時に、無意味に思えることが運命を変えるきっかけになる。
剣聖のせがれとして生まれたにも関わらず、剣術に苦手意識のある少年シアン。

父には「できそこない」となじられ、
鏡を見れば「女の子」みたいな自分の姿が映る。

そんな虚弱体質が……

バカマジメに剣術を学ぶぐらいなら、祈ってた方がマシだ、と。
心の病を促進させる。

祈って。
祈って。

祈り続けていたシアンは、ある日、森で一人の旅人と出会い――運命を大きく変える。

旅人が教えてくれた「東洋の祈り」は、居合いという抜刀術であった。

無意味だったはずのシアンの祈りはカタチを変え……

祈って。
祈って。
祷って。

七年の月日が経ち――――。

恐ろしく速い抜刀を父に披露するも……
棒立ちしていると勘違いされ、勘当、されてしまう。

これからどうしよ?
シアンは行く宛もなく旅に出る。

これは、剣聖の家を勘当された少年が最強の剣士をめざす物語。
  第1話 祈刀師の胎動()
  第2話 初期衝動()
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