書きたい所だけ書けたので満足です。深夜のテンション怖い。
/タグ付けありがとうございます!そうなんですよきーちゃんかっこいいんですよ超かっこいいんですよ古今東西コピー能力がチートのテンプレって言われてるのは何の根拠もないことじゃないんですよ!!!HOOOOO!!!(2014/06/01)
/「人事を尽くして~」タグがついて驚きました…これ続いていいんですか…というか今のテンションで書けるんですか…バスケ素人ですよ…どうしよう嬉しいんですが同時に怖いですgkbr(2014/11/09)
(2014/5/26 pixivに投稿)

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本編

「さて、今日で合宿も最後となるわけだが」

荒木が、竹刀をいつも通りに小脇に挟んだ。

「君達も気付いている通り、これまでは各高校の監督が順番に練習スケジュールを組んできた。今日の午前の稽古で丁度、一回りだ」

そうだな、やっぱりそうだったか、と部員たちがざわめく。何日にも渡るスケジュールだ、ほぼ全員が薄々気付いている。

「そこで、今回は最後の〆に相応しいメニューを用意した。――練習試合だ」

うず、と火神の口唇が上がる。

どこの高校と戦うのだろう。

洛山か。桐皇か。

それとも秀徳や海常に再戦を挑まれるのだろうか。

陽泉は今どうなっているのだろう。霧崎第一は落ち着いただろうか?

「第一回の対戦メンバーを発表するわ」

リコが前へ進み出た。

 

「キセキの世代――こちらへ」

 

ざわり、とどよめきが広がる。火神が、氷室が、高尾が、好戦的な表情を浮かべる。

だが、当のキセキたちは浮かない表情だ。

「そんなん今更やってどーすんの」

「結果が見え切っているのだよ」

「つまんねーな」

そんなことを口ぐちに言うキセキ達に、その他のメンバーの心象が良いはずもない。

「カントク! 俺、出してくれ!」

「黙りなさい火神君」

たまらず叫んだ火神を、リコは一喝した。

「対戦相手は各校の監督が話し合って決めました。そのうち出すから、今は黙ってて」

しょげた火神を見て慌てたのは青峰達も同じだ。

「ちょ、火神でねぇの?」

「火神っち出さないんスか?」

「はい、一試合目では出しません。もったいないですから」

桐皇の監督、原澤が楽しそうに言った。

「相田さん、続きをどうぞ」

リコは一つうなずき、手にしたバインダーを見ながら、硬い声で宣言した。

「対戦相手は――花宮真、木吉鉄平、実渕怜央、葉山小太郎、根武谷永吉。こちらへ並んでください」

無冠の五将が、コートに上がる。

そこで、赤司がすい、と手を挙げた。

「すみません、一つよろしいでしょうか」

「あら、なぁに? 赤司君」

リコの問いかけに、赤司は自分の周りに集まったキセキ――青峰、黄瀬、緑間、紫原を確認し、未だ高校別の列に座ったままの影にひたりと視線を合わせた。

「一人、増やしていただいても?」

 

 

「試合前のミーティングは10分。その後で10分間の試合をするわ。勝ったらそのまま次の試合、負けたチームは交代して休憩よ」

「ただし負傷者が出た場合は、その時点でゲームは中止。全く別のメンバーでゲームをやり直してもらいます」

 

 

「おいお前ら。ポジションどーする?」

花宮が苦い顔で言うと、木吉はのほほんと言った。

「とりあえず、花宮がPGだよなぁ」

「当たり前だろ! とりあえずセンターどうすんだってんだよ」

花宮が木吉にツッコミを入れると、そうね、と実渕も頷いた。

「PGとSG、小太郎もSFでいいのよね?」

「もっちろん! ってことは、PFとCの話かー」

「うーん……PGとCはやったことあるけど、PFはどうだったか……」

首を傾げる木吉に、そういえばそんなこともあったな、と花宮は顔を顰めた。

「根武谷お前PFな」

「あー、そうだな。そっちのが良いだろうな」

根武谷は曖昧に頷いた。木吉の足のことを考えても、敵陣に切り込むPFは自分がやるべきだと思ったのだ。

 

