死神少女は空を見た
作者:

オリジナルファンタジー/文芸
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「死神様 いらっしゃいますか」

 人気のない森の奥。整備されていない山道を歩いて人はやってくる。
 そこには蔓が巻きついた小さな祠と大きな注連縄の巻かれた木があった。神社のように赤い鳥居はないし、なにか名前があるわけでもない。しかしここにはとある話があった。
 丑三時の四時間前。祠の前に一円玉四枚と、四つなにかお供え物を供える。そして胸元で右腕を上にし左手とクロスさせ、「死神様 いらっしゃいますか」というと死神がやってくる。その時に現れれば吉、現れなければ凶。仮に現れた時にはその者たちの願いを叶える代償に、何か一つ捧げることとなる。それは願いの大きさによって変わるが道理。そして願いを叶えて貰って生きているならば、もう一度そこに行って最初と同じように一円玉四枚と、四つなにかお供物を供える。そして「死神様 空は青いです」と言う。これを最後まで行わないと、自分の魂も持っていかれる。
 それを面白半分でするガキもいるそうだが、そんな者には死神は現れないとも言う。
 でも中には本気で願っている者もいる。そんな者に死神は現れ、願いを叶える。
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