氷輪丸と袖白雪みたいな個性を持って生まれたどこにでもいる転生者が雄英に通う話

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 思いつきで試しに書いた一話限りのネタです。反響があれば続くかもしれません!
 ちなみに投稿者のヒロアカ知識はめちゃくちゃ浅いです。


氷雪系能力で無双したくて

 白霞 紅蓮(はっか ぐれん)、転生した時に名付けられた僕の名前だ。個性の方も目覚めたが、自由に氷を出す個性と自分の体温を下げるだけの個性の複合らしく名付けられた個性名は『氷点下』だった。

 

 この個性から導き出される能力は氷輪丸と袖白雪だろう。BLEACHに登場する氷雪系最強と最も美しい斬魄刀として知られる有名どころである。個性の影響で髪は白くなり、男であったはずが華奢な体になり、見た目は女の子っぽくもあるだろうか?

 しかし明らかに勝ち組の個性であったことから、ヒーローを目指すにしてもヴィランに抵抗するにしても、とりあえずとばかりに個性を伸ばしていると数年後にあることに気がついた。体の成長が止まっていたのだ。

 

 気がついたのは個性を伸ばして五年が経った頃、130cmまで伸びていた身長がピタリと止まってしまったことである。もしかすると氷雪系の最高位である『停止』が、自分の成長に影響が出ているのではないかと睨んだが、もしその説が本当だったとしたら、更に個性に磨きをかけることにしなければならないと躍起になって、冷やし過ぎた自分の体が危うく崩壊しかけた。

 そしてゆっくり抱きしめて溶かしてくれた母にはめちゃくちゃ泣かれた。涙でボロボロになった母を悲しませない為に体温低下の調整をより慎重にやるようにした。正直、精神年齢は成熟した大人くらいあったからシングルマザーで頑張っている母に泣いてほしくないから、ヒーローとか目指さないようにしようかと思った時期もあるが、ある日そんな大好きだった母がヴィランに殺された。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 嫌な静かさと、それに比例して激しく鳴る自分の心臓の鼓動で僕は酸欠気味になっていた。

 

「身元のご確認を」

 

 目の前に立つ警察官は大人一人分を覆うジッパーのついた袋を、上から三分の一ほどの位置まで開けると、よく見慣れた母親の氷のように冷たく動かなくなった顔を見て更に心臓の鼓動を激しく鳴らす。

 

「確かに母です…」

 

 自分の体から不意に冷気が漏れ出した。鳴り止まない心臓を自分で止める為に、悲しいという感情を出す体の組織を止める為に、母と同じ死体の様な冷たさになる為に…

 

 体の温度がマイナス30度に差し掛かったところで目の前の警察官に止められた。そしてその警察から母親に手をかけたのはヴィランであったこと、同僚が何名か殺されたが、完全に原型が残ってる母親の亡骸を背負ってなんとかヴィランから逃げ出せたことを聞き、自分の弱さが不甲斐ないと吐露した警察にお礼の言葉と、個性を使おうとしたことの謝罪をしてその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 母の死体を逃してくれた警察官の_今は義父となってくれた人のおかげで、僕は雄英の受験ができる。あの人には感謝しても仕切れないくらいだ。せめてこの世界を少しでも平和にして恩を返そうと思う

 すると背中からトンッと誰かがぶつかってきた。

 

「なんだこのガキ?ここはお子様がくるところじゃねーぞ」

 

 正門前に立ち尽くしていたことは悪いが、向こうからぶつかってきてそこまでの言われはないだろう。

 

「あぁん?誰が豆粒ドチビだって!?」

 

「うっせぇ、そこまで言ってねぇよ。あとテメェ綺麗な顔してガラが悪りぃわ」

 

 相手のガラが悪かったから合わせただけだ、相手がお淑やかならこっちもお淑やかになるぞ

 ん?よく見たらこの人原作キャラの中で見たことあるな、「かっちゃん」って呼ばれてたことだけしかわからないけど。

 

「まぁいいや」

 

 なんだか一回抵抗したらどうでもよくなった。原作キャラならどうせ合格するだろうし

 

「なんなんだアイツ…」

 

 後ろで何かつぶやかれた気がするが無視無視、それより受験が問題だよ

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

「今日は俺のライブにようこそ!Everybody say ”Hey”!!! 」

 

 壇上で単独ライブの様に振る舞う人はホームページの情報からこの学校の講師であり、プロヒーローの一人プレゼントマイク。いわゆる有名人が直々に試験の司会をやっているわけだが、ミーハーであろうと緊張が優って楽しめないのだろうことから会場は静まり返っていた。これが武道館やパシフィコ横浜とかで観客として入場していたなら大盛況だっただろうな、隣の奴の緊張まで伝わってくるくらいこの場が静まり返ってからくらいだからな。

