ハリー・ポッター×呪術廻戦   作:敗北者

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思いついたので投稿。


魔法の修行は簡単にはいかない

 五条悟ロールプレイをしよう!!

 という、どのような思考を経由して行き着いたのかは理解の範疇にないが、とどのつまり強くあれ、というのが結論だった。

 五条悟とは何か。

 最強だ。他に並ぶ者のいない、圧倒的で、他者の脳を焼くほどの衝撃をもたらす者。

 

「無下限と魔法の同時修行。何とも都合の良いことに魔法に関する本は家にあったしな」

 

 悟の両親は、魔法族であることを打ち明けるまで魔法に関する本を隠していた。やはり、それはマグルに関する価値観を持たせるためであったが、魔法知識ゼロというのも、いざホグワーツに通うことになれば不便なものだ。

 そのため悟は、自らの常識を打ち砕いて魔法界のことに関する知識を1から学ばなければならなかった。

 ハリー・ポッターという作品の知識があろうと、やはり細かな部分や原作に記載されていないことを学ぶ必要がある。

 

「ま、全然苦じゃねぇが」

 

 毎日の発見。着実と強くなっていく感覚。

 それはまるでRPGゲームのレベルアップを積み重ねていく感覚に近い。

 一般的に忌避されるような勉強や修行も、悟にとっては新鮮で楽しいことばかりだ。

 

 ……そんな様子を見ている母親は、悟の熱中具合を不安に思っていた。

 

(スクイブの私が悟に魔法を教えることはできない……。それに、あの子は私達じゃ計り知れない才能と心(・)の(・)強(・)さ(・)を持ってる。……何も言えない。それに私達は罪(・)を(・)────)

 

 悟の母親は、右腕を擦った。

 まるで消してしまいたい何かがあるように。

 

「あの子には関係のないことだわ。……悟! ご飯できるからそろそろ修行やめなさい!」

「はーい」

 

 影を落とした表情の母は、一瞬にして笑顔に戻る。 

 そして、いつものように修行に熱中する息子のため、栄養のある食事を振る舞うのであった。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 ──1971年。

 

 現在は1971年、5月8日。

 ホグワーツへの入学は9月1日。

 悟の入学までの期間は半年を切っていた。

 

「インセンディオ」

 

 悟の放った杖先から炎が噴出される。

 魔法は成功だが、彼はどこか浮かない顔をしていた。

 

「制御が難しいな……。六眼があっても魔法の実力が劇的に上がることはねぇのか」

 

 とは言っても、端から見る悟の魔法は十分に大人顔負けのものであったし、習い始めた期間を鑑みれば天才の領域である。

 しかし、悟は五条悟の能力を持ったからには、なろう系主人公のように無双する必要があると考えていた。

 

 呪術は才能だ。

 しかし、魔法は才能だけが全てを決めるわけではない。

 

 そこの認識の差はあるだろう。

 魔法は鍛えれば鍛えるだけ伸びる。杖とともに成長していく。その成長曲線は一定ではなく、ある時から急に使えるようになったり、実践を経て急激に進化していくこともある。

 それはかの勇敢なる者、ネビル・ロングボトムが証明している。

 

「対してこっちは──術式順転【蒼】」

 

 完璧に制御された術式が、遠くにあった空き缶を引き寄せる。

 やってることはショボくとも、技術としては高等テクニックだ。

 やろうと思えば悟は、懐玉・玉折編のvs伏黒甚爾戦で見せたような蒼の使い方もできるだろう。

 だがバカ正直に威力が高ければ良いというわけではない。

 周りに人がいるような状況であれば、威力を調節したり、術式の対象をピンポイントで選択しなければならない。

 

 更には──

 

 

「魔法は呪術に干渉できる」

 

 様々な検証の結果、それが分かった。

 してみたことは簡単だ。

 

 まずは術式順転【蒼】で引き寄せた物体を『ウィンガーディアム・レビオーサ』……浮遊魔法で操作する。

 すると、一時的に主導権が浮遊魔法になったのだ。 

 すかさず【蒼】の威力を上げれば主導権は奪い返すことができたが、この結果は知っておくには十分な情報だった。

 

「となると、プロテゴで防ぐことが可能ってわけだ」

 

 プロテゴ……盾の呪文を悟はまだ使うことはできないが、浮遊魔法で干渉できるということは【蒼】を防ぐことも可能だろう。

 ただし魔法は術者により完成度に差がある。 

 威力を高めたり、戦略を練ることでやりようは幾らでもある。

 

 ちなみに、フィニートなどの反対呪文では呪術を打ち消すことはできなかった。恐らく魔法ではないからだろう。

 

「ま、簡単に最強になれちゃつまんねぇだろ。術式反転、反転術式、領域展開、それに蒼を応用した瞬間移動だってまだまだできねぇ。修行の甲斐があるな」

 

 それでも、悟はニヤリと笑う。

 修行漬けの毎日。その成果が振るわれる日は近い。

 

 

 入学までの間、悟はひたすらに己の力を磨くことを決意した。




ハリー・ポッターに詳しい人ならツッコミがされそうなので、事前に補足しておきます。

所謂、未成年者による魔法使用で発生する『匂い』に関して。
両親が悟に魔法族であることを伝えた翌月に、魔法界のどっかに引っ越してます。
純血ではありますけど、日本からやってきたわけで……イギリスにある伝手は頼れないし頼らないので、それなりの村で暮らしてます。
まあ、ダイヤゴン横丁なんてフルーパウダーで一発ですし。
私の知識で魔法界かつ、何かしらの申請出してたら未成年者でも魔法を使って良かった……はず…………?
間違ってたら教えてクレメンス。


あと、悟の入学年数で察した方はお口チャックでお願いしますね☺️
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