幼少期に祖父母を交通事故で亡くした少年、八神清二は最高の回復役になるという夢を持っている。
これはアニメ・漫画・ゲームが好きな少年がイメージも出来ない最高の回復役になるまでの物語――になるはず。きっと。

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リハビリとして思い浮かんだ妄想の垂れ流しです。
多分続きません。
原作の設定ミスなど多数あるかもしれません。


最高の回復役になりたい。

 ――最高の回復役(ヒーラー)になりたい。

 

 幼い頃に色々と"見える"ようになった時から思い続けていた夢。それは波乱万丈だった小学校を卒業し、無事中学校へと入学、そしてそろそろ高校へと進学する今でも変わらない……何故かと言えばこの世界には()()()はいけない存在が居るからだ。

 

 呪霊――色んな場所に出現しているっぽい怪物というか幽霊というか……そんな感じの何か。こいつ等は普通の人には見えないし何かされても対処出来ず、普通に殺されてしまう事もある。マンガの読みすぎ、ゲームのやり過ぎとか思われても可笑しくはないが俺の"眼"が教えてくれる"情報"がそれを事実であると証明している。

 

 

「孤独死ですって……可哀そうにねぇ~……」

「老人を一人で生活させてたって聞いたわよ……いやね~……」

 

 

 耳に入ってくるおばちゃん達の言葉は一般人的には確かに正しい。八十を過ぎた老人が親族に世話してもらわずに一人暮らし、そして苦しんだ様子で死んだとなれば心臓麻痺か何かだと思われても仕方がない。でも俺の眼は運ばれていくお爺さんの姿を見た瞬間に答えを教えてくれた――

 

 

【名前 ――。年齢――歳。性別:男。死亡原因:呪霊名――。術式無。呪力量:――】

 

「……だよなぁ」

 

 

 子供の頃、それこそ小学校に入学する前辺りに突然色々と見えるようになった俺の眼……というか目覚めてしまった"術式"という名前の特殊能力。「詮索術式」という名称のコレは俺が見るか触るかすればどんな情報でも知る事が出来る某大先生"G"のような能力……どれぐらい凄いかと言えば仮に女子を見た場合、スリーサイズから生理が来る日やら恋人がいるかいないか等々バレずに知ることが可能! なお俺の良心的なあれによって罪悪感がすっごいので普段は呪霊関係しか見ないようにしてるけども。

 

 そんな事は置いておいて……視線を別の方向へと向けるとお爺さんを呪い殺したであろう呪霊がテクテクと次なる獲物を求めて……かは知らないが歩いていたので指先に"呪力"を集めてから"反転"、そのままパーンと脳天と胴体目掛けて撃つと簡単に消滅した。

 

 反転させた呪力を呪霊にぶつけると瞬殺出来るという事は小学校卒業前ぐらいに術式が教えてくれた。呪霊に対して有効とか書かれてたら試したくなるでしょ男の子なら……! もっとも呪力を反転出来るようになるまでえっらい苦労したけどもっ!! だけど子供の頃からの夢……最高の回復役になるには反転術式なるものが必要不可欠だと術式様から知った俺は会得するために様々な事をした……!

 

 回復技を会得するには文字通り、回復の事を知らなければと全力で筋トレして筋肉を休ませるのを何度も何度も何度も行ったり、枯れかけている草花に水やらを与えて話しかけまくったり、ドラクエで道具縛りしたりとかそれはもう語るに涙無しには無理という事をやりまくった……! いやぁ~薬草と聖水にはほんっとにお世話になりました!! あれがなかったら序盤突破無理だったよマジで……!!

 

 そんな事ばっかりしてたらいつの間にか出来るようになりましたっと。詮索術式さんも反転術式を会得するのは難しいとか書いてたのでこればっかりはホントに世界が俺に回復役になれと言ってたね! 間違いない! ちなみにだが俺自身は勿論、他人にも使用出来るのは言うまでもない。だって肉体情報とか見えるし……損傷してる部分を元通りに戻せばいけるんじゃないかと思ったらマジでいけた時は思わず叫んでしまったのは記憶に新しい、いや新しくもないわ。

 

 

「……よし。帰って螺旋丸もどきの修行でもするか」

 

 

 諸事情により武器と呼べる類が一切持てないので俺の唯一と言ってもいい呪霊に対する対抗手段こと呪力を武器にするしかない。それもこれも天与呪縛とかいう意味不明な奴のせいだ……! これのせいで包丁もナイフもバットも針もコンパスも持てない身体になってる……! 百歩ぐらい譲って包丁ナイフバットは良いけど針とコンパスぐらいは許してくれよ!! 縫物したり綺麗な円を描かせてくれても良いだろ……!

 

 そんなわけで頼れるのは己の肉体と呪力様、術式様しか無いので漫画やアニメを見ては呪力で再現できないか模索しているわけなのだが……その内の一つである螺旋丸もどきは一応形にはなっているし普通につよい。地面に穴空いたしお試しでその辺にいる呪霊に叩き込んだら破裂? 爆発? させるぐらいのパワーがある。やはり信じられるのは武器なんかではなく会得した技術ってわけよ。

 

 まぁ、多分雑魚だったから通用したんだろうけど。

 

 

「爺ちゃん、婆ちゃん。俺、夢に向かって頑張ってるよ」

 

 

 子供の頃に交通事故という現在、そして当時の俺でも防げない突発的な出来事で見てしまった祖父母の死……目を背けたくなる姿となった二人をホイミとかザオリクで治したい、蘇らせたいと思ったのが夢の始まり。流石にザオリクは無理でも特技はベホマズンですぐらいは出来るようになったから少しずつは最高の回復役に近づけていると信じたい。

 

 最高の回復役ってどんな感じなのか一切分からないがとりあえず突き進むのみだ……!!

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 なんか呪術高等専門学校? とかいう学校に入学させられる事になりました。

 

 頑張って受験勉強したのにぃ……!!




・八神誠二
「一般家庭に生まれた術式持ち。最高の回復役になるという夢を持っている。ホウキやバットなどが武器の類判定だったせいで学校では色々と大変だった模様。困った時はアニメ・漫画・ゲーム理論で考える狂人。反転術式使用可能だが筋トレやドラクエで道具縛りでクリアなどを行った結果、使えるようになったという経緯がある。一回、いや何十回も真っ当な呪術師の人達から怒られろ。下級とはいえ呪霊を倒していたので前々からスカウト対象に入っていたらしい。」

・詮索術式
「見る・触った対象の情報を知る術式。攻撃能力が一切無いが人間・呪霊問わず名前から術式有り無し、呪力量等を知る事が可能。言ってしまえば六眼が劣化して術式になったようなもの。」

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