Dominator(支配者)、と名ずけられた生物達は人々を蹂躙し国を破壊し、生存圏を瞬く間に広げていった
残った人類は海上都市に避難し滅亡を防いだ
それから10年の時が過ぎ、人類はDominator(支配者)に対抗する力、神攻(しんこう)を持ったRebellと呼ばれる存在を作り出した
そして現在、人々は、海上都市連合と言う連合を作りDominatorに支配された土地を奪取するために、各海上都市で防衛、侵攻を行っている
海上都市・大和
旧日本国から約300kmの場所に浮かび、海上都市連合極東支部がある海上人口都市
その日、新たにRebellとなった3人の男女が居た
「き、緊張する」
「大丈夫だ!俺が全部倒すんだからな!」
車に乗り緊張しているボブカットの少女はシエル・スパイドール、落ち着かせようとしてる短髪の青年はアーサー・D・ウルズ
その二人を眺めながら本を読んでるのは双星 龍
アーサー「お前もなんか言ってやれよ本読んでなくてさー!」
アーサーは本ばかり読んでる龍に言うと、龍は少し息を吐き
龍「そんなに緊張してると思うように力が出ないぞ、まあ、君がヘマをしたら俺がカバーするから安心して戦え」
と言った
シエル「うん、ありがとう2人とも」
と会話をしていると車が止まり運転席側の小窓が開き
「着いたぞ」
と教官のジル・O・レイズが3人に言い降りるよう促した
龍「了解」
アーサー「はい」
シエル「は、はい!」
龍は扉を開け外に出た
そこは実施訓練用に確保された旧日本国最終前線基地
ジル「ここでお前たちには下位Dominatorとの戦闘を行ってもらう、すぐに準備を行い戦闘態勢を整えろ」
3人「了解!」
アーサーは両刃剣のクリムゾン、シエルは弓矢のホークス、龍は2本の刀の黒刀・黒天、赤刀・緋牙音を装備しジルの前に集合した
ジル「終わったな、これより実地訓練を行う!各隊員は連携を行い下位種ガルムの討伐を行え!」
3人「了解!」
ジルの掛け声と共に3人は戦闘区域に突入した
突入した3人を迎えたのはカラスのような見た目のクロウと呼ばれる下位個体の集団だった
龍「まかせろ」
龍が抜刀し、強く地面を蹴る、すると水の中の魚のようにクロウの集団の中を掻い潜ると、突撃してきたクロウ達は瞬く間に切られた
ー十二星剣武 流水魚乱ー
龍が正面のクロウ達を瞬く間に減らしていくと
アーサー「な!?地面から!?」
地面からゴブリンが現れてきた
シエル「任せて!」
シエルは地面から出てきたゴブリンに的確に矢を放ち命中させた
アーサー「よーし、俺も!聖王剣技!サイクロン!」
アーサーはシエルが逃したゴブリンに向けクリムゾンを構え回転斬りの要領で次々となぎ倒して行った
3人が向かってくる敵たちを倒していくと
狼の遠吠えが聞こえた
龍「来たか?」
アーサー「多分な」
シエル「ふーおちつけーふーーーーー」
声が聞こえた方向をむくと10頭ほどの狼の姿をしたガルムと呼ばれるDominatorの群れが3人を見ていた
違和感を感じた龍は即座に刀を地面に刺し少し呼吸の方法を変え目を閉じた
ー裏十二星剣武 水流波紋ー
龍「……これは……囲まれてるかもな」
アーサー「え!?」
シエル「そうなの!?」
龍「俺の使う武術の技には気と呼吸法で空間把握が出来る技があってな、手術の影響か広くなったんだよ」
龍は立ち上がりもう一本の刀を抜き二刀流の構えとなった
アーサー「……どうする?」
龍「ガルムは確か群れても5〜6頭だがこの群れは10は居ると思う、それになんか違和感があるし……」
シエル「え!?じゃあどうするの?」
龍「俺が囮になる、その間に2人はジルのおや……教官に報告しに行ってくれ」
アーサー「は!?」
シエル「え!?」
龍「あいにく俺の剣術は多数戦を想定してる型が多くてなこの数なら行ける」
アーサー「なら俺も残る!シエルに言って貰えば!」
龍「アホか、遠距離メインのシエルさん1人で行かせるのか?」
アーサー「う……」
龍「俺は大丈夫だ、だから……行け!」
龍は刀を構え前方のガルムに突っ込んで行った
アーサー「っ、死ぬなよ!」
龍「ああ!」
アーサー達は龍が走ると同時に出口に向かい駆け出した
龍はリーダーと思われるガルムのグループに目掛け突っ込んでいくと隠れていたであろうガルム達が一斉に龍に向かって飛んできた
龍「ふーーーー」
―裏十二星剣武 双蓮華―
龍は空中に居るガルムの首を切り落としながら、踏み台にし1頭また1頭と切り裂いて行った
龍「繋ぎ……」
―十二星剣武 双子蓮舞―
着地した龍は舞を踊るかの如く襲い来るガルム達を切り裂いて行った
龍「……マジか」
龍が襲いかかってきたガルム達を全員切り倒した後リーダーと思われるガルムの方をむくと
ガルムが二足歩行になっており、手には武器を携えていた
龍「中位種ウェアウルフ……どこから……」
龍は下位種しかいない場所に中位種が居るのは少し謎があったがすぐに思考をやめて目の前の敵に集中した
龍はゆっくりと黒天を納刀し、緋牙音で構えを取った
