AC6とACVDのクロスオーバー。Day after dayを聞いて書きたくなったので書きました。
お恥ずかしい話ACVDに関しては未プレイなのでマギーさんをうまくかけているかあまり自信がありません。それでも良い方だけ閲覧してください。行けそうだったら続きます。多分続かない。

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day after day爆音で流しながら読んでください


青い木蓮の花

 惑星、ルビコン3。その中空を漂う恒星入植船ザイレムの上で、その惑星を眺める。

 

「...ACが高速で接近中。どうにも見逃してくれそうにないな。」

「そうよウォルター。...もう少し、付き合ってもらうわ。」

「構わない。...もとより、そうするつもりだった。」

 

 コーラル。すべての企業が求める赤い宝石とでも呼ぶべき代物、企業間戦争の引き金にもなった忌避すべき代物。私、そしてウォルターたちふくめた「オーバーシアー」の使命は、それを焼き払うことだった。二度目のアイビスの火、それを避けるために。だが、その使命はすでに終わっていたはずだった。アイビスの火で、コーラルはすべて燃え尽きたはずだった。だがまだ終わっていなかった。

 

 ルビコン3にはいまだにコーラルが眠っている。

 

 どこかから流れてきた噂は、しかし信ぴょう性があり、企業や私たちを駆り立てた。

 噂であると切り捨てるべきだったのだろうか。だが私たちは、この噂を信じてしまった。

 あらゆる手段を講じ、私とウォルターはルビコン3へともぐりこんだ。3匹の猟犬の命を犠牲にし、そして残された小さな猟犬に、望みを託した。

 

 この惑星での、長いようで短いこの旅は、どうやらあの猟犬を大きく成長させたらしい。

 ...やはり娘の成長というものは早いようだ。少し目を離したすきに、あの子はいつの間にか、新しい友人たちを作っていた。

 

「...きたか、621。」

 

 私たちの目の前に現れ、そして対峙するAC。その姿は、随分と見覚えのある機体だった。

 

「...そのカスタム......そう。それ、気に入っていたのね。」

 

 ACは性能の高いカスタムパーツを組み合わせることで真価を発揮する。あのカスタム、最初に彼女を乗せた機体と同じカスタムは、汎用性と安価さを兼ね備えてはいるが、決して高いものではないはずだ。それでもあれをつけてくれているということは...どうやら、ずいぶんと気に入ってくれていたらしい。

 けれど私は。私たちは、あの子を殺さなければならない。私たちの使命を、やり遂げるために。

 

「...621。ずっと話していなかった昔話をしてあげる。」

 

 物言わぬ少女に代わり、私が口を開く。いつか話そう、そう彼女に言い続けた昔話。それを明かすなら今だろう。

 

「小さいころ、私はある英雄にあこがれていた。黒いワタリガラス。意思の象徴。何もかもを焼き尽くす、死を告げる鳥に。」

 

 ああ、まさにそれだ。随分と成長していたあの子は、いつの間にか私のあこがれる存在になっていたらしい。

 手元の操縦幹を強く握りしめ、体の震えが声に現れないように気を付けながら、私は彼女に言う。

言いながら、私は右手の愛銃、「LR-81M KRSW」を、英雄に向けた。

 

「621......いいえ、レイヴン。はじめましょう。殺すわ、あなたを。」

 

 




書いてたら良さそうなので上げました。GOサイン出たら続きます。

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