我が推し、丸山彩の誕生日記念作品です。
これは、愛と希望の物語(ただのカオス)

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モンスター教授!丸山彩の誕生日、推しの生誕祭を祝いに来た!タコス!
※当たり前ですがモンスター教授はこの小説に全く関係ありません

それでは彩ちゃんの誕生日記念小説、ごゆっくりと読んで言ってください。



本編

 

 

 12月27日。

 皆さんはこの日を何の日かご存知だろうか?

 

 

 そう、丸山彩の誕生日。

 我が閣下がこの世に生まれた記念すべき日です。

 

 

 私もこの1年、彼女の誕生日を祝い続け何度も喜んでいただきました。

 これも、彼女の純粋さ故でしょうか。

 

 

 しかし、私には1つ大きな問題がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そろそろネタ切れという事だ。

 

 

 なんせ付き合ってから何度もクリスマスデートをしてきた。

 

 

 そして、かれこれ数年間が経ち……今はこの作品のキャラ達も高校を卒業。その年月を考えればその意味が分かるだろう……。

 

 

 しかし何とかしてこの状況は打開しなければならない。

 

 

 その為に私はAmaz○nの奥地へ「あのさぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝手に人の思考を捏造するの止めてもらっていい?」

「あ、バレた?」

 

 えー、皆様大変失礼しました。

 先程のナレーションは私、佐倉イサム……では無くテーブルの向かいにいる少女、氷川日菜でお送りしました。

 

「まずさ、人の誕生日デートプランの思考をネタ切れって言わないで?」

「でも悩んでるでしょ?」

「それとさ、アマゾンの下り去年もやったよね? なんでまたやってるの?」

「んー? 何となく」

「何となくかよ」

「因みに覚えてたら来年もやるからよろしくね〜」

「同じネタは3回までって鉄則知らない?」

「まだ2回だからセーフってことだね☆」

「そういう問題?」

 

 俺が何を聞いてものらりくらりな日菜。そんな状況でも俺ははやる感情を抑えて彼女の相手をしていた。

 

「じゃああたし達がおすすめのデートプラン教えてあげようか?」

「……何するの? てか……あたし()?」

「あの子もいるよ」

 

 日菜が視線を向けた先には……ソファで何故か寝ている謎の女(桐ヶ谷透子)がいた。

 

「寝ている子を起こすなよ」

「誰だお前は!」

「恋のからくりを粉砕する女、桐ヶ谷透「何この茶番」ちょっと! 最後まで言わせてくださいよ!」

 

 これ以上はいけない、と強制的に止めに入ったところで謎の女からクレームが入った。

 

「んで、君誰?」

「どうも! アタシMorfonicaでカリスマギタリストやってます桐ヶ谷透子です!」

「あれ? じゃあ俺と君会ったことあるよね?」

「んー、多分この作品書いてる人もこの時系列の事まで視野に入れて書いてないからね〜。しいてゆうならマルチバースってヤツ?」

「そんなメタい事情言っていいの?」

 

 そんな2人を相手にしていたが、俺はある事が疑問に浮かんだ。

 

「ところでさ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで君たち俺の家知ってるの? 一人暮らし始めてから住所教えた覚え無いんだけど」

 

 そう、俺は日菜にも桐ヶ谷さんにもここの住所を教えていない。一応彩には教えたが……ハッ!まさか彩から聞き出した……

 

「いや、駅でイサムくん見つけたから跡を着けただけだよ?」

「通報しときますね」

 

 俺がスマホを取り出した所で日菜たちは慌てて止めに入りに来た。

 

「それよりイサムさん! 彩さんとのデートプラン、あたしにいい案がありますよ!」

「……一応言ってみ?」

 

 自信満々に言う桐ヶ谷さんは俺に対して期待半分……といった感じで提案をした。

 

「先ず水族館に行きます!」

「はい」

「それでチンアナゴのコーナーに行きます!」

「はい」

「そこでイサムさんは両手を揃えて前に伸ばして片足もあげます。これでさかなの出来上がりです!」

「はい」

「そして彩さんには両手を上に伸ばして貰ってチンアナゴって言ってもらえば完璧です!」

「……あのさあ、それ話題に出すの1年くらい遅くない?」

 

 彼女の提案はあっさりと却下された。しかも当の本人は何故却下されたのかよくわかっていないようだ。

 

「うーん……じゃあ1回練習してみる? はい、さかなー」

「お、良いですね〜! ちんあなご〜!」

「いや俺の枠無くね?」

「じゃあ……これ読んでください!」

 

 再び桐ヶ谷さんから渡された紙に目を通しつつ、3人は再度併せ練習をしていた。

 

「はい! さかな〜!」

「ちんあなご〜!」

「地獄からの使者、ス〇〇ダーマ……ってなんじゃこりゃ!!」

 

 遂に限界が来た為、持っていた紙を地面に叩きつけた。

 

