地球侵略を企む悪の組織『ザ・ヒーロー』と正義の味方『ザ・ヒーロー』との戦いが今、始まる━━━!
 と言うのは嘘あらすじで、脳筋系勘違いヒーローと悪の組織がボケと突っ込みをする作品です。あとついでに迷子の子ども

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 息抜きついでとして久しぶりに短編書きました。
 ストーリーがわりと雑だけど、リハビリ感覚ですしおすし。

 気が向いたら、昔書くの止めたバイトで悪の幹部している人物、略して「バイトーサン」って言う短編を完成させたい。


悪の組織は地球侵略から手を引くようです。

 時は20XX年

 地球は悪の組織【ワルインダー】の手によって侵略が密かに進んでいた。彼らは地球を我が物にしようと、地形調査、自然に悪影響が出なく尚且つ地球の民を蹂躙出来る怪人の作成、国家権力を手に入れるための勉強、草むしり、交通安全の強化……様々な方法で侵略を進めていた。

 

 彼らの目的は地球征服。地球を手に入れて、星ごと売ろうと暗躍しているのである。そのためには地球を住みやすくするために環境保全、そして自分たちの思うよう動かせるよう国の首相の座を狙ってるのである。

 

 しかし、悪の組織ワルインダーの手から地球を守ろうと立ち上がる者が居た。彼の名前はヒーロー【ザ・ヒーロー】。ネーミングセンスの無さと人の話を聞かずによく勘違いを起こす事で有名であり、面倒なことは全てを暴力で解決しようとする蛮族、もとい脳筋戦士である!

 

 

 

 

 

 人の気配が一切しない森の中

 太陽の光程度の明かりしかない森に、二人の人が居た。一人は先ほど説明したザ・ヒーロー。もう一人は、ワルインダーの幹部であるワルオである。

 

「今日こそは覚悟しろ! ワルインダー!」

 

「ふっ、覚悟するのは貴様の方だ。あと俺の名前は幹部【ワルオ】な。それは組織名だから。いい加減覚えてくれない?」

 

 地球侵略を任されている、ワルインダー幹部のワルオはやれやれと溜め息を付く。

 実の所ザ・ヒーローが名前を間違えるのはこれで37回目である。倒せば全部同じだろの精神を持っているため、名前を覚える気がないのである。

 

「覚悟しろ……と、言いたい所だがお前に一つ言っておく事がある」

 

「言いたいことだと? ラブレターならちゃんと私が住んでる家に送れよ」

 

「いやちげぇよ。あとお前の住所知らん」

 

 何言ってんだコイツと言いたくなるが、本題から逸れるので黙ることにした。

 それ以上にまずは話さないと言えないことがあるからである。ワルオは「出てきても大丈夫だ」と自身の後ろに向かって声をかける。

 

「……こんにちは」

 

「子ども?」

 

「ふっふっふっ。この方は 「てめぇまさか誘拐か!? 許さねぇ。許さねぇぞダルオ!」 違うからな? あと俺の名前はワルオな」

 

 やっぱりコイツの相手はしたくないと頭を抱えたくなるが、今はこの小学生ぐらいの子どもについて説明する必要があるため、無理矢理頭を切り替える。

 

「この子は近所にいる地球人の子どもだ。これからザ・ヒーローと戦うと行ったら、勝手に付いてきたのだ」

 

「なんだと!?」

 

「ふっふっふっ。俺自身、子どもを盾にするような行為は嫌いだし正直付いてきたのは予想外で、危ないからこの場から離れていてほしいが、この状況ならば貴様は全力が出せまい! 俺も気を使う必要あるから全力出せないけど

 

 最後の一言はザ・ヒーローに聞こえないよう小声で呟いた。

 今言った言葉に嘘は無く、ワルオは人質作戦はかなり嫌いである。人質どころか卑怯な戦法自体を嫌っており、ゲームでは煽り厨を許さず、初心者に優しいプレイヤーとして有名である。

 そんなワルオの言葉を聞き、ザ・ヒーローは拳を奮わせた。ワルオは思わずこの場が寒いのかと心配になったが、寒いどころか太陽の光で暖かいほとである。その心配は杞憂である。

 

「お前、子どもを人質にして私を葬ったあとに、お前のボスに向かって『ザ・ヒーローを倒したんだからボスの座を明け渡すぐらいの報酬は貰えるんだな。え、渡せない? ならこの子どもの命は無いけど良いのか?』と脅すつもりだな! くっ、流石悪の組織の幹部だ。やることがえげつねぇ!」

 

「だが安心しろ。私は平等主義者だからな、面倒……もとい不公平な事にならないよう、二人とも殴って大人しくさせるさ」

 

「誰もそんなこと言ってないんだけど!?」

 

 何故ならザ・ヒーローの勘違いしているだけだからである。

 事実、ワルオのボスは無駄な殺生は好まない。それこそ「うわ、子どもを人質に取ってるよ。お前に人の心って無いの? 大丈夫、有給使ってる? 病院行く?」とカウンセラーを紹介してくれるほどに優しい。

 勘違いどころか子どももろとも殴る発言をしているザ・ヒーローに対して、怖いなコイツとドン引きしていると、子どもが純粋そうな目でワルオを見てきた。

 

