なんでヴィンランドサガの二次創作が無いんですかね?
そうですね。
ヴィンランドサガの物語があまりに完成していて、転生者を挟み込む余地が無いからですね。
駄文注意

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 生まれ変わったら何者になる。

 そんな疑問は実際に、その状況になってみないとわからない。

 

 けれど俺は、俺だけの正解を知っている。

 人が生まれ変わったら過去の人になるのだ。

 

 木の一つも見当たらない岩転がる丘陵広がる荒涼とした場所。

 

 ここはヨーロッパ世界から遥か北方に位置する。

 アイスランドだ。

 

 俺はアイスランドにて二度目の生を受け物心ついた時から、親には仕事を言い渡された。

 水瓶に水を注いだり、家畜の面倒を見たり、捕鯨をしに行ったり、義務教育や子供の労働についての考え方は中世以前の様だった。

 

 気づいていると思うが、今は中世くらいだ。多分。

 

 現代の春の暖かな陽気に包まれぬるま湯に浸かり続ける様な、生活を送っていた人間にとっては寒く厳しくひもじかった。

 しかし何処にいても、母は強と言うべきか、ケツを蹴飛ばされながら働く。

 

 飯を食い働き寝る。

 

 実に健全じゃないか、

 

 ゲームや本などのカケラも無いが、遊び相手には事欠かない。

 俺は13歳になる頃には、この生活に慣れきりそこの住民になっていた。

 

 意外にも活気のある俺の住む村は、実に平和だった。

 なにしろ百年は戦が起こっていない国ということらしい、ここアイスランドは。

 

 そして俺は前世での転生テンプレートの例に漏れず、努力せずに一角の人間になれる様な力を持っていた。

 それに気がついたのは、初めて捕鯨に駆り出され銛片手に船に乗り、突貫した時だった。

 

 武器。つまり銛を手にした瞬間、使い方強度何処を刺せばいいのかがハッキリわかったのだ。

 そして力が異様に湧き上がり、気付いた頃には200メートルは離れているであろう鯨の首に銛を差し込んでいた。

 

 黒歴史中学生の様な事を言ったが、本当に気づいた時にはそんなことになっていた。

 催眠術や超スピードなんてチャチなもんじゃねーもっと恐ろしいものの鱗片を味わったぜ。

 

 神に授かったのか、一度死んだことによる力の覚醒なのか、厨二が再発しかけた時に追い討ちがかかる。

 

 「神々の生まれ変わりだ!」

 

 それは他愛無い褒め言葉だったのだろう。

 しかし、俺は覚醒した。戦いに。

 

 普通に生活を送る傍らで、武器に見立てた棒を振るう。意味のない場所の雪かきを行い雪像を作る。

 筋肉を虐めるためだけに、村全体の手伝いに出る。

 戦いとは筋肉。

 

 己の強さに気がついてしまった俺は、更なる筋肉を求めた。

 

 この平和なアイスランドで。

 

 

 唯一の娯楽遊び相手は、俺の筋肉について来れなくなった。

 なぜかここの村の連中は平和な癖に血の気が多くて、しょっちゅうヤットウ励む。

 

 その例に漏れず俺の同年代の奴は、チャンバラで勝負を仕掛けて来てそれがこの村一番の娯楽だったが、それは筋肉によって終わりがもたらされた。

 俺の筋肉を見て生唾を飲みチャンバラの話を出さなくなった奴、剣の話が出ると話を逸らし始める奴、世間話しかしなくなった奴。

 

 大いなる力は終焉を招くとはこのことだったのか…チュウニ

 

 この村の奴らは俺への対応をガラリと変えたが、変わらない奴もいた。子供達だ。

 子供達は、俺の筋肉を見て感嘆の息を吐きながらその乏しい語彙で俺を褒め称える。そして遊ぶ。

 

 そう遊ぶという部分が重要だ。子供達は遊んでくれるのだ。嬉しい。しかしある日タカイタカイで遊んでいるところを、村の奴に咎められそれも無くなった。

 そう娯楽が消えたのだ。

 

 残ったのは仕事と筋肉を虐める事だけ、新たな娯楽を身につけねばならない。

 何か筋肉を虐めながら出来る遊びは無いだろうか。

 

 そうだね喧嘩だね。

 

 俺の筋肉は筋肉と俺の為にある。

 山向こうの村のハーフダンには死んでもらおう。

 

