『夏休み明けはみんな大人になっている』
夏季休暇明けのホルファート学園。
早くリオンやアンジェリカさん達に会いたいなぁ。
あたしは茶会室に入りそこにいたのは。
「何も変わらねぇな。あいも変わらずどいつもこいつもしけた面しやがる」
謎の長い黒髪したがため息吐きながら笑顔で言い。ってか。
「ちょっ、誰ですか⁈ここはリオン・フォウ・バルトファルト公爵の貸切部屋だけーー」
「ーーなに寝ぼけてるのノエル。俺だ、リオンだ」
「えっ……ぇええええええ!」
あたしは信じられなかった。確かに面影はあるけど……オレンジの服を着て、背中に『孫』と書かれた文字があり、髪型は左斜めに傾き。最早悟〇リオンと言うべきか。
だがあたしが今言いたいことは……
「あたしがいない間、一体なにがあったの‼」
思はずつっこんでしまったが一旦頭を冷やし。
「まぁ言いたいこともわかる」
悟〇リオンが椅子に座りカップに入れた紅茶を一杯飲み。
「色々大変だったぜ。俺の兄を名乗る不審な男と一緒に貫かれたり。未来からきた人造人間の自爆に巻き込まれたり。魔人の生まれ変わりを弟子にとって修行したりっと」
「さっきから他人の思い出だらけじゃん!本当に半日でこれ全部やったのか!」
ツッコミを抑えきれず、リオンは話しを続け。
「はぁ、半日?何言ってるの、あれから2年経ってるじゃん」
……えっ、今思わずとんでもないことを口に出してるが。
「えっ、嘘。だってラーシェル戦からまだ半日しか」
「あれ?ノエル忘れたのか。あれから学園は2年の長期休暇になって、これを気に俺たちは強くなろうと約束したじゃん」
「って知らないよ!誰もそんな約束した覚えがないよ」
なにこのツッコミの連鎖。
「因みにアンジェ達もスゲェー成長してるぞ」
えぇ、普通あり得ないだろう学園が2年も休みなんて。
それにアンジェリカさん達も普通に登校して来るなんて、なんか変よ。
「待たせたな」
「おっ、ちょうど来たな」
あたしは後ろに振り返り。
「ちょうど良かった。アンジェリカさんリオンがーー」
思わず声が出なかった。本当に。
「もう、私のことを忘れて酷いです」
頬を膨らますその愛らしさ。本当に……!
「久しぶりだなぁノエル」
「お久しぶりです。ノエルさん」
「いや誰だ!誰っつうか二人とも殆ど180度違うキャラになってるんだけど‼︎ 」
自分の身長より大きいバスターソードを背負い。
右頬にはX(バツ)印の傷があり、戦いを乗り越えた凛々しい女冒険者の顔つきなアンジェリカさん。
そして一緒にいるのは妖精の羽を生やし、精霊みたいな格好をし、母性溢れる大人びた顔をしているリビアちゃん
「おう、2人とも見違える程キレイになったな」
「もう、リオンさんったら」
「本当だバカ者……そう言うことは2人っきりで」
「って、ちょっとストップ。何これあたしだけ知らない雰囲気ってあれ。リオン、ルクシオンはいつも一緒じゃないの?」
リオンは落ち着いた様子で答えた。
「あぁ、ルクシオンか。もうすぐ来る頃だろう」
頼む、ルクシオンは普通で。
茶会室に入ってきたのはルクシオンと二十代前半の運び屋のお兄さん?
そんな疑問にちょっとルクシオンが小さい気がする。
『届け物はお送りしました。私はこれで失礼します』
「おう、サンキュー」
えっ、どうゆうこと?
『お久しぶりです。ルクシオンただいま名古屋駅から戻りました』
こっちかよぉぉぉぉ!どう見てもただの運び屋のお兄さんよね⁈
「ちょっと待って!さっきのがルクシオンじゃないのか!」
「あれはルクシオンとは別の配達人工知能。人見知りのルクシオンに同じ形で送ってもらった」
「どう見たら同じに見えるの!」
『相変わらずですねノエル。それはさておき、これで全員揃いましたねマスター』
「あぁ。それにしてもこの2年でみんな本当に成長したな。俺、嬉しくて泣きそう」
泣きたいのはこっちだ。どうしたら2年になるんだ。
悟○みたいなリオンに。女冒険者のアンジェリカさん。殆ど精霊なリビアちゃん。そして運び屋のお兄さんなルクシオン。
「よし、折角だしみんなでダンジョンを攻略するか」
「いいね!私の愛剣を新調しないと」
「私は古代遺跡を」
『マスターのことです、私も多少のサポートを』
どうして……どうしてこうなったの‼︎
助けてぇ!マリエちゃぁぁぁぁん‼︎