「……僕、人質になるの?」

 

「いやいやそんなわけないって。アレはザ・ヒーローの出任せだ!」

 

「……怖い。わーん」

 

 子どもはザ・ヒーローの虚言を聞いて怖くなったのか、ワルオから距離を取り、ザ・ヒーローの元へと駆けていく。

 ワルオはちょっと待てと声を掛けるが、静止虚しくザ・ヒーローの胸元へと飛び込み、蹴りをお見舞いした。

 

「「え?」」

 

 思わず二人の声が重なる。

 ザ・ヒーローの身体は空中へと吹き飛び、勢いよく背中を打った。痛さで悶えているザ・ヒーローを他所に、子どもは喜んでいる。

 怖い怖い言ってた癖に、一番怖いのはお前だよと突っ込みしたくなったが、ワルオは震える声で子どもに声を掛ける。

 

「あ、あの。なにしてるの?」

 

「ザ・ヒーローがこの前『壊せば全て解決だ!』と言って、僕のロボット壊した仕返し」

 

「壊した? いいや違うな。あのロボは身体がバラバラになった新形態、名前は『悪役が力加減を間違えて破壊されたロボ丸三世』だ!」

 

「要するにお前が力加減間違えただけじゃねーか」

 

 こんな奴がライバルなのかと頭痛がしてくるワルオは、もう助けなくていいやと決めた。脳筋なのは前から知ってたいたが、子どもの玩具を壊したのは流石に擁護出来ない。

 子どもだからあまり過激な事はしないだろうと、その場を去ろうと回れ右をしようと脚を後ろに下げた。

 

「……色々調べたかいがあった。ザ・ヒーローの普段の行いや1日のルーティン、住所から戦闘パターン。一人だと調べるのが限界だから、ワルインダーの秘密基地に侵入及び細工、さらにはハッキングしてザ・ヒーローの行動をさらに洗って、ワルインダーの行動とザ・ヒーローの行動を両方照らし合わせて次の戦闘場所を特定するのは疲れた。それに一緒に行動してくれそう且つ、ワルインダーもザ・ヒーローの両方が油断してくれそうなワルインダー側の人物調べも時間がかかった。でも、ようやく。ようやくザ・ヒーローを【放送禁止用語】したり【見せられないよ!】したり【ピー音】したり出来る」

 

 そして下げた脚を使いその場で一回転した。

 ワルオは今のは聞き間違いだと思った。聞き間違いだと信じたかったが、ザ・ヒーローの顔が青ざめているのを見て幻聴で無いと考えた。

 

「うおおおおお! カルオバルオイルオ様ァ! 今までの行為は謝りますからぁ!」

 

 名前が違うことにはもう突っ込むことは止め、渋々ながらも子どもを止めることにした。ワルインダーにハッキングしていたりと、あまりにも好き勝手しているのが大半の理由ではあるが、これ以上はR18になるかもしれないからだ。ザ・ヒーローの心配は0.1%ぐらいしている。

 

「あの、もう良いんじゃないか。さっきのキックで気がすんだろ? 子ども相手はあまり気が進まないが、それ以上するなら怒るぞ」

 

「……何か文句があるなら全世界に向けてワルインダーの秘密情報全て流す」

 

 ワルオの声に子どもは心底面倒臭そうに振り替えり、ハッキングした情報を流すと脅しをかける。

 

「あ、それでは私達ワルインダーは地球から撤退させて頂きます」

 

 ワルオは手のひらを返して地球から撤退すると決めた。

 ザ・ヒーローが薄情ものだの、助けてくれだの言っているが、何も聞こえない誰も喋っていないと聞こえないフリをして、宇宙船で急いで地球を脱出した。

 

 翌日、ボスに報告すると「もう地球と関わるの止めよう」と言われたワルオであった。

 そうして地球から悪の組織は居なくなり、世界に平和が戻ったのである。え、ザ・ヒーローはどうなったのかって? 平和を維持するには必ずしも犠牲が必要です。アイツは犠牲になったのだ。




【ワルインダー】
 書いてたらフリーザ軍みたいな設定になった。
 ボスとしては地球侵略を「自然豊かな地球を支配すれば食料に困らないな」程度に考えてたが、ヤベー思想の奴が居るのを知って諦めた。理由は「子どもですらあんな考えしてるんだ。何してくるか分からなくて怖い」とのこと

【ワルオ】
 給料が良いのでワルインダーに入った。
 本編後、地球の子どもがあまりにも怖かったので悪の組織を抜けて田舎で暮らすことにした。

【ザ・ヒーロー】
 勝手に勘違いして、全てを筋肉で解決しようとする蛮族もとい脳筋。
 こんな奴がワルインダーと戦えるのかよと言われそうだが、怪しい奴は基本的に殴るスタイルのため、変に行動するとザ・ヒーローに殴られて再起不能にさせられるため、わりと厄介であった(過去形)

【迷子の子ども】
 一番ヤベー奴
 元々はボスの子どもにしようとしたが、なんとなく止めた。
 子ども一人がハッキングとか出来るのかって? この世界はギャグだから気にしたら負けです。

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