クラフター漂流記   作:エンドポエム流し読み太郎


原作:Minecraft
タグ:オリ主 クロスオーバー アトリエシリーズ
Minecraftのクラフターが色々な世界にお邪魔します
続いたらタグ増やしていきます

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書き直しです



1話

 

 あなたはクラフターである。

 

 建造物を建てるのが好きだ。

 理想のイメージを形にするために試行錯誤をしていく過程は苦しいときもあるが、それらが形となり、やり遂げたときの喜びは何ものにも代え難い。

 

 未開の地を冒険するのが好きだ。

 探索中に死んで貴重なアイテムをロストしたときの絶望は今でも覚えている。しかし新たなバイオーム、未知のダンジョン、見たことのない動物やモンスターを見つけたときの高揚は最高の宝だ。

 

 採掘をするのが好きだ、釣りをするのが好きだ、エンチャントをするのが好きだ、ポーションを作るのが好きだ、取引をするのが好きだ、強いモンスターを倒すのが好きだ、経験値トラップを作るのが好きだ、TNTで爆破するのが好きだ、家畜を繁殖させるのが好きだ。

 

 

 

 そんなあなたは今、未知のワールド『アーランド』にいた。

 

 

 

 きっかけは行き詰った建築の息抜きにとジ・エンドに赴いたのが始まりだった。

 

 風の噂でエンダードラゴンをトロッコに乗せて噴射する遊びがあると聞いたので試しに自分もやってみようと、あなたはエンドポータルを潜った。

 ところが肝心のエンダードラゴンがトロッコに乗らないのでこれでは面白くないとあなたはどうするべきか知恵を絞って考えた。

 

 これはとうとうコマンドを解禁するときが来たのか、と考えながらも一旦は拠点でじっくりと考えるためにエンダードラゴンを経験値に変えて出口ポータルへと飛び込んだ。

 

 気が付くとあなたは見知らぬ場所にいた。

 

 見慣れた初期ポーン地点とは明らかに異なる景色にあなたは動揺した。決して少なくない時間をかけて築き上げてきたあなたの建造物が影も形もないのだから。

 

 今まで何度もジ・エンドから拠点に戻れていたというのに一体何が起きたのか。

 暫く落ち込んでいたがあなたは頭を抱えていても何も始まらないと、気持ちを切り替え現状の把握に努めることにした。

 

 とりあえず現在地を確認しなければどちらに向かえばいいのかも分からない。なので、まずはコンパスを作らなければならない。

 

 コンパスを作るのに必要な材料を集めるのはひたすら下に下にと採掘をすれば良いだけなので簡単だ。

 ついでだから地図も作ってマッピングもしておこう。そんな思考に流されるまま、あなたは上空からサトウキビを探そうと足場を積み重ねた。

 

 周囲の木々を突き抜け、見晴らしのいい高さまで登り周囲を見回すとあなたの体に衝撃が走った。

 

 あなたは冒険を好み未知への探求が好きだ。

 無限に広がるワールドを東へ西へ南へ北に下へと旅をして様々なバイオームや建造物、動物にモンスターを見てきたつもりだった。

 

 

 

 

 そんなあなたがこれまで目にしてきたどれとも全く異なる、異様で巨大な塔のような建造物がそびえ立っている。

 もしやこれは新しいダンジョンを発見したか!? 未知の建造物にあなたは興奮を抑えきれない。

 新たなダンジョン? に気を意識が向いている中これまで見たことのない大きな鳥があなたに攻撃を仕掛けてきた。精神的な衝撃と物理的な衝撃のダブルショックた。

 

 まさか日が出ている中、こんな上空で襲撃されるとは露ほども考えいなかったあなたは足場から落ちる中、慌ててエリトラで地表に滑り落ちた。

 

 幸いにもダメージはなかったが奇襲を受けて高所から落下するというのはとても焦る。

 それが未知の建物、新種の飛行モンスターのいるどうやって来たのかも分からない新たなバイオームで死ぬとなると冷静ではいられない。

 

 一応は対エンダードラゴン用に落下軽減Ⅳのエンチャントを施したブーツを付けているが、唐突な未知への遭遇に興奮しているあなたの頭からは砂ブロックの如く抜け落ちていた。

 

 このモンスターは何をドロップするのかと胸が躍る中、ふと自分の持っている武器のエンチャントのことを思い出した。あなたは今ドロップ増加のエンチャントが付いている武器を持っていないのだ。

 そのことを心底悔やみながらもあなたは襲い来る鳥型モンスターを叩き切る。

 

 ドロップは……色の付いた羽だ。これからどんなモノが作れるのかとあなたはワクワクが抑えられない。

 あなたがアイテムを回収しようとすると、近くから妙な音が聞こえた。

 

 「ぷにっ、ぷに、ぷにに」

 

 音が鳴る方を向けばスライム? がいた

 スライムと断じきれないのはあなたの知っているスライムとは緑の正方形で、今目の前にいるスライム?は青く丸みがかっておりなにやらぷにぷにと鳴き声を発しているからだ。

 

 それにしてもまたもや新種!