 

 それからは試験内容に不備があると言った委員長然とした男の子が、あれこれ言っていた様な気がするが、興味がなかったので暇つぶしに前の奴のつむじを眺めていた。個性の影響なのか、つむじの形が星の形をしていたのでまじまじと眺めていた…もし私以外に転生者がいたとしたら、彼がジョースター一族の血を引いててなんらかのスタンドを有していたかもしれない。

 

 そしてその後、説明会場から街を模した試験会場まで移動したが、スタートの合図で私以外動き出さなかったのでなんらかのトラップかと思ってしまったがそういうことはなく、ヌルッと試験はスタートした。

 

「今倒したのは…2P_中間か、試験に出てくるロボットはあまり強くないな」

 

 試験会場に配備されたヴィランを想定されたロボットはあまりに脆く、戦闘向きの個性でなくても体を鍛えていれば素手での対処は可能なほど弱かった

 …しかし楽勝だからと手を抜いていてはこの試験会場を監査している面接官の印象はあまりよくないだろう。だから僕も疲れの出ない程度に個性を使うことにする。

 

「___霜天に坐せ、氷輪丸!」

 

 手元で氷を刀剣のように形作り、その刀から氷の竜をロボットに向けて走らせる。別に解号を言う必要は無いが、こう言うのはノリと気分で言ってしまうものだろう

 さて、氷輪丸で二桁は破壊しただろうところでもう一つの技も見せておこう。アピールポイントは出来るだけ多いことに越したことはない。

 

「舞え、袖白雪」

 

 体温を徐々に落としマイナス50℃まで低下させると、近くに居たロボットの頭部を掴むとロボットに冷気が移り、パキパキとヒビ割れロボットを崩壊させる

 氷を生み出す個性を攻撃能力に特化させた『氷輪丸』と、僕の半径五メートルを任意対象で凍結させる元は体温を低下させるだけだった個性を防御能力に昇華させた『袖白雪』、攻防一体の氷結系個性を存分に発揮させた見た目は鮮やかだろう。

 

「ん、この振動は…」

 

 確か、説明会場であった気がする。0ポイント仮想ヴィランの巨大ロボットの歩みだろう。重さからその振動が計り知れる

 普通こんな大質量兵器みたいなものを高校受験の試験会場に出していいものだろうかと思ったが、ヒーローを志してこの学校の門を叩いたのだから、皆怪我の覚悟くらいは出来ているのだろう。しかしかなりの大きさのロボットを目の前にして腰を抜かしている人が何人もいる…やっぱりやりすぎじゃないか?

 仕方がない、ここは一つ奥の手を出すか

 

「なぁ、そこの女の子。足の不調がなかったら早く立って、他に腰を抜かしている人を動かして避難誘導したほうがいい」

 

「え?子供?高校受験だよね?」

 

「はぁ…身長が伸び悩んでるのは悩みの種だ。それより早く動けないなら、せめて周りの人達に少しでもあの巨大ロボットから離れるように伝えてくれ」

 

「え…う、うん!わかった!」

 

 これで多少はやりやすくなったか?でも念のため保険もかけておくか…

 

綾陣氷壁(りょうじんひょうへき)

 

 氷の刀を後ろ向きに半円を描くように払い、目の前の巨大ロボットほどの高さの氷の壁を広範囲に広げ、逃げ遅れた受験生とロボットを隔てるように形成させる。ん?氷の壁の向こう側で女の子が慌ててるような気がする。口パク的に「は・や・く・あ・な・た・も・に・げ・て」かな?読唇術は心得があったが、合っているかわからないな

 でも女の子からしたら「俺に構わず早く逃げろ!」的展開だった可能性がある。説明不足かもしれない…でもこのロボットを倒せる算段はちゃんとあるから安心してもらいたいな…

 

「………卍解」

 

 その瞬間、僕は背中から竜を模した氷の翼を生やした。

 

「大紅蓮氷輪丸!!」

 

 

 

 




 お疲れ様でした
 オリ主は氷の方で言えば轟君の完全上位互換みたいな感じですね。氷系個性を使って体温低下で動きが鈍るなんてことも袖白雪効果で無効してるって感じです。
 オリ主の氷を溶かそうとするなら多分エンデヴァーが出せる最大火力とかじゃないと溶かせなさそう…

 ちなみにオリ主の見た目はブルーアーカイブというゲームの空崎ヒナというキャラクターの見た目が一番近いかもしれません。髪質はサラサラストレートですので近いってだけですが

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