そして開かれる熱き男たちの戦い
なんか面白そうっていう一発ネタを考えた投稿
ある晴れた日、何気ない書類仕事をしていたトレセン学園の理事長の脳内に電流が走った。
「名案!トレセン学園のトレーナーを集め、1200m走をさせて担当ウマ娘の気持ちを疑似体験してもらう大会を開きたい!」
会議と自然と貯まる書類仕事で多忙な毎日を送っていた寝不足の理事長は色々とハイになり、スイーツ店のペアチケット一年分という大盤振る舞いの優勝賞品を付けた。尚、その場で思いついた様な企画をその場のノリで実現段階まで持って行ってしまった行動力をフルに使えば溜まった書類仕事は終わっていただろうと、後に秘書のたづなさんは語っていた。
そして偶然にも理事長室を通りかかった生徒にこの話を聞かれ、話は半日で瞬く間に広がり、自分のトレーナーと一緒にスイーツ店を巡りたいトレーナー持ちウマ娘は全力を持って自身の担当トレーナーを鍛え上げる事となる。
◆◆◆
いち早く件の情報を手に入れたメジロ家のウマ娘はトレーナー室へと駆け込んだ。
「トレーナーさん!聞きまして?どうやら近々トレセン学園のトレーナーさんを集めた徒競走を開催する様で、その優勝商品がなんとスイーツ店のペアチケット一年分ということではありませんか!」
そして優勝賞品にはあまり魅力に感じないまでも、その開催される趣旨そのものに興味を持ったウマ娘が、学園内で広まった話をよく知らないトレーナーに話を持ちかけた。
「ふぅん、なかなかに面白い試みだねぇ。いやぁ、私も常々思っていた事だが、ウマ娘のトレーニングを人間であるトレーナーくんに本気で施した場合、人間の脚力をどこまでウマ娘の脚力に近づけてられるかという点なんだが、実に興味深いとは思わないかい?…そもそも分かっている現時点で言ってもウマ娘の筋組織は人間のソレとは大きく_」
他にも自分のトレーナーが徒競走であろうと一番凄いと自慢したいウマ娘が各々本気になりトレーナーに自ら指導を行なって行った。そしてトレーナーとのペアチケットを自らが勝ち取るために。
「あのねお兄さま、お兄さまの走るフォームはとっても綺麗なんだけど_スタミナの配分がその、ちょっとね…はぅ、ごめんなさい。ライスは上手く言えないよ…」
「トレーナーちゃん!もっとアクセル全開で走っちゃってもいいのよ!私はトレーナーちゃんにも走る楽しさを知ってもらいたいんだから」
「トレーナー…一年間スイーツ食べ放題というレース、何としてでも勝つぞ」
「おうおうトレーナー!そんな走りじゃゴルシちゃんの走りに近づくには何年も先になっちまうぜ、もっとどりゃ!って感じに走らないと寿司もまともに握られないぞ!良くてパン職人だ!もっとパティシエになる様な気持ちで取り組んで〜もう一周!」
「にしし、トレーナーボクとのスイーツペアチケットの為に頑張ってね、負けちゃったらトレーナーの奢りでいつでもスイーツ食べ放題しちゃうから」
「トレーナーくん。私が見た限り君は元々脚力はある方だが、他のトレーナーも
「あはは、トレーナーさんの走り見てたら昔のちっちゃい頃の私を思い出しちゃったわー。あの頃のネイチャさんもよく三着取っちゃってたっけ_「必ず一位になってネイチャにプレゼントする」って…私だからいいけど、そんな臭いセリフ他の子に言っちゃダメですよー…私は嬉しいけど」
「貴方、意外とつまらない走りをするのね。そんな走りじゃ私どころか誰も靡かないわ。いい?貴方は人間で私はウマ娘、貴方が私の様に走ったところで私の様にはならないの、それなら再現することに拘らないことね…分かったなら一度まっさらな状態で走ってみなさい、きっと何か答えが出るはずよ」
「トレーナーさん、よく頑張ったね!休憩ついでに私がいいものを見せてあげるよ!…ワン、ツー、ほら!トレーナーさんの耳からスポーツドリンクの差し入れだよ!」
「いいトレーナー?やるからにはもちろん一番を目指してもらうわよ!私のトレーナーなんだから一番以外許さないんだから!」
「あーもう!私がゲームのデイリーそっちのけで練習に付き合ってるんだから、そんな距離でへばんなよ!トレーナーの末脚は結構いい線行ってるんだから…_もう!褒めてないって!」
「別にトレーナーにはあまり期待してない…けど、やるからには勝ってほしいとも思っている…だから私も布団を乾燥させる時間を惜しんでトレーナーを肉体改造させるわ」
「トレーナー…私が早めに撮影終わらせてもらって帰ってきたところで、他の子からレクチャーされてた様だけど、もしかして私が考えたトレーニングメニューに不満があったわけ?_あっそ、そんな見え見えの謝罪とかしちゃうんだ。でも撮影の合間に頑張って作ったトレーニングメニューだったけど、他の子の意見とか参考にしちゃうんだもんね…別に気にしてないからいいけど?」
◆◆◆
そして担当からトレーニングを施されて仕上がった全トレーナーがトーナメントを行い十三名に絞られた。
『JTC…ジャパントレーナーズカップもいよいよ最終日、レース場の状態は良好を迎え最後のレースとなります。それではここまで勝ち上がった栄えある猛者を発表します』
一枠一番、2番人気メジロラモーヌトレーナー
『ここまで他の追随を許さぬ逃げの走りで、ほぼ全てのレースで四人差を付けてのゴールを見せてくれました。今大会優勝候補の一角です』
「当然よ、彼は一皮剥けたもの」
二枠二番、4番人気ゴールドシップトレーナー
『ウマ娘とは違うはずなのにその追い込みはまさにウマ娘級?まるで瞬間移動をしたかのような彼の追い込みは十分優勝を狙える素質はあります』
「いっけー!トレーナー!イタリアで磨いた麻婆豆腐の腕前見せてやれ!」
三枠三番、3番人気トウカイテイオートレーナー
