元最凶のヤクザが専業主夫となり、妻と共に住み始めたマンションに騒がしいメイドラゴンが引っ越してきて...

※メイドラゴンの時系列はエルマがやってくる少し前くらいです‼︎

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色々展開を考えてはいるのですが、取り敢えず短編として出してみます。

因みに、作者はメイドラゴンも極主夫道もどっちも漫画を持っていていつかこんな作品をやってみたかったと考えているのでここである程度発散しておきます。

ガバガバな所があるのはご愛嬌という事で.....

それではどうぞ。


小林さんちと主夫の道(メイドの道も極めましょう‼︎)

鳥の囀りが響き、まだ少し空の暗い時間にムクリと1人の男が布団から目覚めた。

 

隣で眠っている妻を起こさないようにそっと寝室から出るとパジャマからスーツに着替えて、洗面台でしっかりと顔を洗った後にサングラスをかけるが、その姿は一般人とはかけ離れているものである。

 

まず背中や腕に彫られている刺青や左目の傷などはこの現代社会の日本において只者ではない雰囲気を醸し出しているだろう。

 

そしてその男が何を始めるかというと....

 

まず2つの茶碗にご飯を盛ると、温め直した味噌汁を木椀に入れて目玉焼きとウィンナーを皿に盛り付け箸と一緒にテーブルに置いた。

 

 

熱したフライパンに溶いた卵を入れて薄焼きにしたものを巻いていき卵焼きを、そして冷凍食品の唐揚げや炊いておいた米や海苔で熊の顔のおにぎりを丁寧に弁当箱に盛り付け、SNS用の写真を撮ると蓋を閉めて布で包んだ。

 

 

要するに朝食作りと弁当作りである。

 

そう、もうお分かりだとは思うがこの男ーーー 専業主夫である‼︎

 

そうしている合間にドタドタと床を走る音がしたと思うとスーツに着替えた男の妻である美久が鞄を持って大急ぎで仕事に出かけようとしている。

 

 

「やばい遅刻だ!」

 

美久は急いでコップの中の牛乳を飲み干すと朝食に手をつける事なく靴を履いていた。

 

それに驚いた男は

「まだ、いつもの時間やないで。」

と伝えるが

 

「今日大事な会議あるの忘れてた‼︎」

と言う美久の言葉であらかた何があるのかは察した。

 

せめて朝ごはんをと声をかけるも既に美久はドアを開けていなくなっていた。

 

朝から騒がしい妻に半ば呆れるながらもこれからどの順番で家事をしようか考え、足に擦り寄ってきた飼い猫を抱き上げた時に重大な事件に気がついた。

 

なんと男の作った弁当を美久はものの見事に忘れていたのだ。

 

 

それを確認した男は急いで弁当箱の蓋をしてジップロックに入れると、更にアタッシュケースに入れて愛する妻に届けようと帽子を被って外に出たがふと隣の部屋が目についた。

 

 

空き部屋の筈の場所に引越し業者が次々と段ボールやシートで包まれた家具らしき物を運び込んでいるのだ。

 

(お隣さん、新しく越してくるんかのぅ...)

 

前に住んでいた人は自分の姿を見た後に何故かすぐに引っ越してしまったのであんまり仲が良かったとは言い難いのだが、新しい人が来るなら挨拶をしておかないとな、と考えながらも男は急いで階段を降りてママチャリへと搭乗した。

 

 

「美久ゥ!お弁当忘れてるでぇ!」

 

そうママチャリを漕いでいるといつの間にか

 

 

 

 

 

 

「えーっと、もう一度聞くけど職業は?」

と2人の警官に職務質問をされていた。

 

 

男は面倒臭そうな顔をしながらもゆっくりと答えた。

「専業主婦です。」

 

そう答えた男の顔を見た警官は何かを思い出したのか、驚いた表情をすると直ぐに後ずさると重々しく口を開いた。

 

 

「ま…まさかお前…"不死身の龍"か⁉︎」

若い警官がポカンという顔をすると、もう1人の警官がどんな男なのかを説明した。

 

曰く、単身丸腰で一晩に敵対する組織を10ヶ所も壊滅させその後に忽然と姿を消したという。

 

