駄作ですのでご了承ください。

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新しい人生

「うぅっ!!」

 

酷い頭痛だ。明日からオレンジアカデミーに入学だと言うのに、突然夜中に頭痛がした。

痛い。だが痛みは一瞬で去った。

 

「はぁ…はぁ…なんだったんだろ…」

 

かなり汗をかいたのだろう。寝巻きがびっしょりと濡れている。

そしてなんだか変な気分だ。あまり思い出せないが夢でも見たのだろうか。

とても長くて楽しい旅をしていた気がする。気になりはするが夢を忘れるのはよくあることだ。気にしすぎていても夢だし仕方がない。

 

「目が覚めちゃったな…3時半か…」

 

まだまだ暗い時間の中目を擦り一度起き上がって落ち着く。

暗闇に目を慣らしていくと、自分の机に置いた覚えのないボールのような物が置かれていた。

球体の上が赤、下が白、そして真ん中に何かがついている。

 

「これってモンスターボール?まだポケモンなんて持ってないけど…それにコレ木製?」

 

木製のモンスターボール?が置いてあったようだ。お母さんが置いていったのかな?

朝に聞いてみることにしてひとまずもう一度眠ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

呼ばれている?

 

 

いや違うか、だって『テル』って言ってるもん

 

 

俺は『ハルト』他人だ。でもなんでだろう?返事を返したくなる。

 

 

不思議だ………テル…か。

 

 

懐かしい気がするな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んん…」

 

目が覚めると既に朝になっていた。今日は入学だ。支度をして下に行こう。

荷物よし!服装よし!念の為もう一度荷物チェックだ!

 

 

あれ?この木製ボールって夜この中に入れたっけ?

ちょっと嵩張るし置いていこ……あれ…?

なんだか持っていった方がいい気がする。なんでだろ?

まぁ一応持って行くか!一応ね

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子がクワッス、この子がニャオハでこの子がホゲータと言います」

 

「どの子も可愛いですね!うーん悩むな…」

 

部屋を降りて少ししたら家にオレンジアカデミーの校長。クラベルさんがいらっしゃった。

学校の説明を聞き、クラベル校長が渡す物があるといい、外へ出て三つモンスターボールを投げ、三匹のポケモンが姿を見せた。クワッス、ニャオハ、ホゲータというらしい。どの子も魅力があり、とても悩んでいると、校長が一緒に歩いてゆっくり決めてと言ってくれた。校長は今向こうに見える大きな家に向かっている。どうやらあそこにも生徒さんがいるらしい。

 

「どうしようかな〜♪」

 

初めてのポケモンにワクワクしていると、何故だか木製ボールのことを思い出した。

荷物からボール取り出してみると、またまた何故だか何もない道にこのボールを投げたくなった。

校長が投げたようにフワッと投げ落とすと

 

「ピッカァ!」

 

黄色い体のネズミのポケモン。マスコットとして人気なポケモン。ピカチュウが出てきた。

姿を見た途端、木製ボールが本当にモンスターボールだったことの驚き。

でもそれ以上に嬉しい気持ちでいっぱいだった。理由はわからない。でも嬉しかった。そりゃもう涙が出るほどに

そんな経験などないが、古い友人と再会したような。そんな気分だった。目の前のピカチュウも同様に泣いていた。

 

ちなみに窓から見ていた母親は凄く困惑していた。息子がウキウキ顔で出ていったと思ったら家の前でピカチュウと泣いていたのだ。困惑しないはずがない。

 

それはともかく

 

コレがピカチュウとの出会い…再会…?かな

あの後校長が向かった家へと向かいピカチュウがいるからポケモンは大丈夫と伝えた

どこで捕まえたか聞かれたが、いつのまにか持っていたと伝えたらOKをもらえた

 

「ピカチュウがあなたの最初のポケモン?いいわね!早速だけどバトルしてみない!?ポケモンのレベルは合わせるからさ!」

 

そういう彼女はネモというらしい。ポケモンバトルが大好きな先輩だそう。

ポケモン勝負を挑まれたので受けてみることにした。ピカチュウもやる気満々だしね

ネモ(さん付けとか先輩はいいと言われた)の家の裏にいくと、バトルコートが見えた。

よし早速ポケモンバトルだ!

 

「なんかピカチュウのレベル高すぎない!?四天王やトップクラスかそれ以上だよ!?」

 

ピカチュウさん…なんとレベルが78もありました。アレぇ?つんよ。でも、なんとなくわかる気がする。強い、強くなった理由が。というか…小さいピチューの時からのこのピカチュウが容易に想像できる気がする。一緒に……強くなっていった…?そんなはずはないのにパズルの最後のピースをはめるみたいにキッチリと綺麗にハマる。

神様にも勝ったような…気がする…流石にそれは違うか

 

「懐いてるから多分支持できるよね!」

「こっちも一体だけだけど本気のポケモン使っちゃうよ!加減はするけどね!」

 

「いくよ!パーモット!でん「『早技』スピードスター!!」早技!?何それ!?」

 

「隙にでんこうせっか!!『力技』アイアンテール!」(早技…力技…?俺は何を言ってるんだ?)

