海賊戦隊の世界で、天下御免の侍戦隊! 作:ウルトラマントリガー
宇宙の彼方から、デンジマン、バイオマン、チェンジマン、フラッシュマン、ファイブマン、カーレンジャー、ギンガマンがザンギャックらしき敵と戦いながら、地球に近付いてきている。
世界科学連邦 I.N.E.T.の月面基地に待機していた遠藤耕一郎から、スーパー戦隊のメンバーに転生した全ての転生者にその情報が伝えられた時、真っ先に動いた転生者は、特捜戦隊デカレンジャーのデカマスターこと、ドギー・クルーガーと救急戦隊ゴーゴーファイブのゴーグリーンこと、巽鐘であった。
「バン!ホージー!セン!ジャスミン!ウメコ!テツ!ザンギャックらしき艦隊が地球に接近してきている!総員!直に迎撃態勢に入れ!スワン!デカマシン!デカベース!デカバイク!パトウイング!全機発進準備!それから、宇宙警察地球署の署長権限で、一般市民の避難を開始させるんだ!敵の攻撃目標は、地球全土に及ぶことが考えられる!避難規模は地球全土だ!」
「親父!宇宙からヤバい侵略者が攻めてくる!99マシンにゴーライナー、ライナーボーイにマーズマシンを全機発進させる準備をしてくれ!それから、乾総監に連絡して、一般市民に避難勧告を出してもらってくれ!」
ドギーとショウは、それぞれ出来る範囲でザンギャックの迎撃と一般市民の避難誘導を開始しようとしていた。
次に動いたのは、何らかの防衛組織に所属する戦隊に転生した者達であった。
ゴレンジャーにジャッカー電撃隊、バトルフィーバーJ、サンバルカンにゴーグルファイブ、マスクマン、ジェットマンにオーレンジャー、そして、メガレンジャーの遠藤耕一郎といった戦隊に所属する者達が、それぞれの組織の指令に従って、動き始めていた。
そんな中、突如地上に現れたのは、三神将たちであった。そんな三神将たちが、地上に向かって目から光を放つと、その光の中から、結城凱、ブライ、滝沢直人、理央、メレが姿を現す。
「どうやら、ピッタリなタイミングで地上に来れたみたいだな」
凱は、地球署からの避難指示が響き渡る街中を見て、そんなことを呟いた。
「そのザンギャックとかいう敵が来るというのか?」
「ゲキ達も来るというのは本当なのか?」
そんな凱に、理央とブライが問いかける。凱がそれぞれの問いに答えようとすると、突如、次元の裂け目が開いた。
「ドルドルー!相棒の危機と聞いて、すっ飛んで来たぜ!」
「オンオン!久々のヒューマンワールドでい!」
「ブイブイ!」
「バルバルーカ!」
「ガンガガーン!」
「ア!ゲタゲータ!」
「バタバター!アニキに会うのも久しぶりだぜー!」
「美羽に会うのもな!」
「皆、久しぶりのヒューマンワールドだからといって、浮かれてばかりではいけないのであーる!」
次元の裂け目から現れたのは、スピードル、バスオン、ベアールV、バルカ、ガンパード、キャリゲーター、トリプター、ジェットラス、ジャン・ボエール、キシャモス、ティライン、ケラインといったゴーオンジャーの相棒であった炎神達であった。
さらに、その後ろから甲高い鳴き声を上げながら、爆竜トップゲイラーが飛び出してくると、さらに、それまでに現れた炎神やトップゲイラーを遥かに凌ぐ巨体の持ち主、爆竜ブラキオサウルスが現れる。
「お!三神将に、結城凱にブライ、滝沢直人に理央にメレといった死人組じゃねぇか。奴らも間に合ったんだな」
「壬琴。あの巨人は何だゲラ?」
トップゲイラーの額から、三神将や結城凱達の様子を眺める仲代壬琴に、トップゲイラーがそんな問いを投げかける。
壬琴がそれに答えようとすると、さらに異変が起きた。空から光の柱が降りてきたのだ。
その光の中から、五つの人影が現れる。
その人影の一つを見た瞬間、ブライは駆け出した。
同時に、ブライの姿を確認した人影、ティラノレンジャーのゲキも駆け出す。
「兄さん!」
「ゲキ!」
2人はそのまま互いをきつく抱き締めあった。
「兄さん!信じられないよ、兄さん!こうして、また会えるなんて!」
「俺もだ!ゲキ!こうして、またお前と会える日が来るなんて、夢の様だ!」
「兄さん!」
「ゲキ!」
その場にいるものの、事情がわからない炎神達や爆竜達、現世に戻ったばかりの死人組であったが、とりあえず、水を差すのは野暮だということはわかるので、2人が落ち着くまで、待つことにするのであった。
一方、小津家の魔法部屋には、黒焦げで息も絶え絶えになった次女、麗と魔法猫スモーキーが帰還していたが、ザンギャック襲来の一報を知って、こう呟いたのであった。
「ウソ……このまま、レジェンド大戦なの?」