その恐ろしさに若い警官もゴクリと唾を飲み込むが、面倒だと言わんばかりの顔をした男__龍はスーツの内ポケットにしまっていたクーポン券をワイロがわりになんとかしようとしたが、警官に止められたりと一悶着ありながらもなんとか無事(?)に弁当を届ける事ができた。

 

 

 

そうして家に帰り、家事を一通り終わらせると暫くして帰ってきた美久と共に夕飯を食べ始めた。

 

そうして世間話をしているといつのまにか話題は隣に引っ越してきた人について、どんな人なのだろうかという話になった。

 

「へぇ、隣に誰か引っ越してきたんだ。こんな所に来るなんてどんな人なんだろうね。」

 

「前に住んでた人はすぐにいなくなってしもうたからの。別にコッチが悪い事しでかしたわけでも無いのになんでやろうな?」

 

 

ヤクザから足を洗ったのに全く変わらないその見た目のせいじゃないのか、という言葉を美久は心の中に仕舞い込むと明後日の日曜日に挨拶に行こうという事になるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日曜日

 

「チッ、全くえらい誤算やな。美久の仕事の予定が急に入るとは...」

 

実は昨日、美久の仕事関係のデータに不備があったとの事で挨拶は龍が1人でも行ってくれとのことであった。

 

挨拶のための特製のクッキーを持った龍は少しワクワクしながらインターホンを軽く押した。

 

すぐにピンポーンという音が鳴ると、小さく走る音が聞こえてくるので誰もいないというわけではなさそうだ。

 

「はい、どちらさーーぁーま?」

 

出てきたのは眼鏡をかけている赤い髪の女性でドアを開けた瞬間、ゴルゴーンに見つめられたかの如く固まってしまっている。

 

 

龍はなるべく可愛い笑顔をイメージしながら親しみやすさのある自己紹介をする事にした。人というのはやはり第一印象が大切だろうという考えから実は今日はいつもの柴犬のエプロンではなく美久の大好きなポリキュアのエプロンにしてあるのも拘りだ。

 

「隣に住んどる、専業主夫の龍言いますわ。妻の美久と2人暮らしなんですが、ちょっと急な仕事で妻が今おらんくて。良ければまた後日しっかり挨拶に伺わせてもらいます。あっ、これウチで作ったクッキーです、よければどうぞ。」

 

「ど、どうも小林って言います。さ、さ、3人暮らしなのでお騒がせするかもしれませんがよろしくお願いします。」

 

 

クッキーをどこかぎこちない笑顔で受け取ってくれたのを確認した龍は小林に頭を下げて、上機嫌に家に戻って行った。

 

(なんや、前の人と違って仲良くできそうやなぁ。小林さんか...なんか美久と気が合いそうやな。)

 

と傍目から見れば不気味な笑顔をしながらも内心ウキウキな龍であった。

 

 

 

-----------------------------------------------------------------

 

 

 

ドアをバタンと閉めて鍵をかけた小林は腰が抜けたかのように玄関にクッキーの入った袋を持ったままへたり込んでしまった。

 

なんだか見えない何かに心臓を掴まれていたと言うか背中にツララを突っ込まれたような兎も角そんな感じだ。

 

そして小林は頭の中で状況を整理すると思った事を素直に口から吐き出した。

 

「何あの人あの人ヤクザじゃん!ってか刺青チラチラ見えてんだよ、後なにあれ!普通に顔怖いし、クッキー焼くってなんだよもぉ⁉︎」

 

 

少し心のストレスが解消されたのか息を切らしながらもせっかくだからともらったクッキーをおそるおそる一つ口に運んでみた、すると

「えっ....普通に美味しいんだけど.....」

(あの専業主夫っての、マジだったり?というか何故あんなファンシーなエプロンを...)