 

 

ポジション決めから始まる無冠の五将に対して、キセキの世代は統率がとれている。

だからこそ、観戦組の注目は集まっているのだが。

「さて。ポジションは前と同じでいいかな?」

「赤司君、強引ですよ……」

黒子がつぶやく。無事キセキチームに入れられた黒子は、青峰と黄瀬にしっかりと脇を固められている。彼の呟きはキセキに黙殺された。

「スタメンは誰ッスか?」

「てか、赤ちんはじめから出るの~?」

その問いかけに、いや、と彼らの主将は首を振った。

「洛山が三人もいる向こうのチームと僕が対戦しても、つまらないからな。テツヤも含めた五人で行ってもらいたい」

緑間は、眼鏡の蔓を上げた。

「いいのか、それで。花宮さんは連携プレーを得意とすると聞いているぞ」

「うん、確かに霧崎のような連携をされると厄介だ」

赤司はにっこりと笑った。

「だからね、涼太」

あ、これ俺詰んだ、と黄瀬は感じた。

 

「秀徳の高尾君の真太郎との連携プレー。陽泉の福井さんのゲームメイク。あれらをちょっと模倣して、PGをやってくれないかな?」

 

[newpage]

「プレイボール!」

橙色のボールが高く高く投げあげられ、先にボールをとらえたのは紫原だった。

「峰ちん!」

「おう!」

あっさりとキセキ側が、二点を入れる。

観衆も無冠も、想定内という表情だ。

ボールが無冠側へ。

「葉山!」

「任せて!」

『雷獣』が、轟音のドリブルを響かせる。即座に攻めに転じるが、そこに待つのは緑間だ。

「行かせないのだよ……っ」

「レオ姉ぇ! パス!」

「任せて頂戴!」

そのまま緑間の横に構えた実渕にボールが渡る。スリーを撃つ姿勢の実渕に応じるのは紫原だ。そのウイングスパンの元では、『天』『地』のような小手先の技は効果が薄い。

「しまった――」

紫原の手がボールをつかむ。そのまま無造作に、ボールをセンターライン上の黄瀬のところへ。

「ナイスパス! 紫原っち!」

輝く笑顔と共に受け止めた黄瀬は、そのままドリブルして無冠側へ得点しようとする。それを遮ったのは。

「俺に入れさせろよ」

キセキの世代のエース、青峰大輝は、黄瀬からボールを流れるように奪うと、その敏捷性をもって木吉のディフェンスを難なく潜り抜けて得点を決めた。

 

「すげぇ……」

火神は観客席で唾をのみ込んだ。

流れるようなパスワーク。安定感のあるプレイ。彼らを見ていると伝わってくる。

俺達はバスケに愛されている。

バスケは俺達を裏切らない。

体が疼いた。これでもかと目を見開いて、一瞬も見逃すことが出来ない。

ボールの軌跡が光となって脳裏に焼き付く。この時間が永遠になればいいのに。あ、でも俺もあの中に飛び込みたいな。

ボールに、それを操るキセキ達に圧倒されて、火神は気付かなかった。

始めに気付いたのは笠松だったか。

「黒子は、どこだ?」

その一言を皮切りに、降旗や小金井が「そういえば」「あれ、四人しか動いてない?」と呟きだす。

高尾や伊月は黒子の位置を判っているようで、「あそこだよ、あれ」「今はあっちに移動したな」などと声をかけてくれるが、そんなことをしていたらとてもではないが他のキセキやボールまでは見ていられない。

 

何回目かにキセキが得点して、木吉がボールを投げた、その時。

ボールが、ぐんと、曲がった。

 

