▼8話でなんかあったらしいけどまだ観てないからうるせ~~~知らねぇ~~~!!!! 精神でうpります 元々書いてあった作品だし
pixivより転載
Hi,俺はモブ英兵! え? 編成された多国籍部隊にイギリス兵なんていたのかって? そりゃMI6がいるらしいぐらいだからね! いるよ! テンションがアメリカ人のそれって言われるから心の故郷はアメリカかもね! 閑話休題、それで俺は昔からちっとばかしシックスセンスって奴が強くて、子どもの頃からお化けの類にびびらされることは頻繁にあった。軍人になればそういうこととも縁が切れるかと思ったが、よく考えたら最前線にいることになるんだから戦死者とご対面することになるんだよね! 今にして思えば不動産屋にでもなって「ここは霊がいますよ」って物好きのイギリス人に物件斡旋する方が天職だったな!
まぁそれももう慣れたけど、今回は死者が出ないだろうと言うハワイでの各国が合流しての合同演習。まさかのそこへの未知の機械生命体たちからの世界規模の襲撃。ハワイも例外ではなく死者が多数出た。
ここからが問題だった。
幽霊になった戦友が、今まで通りに俺に挨拶をしてくるのだ。つい「Hi」と返してしまうぐらいには。血塗れだったり頭が拉げていたりする戦友……彼らの姿が周りには見えないから、俺は辛うじて堪えていた。さすがにこの極限下で周りから浮きたくない。
それでふと気付いたことがある。
米軍海兵隊のルイス・スミス少尉の周りには、恐らく生前と変わりないだろう戦友たちがついて回っている。あれは守護霊と言うものだろう。スミス少尉もなかなか無茶をするから心配なんだろうな、と俺は思う。
問題はイサミ・アオ三尉だ。
断っておくが俺はノンケだ。しかしイギリス人にゲイは多い。おかげでイギリス人女性には相手の男がゲイかノンケか見分けるセンサーがついているなんて言われている。そんなわけで、俺もゲイ受けする男がどんなものか大体わかる。
黒髪短髪三白眼ガチムチの日本人男性など、そちらの趣味の人間には格好の性的な的だろう。――ましてや、しがらみの取れた幽霊にとっては。
(うーわ今日も色情霊引き連れてる)
訓練中、アオ三尉がぞろぞろと引き連れている男の色情霊を見て俺は顔を顰める。指摘したところで変な人間だと思われるのがオチだし、信じてもらったとしても怯えさせてしまうだけだ。なのでこうして見守るぐらいしかできない。
と、思っていたのだが。
「イサミ!」
――その一声で、色情霊たちの1部が引いた。
スミス少尉だ。俺がきょとんとしていると、彼は色情霊たちを見えていないはずなのだが、どんどんと蹴散らしてアオ三尉と肩を組んだ。結果として、色情霊はいなくなった。
(Wow,本場ジョックの陽キャパワーには幽霊も形無しか……)
俺はやれやれ、と紅茶を喫するのだった。
俺は知らない。
後日アオ三尉からスミス少尉の「気配」が凄まじくして、色情霊の類がかえって近寄れなくなっているのを。
「ヤンキーの本気怖いな……」
俺は米兵は怒らせるまい、と決めたのだった。
End.