お恥ずかしい話ACVDに関しては未プレイなのでマギーさんをうまくかけているかあまり自信がありません。それでも良い方だけ閲覧してください。行けそうだったら続きます。多分続かない。
惑星、ルビコン3。その中空を漂う恒星入植船ザイレムの上で、その惑星を眺める。
「...ACが高速で接近中。どうにも見逃してくれそうにないな。」
「そうよウォルター。...もう少し、付き合ってもらうわ。」
「構わない。...もとより、そうするつもりだった。」
コーラル。すべての企業が求める赤い宝石とでも呼ぶべき代物、企業間戦争の引き金にもなった忌避すべき代物。私、そしてウォルターたちふくめた「オーバーシアー」の使命は、それを焼き払うことだった。二度目のアイビスの火、それを避けるために。だが、その使命はすでに終わっていたはずだった。アイビスの火で、コーラルはすべて燃え尽きたはずだった。だがまだ終わっていなかった。
ルビコン3にはいまだにコーラルが眠っている。
どこかから流れてきた噂は、しかし信ぴょう性があり、企業や私たちを駆り立てた。
噂であると切り捨てるべきだったのだろうか。だが私たちは、この噂を信じてしまった。
あらゆる手段を講じ、私とウォルターはルビコン3へともぐりこんだ。3匹の猟犬の命を犠牲にし、そして残された小さな猟犬に、望みを託した。
この惑星での、長いようで短いこの旅は、どうやらあの猟犬を大きく成長させたらしい。
...やはり娘の成長というものは早いようだ。少し目を離したすきに、あの子はいつの間にか、新しい友人たちを作っていた。
「...きたか、621。」
私たちの目の前に現れ、そして対峙するAC。その姿は、随分と見覚えのある機体だった。
「...そのカスタム......そう。それ、気に入っていたのね。」
ACは性能の高いカスタムパーツを組み合わせることで真価を発揮する。あのカスタム、最初に彼女を乗せた機体と同じカスタムは、汎用性と安価さを兼ね備えてはいるが、決して高いものではないはずだ。それでもあれをつけてくれているということは...どうやら、ずいぶんと気に入ってくれていたらしい。
けれど私は。私たちは、あの子を殺さなければならない。私たちの使命を、やり遂げるために。
「...621。ずっと話していなかった昔話をしてあげる。」
物言わぬ少女に代わり、私が口を開く。いつか話そう、そう彼女に言い続けた昔話。それを明かすなら今だろう。
「小さいころ、私はある英雄にあこがれていた。黒いワタリガラス。意思の象徴。何もかもを焼き尽くす、死を告げる鳥に。」
ああ、まさにそれだ。随分と成長していたあの子は、いつの間にか私のあこがれる存在になっていたらしい。
手元の操縦幹を強く握りしめ、体の震えが声に現れないように気を付けながら、私は彼女に言う。
言いながら、私は右手の愛銃、「LR-81M KRSW」を、英雄に向けた。
「621......いいえ、レイヴン。はじめましょう。殺すわ、あなたを。」
書いてたら良さそうなので上げました。GOサイン出たら続きます。