「いや、明らかにおかしいでしょ! なんで今回こんなにス〇〇ダ〇マンでゴリ押すんだよ! このタイプのスパ〇〇ー〇ン知ってる人ほとんど居ないでしょ!!」

「え〜? 割とあうとおもったんだけどな〜」

「ですよね〜。というか何時になったら〇映版が配信サービスで見れるようになるんだろうね」

「それ今関係なくない?! 後、その話に関しては著作権関係で色々めんどくさくなるから止めようか!?」

 

 なんでかこの2人は蜘蛛のヒーローにどハマりしてるみたいだが正直そんなことはどうでもいい。

 

「……未だにデートプラン固まってないってどういうことだよ!!!」

 

 そう、かれこれ1時間は経ったはずなのだが……プラン決めは進行どころが後退している。

 言うまでもなくこれはマズイ。

 

「うーん……なんでだろうね〜?」

「明らかに君たちが余計なネタ挟むからだよね!!?」

「そんな……誰がそんな事を!!」

「鏡見ておいで」

 

 そんな2人を交わしつつ俺は頭を抱えた。

 やっぱりこの2人に任せるのは良くない……。どうにかして俺1人でも……

 

「でもイサムくん、あたし達には……とっておきの秘策があるよ」

「……さっきまで色々迷惑かけたみたいですけど……こっから先は本気と書いてマジです」

 

 ……何やら真剣な表情で2人は俺に訴えかけた。

 

「……聞かせて」

 

 ならばこの2人にかけてみよう。そう思った俺は日菜たちの提案に耳を傾けた。

 

「いい? こういう場合女の子が求めるのは1つなの」

「そして……それを満たしてあげるために必要な場所があります」

「……そこは?」

 

 俺が聞くと2人は言葉を溜める。

 そうして彼女たちが導き出した答えは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ラブホだよ(ですよ)!!」」

「帰って」

 

 期待して損したわ。

 

 

 

 

      〇 〇 〇 〇 〇 

 

 

 

 

 そして、12月27日。

 彩の誕生日がやってきた。

 

「イサムくーん!!」

 

 俺を見るや駆け足で向かってくる彩。

 大きな声で名前呼ぶけどあの子、自分がアイドルって自覚あるの?

 

「今日も先に来てたんだ〜」

「まあね」

「……つ、次こそはイサムくんより先に待ち合わせ場所来てやるんだから!!」

「なんの勝負してるの?」

 

 最近……というか少し前から彩は「ずっとイサムくん先に来て待ってるから次は私が先に来てイサムくんを待ってあげるね!」的なことを言い出して以来、彩は何かと待ち合わせに張り合ってきてる。……とは言っても中々そうはいかないんだよね。

 

「……もしかしてまた服とか迷ってた?」

「へ? ……バレた?」

「だって何時も違う感じだし」

 

 そう、彩はギリギリまで服装や髪型を悩んでくれてるのだ。

 今日は髪型をハーフアップにして、白とピンクのセーターにベージュのコート。黒の短めのキュロットスカートに同色のオーバーニーブーツ。変装用にサングラスにベージュのベレー帽を被っていた。

 

「そっか……気付いてくれてたんだ……へへへ」

「……………」

「……ど、どうしたの? 何か変なところある?」

「……いや、スカート短いけど寒くないの?」

「……えっち」

「……なんで?」

 

 心配して聞いたら変態扱いされた。解せぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜先輩」

「ん〜?」

「あと2人ってあれで一線越えてないんですよね?」

「そーだよ〜。面白いよね〜」

「うわマジか」

 

 そこから少し離れた場所で怪しげな2人が見ていた事に俺たちはまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、俺たちが来たのは……水族館。

 

「イサムくん! マンタだよマンタ!」

「おお〜。……思ってたよりでかいな」

 

 なんか……あの2人の提案をそのまま飲み込むのは釈然としないが他にいい場所も無かったし、プランに組み込んでみたが……悪くない。

 聞くところによるとテーマパークやショッピングモールは年末になると人が多いみたいだし、それ程混んでもなく、自由に動きやすい水族館は持ってこいだったようだ。

 

「クラゲだ〜」

「クラゲって見てる分には神秘的で良いよね。

 毒持ってるみたいだし触るのは勇気いるけど……」

「クラゲっていったら花音ちゃん好きだったよね……。写真送ってあげたら喜ぶかな?」

「良いんじゃない?」

 

 そのまま彩はクラゲの写真を撮り始めた。一応写真撮影OKだったし問題ないよね?