数秒間両者は動かなかった、しかし近くの血の雫が地面に落ちたと同時にウェアウルフが飛び龍に襲いかかった
瞬間、ウェアウルフが一刀両断された
龍「……十二星剣武 獅子天斬……」
ウェアウルフを切り倒した龍はすぐさま納刀し、入口まで撤退した
龍が着くと、武器を装備したジルとアーサー、シエルが居た
アーサー「龍!!」
シエル「無事だったの!?」
ジル「龍坊!」
3人が龍の近くに駆け寄ろうとしたとき龍の後ろの地面が膨れ上がり中から巨大な植物がその姿を表した
龍「ぶっな」
龍は、いち早く気付き3人の元に跳び刀を抜刀し、戦闘態勢をとった、3人もそれぞれの武器をかまえた
ジル「こいつぁまずいな……」
アーサー「教官?」
シエル「まずいってなにが、」
ジル「こいつは上位種 エントだ“活きる森”と言えばわかると思うが、まさかこいつがここに居たとは……っ!?避けろ!」
エントは長い触手のような枝で四人を攻撃してきた
しかし、その攻撃は不発となった
アーサー「王聖剣技 レグルス」
アーサーが枝を切り裂いて攻撃を防ぎ
龍「十二星剣武 守球水瓶」
龍が飛んできた小枝を全て切り落とた
アーサー「たく、ほんとに上位かよ」
龍「処理しきれてなかったよな?」
アーサー「うっせえ!」
ジル「お前らなぁ」はぁ
シエル「あはは」汗
四人が少し緩んだ時
レントの触手部分が膨れ上がり弾け、中からウェアウルフが現れた
龍「なるほどな」
アーサー「どうしたんだ?」
龍「さっきの群れにウェアウルフが居たんだよ」
アーサー「は!?」
ジル「2人とも下がれ!」
ジルは2人に下がるように言うと火炎グレネードをぶん投げレントにぶつけた
龍とアーサーは言われた通りに2人がいる所まで下った
ジルが投げつけたグレネードが爆発しレントを燃やしていった
ジル「車に乗れ!」
4人は急いで車に乗りその場を後にした
龍「ってかおっさん運転手は?」
ジル「罠にかけようとしたから殺った」
龍はここに来るまで車を運転していた運転手が居ないことを聞いた
龍「は?なんでギルドの職員だろ」
ジル「俺だって知るか、だが奴の遺品にこれがあった」
ジルが龍に見せたのは十字架に剣がバツ印のマークに交差部にドクロがあるマークだった
龍「崇拝派のマーク……裏ギルドか」
ジル「ああ、多分俺らみたいなのをつぶして戦力を上げないのが目的だろうな」
と言う話をしながら海上都市へと続く道に沿って都市へと戻った
都市に着いた4人は海上都市連盟開拓部署、通称ギルドに向かった
ギルドの出入口には、男女ふたりがいた
ジル「おお、大江戸支部長、神無月技術顧問」
男性の方はこの海上都市連盟開拓部署大和支部を任されている大江戸拓己、女性の方は大和支部の技術顧問をしている神無月白姫
拓己「ジルさん、私は今回の件について色々聞かせてもらいたくてね」
白姫「あたしはそこの新人くん達の戦闘データと君の報告にあったレントについて聞かせてもらいたくてね」
2人は今回の1件について用があったため待っていたのだった
ジル「わかりました、私の方から経緯を説明させていただきます」
ジルは拓己と共に奥に行って行き
白姫「さて、君達は僕に着いてきてもらうよ」
と言って4人は奥に向かった
4人はギルドの奥の地下にある研究施設に向かいデータ収集所と書かれた部屋に入った
白姫「では3人とも武器を取り出して、机に置いてくれ」
3人は言われた通りに武器を取りだし、机に置いた
白姫「では、始めるか」
と言って慣れた手つきでディスプレイを操作し戦闘データを集めて行った
数分後
白姫「出来たよー」
白姫は待ってる間休憩してもらってた3人の元に向かい
メモリチップを3人に渡した
白姫「武器の戦闘データはそれの中にあるから今から、龍くんは第1格納庫にアーサーくんは第2格納庫、シエルくんは第4格納庫に向かってくれ、武器を作ってくれるはずだから」
と言われ3人は指示された場所に向かった
3人が去ったあと白姫はモニターに龍の戦闘データを見ながら
白姫「圧倒的だねぇ…第4世代の子は」
戦闘データの隣には
第4世代 双星龍
適合獣 極上位種 紅龍
と書かれてあった
それから数日が経ち龍、アーサー、シエルは別々の部隊に配属することとなった
アーサー「じゃあ!今日からはみんな別々の部隊だな!!」
龍「お前だけな」
アーサー「うっせえ!お前らこそなんで一緒なんだよ!!」
シエル「しらないよぉ…」
龍「シエルは遠距離型のRebellだそりゃあ人が少ない第1部隊に行くのは必然だろ」
アーサー「シエルは分かるけどお前は!?」
龍「もとより第1部隊の隊長からの推薦だからだ」
アーサー「コネかよ!ちくしょう!!」
最後までやかましいアーサーとそれに呆れながら龍はスパッと事実を言い、その間でシエルはオロオロしていた
アーサー「たく、げ!?時間近いじゃねえか!?んじゃお前ら死ぬんじゃねえぞ!!」
龍「お前もなー」
シエル「うん!」
時間が来て3人は各部隊の待機室に向かっていった
そして、世界を救う戦いへと歩を進めていった