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ノイズ――人類共通の脅威とされ、人類を脅かす認定特異災害。
女子中学生の立花響は、天羽奏と風鳴翼による人気ボーカルユニット『ツヴァイウィング』のライブを楽しんでいた。だがその最中、人を飲み込んで炭素に変えてしまう認定特異災害ノイズが発生し、観客たちを次々と襲い始める。
大混乱の会場で響が見たものは、ステージの上に歩み出る一人の女性の姿だった。
(あの人は……!)
その人物の名を響は知っていた。
ノドカ。トップアイドルグループ『B小町』のメンバーの一人。
歌を愛し、歌に愛された天才。その歌声は万物を表現できるとまで言われている歌姫。
周囲の喧騒を気にもせず、ステージに上がった彼女は静かに口を開いた。
「今日は天気が良い……だから……大空の歌……」
流れ出すノドカの歌声、その音色に触れた全ての者がステージに目を奪われていた。
正確に言えば、彼女の発する歌声に魂が抜け落ちたかのようにステージの上を注視している。
(……すごい)
衝撃を受けた……伴奏も何もないアカペラの曲にもかかわらず息が止まるほど心が掴まれる。
彼女が空と口に出しただけで、まるで鳥になって飛び出したような光景が目の前に広がる。
観客の声が消えて客席は静まり返るが、ノイズの脅威が消えたわけではなく、逃げなければいけないと頭では理解しているのに、ただただノドカの声に聞き惚れていた。
そして、観客達が足を止めたのを確認すると、二人の仲間と共に内なる力を起動させる。
「「「フラックスプロージョン・ビートチェンジ!」」」
SDDD
出典:超昂大戦 エスカレーション・ヒロインズ
正式名称は「シンフォニック・ドキドキダイナモ」。
歌を聴いて昂奮した聴衆の感情をエネルギーに変換する超昂アイドルの変身装置。
生命が危険に陥ると自動で防御にエナジーを割り振る機能や、集めたエナジーを周囲に還元する機能なども有している。
その正体は錬金術師が着用する武装「ファウストローブ」の改良品であり、超昂アイドルのプロデューサーであるマディオンが開発したパワードスーツである。
認定特異災害ノイズに対抗する機能を持つが、使用にはSDDDを体内に埋め込む必要がある。
SDDS
出典:超昂大戦 エスカレーション・ヒロインズ
正式名称は「スター・デビュー・デバッグ・システム」。
誰でも気軽に音楽を作れて、演奏して発表することができるオープンソースのフリーソフト。
動画の配信機能やAIによる楽曲の改良など多機能。マディオンというイメージキャラクターがおり、人工音声で歌わせたりすることもできる。
立体映像を遠隔地に投影してライブ中継することも可能であり、無音楽団はこのソフトを利用することによりSDDDの機能を発揮している。
無音楽団
出典:超昂大戦 エスカレーション・ヒロインズ
読み方は「サイレント・ヴォイス」。超昂アイドルが所属している組織。
政治的事情などの柵に囚われることなくノイズの脅威から人類を守るために、四人の転生者が立ち上げた組織。元ネタは敵対組織の名称であるが、ノイズを根絶する=静かにさせるという意味を込めて、この名前を採用している。
B小町
出典:推しの子
無音楽団に所属する超昂アイドルの表向きの顔。
一人一人が他のアイドルグループではセンターに抜粋されるほどのアイドルであり、零期生に関しては他のアイドルグループを駆逐するほどのメンバーが揃っている。
零期生
三人全員が転生者で構成されるアイドルグループ。
日高舞 出典:『アイドルマスターシリーズ』
星野アイ 出典:『推しの子』
内海和 出典:『超昂大戦 エスカレーション・ヒロインズ』
プロデューサー
出典:超昂大戦 エスカレーション・ヒロインズ
本名はマディオン。零期生の三人と同じく転生者であり、SDDDを生み出した錬金術師。
政府組織では救えない者を救うために『無音楽団』を立ち上げた。零期生の三人は志を同じくする同胞であり、彼女達四人こそが『無音楽団』の創設者である。