 

と意外に美味しいクッキーをポリポリと食べていると部屋の奥から同居人であるドラゴンのメイドのトールとその妹分であり、同じくドラゴンのカンナカムイがやってきた。

 

「小林さん!なんか大声が聞こえましたけど、何かありましたか⁉︎まさか何者かに襲われたとか!おのれ下等な人間風情が...」

 

と勝手な想像に浸っているトールを頭の手刀で落ち着かせると何があったのかを話し始めた。

 

 

 

「なるほど。そのセンギョウシュフ?というのは所謂メイドに似て家事を担当する人を指す言葉なんですね。」

 

「まぁ、メイドや執事と違って主従関係でもない夫婦関係の人の事だけどだいたいそんな認識で合ってるかな。」

 

「小林、このクッキー美味しい。トール様のココアにもあう。」

 

トールの淹れたコーヒーを飲みながら小林とトールは龍のクッキーを茶菓子にして専業主夫の何たるかを話し合っていた。

カンナは気に入ったのかクッキーをココアと一緒に美味しそうに食べている。

 

 

「なら、私が小林さんと結婚すればそれはもはや専業主婦....あぁ!でもそれだともうトールはメイドでは...」

 

と1人悩むトールをスルーしつつも談笑をしてその日はテレビゲームをしたりで楽しい1日となった。

 

 

 

 

 

 

そして翌朝、出勤時間となった小林は外に出ると丁度隣の人も出勤する時間だったのかドアの開く音がした。

 

「じゃあ、タッちゃん私行ってくるから。」

 

そう言って出てきたのはまさにキャリアウーマンといった出立の女性で、この人が昨日龍って人の言ってた奥さんだなと考えた。

 

「あ、あの〜。お隣さんですか?新しく引っ越してきた小林という者なんですけど。」

 

小林のその声に振り向いた美久は一瞬ポカンとするが、どんな人なのかを察したのか手をポンと叩いて挨拶をしてくれた。

 

「はい!隣に住んでる美久って言います。いやぁ、昨日は仕事のせいで挨拶に行けなくてすいませんでした。」

 

と言ってくる美久とお互いに自己紹介しながらも頭の中に浮かんでくるのは美久の旦那である龍の事だ。

 

電車に乗る駅が同じらしいのでそこまで自己紹介を交えた雑談を

 

 

そして覚悟を決めた小林は思い切って龍の事について聞いてみる事にした。

 

「失礼な事かもしれないんですけど。美、美久さんってどういう経緯で龍さんと知り合って結婚まで行ったんですか?あっいや、別に嫌なら教えてもらわなくても....」

 

それを聞かれた美久は少し思い出す素振りをすると嫌な顔をせずに答えた。

 

「話すと長くなっちゃうから、結構省略するけど元々私とタッちゃんはなんと言うか...死にかけた猫を拾ったって感じ...いや、死にかけたヤクザを介抱してたらなんやかんやで今に至るってわけ。あっ、もう足は洗ってるから大丈夫。」

 

「な、なんやかんやって...」

 

と、そんな事を話しているといつの間にか駅に到着し、とりあえずその場は解散となった。

 

(龍さんって美久さんにタッちゃん呼びされてるんだ。つか、やっぱあの人ヤのつく職業の人だったじゃん!)

 

 

旦那も奥さんもいろんな意味で強いなぁと感じる小林であった。

 

 

そうして、職場に着いた小林はこれからの心労を気にしながらも目の前の仕事に取り掛か、ろうとした時であった。

 

「おはよう、小林さん。今朝は結構疲れた顔してるね。」

 

そんな言葉をかけてくるのは同僚である滝谷真である。

 

「なんと言うべきか滝谷君にはわからない苦労ってものがあるんだよ。ご近所付き合いとか...」

 

「確かに僕にはそういうトラブルは如何ともし難いなぁ。何かすごいトラブルとかあったの?」

 

違うんだよ。そんな容易いものでもないんだよ。まぁ、誰が悪いとかそんな次元のものでもないのだけれども。

 

という思いは届く事はないだろうと半ば諦めて小林は仕事を始めた。

 

 

 

 

 

そうして過酷な労働(デスマーチ)を文字通り屍になり終わらせた小林と滝谷はフラフラになりながらも休息という名の帰宅をしていた時の出来事であった。

 

 

 

 

帰りの道で思いの外疲労が溜まっていたのか、滝谷が倒れそうになった時に思いっきり肩がドン!とぶつかってしまったのだ。

もの凄い強面の方々に...