 「俺ハーフダン殺そうと思う。」

 

 「おいおいおいおい死んだわハーフダン」

 

 村のみんなの制止を振り切ろうと、走る。

 もちろん筋肉を鍛えていない、村人をぶっちぎりハーフダンを目指して直行するが、追い縋るものが現れた。

 

 「待て!?エリック!」

 

 エリックとは俺の名前だ。そして俺にそう言い追いかけてくるのは、この村で一番マシな筋肉を持つトールズさんだ。トールズは俺が剣を持って走る姿に目を剥き後ろからノロノロと迫る村人をの叫びを聞き、血相を変えて止めに来た。

 

 意外なことにトールズさんは俺に追いつき、組みついた。

 

 「邪魔するんじゃぁない!」

 

 そう叫びトールズを投げ飛ばそうとするが、びくともしない。

 まるで地面に深く根を張った大樹を投げ飛ばそうとしているみたいだった。

 

 唖然としていると顎に衝撃を受けて俺は倒れた。

 

 

 俺の筋肉が負けたのだ。

 

 筋肉で負けたのではない筋肉を操る術理で負けたのだ。

 俺は憤怒した。俺は筋肉操縦を鍛えることにした。

 己を知り敵を知れば百戦危うからず、そう言ったのは誰だったか。

 俺はその言葉に倣うことにした。

 

 「トールズさん!俺に筋肉の使い方を教えてください!!」

 

 「あー…」

 

 俺が土下座を披露していると、トールズは何か言い淀んでいるみたいだ。

 トールズの後ろから俺を、トールズの妻と息子と娘が見ていた。

 

 「断る。」

 

 「そこをなんとか!お願いです!なんでもしますから!」

 

 毅然とした態度のトールズに断られるが食い下がる。するとトールズの娘のユルヴァがいきなり話しかけて来た。

 

 「ん?今なんでもするって言った?」

 

 「ええ!もちろん!」

 

 

 その日から、俺の馬車馬の如く働く毎日が始まった。

 実家の仕事をちゃっちゃっと済ませ、トールズ宅へ向かい雪かきや水の補充家畜の世話補修建築を、ユルヴァの言われる通りにした。

 

 「お゛ら゛!働け!」

 

 「はい!」

 

 「次は玄関先の雪かきだ!」

 

 「はい!」

 

 「おーい!ユルヴァ!エリック!鯨が出たぞ!」

 

 「ぉ…おお!おら゛!行くぞ!おら!」

 

 「はい!」

 

 

 とったど!

 ユルヴァ師匠の修行は厳しいが俺の筋肉は唸りをあげ、膨張していった。

 

 そしてユルヴァ師匠の筋肉も見事なもので、今日も鯨に銛を突き刺していた。

 

 何か忘れている気がするが、忘れていると言うことはさして重要なことではなかったのだろう。

 

 なぜならばこんなにも、筋肉が喜んでいる!

 

 

 そう筋肉!その筋肉!

 

 

 俺はこの小さな村での、筋肉生活に満足していた。

 

 しかし、俺の大いなる筋肉に惹かれた、侵略者どもが平穏を崩しに来る。

 

 くッ、これが筋肉を持つものの定めと言うものか!

 

 

 「何をしに来た!ハーフダン!」

 

 「落ち着け、エリック。話し合いに来ただけだ。」

 

 そう言うハーフダンの背後には、軍船と武装した手下供がいた。

 

 信じられねぇ…

 

 

 ƪ(˘⌣˘)ʃやれやれʅ(◞‿◟)ʃやれやれ

 

 仕方ないな、人肌脱いであげよう。

 

 「……エリック何故服を脱ぐ。エリック……その変なポーズを辞めろ。エリック。エリック!エリック!!」

 

 

 

 とくと見よ!俺の筋肉!俺の筋肉は目の前の喚く、変な眉毛ヤローを除いて心を落ち着かせる効果がある!

 

 見ろ!変な眉毛ハーフダンの手下共を!

 

 俺の筋肉を見て、汗をかいて口角をヒクつかせながら、後退りしてる!

 

 さっきまでの殺気だった姿が嘘の様だ!

 

 筋肉!




誰かヴィンランドサガの二次創作供給して♡
こんな駄文じゃなくてちゃんとした奴を供給して♣︎
受容だけしていたい♡
書けろ下さい!

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