず聞こえてきた声は、電話を掛けてきた男の声だった。

その声は反響して俺の耳に残り、不快感、苛立ち、恐怖心をより一層引き立てる。

 

声の聞こえた方へと体を向けると明らかにヤンキーって感じのが2人、その2人に挟まれるように見た目はちょいワル系の男一人と計3人の男が立っていた。年は、全員俺より上だろう。

 

「折本は…何処だよ…」

 

ハッキリ言うと、怖い。

 

よく物語の主人公は、ヒロインの女の子をチンピラから助けたりしているけれど、いざ自分がそれをやる立場になるととてつもない恐怖だ。

 

けれど、俺はそれ以上に怒っている。

 

折本を攫ったこいつらに。

人を攫っているのにヘラヘラ出来るこいつらに。

 

今回の原因であろう……自分自身に。

 

今すぐにでもこの気持ちを鎮めたい。

目の前のこいつらを、思いっきりぶん殴ってやりたい。

 

「いやぁ、にしてもマジでイケメンだなァ比企谷君。弟から聞いてはいたが、まさかここまでとは思わなかったよ。ホントーーーーー」

 

喋っているのは、真ん中のちょいワル系の男。

俺に電話してきた奴の声だ。

 

「…よ…」

 

こいつらを殴ることは、出来るだろうか。

 

数に表せば3対1。

しかも、その3は喧嘩慣れしているであろう歳上。対して、1は喧嘩も数えるほどしかしたことが無いたかが中坊。

 

「……せよ……」

 

殴ることは叶わないかもしれない。

もしかしたら、一撃でやられてしまうかも知れない。

倒れたら、恐らく怪我では済まない。

俺も、折本も。

折本は優しいから、俺が傷付くのを心配する。自分の事より、俺の事を優先する。してしまう。

きっとここで俺が逃げても、許してくれる。許してくれてしまう。

 

「…返せよ…」

 

でも、だからこそ、立ち向かわないという選択肢は無い。

折本は、優しいから。優し過ぎるから。

誰かがあいつの心配をしてやらないと、あいつはどんどん傷付いていってしまうから。

 

だからーー、だからーーーーー

 

「ぶっ壊したくなる」「折本を……返せよ!!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

………ここは、どこだろう………

 

……暗い。何か布のようなもので目を塞がれている。

 

…あれ、なんでこんなところいるんだっけ…

確か、ラブレター貰って……ラブレターの相手に会って…断って…

 

…その後の記憶が無い。

 

「おーい、愚弟。比企谷君に電話掛けたぞ」

 

「お、サンキュー兄貴」

 

声が聞こえる。

私以外にも誰かいるのか。

 

「にしても、勢いで拉致ったのはいいけどよ、どうすんだよ、その女」

 

「ああ、ちゃんと俺の想いが伝わったら家に帰すよ。折本さんも、きっと比企谷みたいなのがいるから俺の告白を断ったんだろうし……比企谷さえ消えれば、折本さんも俺の想いを分かってくれるよ」

 

…片方の男の声には、聞き覚えがあった。

というよりも、1番最新の記憶に残っている。

 

私に告白してきた男の子だ。

 

それに、比企谷ってどうゆうこと?拉致って?

 

状況が把握出来ない。

 

「……我が弟ながら、その考えには圧倒されるわ。正直、超絶気持ち悪いです」

 

「別にいいよ。気持ち悪くて。俺には折本さんさえいればいいから。だから、ちゃっちゃと比企谷の事消してきてよ」

 

「あー、ハイハイ。なんつーか、比企谷君が哀れに思えて来たわ。一人の女の為に、わざわざここに乗り込んで来なきゃならないんだからなァ。ま、全力で潰すけど」

 

やっぱり状況は掴めないけれど、これだけは分かった。

 

ーーーーー比企谷が、ここに来るんだ。

 

多分、私を助けに。

 

比企谷は、絶対助けに来る。

助けに来てしまう。

 

彼は、自分の事より、他人の事を優先してしまう人だから。

彼は、とても優しいから。優し過ぎるから。

 

ねえ、比企谷…あんたの事を見てて、心配する奴だっているんだよ?

 

比企谷は、たとえ誰だろうが自分が傷付いてでも救おうとするから。

 

そんな比企谷を見ていて、私はとても辛いよ?

 

だから…だからさ、比企谷…。

私の為に、傷付こうとしないでよ。

私は、大丈夫だから。

 

だから、お願いだからーーーーーーーーーーーーーーーー助けに来ないで。

 

そんな私の願いは、このすぐ後に打ち砕かれた。

 

 

 

 

 

 




っていう感じですね。
上手く書けてるでしょうか…?

正直シリアス苦手です…。
出来る限り、シリアス回は早く終わらせたいですね(^^)

感想、意見、指摘待ってますm(_ _)m

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