 

 

 

「あぁん!お前えぇ度胸しとるのぉ。」

「なんだ、てめえら!おお⁉︎」

 

とスーツを着た強面の大人たちというあからさま過ぎる奴らに絡まれると流石に小林もどんな奴らか察したのか、あからさまに顔を顰めた。

 

(面倒臭いなぁ...トールを呼ぼうにもそれはそれで大変な事件とか起こされるのも嫌だし、あぁでもなぁ...」

 

などと考えているとどこかドスの効いたような声がすぐ後ろから聞こえてきた。

 

 

「全く、銀のやつ...こんな夜遅くにこんな所まで散歩しおってからに。」

 

それに小林と滝谷がゆっくりと振り向き、強面の奴らが視線を向けるとそいつらは言葉を失ったように口をあんぐりと開いたまま動かなくなった。

 

「ま、まさかアイツ....不死身の龍⁉︎」

「何ぃ!やべぇぞ、そんな奴相手にできるか!ズラかれ⁉︎」

 

とまるでホラー映画の殺人鬼でも出てきたかのように慌てて逃げた男達の視線の先には

「えっ!龍さん‼︎」

「おお、小林さん。奇遇やのぉ。」

 

と柴犬のキャラクターがプリントされたエプロンとスーツ姿で猫を抱いた龍がそこにいた。

 

 

「へぇ、飲みに行ってたらあんな奴らにからまれるたぁ災難やったのぉ。」

 

「いや、龍さんのお陰で助かりましたよ。猫見つかってよかったですね。あっ、後クッキーごちそうさまでした。美味しかったです。」

 

と、小林と龍は帰り道を歩きながら世間話をしていた。

結局あの後滝谷とは解散して、また後日龍さんと一緒に飲み会をしようと言うと滝谷は気まずそうな顔をしたのは言うまでもないだろう。

 

小林は龍のスーツにエプロンという姿がデフォルトなのだなと1人で意味納得していると不意にこんな話を振られた。

 

「そういえば、小林さんと一緒に住んどるトールっちゅう子が最近ウチで料理の勉強をさせてくれってよく来るんよ。」

 

小林は思わず吹いてしまったが構わずに龍は続ける。

 

「あの子料理の腕もかなりイイもんもっとるし、こりゃあコッチもうかうかしてられんのう。どんな料理作れるようになるか楽しみやわ。」

 

不気味な笑みを浮かべているがこれは彼なりのにこやかな笑みだと自分に言い聞かせて、小林はその話をさらに深掘りした。

で、どんな事があったのかというとこんな感じである。

 

 

 

 

「龍さん、私に家事についてお教えください‼︎」

龍は朝のゴミ出しの時にメイド服を着たツノの生えた少女に頭を下げられながらそんな事を言われた。

 

 

「アンタ何処の誰や?敵対する組のモンやったらそれなりに対処するもんやが...俺はもう足洗っとるんや。」

と言うとそのメイドは頭を上げて自己紹介を始めた。

 

「はい、私はトール。混沌勢に所属する小林さんのラブリーかつ強いドラゴ、じゃなかった。可愛いメイドです!」

 

混沌勢なんて組は龍も聞いた事がないが小林のメイドという事で同居している3人の内の1人だなと龍は理解した。

 

「お!アンタ小林さんの言っとったメイドさんか、でもなんで俺なんかに料理を学びたいんや?メイドさんなら家事もある程度できるんちゃうか、お?」

 

と質問するとトールは真剣な眼差しで龍を見つめると、理由を話し始めた。

 

「専業主夫というのは、自身の愛する人を支えるのが仕事と聞きました。私も小林さんという愛する人を支えたいからこそ、先輩の主夫である龍さんに家事の更なる裏技をご教示いただきたいのです‼︎」

 

それを聞いた龍は少し考えると

「場所変えよか...」

と少し答えを濁すと、トールについてくるように促した。

 

 

 

 

 

「兎にも角にも、俺はまだアンタがどんなレベルの家事ができるか分からんからの。ダメやったらその時は言ったるから取り敢えずいつも通りに家事やってみい。」

 

との事なのでいつも通りの掃除をすると早速龍からストップがかかった。

 

「おどれ、もっとタンスや入り組んだとこカチコまんかい!」

 