「黒子だぁ――――!!」

小金井が降旗が誠凛勢が、わぁっと歓声を上げた。

見たことがある人間もない人間も、息を呑んだ。

霧崎のメンバーはひそかに舌打ちをし、氷室は「Oh, NINJYA!」と目を輝かせた。

黒子テツヤも紛うことなきキセキだと、彼等の表情が物語っていた。

そこで輝く十分間が終わる。

 

結果はキセキの勝ち。

しかし点差はきっちり二十点以内に収まっている辺り、さすがは無冠の五将だった。

「キセキの世代が勝ち抜いたわね。負けた側のチームは休憩して頂戴」

木吉の膝の状態を見て安心しながら、リコがアナウンスした。

「次はキセキを倒したい人! 立候補制よ!」

火神は勢いよく立ち上がった。

視界の端で、高尾と氷室が同じように反応するのが見えた。

 

 

 




なんか色々ごめんなさい…

高尾と緑間の絆の結晶グリーンレボリューションを見て、「涼太、あれコピーできる?」「余裕ッス」とか会話する赤司と黄瀬が見たい。
高尾と緑間の努力をあっさりと踏みにじりかねないキセキまじキセキ。

その会話を聞いて「俺らの絆をなんだと思ってるんだ…!」って奮起する高尾が見たい。

そんな赤司と黄瀬の会話に、「高尾くらい上手く出来るものなら、やってみるといいのだよ」とドヤ顔する緑間が見たい。

黄瀬は緑間と高尾の絆とか情熱に配慮して、「あの技は緑間っちに小柄な人がマークしている時に使う技で、しかも赤司っちに弱点見破られてるからそんな汎用性はないと思うッス」とか言って使わないと思いますけどね。

赤司の代わりにPGやってる黄瀬を見て、「うちの黄瀬を一体何だと思ってるんだ……」と地団太を踏む海常が見たい。
青峰が寝坊した時にはPFもやってた(かもしれない)とか知って「うちの黄瀬は便利屋じゃねーぞ!」って怒る海常が見たい。
黄瀬自身はそんな怒ってなくて「使えるもんがあるなら使うでしょ」みたいにケロっとしてるんだけど、「お前はうちのSFだろうが!」みたいに怒ってくれるってことが嬉しくてニヤニヤしてしまって「なんでニヤついてんだ!」って怒られるまでがワンセット。

むっくんは、氷室さんがすっげー点入れてくるのに気圧されて、そんで火神もプレッシャーかけてくるわ高尾も死角を見逃さないわで、他の陽泉メンバーがいるといないとでこんなに守るの大変なんだ……って自覚すればいい。
あと、むっくんが氷室さんのミラージュシュートに見惚れてガードし損ねて少し氷室さんの努力を見直せばいいと思います。
氷室さんは今更むっくんが見直してくれるとは思ってないからそこらへんは諦めてたけど、秋田に帰ってから「あれ? アツシ合宿行ってから態度が柔らかい?」って感じて、「高尾君やタイガのお陰かな!」って結論つけてすれ違えばいいとおもいますもぐもぐ。

この後の話。
個人的にキセキ対抗チームとして名乗りを上げて欲しいメンバーが高尾・火神・氷室・桜井・黛の五人なんですけど、高尾は黛が見えるし火神も黒子相手はなれてるからチームワークOK、火神と氷室も息ばっちり、桜井も負けん気発揮してがんがん点入れてく攻撃型チームに対してキセキもノリノリにラン&ガンスタイルになって体力消耗(ただしこの五人は背丈が足りずCもいないんで防御力はどうあがいても紙)。第三試合で誠凛二年(ただしCは水戸部)が来た時にはヘロヘロで勝つけど、第四試合の霧崎桐皇連合軍には敗北。そのまま見学に回って休憩したいキセキにそうはさせぬと海常秀徳三年の連合軍が挑戦状を叩きつける所までは妄想しました。

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