低カロリーなタフチーンの作り方を教えてください 作:猫好きの餅
こんなのしか書けない作者でごめん
「…………ふふっ♪」
いつものようにタフチーンを作っていると、部屋の向こうからニィロウの笑い声が聞こえてきた。顔をのぞかせると、ソファに座って本を読んでるニィロウがくすくすと笑っている。
「今日は何読んでるんだ?」
「わっ、…クーファっ、…ひ、ひみつっ!」
「ひみつって……それ、稲妻の娯楽小説だろ?新作なら俺も気になるんだけど」
「これは女の子向けなのっ!」
八重堂にそんなのあったっけ?
ニィロウは俺から小説を隠すようにそっぽを向く。どうやら本当に見られたくないみたいで、付箋をはって本を閉じてしまった。
別に邪魔をしたい訳じゃないので諦めてニィロウから離れ、台所にもどると、またくすくすと笑い声。
すごい気になる。
「…クーファっ」
「ぶっ!?」
時間は流れてお風呂時。
さっき読んでたのなんだったんだろーとか湯船に浸かりながら考えてたら、扉が開いて髪をまとめたニィロウが産まれたままの姿で入ってきた。一応タオルは持ってるけどほとんど隠せてない。
最近ダイエットとか言って色々頑張ってるようで、前よりもすらっとしつつ出るとこは出たシルエット。俺はあまりの神々しさに目を逸らした。
「……ね、一緒に入ろ?」
「もう入ってるじゃん…」
俺の精一杯のツッコミに、にひひと笑ったニィロウは椅子に腰掛けて髪を洗い始めた。こうしてニィロウと風呂に入ることはちょくちょくあるんだけど、何度入ってもやっぱり落ち着かない。
背中流そうとしたけど、ニィロウの裸とかの諸事情があって立ち上がれないので、俺は目を閉じて精神統一に励んだ。
風呂から出た後は俺がニィロウの髪を梳く。手入れが行き届いている赤茶色の髪はサラサラを超えてとぅるんとぅるんで、ずっと触っていたくなる。
「痛くないか?」
「大丈夫だよ?…ん〜…クーファの手、きもちいい」
ニィロウはリラックスした様子で、俺に寄りかかってくる。脚を開いて座る俺の中に座ってる形なので、ニィロウの肩越しに彼女の身体の前面が見えた。
「…ん、だきしめて?」
くっそかわいい(発作)
言われるがままに手を伸ばし、ニィロウのお腹に両腕を回す。柔らかくも引き締まったお腹の手触りが気持ちよくて、自然と服の中に軽く手を突っ込んでお腹を撫でた。
「…ん、…ぁ…、もう、クーファ…何してるの?」
「欲望のままに動いてる」
「……えへへ、じゃあ今はわたしの体を触りたいって100%思ってくれてるんだ」
ニィロウは嬉しそうに微笑むと、すりすりと頬擦りをしてくる。それが可愛くて仕方ない。
「……そーいえば、今日は何読んでたんだよ」
「えー、ひみつって言ったじゃん」
「でも気になる。見たことない表紙だったけど…どんなジャンルなんだ?」
「……ぅ」
言葉に詰まったニィロウはそっぽを向いて答えない。俺が覗き込むと反対側を向くやり取りが何回か続いたので、俺は本棚へ本を取りに行こうとする。
「…ふふーん。わたしがここにいるから動けないね?」
そんな、小馬鹿にするような笑みを向けられて、ちょっと俺の中のいたずらごころが火を吹いてきた。今一度、ニィロウの服の中に手をするりと入れて、今度はさっきよりも上を触る。
「…ぁ、…クーファ?」
「そうやって言うなら、動くなよ?…何をされても」
「…えっ、あっ…クーファっ、その……んぅ…」
俺が凄むと、ニィロウは慌てながらも嬉しそうな顔をする。むしろ、俺がそうするのを狙っていたかのように、自分から服従するように顔を向けて、スカートに包まれた脚を開く。
俺は、動けなくなったニィロウをふにゃふにゃにしようと、服の中をまさぐりながら前のボタンを外し、スカートの中に手を入れた。
「……えへへ…」
「おま、最初からこれが狙いだったな?」
「ちゅっ、………ど、どうだろうね〜」
「……じゃあ、なんでパンツ履いてないのかな?」
スカート中に入れた手に触れるはず布の感触が全くなく、その代わりにもちもちとした肌が吸い付く。ボタンも外し終わり、ニィロウの顔が本格的に「そういうコトをする時」の顔になりつつある。
もちろん、そんな顔をした幼なじみに抗えるわけがなく。
ひとまず、このむっつりさんをやっつけてから考えようか。
「……ぅ…んっ…………ぁぅ…」
無事ニィロウをやっつけた俺は彼女をソファの上に退かして、諸事情でびちょ濡れの手を振いた後に本棚を見た。奥の方にその本を見つけたので開いてみると。
「……エロ小説じゃねぇかよ」
表紙にしっかり年齢制限を設けるスタンプが付いている。中を開いてみると、離れ離れだった幼なじみが再開し、色々あってくっついた挙句朝昼晩と欲のままに交わる話だった。見るとちょこちょこ面白いシーンもあってそこで笑ってたんだろうな。
それで付箋が貼ってあるところを軽く読んでみると、お風呂上がりの彼女が彼氏の膝の上に跨り、邪魔をするといったシチュで。
彼女を退かそうと彼氏が彼女を責め立てている場面だった。
いや、さっきの俺らじゃんこれ。
ここまで読んで、ニィロウの目論見がわかったと同時に、俺の理性も吹き飛んだ。
本を片手に早足でもどると、未だにソファの上で四つん這いになって荒い息を吐いてるニィロウが、自分で自分の場所をいじくっている。
そんな光景を見た俺は吹き飛んだ理性がさらに粉々になったのを自覚した。
俺が手を伸ばして、ニィロウの手を取ると、ビクリと震えた彼女は蕩けた顔でこっちを見る。
「まだ足りないか?……じゃあお望み通り」
「…ぁ、くーふぁ…ん、……あぅ………!」
また、手を拭かなくちゃな。