 

 ここまで未知のモノが立て続けに出てくると新しいバイオームというよりもネザーやジ・エンドの様なディメンションの一種なのではないか、とあなたは更に興奮した。

 

 それにしてもぷにぷにとよく鳴くスライムだ。名付けるならぷにスライムといったところか。

 

 先ほどの鳥型モンスターはどんな名前をつけようか、そんなことを考えているとぷにスライムが回転しながらあなたに体当たりをしてきた。

 新種とはいえたかが小型スライム、と放置していたら新種らしく見たことのない行動をしてくるぷにスライムに貴方のテンションは右肩上がりだ。

 

 しかし悲しいかな、所詮は小型スライム。勢いをつけたところで攻撃力はないに等しく、あなたをほんの少し動かす程度で体力を減らすには至らなかった。

 

 ドロップはいつものスライムボールなのかそれとも新たなアイテムか、もしかしたら色違いの青いスライムボールなんてことも……、等と考えながらあなたはぷにスライムを切り伏せた。

 

 「ぷにににぃ……」

 

 気の抜ける断末魔を聞き届けドロップしたのはスライムボール。青色のスライムボールだ。

 色は違えど形も感触も既知のモノとさして変わらない。

 

 この青色のスライムボールも、九つ集めればスライムブロックに加工できるのだろうか。

 

 そんな疑問が頭に浮かべば確かめずにはいられない。

 あのぷにスライムがどれほどの頻度でスポーンするのかは分からないが、あなたのよく知るスライムと変わらないのならばトラップでも作ろうか。

 そんな風なことを思案していると、どこからかぷにぷにと鳴き声が聞こえてくるではないか。

 

 目先のことに囚われることに定評のあるあなたは颯爽と鳴き声のする方へと駆けつけて行く。

 トラップは作るけど、それはそれとしてスポーンしてくるなら刈るべし。あなたは物欲に塗れていた。

 

 

 

 

 小国アーランドにある寂れた、かつては繁盛していた錬金術のアトリエ。

 店主であり錬金術の師でもあるアストリッドに、国からの仕事とアトリエを丸投げされて哀れな少女ロロライナ・フリクセル、周りからはロロナと呼ばれる未熟な錬金術師。

 

 国からアトリエの営業許可を取り下げられない為に三年の間、錬金術師として仕事をこなしアトリエとしての存在価値を証明しなくてはならない。

 強面の騎士からそんなことを告げられて、師匠からはアトリエごと国からの依頼を放り投げられてからもう、なのかまだなのか期限の折り返しが来たことをロロナは感慨に浸っていた。

 

 目まぐるしい日々の中で王国や市井からの依頼をこなして一年と半年が過ぎた。

 新しい友達や妹のような可愛らしい助手に、幽霊の隣人といい出会いに恵まれた。

 

 そんな風に、らしくもなく思い出を振り返っているのは、目の前にいるカクカクとした謎の存在から目を逸らしているからだろうか。 

 

 王国からの依頼でスケアファントムを討伐する為にオルトガ遺跡までやって来たはずが、挙動不審な謎のモンスター?にパンを投げつけられている今の状況はロロナの理解を超えていた。

 幼馴染で親友のクーちゃんはバカにしているのかと銃弾を握った手で殴り掛かりそうだ。もう一人の幼馴染のイクセくんは食べ物が粗末に扱われている現状にフライパンを構えて戦闘態勢に入っている。

 

 あわあわと狼狽えていると怪しく輝く青い鎧を着た謎の存在は落ちたパンを回収し食べ始めた。

 怖い、陽気な幽霊なパメラも怖かったがこれはまた別種の怖さだ。

 じりじりと後ずさるとパン投げモンスターはモンスターのドロップアイテムを押し付けてきた。

 

 「なに、なんなの!? 怖いんだけど!」

 

 「ロロナから離れなさいよ!」

 「何がしたいんだよコイツは…」

 

 頼りになる二人の幼馴染が間に入って助けてくれるが、標的が変わるだけでぷにぷに玉やアードラの羽を押し付けてくるのに変わりはない。

 

 敵意や害意が見られないだけに、この未知のモンスター?の行動が理解できずに三人で額を寄せてどうするか相談していると、いつの間にかベッドが設置されて辺りには松明が地面に直置きされている。

 流石にこのまま討伐を続けるのはやめた方がいいと意見が一致しアーランドまで戻ることとなった、なったのだが……

 

 「……付いて来てるね」

 「流石に街中に入れちゃマズいだろ」

 「そもそも何なのよアレ、新種のモンスター?」

 

 付いて来てしまった。

 流石に街中にまでは入ってこないと思いたいが、あの謎の存在への理解が全くない現状で安易に人がいる場所まで行くのは憚られる。

 今のところパンを投げつけられ、モンスターのドロップアイテムを押し付けられただけで被害は出ていない。奇行が過ぎるがそれだけでこちらから攻撃してもいいものか、とロロナが途方に暮れていると

 

 「ほう、なんだコレは。随分と珍妙なモノを連れてきたなお前たち」

 

 救いの手が差し伸べられた。

 




久しぶりに色々と調べると風乗りの羽根が手に入るの割と後半だったんで徒歩で帰還する幼馴染トリオ

ロロナ
パイ作りが趣味のほんわか天然系女子
CV:門脇舞以

クーちゃん
クーデリア・フォン・フォイエルバッハ
ツンデレ貴族令嬢
幼児体系

イクセくん
イクセル・ヤーン
アーランドにある料理屋に住み込みで働いている
料理のこととなると暴走しやすい

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