 

「……………」

 

 しかしまあ……世間ではアイドルって騒がれてるけどこう見ると普通の女の子なんだよなぁと再度認識する。

 出来ることならいつまでも純粋でいて欲しいものだ……。

 

「……イサムくん? 何撮ってるの?」

「え? あー、俺もちょっと写真撮っとこうと思って」

「……へえ? じゃあさっきの写真見せて?」

「え? ヤダ」

「ヤダじゃない! 携帯見せて! 今から!」

 

 俺の手から携帯を奪おうとする彩を必死に止める。いや、だって見せられないじゃん。

 撮ったの、クラゲ撮ってる彩だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜さーん」

「んー?」

「この後チンアナゴコーナーでアレやってもらう予定でしたけどこれ……それ以上に目立ってません?」

「やっぱりあの二人面白いね〜」

「……なんか分かってきたかも」

「お、透子ちゃんもわかってきたね〜」

「……あ、移動するみたいですよ」

「よし、尾行だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、水族館を後にしてイルミネーションを見ながら街を歩いていた。

 

「綺麗だね〜」

「だね〜」

「……ねえ、イサムくん」

「ん?」

「この後行きたい所があるんだけど……良いかな?」

「え?」

 

 彩から耳打ちをされて、彼女の行きたい場所を聞き……正直びっくりした。

 

「……彩が良いなら、行こっか」

「うん!」

 

 そのままイルミネーションの道を歩き、俺たちは目的地へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、透子ちゃん! イサムくん達行っちゃうよ!」

「えー! イルミネーションまだ撮ってないのにー!」

「それよりイサムくんたちが……ってあれ?」

 

 一方、日菜達はイサムと彩を尾行していたのだが……途中で見失ってしまった。

 

「も〜、イサムくん達いなくなっちゃったよ〜」

「日菜先輩、大丈夫ですよ〜。この後に行くところは分かってますから」

「あ、そっか! 彩ちゃんにメモ渡してたもんね! 彩ちゃん、『私頑張るよ!』って言ってたもん!」

「日菜先輩もワルですね〜」

「ね〜、この後彩を見事にラブホに誘導しようだなんてよく考えたよね〜」

「そうですよねー………え?」

 

 そんなやり取りをしている中、2人の傍に忍び寄る影がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、佐倉イサムだった。

 

 

 

「イ、イサムさん……いつからそこに……?」

「ついさっきから」

「あ、彩ちゃんは……?」

「洋服屋の着替えに手間取ってる」

「よ……洋服屋?! ラブホじゃなくて!?」

「え? でもメモにはちゃんと……」

「ハッハッハッハッハッ、ハッハッハッハッハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すり替えておいたのさ!」

「貴っ様ー!」

 

 そう、彩とお出かけをしたある日……彩はメモを机に置き忘れていた。そしてその内容を見て「あ、こりゃマズイ」と思った俺は別のメモを彩にすり替えて渡しておいた。

 

「で? 何でこんなことしたのかな〜?」

「え? それは……」

「日菜先輩、言っちゃダメですよ! 日菜先輩からおふたりの話を聞いてアタシが我慢できなくなって『くそ、じれってーな。俺ちょっとやらしい雰囲気にしてきます』ってなったって言って日菜先輩もノリノリで付き合ってくれてたなんてバレたらどうなるか……」

「へ〜、首謀者は桐ヶ谷さんなんだ」

「どうしてそれを!?」

「全部自分で言ったけど?」

 

 はい、桐ヶ谷さんが新喜劇みたいな白状をしてくれた事で後はやりやすくなった。

 

「それで? 君たちは人のデートを邪魔したっ事で良いんだよね?」

「え? そ……それは……」

「しかも彩の純粋さを利用するなんて許されると思ってるのかな〜」

「「・・・・・・・」」

「言い訳があるなら聞くけど?」

「……だって面白そうだったし」

「やらしい雰囲気にしたかったし」

「そっかそっか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、敵って事で良いよね?」

「ちょ! ちょっと待ってください! というかその日本刀どっから取り出したんですか!?」

「あとさ〜今更かもしれないけど……パロディネタは控えた方がいいんじゃ……」

「問答無用」

 

 その後、2人の断末魔がどこかからこだましたとかしてないとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、因みにちゃんと生きてるし暴力沙汰にはしてないので安心してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえイサムくん、さっき日菜ちゃんと透子ちゃんの声みたいなのが聞こえた気がしたんだけど……」

「気のせいじゃない?」

 

 俺がそういうと「そうかなぁ……」と考えていたが、彩は直ぐに元に戻った。

 

「あ、そうだ。彩、手出して」

「へ? う、うん」

 

 そのまま彩が左手を出した。

 そして、その手に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は指輪をはめた。

 

「……これって」

「誕生日プレゼント。大したブランドのものじゃ無いけど……ごめん」

「………ううん、むしろ嬉しい。イサムくんがくれた物ってだけで凄く嬉しいよっ!」

 

 彩は涙目になりながらその指輪をはめた手を大切に握りしめた。

 

「最後にもうひとついい?」

 

 涙目になる彩の顔を見ながら、俺はこの日にしか言えない事を……心を込めて言った。

 

「誕生日おめでとう、彩」

 

 余談なんだけど……左手の薬指にはめる事には「愛を深める、婚約・結婚の証」っていみがあるんだけど、正直この時はそんな意味を俺は知らなかった。

 

 

 ……まあ、彩が喜んでくれたし良いよね?

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、という訳で今年も咲野皐月さんの企画に参加させて頂きました。
今回も私の作品『Dream Palette』より番外作品として書かせて頂きました。

如何でしたでしょうか?
もし興味を持たれたら私の作品及びX(旧Twitter)もチェックお願いいたします。


Dream Palette
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