そう言って龍はベランダの物干し竿を持ってくるとトールの使った雑巾を輪ゴムで巻き付けて、タンスやテレビの後ろなど狭い所にそれを突っ込んだ。

 

「こんな感じの所は埃がかなり溜まるからの。そのせいで火事が起こりでもしてみぃ。シャレじゃすまされへんぞ。」

 

 

との言葉にトールは驚きながらも龍と共に家事に取り組んだ

(小林さん。私、更に凄いメイドになってみせます‼︎)

という決意を胸に抱いて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なるほどね。どおりで最近凝った感じの料理とか、色んなマニアックなスイーツだったりを作ってるわけだ。)

 

何気にカヌレやいかにもお手製といったジャムを出したりするのはこの人のお陰かと納得するが、なんだかんだでお世話になりっぱなしだなと改めて痛感させられた。

 

「龍さんって凄いですよね。優しいし、奥さんとの仲も良くって。」

 

そんな小林の言葉にポカンとした龍はそんなことあらへん、と謙遜するがその後の言葉は今の小林にとっては頭を殴られるような衝撃的な言葉だった。

 

「ウチも、元は力で色んな問題起こしたり解決したりしとりましたが美久に出会ってからわかったんです。暴力で大切なものは守れないっちゅう事が。」

 

 

小林はその言葉が自分の中で響いているのを感じた。

 

"暴力で大切なものは守れない"トールが聞けば、あからさまに否定するだろう。

 

それに自ら争いを放棄して、それから逃げるのはルコアさんに似た強者の余裕という奴なのかもしれない。

 

でも、私はそれを否定する事がどうしてもできない。

トールの父親の時も、初めて死という感覚を味わった時も私はなんの暴力も振るう事なく乗り切ってきた。

 

だからこそその言葉を受け入れる自分とそうではない自分とかぐちゃぐちゃに混ざり合っているような心地になる。

 

ちょっと考えて私はうーん、と伸びをする。

今の私の考えがようやくわかった気がした。

 

そんなのわかるわけねぇだろ!

 

自分ながらにヤケクソだなと思うがドラゴンなんてのが家にいるのだ。

力の権化みたいな奴らの分、龍さんってわけじゃないけどコッチはソレを出来る限りで支えてみせる。

なんだかんだでこんな事を考えるなんて自分でも毒されてきたなぁ。と思うがそれはそれで気が楽だ。

 

そんな事を考えていると、いつの間にかマンションに到着しており龍さんとは部屋の前でお別れとなった。

 

ドアを開けるといつの間にか当たり前になってきたトールのお出迎えがあり、テーブルにはカンナが座っている。

 

するとトールがこちらの顔をじっと見つめており、こんな事を言ってきた。

「小林さん、なんか良い事ありました?」

なんて聞いてくるものだから理由を問うと素直に返してきた。

 

「だって、いつもより明るい顔してますから。それくらいお見通しですよ。貴女のメイドですからね!」

 

気づかぬ間にそんな顔をしているとはなんとも驚いた。

なんでも、とトールに返して夕食後に龍さんについての話になった瞬間に

 

 

 

 

 

ドガァァァァァァァァン‼︎

 

 

「まさかこんな所に落ち延びていたとはな…トール‼︎」

と、立派な一本角の生えたスク水のような格好のトールの世界側のヤツがやって来なければかなり良い日の筈であった。

 

 

「カチコミかぁ!何処の組のモンじゃぁ‼︎」

「ちょっと小林さん!凄い音したけど大丈夫⁉︎怪我とかしてない⁉︎」

と、心配して来たのであろう龍さんと美久さんが来たりしなければもっと良い日であっただろう。

 

 

「やっぱり暴力を振るった方が良いのだろうか...」

という小林の言葉は誰にも聞かれる事なく消えていった。




こんな感じでやってはみましたが、終わるところを見失ったなぁ、とは作者自身も思っていたりします。

他のレギュラーメンバーとの絡みも書いていきたいけど推しの子の小説の方をやれと知り合いからせがまれて....

でもご要望があれば新しい話を出していきたいのでお気軽にどうぞ!

それでは753101938315でした。

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