ビルの上から飛び降りてきた影、そしてその声には聞き覚えがあった
「クリス姉「翼ー!!」むぐぅ!?」
着地した影は真っ直ぐこちらに走り俺の顔を思いっきり抱きしめる
「ちょっ!…姉さんくるし…!?」
「はぁ…離してあげなさいイチイバル」
リューキュウの声に渋々俺を離した姉さん事雪音クリス ヒーロー名イチイバルは腰に手を置く
「お前らが欲しがってる情報はここ最近活発化してるヴィラン共の事と少し前翼が戦った黒の異形の奴の事だな」
「何か知ってるの?姉さん」
「あぁ つっても私もさっき聞き出したんだがな」
「どうやらココらのヴィランと半グレ共に最近声をかけてる奴らがいるらしい」
少し場所を移動し人目から離れた場所で姉さんが知ってる情報を話しだす
「何でもオールマイトを倒すのに1つ噛まないかってな」
「オールマイトをたおすですって!?」
「ねぇ それは無理だと思うの」
オールマイトか…最近雄英に着任したりと世間を驚かせているがまた別の意味で驚かされるな
「恐らくだが雄英にオールマイトが教師として入って話題になったからだろうな 流石に決行日なんかはソイツらから聞き出せなかったけど」
三下過ぎて大事な事は知らないから困ったよなとボヤきながら姉さんが頭を掻きな悪態をつく
「そして翼 お前が戦った黒い奴の事だ」
…アイツか
「それって少し前の麻薬事件の時の??」
「あぁ 餓者の陣共をお前らリューキュウ事務所が叩いた時の奴だ」
時は少し遡り俺達リューキュウ事務所が麻薬密売組織、餓者の陣という組織を壊滅させる為に戦いになった
組織は決してデカくないが逃がすとまた再結成される可能性がある為学生の俺や先輩も撲滅作戦に参加したのだ
その時情報になかった人物?人物と言っていいのか分からないヴィランがいたのだ
ソイツの事を俺達は名称が分からないし情報も無い為黒の奴と呼んでいるのだ
ここからはその時の戦闘の記録
「はぁ!」
「ぐわあああ!?」
タカラゾの姿で組織の所有する海岸沿いの倉庫に乗り込んだ俺は構成員達を無力化する為戦っていた
「クソ!リューキュウの所か…!」
ボスらしき人物が外にいるドラゴン化したリューキュウを睨み悪態をつく
「ならコイツの出番だ…行けぇ!」
その男の声と共に横に控えていた大きなシルエットがマントを脱ぎ捨て突撃してくる
「早い!…うわあああ!?」
ソイツの速度の乗った一撃に吹き飛ばされ倉庫の壁に激突する
「なんだ…コイツ」
ソイツの姿はまさに異形だった、黒の皮膚に頭に大きな二本の角腕は丸鋸が取り付けられており回転しているなにより
「なんだ…なんで脳がむき出しに…!」
なにより脳がむき出しなのだ、生物学的にありえない
「くそ!」
ソイツは喋ることも無くまたも突撃してきた
「はぁ!」
両腕に付けられた手甲〝クジラスラッガー〟を構え迫る攻撃を防ぎ弾く
「これでどうだ!」
両腕を合わせそのまま飛び出しクジラのエネルギーを纏い突撃する
「どわあああああ!?」
しかし両腕の丸鋸に防がれ頭の角で打ち上げられてしまう
「やばい!?」
そのまま自由落下する中頭を大きくのけぞらせるのが目に入り急ぎクジラスラッガーで防御の姿勢をとる
「ぐおおお!」
そのまま頭を打ち付けられ地面に背中を擦りながら壁際まで吹き飛ばされる
〝パキンッ!〟
「しまった メダルが!?」
ダメージの蓄積のせいで真ん中のメダル クジラメダルが砕けてしまう
「マズイ!」
尚も迫るヴィランを躱し新たなメダルを真ん中に差し込みオースキャナーで読み込ませる
タカゴリラゾウ
腕部がゴリラアームに変化し迫るヴィランを殴り飛ばす
「コイツ…他の奴らとは違う!」
怯むことないヴィランが立ち上がりまた走り迫ってくる
「くそ…!」
「結局あの後も何枚かメダルを失ったけど倒せたんだ…」
あの戦いで結局クジラトラ ワニ アリのメダルを砕かれてしまった、正直早くコンボを使うべきだったのかもしれない
「それでも貴方が無事でよかったわ」
「そうだよ〜そうだよでもイチイバルさんあのヴィランの情報わかったの?」
「まぁこれは棚からぼたもちだったんだけど…オールマイトを倒すとか言って人を集めてるヤツの中にいたんだとさ黒い皮膚の大きな奴がよ」
その言葉に俺達に緊張が走る
「顔なんかは見えなかったらしいが黒の皮膚に丸太みたいに太い腕だったんだとよ…特徴的で捕まえたヤツがよく覚えてたよそういやソイツはこう呼ばれてたらしいぜ」
「脳無ってな」
脳無…それがヤツの名前 いやコードネームなのか?
「ありがとうイチイバル 貴女のおかげでかなり情報が得られたわ」
「気にすんなよ 私も自慢の弟分傷つけたヤツの情報が手に入ったから共有しに来ただけだし」
「んじゃ私はそろそろ行くぜ?今度は私の所にインターン来いよ翼!」
そう言い残すと姉さんはジャンプしビルに飛び乗り姿を消して行った
「ねぇねぇオーズ」
「はい どうしました先輩?」
「さっきの情報 学校に知らせた方がいいと思うの」
「そうねオールマイトが狙われているなら連絡をした方がいいと思うわ」
2人に言われ携帯を取り出し…とりあえず担任の13号先生に電話してみたのだが繋がらない、なんなら雄英に自体電話が繋がらないのだ
「繋がらない…どうしてだ?」
「…2人共雄英に向かいましょう ここからなら私が飛んでいけば10分もかからない距離よ」
そこまで言うとリューキュウは個性を使い体をドラゴンに変身する
「さぁ乗って」
「オーズ」
ねじれ先輩が俺の手を取り個性の波動で浮かびリューキュウの背に下ろしてくれる
「行くわよ!」
リューキュウが羽ばたき空をかける、何も無ければいいんだが
雪音クリス(戦姫絶唱シンフォギアから登場)
今年プロヒーローデビューした女性ヒーロー
雄英卒業後サイドキックにつくこともなく事務所を構え活動している
実はオリ主のご近所さんで小さい頃から姉弟のように過ごしており今でもその関係は続いている、その為かなりオリ主の事を溺愛している