ハルのウララの 2XXX海の向こうの甲子園   作:コンスタンチノープル

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 メタファーを使おうとして盛大に失敗する構図。


第1話

 故郷・高知へと戻ったハルウララ。地元の中学に編入し教師になるため勉強に励む。

 

「う~、トマトは嫌いだよ~ケチャップだったら大丈夫なんだけど……どうしても食べなきゃダメ?」

 

「わかった……がんばって食べなきゃだよね……じゃ、じゃあ……はむっ」

 

「……おいしい」

 

 ―合格発表―

 

「あった……わたしの番号……やった! わたし合格してる!」

 

 ウララはギリギリであったが高知県内の進学校といわれる高校に進学することが出来た。

 

「しいたけってどうしても好きになれないな……残さないで食べなきゃダメ?」

 

「わかった……がんばって食べなきゃだよね……じゃあ……はむっ」

 

「……おいしい!」

 

 ―合格発表―

 

「あった……わたしの番号……やった! 合格してる!!」

 

 ウララは高知県内の教育学部がある大学になんとか進学することが出来た。

 

「ピーマンばっかり……食べなきゃいけないの?」

 

「そ、そうだよね……食べられるようにならないとだよね……うぅっ……はむっ」

 

「……おいしい!!」

 

 ―合格発表―

 

「合格……本当に、本当に合格……私が先生に、やった、やったあ!」

 

 ウララは無事教員免許状を取得し、教員採用試に合格して晴れて教師となった。

 

 そして春を迎え、ウララは教師として新たな一歩を歩み始める。

 

 ウララが赴任したのは高知実業高等学校。通称:高実(たかじつ)。地元高知県内にある県立高校であった。

 

「よし、今日からわたしも先生だ!」

 

 ウララが校門から校舎へと続く道を歩いていると、足元にてーんとサッカーボールが一個転がってきた。

 

「すいませ~ん」

 

「ボールこっちにお願いします」

 

 女子生徒がウララに声をかけてきた。

 

「サッカー部?」

 

「はい!」

 

「よーし、いっくよ~」

 

 ウララがボールを軽く蹴ると、真っ直ぐと転がって女子生徒たちの一人がトラップした。

 

「ナイスパス!」

 

「えへへ、がんばってねー!」

 

「は~い」

 

 ウララが校舎へと向かうと練習に戻ろうとした女子サッカー部員たちが話をしている。

 

「あのウマ娘、新入生かな?」

 

「スーツだったから新任の先生じゃない?」

 

「私知ってる。あのウマ娘、ハルウララだよ」

 

 職員室でウララを含めた新任の教師が自己紹介をしている。

 

「ハルウララです! ウララって呼んでください。みんなで笑いあえるような学校にしていきたいと思います!」

 

 中堅・古株・古参の教師たちが少し苦笑いをしながら微笑ましくウララの挨拶を聞いていた。

 

「ウララ先生は1年B組の副担任になってもらおうと思います。この春休み中は担任の笹井先生から学校ついて詳しく聞いてください」

 

 学年主任から自分が受け持つクラスの担任の男性教師を紹介される。

 

「笹井です。ウララ先生は教師になったばかりですから勝手は追々教えていきましょう。まずこれが、私たちが受け持つクラスの名簿です。今も言われましたけど、まだ春休み中ですから他にも色々と教えることはありますが……まあ追々と」

 

 それから春休みの数日間、ウララは笹井に就いて諸事を教わった。

 

「これが知っておくべきことの大体でしょうかね? あと、これはウララ先生が自由に決めていただいていいのですが……」

 

「なんですか?」

 

「私は陸上部の顧問をしていてコーチみたいなこともしているんですが、副顧問というかコーチみたいなことをしてもらえればと考えているんです」

 

 陸上部の顧問である笹井からの提案をウララは意外にも辞退した。

 

「わたしから教えられることはあんまりないですよ? ウマ娘とヒトじゃ身体の作り方や走り方が違いますから」

 

 しかし笹井はウララが走りのエキスパートであるレースに出ていたウマ娘だからという安易な理由で陸上部に迎え入れようとしたわけではなかった。

 

「いえ、細かいことは教えられなくてもいいんです。ウララ先生とは高実(うち)でのことを教えるためにこの数日一緒に行動して人と……いえ、ウマ娘となりを少しはみたつもりです。ウララ先生、貴女の考えや立ち居振る舞いだったら陸上部の子たちの力になってくれる。そう思ってお願いしたんです」

 

