シュラハトくん見逃して   作:私貴方私(Y-ou@so-soなフリー)

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▽ 計画に同意しますか? ▽

▶ はい

▶ いいえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『言葉を届ける魔法』


 

 

やあ、調子はどうだい眠り姫様?

 

フラッシュ…とても良かった。

あなたの声を聞くまでは。

 

私の名はフラッシェンだ。

 

 

暗く狭い空間の中、彼女は頭に響く声に苛立ちを感じる。

ここは彼女の『寝殿(しんでん)』。何人(なんぴと)たりとも立ち入れない神域。

入口も出口も存在しない制約で強化された不可侵結界の内側。

もちろん、この一方的に言葉を投げつけてくる相手も目の前には存在していない。

 

 

相変わらずだね、君。

故に、私としては気兼ねなく未来に送れるわけだが。

 

何の用?

 

君はほんとに起きてるのが嫌いだね。

まあ、生物としては寝ている状態の方が正しい在り方とも言えるわけだがね…。

シュラハト様から君への情報開示が許可されたよ。

 

 

シュラハトとフラッシェン。

彼女が生涯で出会った唯一と言っていい魔族である。

 

 

そう。

 

はぁぁ、私のイメージを送るからそのまま受け入れてくれ。

 

分かった。

 

 

彼女の頭の中に、情報が溢れてくる。

 

 

 

 

 

【現在】
【未来】

 <ーーーーー 未来視のブレ ーーーーー>


1000年後           † 2000年後

 

シュラハト様の未来視は、千年だろうと万年だろうと見通すことができる。

だが、視える範囲が広すぎる故に遠い未来を視ようとすればするほど、『時間』と『場所』の特定が困難になる。

1000年先の壁の中を視えたとして、何も得られるものはないだろう?

 

しかし、未来視の対象を人に絞ることで、その精度を上げることができる。

この対象となる人を『ビーコン』、視たい未来の『時間』と『場所』を合わせて『座標』と我々は呼称している。

我々が未来に干渉する際、この『ビーコン』と『座標』は必要不可欠な要素となる。

この『ビーコン』を視たい未来の『座標』へ送ることで、シュラハト様は『ビーコン』を起点にした任意の未来を視れるようになるということだ。

 

これは未来のためにも必ず必要な工程だ。

私やお前のような()()()()()が魔族の未来を繋ぐ。

あの傲慢な『名有り』共は、ただ何もなせずに死んでいく。結構なことだ。

 

だが、物理的な『ビーコン』では1000年より先に到達できない事が分かった。

その先は、『()』存在しないからだと我々は考えている。

 

『大災厄』

 

1000年後に起こったとされる世界規模での重大なインシデントだ。

現時点でもこれについては、断片的な情報しか得られていない。

我々『九弾(くだん)』の任務は、1000年先の未来を滅却した『大災厄』の調査と打開だ。

 

 

【現在】
1000年以降の未来が存在しない            


1000年後

 

そこで次に我々は、非物理的な『ビーコン』を使うことにした。

現在、未来に干渉する方法は2つ。

 

1. 未来まで生き残ること

2. 『言葉を未来に伝える魔法』

 

だが、どちらも一方通行。

そもそも1000年より先を観測できるものではない。

シュラハト様ですら、未来への直接干渉はできないのだ。

故に我々はもうひとりの『未来視保持者』を見つけた。

『神話のゲシヒテ』というイカれた魔族だ。

やつの魔法は『物語』。読みたい物語があれば、過去だろうが未来だろうが『物語』を『ビーコン』にして閲覧できてしまう。

これに目をつけた我々はやつを利用する計画を立てた。

 

 

【現在】
【未来】


1000年後           † 2000年後

 

ある行動を誘発する『言葉』を未来へ垂れ流す。

 

行動とは『物語を作ること』。

テーマは『ゲシヒテの死ぬ未来』。

 

シュラハト様が視た『未来』を『物語』として、未来の人間に書かせる。

それに興味を持ったゲシヒテは必ず彼にとっての『未来の物語』を閲覧する。やつの欲望は発情した猿みたいなものだからな。

 

 

【現在】
【未来】

1000年後              ゲシヒテ視点


1000年後           † 2000年後

 

『未来の物語』を閲覧したゲシヒテを『ビーコン』に、シュラハト様が『未来視』を行う。

これによって『大災厄』を超えた1000年以降の時代を確認し、そこで魔族の存在を確認できれば我々の勝利だ。

 

 

【現在】
【未来】

1000年後                       シュラハト視点  

1000年後                      ▽ ゲシヒテ視点   


1000年後           † 2000年後

 

そこまで座標が絞れれば、私の『言葉』も送る先を制御できるようになる。

何故『大災厄』を越えられたのか、調査も進むことだろう。

 

もちろん、現在と同じく1000年先の未来が存在しなければ、『言葉』が届くことはない。

故に、私が未来に『言葉』を垂れ流し続ける間、他の九弾(くだん)達が(未来)を開拓し続けるわけだ。

 

【現在】
【未来】

<ーーーーー 未来視 ーーーーー>


     † 1000年後
2000年後     

 

 

シュラハト様の未来視は、千年だろうと万年だろうと見通すことができる。

だが、視える範囲が広すぎる故に遠い未来を視ようとすればするほど、『時間』と『場所』の特定が困難になる。

1000年先の壁の中を視えたとして、何も得られるものはないだろう?