『その強さはまさしく帝王級か?生まれ持ったスペックで安定して勝ち上がっており、3番人気ですが1番2番人気にも負けず劣らずの脚力です。』
「えっへん!トレーナーはボクを見てたんだから当たり前でしょ!」
四枠四番、9番人気ライスシャワートレーナー
『前評判のよかったブルボントレーナー、マックイーントレーナーを差し切ったその姿はまさしく刺客!今大会のダークヒューマンは間違いなく彼です。』
「お兄さまー頑張って!」
「ライストレーナーさん、頑張ってください」
「よよよ…ライストレーナーさん!わたくしのトレーナーに勝ったのですから勝ってくださいまし!」
四枠五番、10番人気ナリタタイシントレーナー
『この人気には少し不満か?しかし彼の最後の粘りはこの中でも光るものがあります!』
「アイツの速さは私が一番分かってるし…」
五枠六番、8番人気ナイスネイチャトレーナー
『目立った強みこそありませんが、その安定感から大どんでん返しなるか?』
「頑張りなさいなー」
五枠七番、6番人気オグリキャップトレーナー
『情報によるとオグリキャップと一緒に食べ歩きシェイプアップで肉体改造を施したとの事、ボディビルダーも顔負けです』
「トレーナー、頼む勝ってくれ…」
六枠八番、11番人気アグネスタキオントレーナー
『前レースまで全身が虹色に光っていたものが脚部のみの光となり、やや印象が薄くなってしまったか!?しかし優勝候補のダイワスカーレットトレーナーに二人差で勝った記録もあります、大穴の予感』
「ふぅん、偉大な人というのは輝いて見えるものだよ」
「タキオンさんのトレーナーさん〜頑張ってください〜」
六枠九番、十三番人気ゴールドシチートレーナー
『どうやら昨日からの疲労で寝られなかった模様、目にクマが出来ています。バットコンディションですが走り切ることはできるか?』
「別に…アイツがまた他の子にチヤホヤされて聞いてて、気がついたら朝になってただけだし…悪いのはアイツだから」
七枠十番、1番人気シンボリルドルフトレーナー
『皇帝のトレーナーはやはり皇帝なのか?有力トレーナーであったカレンチャントレーナー、ネオユニヴァーストレーナーに七人差を付けての圧倒的脚力で勝利を飾っています。生まれが違えが彼もまた三冠を飾っていたかもしれません』
「トレーナーくん、勇猛邁進、一生懸命走ってくれ」
七枠十一番、8番人気アドマイヤベガトレーナー
『情報では彼の練習風景は鬼気迫るものがあったと聞きます。一度脚の故障を疑われましたが、ただの筋肉痛であったとの事、一着の一番星を掴み取る事ができるのか!?』
「頑張って…」
八枠十二番、7番人気フジキセキトレーナー
『有力トレーナーであった。カワカミトレーナー、サクラローレルトレーナーを下したフジキセキ直伝の走りには注目です。』
「トレーナーさん〜ファイトだよ!」
八枠十三番、5番人気マルゼントレーナー
『その速さはまさに怪物級か?やはり似たもの同士は引かれ合うのか!彼の逃げには注目です。』
「もー!惹かれ合うとかまいっちんぐー」
『さぁ、担当ウマ娘の勝負服が風で揺れる中、戦いの火蓋が切って落とされようとしています。有終之美を飾るのは果たして誰になるのか!まもなく始まります!』
お疲れ様でした。
この人たち全員男性で担当ウマ娘の勝負服着てるんですよね…もちろんサイズは合わせた特注ですけど…ところで何名かキツい勝負服してません?
ちなみにレース出場トレーナーの担当が一際重バ場なのは敢えてですねぇ!
ちなみにちなみに人気順位はかなり適当、人間強度だけならゴルシトレとタキトレが多分トップ、他にも人間の枠超えてそうなトレーナーもいたけど…まぁ…ね?
誰が一着になるか予想しよう!(担当が重バ場だと強いかも?)
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2番人気ラモーヌトレ
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4番人気ゴルシトレ
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3番人気テイオートレ
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9番人気ライストレ
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10番人気タイシントレ
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8番人気ネイチャトレ
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6番人気オグリトレ
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11番人気タキオントレ
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13番人気ゴールドシチートレ
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1番人気ルドルフトレ
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8番人気アヤベトレ
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7番人気フジトレ
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5番人気マルゼントレ