四楓院夜一に転生したけど、生まれた世界が違うんじゃが⁉︎   作:のうち

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砂に到着

 ナルト達が砂へと旅立った翌日、わしは暁の情報収集の為に旅立つ自来也とそれに回復役として綱手をつけることにした。

 

 わしは綱手と自来也の2人だけでは不安なためにシズネをつけると言ったが2人に断られた。暁は風影や尾獣を下す程の実力を持っている。既に技術の殆どを伝え、これからはシズネ個人の研鑽によるところが大きいとのことだ。それに里には綱手に並ぶ医療忍者・・・?の八千流いや、烈の奴がおるしなんならあいつから学べることも多かろう。

 

 それに烈のところにおる虎徹勇音は奴の同期で色々と話しやすいこともあるじゃろう。成長とは競い合いの中にこそあるとは誰の言葉だったか。だがいいもんじゃ。

 

 こうしてわしは自来也と綱手の2人を任務へと送り出したのじゃった。

 

そしてわしは影分身を20人ほど出して役割分担を決めて本体であるわしは火影室で適度に仕事を行う。とりあえずナルト程出せないがこのくらいの人数ならまだあと10人はいけるかもな何もしなければ、普段から里の警備と飛雷神の移動式のマーカーとしてわしの猫分身達が里中に徘徊している為、わしが全力とは行かずとも本気で戦かう為にはこれくらいが妥当なところなのだ。

 

 10人は修行、もうその他は里のものたちとのそれぞれの会合にいくのが最近のわしのルーティーンになっておる。ちょっと前まではサクラの組み手の修行も分身で行っておった時期もあったが一年前の中忍試験をパスして中忍へと昇格して以降の成長は凄まじくわしの本体が相手することにしておる。

 

 分身だから気にすることなくぶん殴れるとかいう頭のおかしい発想をしたおかげで偶々分身に1発当てられたことがあり、その分身に渡したチャクラ量はそれほど多いわけではないが分身を1人消して見せたからだ。こうしてわしは本腰を入れてサクラに体術の技の修行を含め、更に厳しい基礎の鍛錬を考えサクラで実践することにしたのじゃ。

 

 一方、暁のメンバーであるサソリと戦い、重傷をおったカンクロウを砂隠れの重鎮であるチヨが診ていた。

 

 「・・・・毒は専門じゃが、こりゃワシでもわからん・・・サソリの奴随分と成長したもんじゃ。」

 

 「・・・どうすれば?」

 

「まあ、ワシより解毒に詳しいとなれば、木の葉のナメクジ綱手姫か剣八・・・いや、卯ノ花くらいじゃろ。」

 

 「ワシの合成した毒をことごとく解読し、解毒薬を調合されて手を焼いた。すぐにでも呼びつけて診てもらうしかなかろう。今や木の葉とも同盟国なんじゃろう。」

 

 「その方々も綱手姫は自来也殿と任務に出ており、卯ノ花殿は綱手殿に変わって木の葉の医療部門を取り仕切っておられる。簡単に里を離れる訳には行かないでしょう。それに来てくれることになっても木の葉からここまで3日はかかります。しかし、それでは・・・一応は木の葉へスペシャリストチームの派遣を要請しております。彼らの到着を待つのが精一杯です。」

 

 

 「他人任せな。お前らが他国との同盟に甘え、ずさんな教育しかしてこなかったからじゃ。」

 

 「甘えるなど決してそのような。」

 

「仕方なかろうよ。冷静さを欠いて深追いしたコイツが悪いのよ。忍ともあろうものが・・・」

 

 「・・・・・」

 

「木の葉など信用し、頼り切ってどうする。己が里の能力の向上を第一とせんからそうなる。他人は他人、我は我じゃ。いいか、所詮同盟など絵空事、こんな時は形式的に役立たずの下っ端が遣わされてくるのが関の山じゃ。だいたい、ワシはあのナメクジ姫や化け猫が好かん。」

 

 そしてテマリを連れたナルト達、第七班が砂へ到着した。テマリ達を迎えたのは顔に69の刺青をいれた男。

 

 「テマリか・・・・ようやく帰ってきたか。」

 

「ヒサギ・・・何があったんだい。我愛羅は・・」

 

 「それについては移動しながらだ。おっとあんたらが木の葉の里から来たっていうスペシャリストだな。待ってたぜ、よしついてきてくれ。」

 

 ヒサギは移動しながらこれまで砂隠れで何があったのかを説明してくれた。

 

 「何⁉︎、カンクロウまでやられたのか?」

 

「ああ、しかも敵の毒にやられてな。あの婆さんでも解毒方法を見つけられなくてな。婆さんの見立てだとこのままだったらあと半日持つかどうかってとこらしい。」

 

 「!!・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

 「・・・・・」

 

「・・・・クソ!」

 

 「急ぎましょう・・・テマリさん、私が診ます。」

 

 そしてヒサギの案内によってカンクロウの病室へと一行は案内された

 

 しかし、カカシの顔をみたチヨ婆の顔がかわる。

 

(あ・・・、あやつは「木の葉の白い牙!!」

その名を口にすると同時にチヨはカカシへと飛びかかる。

 「え?」

 

 ナルトが止めに入ろうとするがヒサギがそれを制止して、チヨの拳を止める。

 

 「「「「⁉︎」」」」

 

「おいおい、婆さん・・・いくらあまり好かない相手とはいえ、同盟国の味方相手に物騒なことしようとすんなよ。」

 

 「カカシ先生にいきなりなにすんだってばよ。このしわくちゃババア!」

 

「あの時はよくも・・・木の葉の白い牙め。息子の仇・・・今日こそわしが成敗してくれる!」

 

 「あ・・・いや、私は」

 

「だから落ち着けって言ったんだろう。婆さんコイツは木の葉の白い牙じゃねえよ。よく似ちゃいるが別人じゃ。」

 

「⁉︎・・・、ん?。なーんてなボケたフリ!、ギャハハ!」

 

 「ハァ・・・・」

 

「そんなことより、はやくカンクロウさんを!」

 

 「た、頼む!」

 

それからサクラは淡々と診察と処置をはじめ、あっという間に体内の毒を体外へと排出させることに成功した。

 

 「良し、フー・・とりあえずこれで命の心配はいらないかと、直接毒抜きをしまので」

 

 「ハァ・・・・」命の危機という大きな山を声、一安心のため息の出るテマリ

 

 「これから僅かに体内に残る毒に対する解毒薬を調合します。まだ安心は出来ません。私のいうものを全て揃えてください。」

 

 「まるでナメクジ姫や卯ノ花のようじゃな。ちょうどお前のような女子が来るとは」

 

 「ハイ、綱手様や烈さんは私の師匠の1人ですから。」

そう、この世界ではサクラは何話か前に出たように綱手と夜一に指南を受けていたのだが、卯ノ花も自分の仕事の片手間ではあったがサクラの指導に口を出すようになっていたのだ。

 

「姉ちゃんや、ゆっくりでも時は流れとるでな。」とチヨは弟のエビゾウの言葉にこのような状況においても笑みが溢れるのだった。




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