「わ、わたしそんなすごい力なんて持ってないですよ!? でも……笹井先生はわたしが陸上部の子たちのためになるからって言ってだったら……わたしやります。いっしょうけんめいがんばります!」

 

 こうしてウララは1年B組の副担任として、陸上部の副顧問として新たな生活をスタートさせるのであった。

 

 ―入学式当日 1年B組―

 

「みなさん、副担任のハルウララです! ウララって呼んでください。高実(ここ)での学校生活、みんなで笑いあいながらすごせるようにはりきっていきましょう!」

 

 いきなり熱血ともとれる挨拶に中てられる生徒はいた。他の何年かやっている先輩教師からも苦笑いされることもあるがウララは根気よく生徒たちと向き合った。

 

 それは一ヶ月ほど経ったある日のことであった。1人の1年生が休み時間にウララを訪ね職員室へやってきた。

 

「失礼します。ウララ先生はおりますか?」

 

末松(すえまつ)くん? どうしたの?」

 

 彼の名は末松征隆(ゆきたか)。ウララの受け持つB組の生徒ではないが陸上部に在籍しているのでウララも親しくしようとしているのだが、どことなくオーラがありどことなく近寄りがたい雰囲気を感じさせている生徒であった。

 

「実は部活のことで……」

 

「え? でも末松くん、砲丸投げの選手だよね。わたしに力になれることなんてあるかな?」

 

「いえ、そういうことじゃないんです」

 

 普段の近寄りがたい雰囲気も今はどこかしおらしく、何か重要な相談にやってきたんだとウララでも感じるほどであった。

 

「俺……野球部に入りたいんです」

 

「陸上部をやめて野球部に入部したいの? ちょっと待って、わたしじゃなくて笹井先生にも聞いてみなきゃ」

 

 するとそこに折よく笹井がやってきた。

 

「ん? 末松、どうしたんだ?」

 

「あ、笹井先生。実は末松くんが野球部に入りたいって……」

 

「野球部?」

 

 笹井の顔色はあまり良くない。

 

「末松、悪いことは言わない。高実(うち)の野球部はやめておけ」

 

「笹井先生、野球部ってなにかよくないんですか?」

 

 末松は高実の野球部のことは知っている。ウララは知らないので色の良い返事をしない笹井に疑問をぶつけたのであった。

 

「ウララ先生は高実(うち)の野球部の活動実績は知っていますか?」

 

「いえ」

 

「野球部は39年間大会で1勝もできていないんです。いえ、ただ試合に勝てないだけだったら別にそれはそれでも構わないんです。野球部の雰囲気というものがなんというか、いや不良なんかのガラの悪い生徒たちの溜まり場になっているとかそういうことじゃないんです。なんというか自分さえ楽しければ、今がよければそれでいいみたいな空気でして」

 

「でも楽しむことは大切なことですよ! それに、末松くんは野球がやりたいっていってるんですから見学ぐらいさせてあげてもいいじゃないですか!?」

 

 自分が受け持った学級の生徒ではないものの、せっかく生徒からお願いされたわけでウララはこの末松の願いを叶えてあげたいと思うのであった。

 

「う~ん……分かりました。ただ、私たちだけでは決められません。野球部の吹本(ふきもと)先生には私から交渉してみましょう。末松、今日の放課後か明日にでもまた来てくれ。それでいいな?」

 

「はい」

 

 ウララは、自分も一緒に交渉させてほしいと願い出たが笹井から何となく断られてしまったのである。

 

 その日の放課後のことであった。

 

「ああ末松、吹本先生がいいって言ってくれたから今日にでも見学にいけるぞ」

 

「じゃあ早速参加させてもらってきます」

 

「待って末松くん、今日は陸上部練習ないでしょう? だからわたしと笹井先生も一緒に行くよ」

 

 教師は初任から5年まで同じ学校で勤め、6年目で異動するのが一般的といわれている。ウララにとって、これは激動の、濃密で、ハチャメチャな6年間の始まりであった……




 活動報告にも書いてあるのですがわたくしはウマ娘はゲーム未プレイでアニメの知識しか持っておらず、とりあえずあらすじ的な初回を書いてこれからゲームをプレイしてウマ娘・ハルウララについて知っていって作品に盛り込めればと思います。

 あの怪文書自体1ヶ月以上前の話でひと月ものんべんだらりと何していやがったんだとお叱りを頂くことかと思いますが色々書いていました。

 書く前にさっさと登録しろって話ですよね本当に。

 要は次の話の投稿まで多大な時間を頂きたいということです。
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