 

結果から言うとアイアンテールを気合いで受けきったパーモットに敗北した。

あの後ネモが本気になり、テラスタルというものを使われて負けてしまった。

けど、言い訳かもしれないけど多分勝てた。あのピカチュウなら絶対勝てただろうけど、それだけじゃない。

アイアンテールを支持した後支持が下手くそになったのだ。後からネモに聞いた話だと最初と中盤からまるで別人みたいだったと。そして早技や力技について聞かれたが、何も知らないのでそのまま知らないと答えた。無意識に出した指示でああするのがいいと思っから。ネモ曰く最初の『スピードスター』は軽かったけど、『でんこうせっか』とはいえありえない速度で追撃されたこと。次の『アイアンテール』は逆に凄く重い攻撃だったそうだ。

 

そして時は流れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからはいろんなことがあった。ジムリーダーとのバトル、スター団、ヌシ。仲間もできた。

手持ちのポケモンとネモはもちろん。ペパー、ボタン、そして

 

「アギャッス!」

 

コライドン。ポケモンで、普段はライドポケモンとして一緒に旅をしている。最初にコライドンに乗せてもらった時。泣いちゃったんだよね…みんな困惑しちゃってさ。悪かったなぁ…歴史の授業のある時も泣いちゃってね…あだ名が泣き虫になってないといいんだけど…

泣いた話じゃないんだけど、コリンクを見つけたらさ、まるで避けるように転がったのはすごい目で見られたよ。普通より大きいポケモンを見ると凄い怯えちゃってさ、みんな不思議がってた。

それでね、時々口笛を吹くんだ。頭の中に浮かぶリズム。曲ってわけじゃないけど吹きたくなるの。「♪〜♪〜♪」ってね。特にコライドンに乗せてもらう時はいつも吹いてる。………夢を見るんだ。『テル』って誰かが呼ぶ変な夢を。自分の名前じゃないのに自分のような気がして、返事してみようとしても声が出ない。起きるとたまに涙が出てる時もある。

 

それでさ、なんとなくわかった…いや、思い出したんだ。ちょっぴりね。

自分は遠いところにいて、ピカチュウも一緒にいてね、同じようにいろんなところを冒険してた。

そこでもいろいろあったんだろうなぁ…仲間もいた気がする。夢の声ももしかしたら…ね

ライドする時や草むらでしゃがんでポケモンを捕まえようとするのも。

前世っていうのかな…中二病とか思われそうだけど、前世の記憶があるんだと思う。

ピカチュウの入っている木製のモンスターボール。材料があれば作れる気がするし。

ピカチュウも多分…いや絶対。絶対一緒にいたあのピカチュウだ。

前世を確信した瞬間。いろいろ頭に名前が浮かんできた。みんなの名前。ヒスイ。シンオウ様。ギンガ団。コンゴウ団。シンジュ団。そして…………アルセウス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「タイムマシンとはオリジナルの博士とワタシが二人で開発した装置」

 

「モンスターボールを転送し異なる時間軸のポケモンを捕まえて現代へと呼びだすことができる」

 

 

 

 

 

 

 

「彼らはいずれエリアゼロという箱庭を飛び出し、パルデア地方にはびこるだろう」

 

「そうなればパルデアの豊かな生態系は破壊されてしまう」

 

「博士のコピーとして生み出されたワタシだが、そのような悲劇が起きることを合理的とは思わない」

 

「……それを食い止めるためには博士が用意した最強のAIを倒す必要があるのだ」

 

「ハルト…その力でワタシの……博士の夢を破壊してくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……感謝する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本で知った。ヒスイとは…………ヒスイ地方とは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハルト!」

 

「何なん…これ…!」

 

「一番強いの倒しちゃった!?」

 

「オマエ……誰なんだよ!?」

 

 

 

「今マでありがトう」

 

「ようヤくタいムマシんヲ止めルこトがデきタ」

 

 

 

 

 

 

 

 

セキュリティに異常発生

セキュリティに異常発生

 

 

 

 

 

タイムマシンが危険にさらされています

タイムマシンが危険にさらされています

 

 

 

 

 

「わっわっわっ!何何何!?」

 

「またポケモン軍団来ちゃう!?」

 

「コれはまさカ…!?」

 

「ハルト……オマエその顔…」

 

 

 

 

どうしてまた泣きそうなんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムマシンの活動に障害が発生しています

障害を取り除くため楽園防衛プログラムを起動します

 

 

 

オーリムIDを除くすべてのモンスターボールをロック

 

「え!?どういうこと!?」

 

「…………………」

 

 

よかった…しょうがないよね…ポケモンを出せないんじゃあ…破壊できない…!

もう俺がやらなきゃって思わなくても…俺がヒスイへの道を壊さなくってもいいんだ…

 

わかってる…ピカチュウなら…あのモンスターボールに入ったピカチュウなら出せるかもしれない。

でも…………!!

やっぱり嫌だ……!!

 

大きい…さっきの博士が持っていたコライドン……

怖い…逃げなきゃ…

 

 

 

 

 

 

二つのモンスターボールが動いている!?木製のと…コレはコライドンの!!

 

 

 

 

 

逃げちゃダメだよね…お前たちが進むんだ!!相棒の俺が一緒に行かなくてどうする!!

 

 

「ピカチュウ!!コライドン!!出てこい!!」

 

覚悟を決め、二つのモンスターボールを投げる。

 

「ピカチュウ!!テラスタルだ!!」

「ピカァ!!」

 

気合いを入れ!ピカチュウテラスタルする!

 

「何?あのテラスタル!?」

 

「ハルトのピカチュウは草じゃなかったはず!?」

 

「いや、草テラスタルじゃねぇ!?」

 

ピカチュウの頭に乗るテラスタルの結晶は

 

 

 

 

 

 

 

 

まるでヒスイのような輝きで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キタカミの里?」

 

エリアゼロから戻るとスマホロトムから電話があった。

そのあと色々ありキタカミの里というところに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日

 

泣いたあとをつけたハルトが赫色の月を持つガチグマに乗って帰ってきたそうだ。

 

「♪〜♪〜♪」

 

その後。あの夢を見ることがなくなった。


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