 

しかし、未来視の対象を人に絞ることで、その精度を上げることができる。

この対象となる人を『ビーコン』、視たい未来の『時間』と『場所』を合わせて『座標』と我々は呼称している。

我々が未来に干渉する際、この『ビーコン』と『座標』は必要不可欠な要素となる。

この『ビーコン』を視たい未来の『座標』へ送ることで、シュラハト様は『ビーコン』を起点にした任意の未来を視れるようになるということだ。

 

これは未来のためにも必ず必要な工程だ。

私やお前のような()()()()()が魔族の未来を繋ぐ。

あの傲慢な『名有り』共は、ただ何もなせずに死んでいく。結構なことだ。

 

だが、物理的な『ビーコン』では1000年より先に到達できない事が分かった。

その先は、『()』存在しないからだと我々は考えている。

 

『大災厄』

 

1000年後に起こったとされる世界規模での重大なインシデントだ。

現時点でもこれについては、断片的な情報しか得られていない。

我々『九弾(くだん)』の任務は、1000年先の未来を滅却した『大災厄』の調査と打開だ。

 

 

【現在】
1000年以降の未来が存在しない


1000年後

 

そこで次に我々は、非物理的な『ビーコン』を使うことにした。

現在、未来に干渉する方法は2つ。

 

1. 未来まで生き残ること

2. 『言葉を未来に伝える魔法』

 

だが、どちらも一方通行。

そもそも1000年より先を観測できるものではない。

シュラハト様ですら、未来への直接干渉はできないのだ。

故に我々はもうひとりの『未来視保持者』を見つけた。

『神話のゲシヒテ』というイカれた魔族だ。

やつの魔法は『物語』。読みたい物語があれば、過去だろうが未来だろうが『物語』を『ビーコン』にして閲覧できてしまう。

これに目をつけた我々はやつを利用する計画を立てた。

 

 

【現在】
【未来】


     † 1000年後
2000年後     

 

ある行動を誘発する『言葉』を未来へ垂れ流す。

 

行動とは『物語を作ること』。

テーマは『ゲシヒテの死ぬ未来』。

 

シュラハト様が視た『未来』を『物語』として、未来の人間に書かせる。

それに興味を持ったゲシヒテは必ず彼にとっての『未来の物語』を閲覧する。やつの欲望は発情した猿みたいなものだからな。

 

 

【現在】
【未来】

ゲシヒテ視点  


     † 1000年後
2000年後     

 

『未来の物語』を閲覧したゲシヒテを『ビーコン』に、シュラハト様が『未来視』を行う。

これによって『大災厄』を超えた1000年以降の時代を確認し、そこで魔族の存在を確認できれば我々の勝利だ。

 

 

【現在】
【未来】

シュラハト視点 

ゲシヒテ視点  


     † 1000年後
2000年後     

 

そこまで座標が絞れれば、私の『言葉』も送る先を制御できるようになる。

何故『大災厄』を越えられたのか、調査も進むことだろう。

 

もちろん、現在と同じく1000年先の未来が存在しなければ、『言葉』が届くことはない。

故に、私が未来に『言葉』を垂れ流し続ける間、他の九弾(くだん)達が(未来)を開拓し続けるわけだ。

 

 

 

 

どうだ、理解できたか?

文字ではなく、私の魔法で直接頭に叩き込んだのだ。

いつも寝ぼけているお前でも理解できたことだろう。

 

そう。

 

いや、『そう』って…。

他に何か感想はないのかい?

 

「もう寝る。おやすみ、フラッシュル」

 

…そうかい。

じゃあ、おやすみ。

あと、私の名はフラッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

■ 次回

エルフに呪われた一族

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「そうかい、おやすみ眠り姫様」

 

 

 

 

 

 

 

 

【キャラ人気投票】あなたが気に入ったオリキャラは?(原作キャラは神なので除外)

  • 騎士二ヒツ(オリ主?)
  • 無名(4話 人と魔族)
  • 偽南の勇者(6話 偽物の勇者)
  • 呪いの少女(9話 6人目の仲間)
  • 一級魔法使いレンゲ(最弱の七崩賢)
  • 神話のゲシヒテ(最弱の七崩賢)
  • 『言葉』 フラッシェン(21話 件)
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