ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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お待たせしました〜!!

1年ちょっとぶりの投稿。ヤバいね、仕事も忙しかったけれどそれ以外をほぼ全てゲームに注ぎ、はめり込んでたらいつの間にか1年経ってたwww ゲームしすぎたよ。本当にすみません。

さてさて、面白く作ろうと悪戦苦闘してたもんだから結構遅れたぞ。

今度からは最低でも一月に1話のペースで投稿出来たらいいなぁ。できるかな?


まぁ、てなわけでいつも通りといきますね。

それでは皆様、ゆっくりしていってね?


1話 イッセー家でのお話し合い

―光輝 side―

 

魔獣騒動が終わり、ツバサ達がオーフィス姉妹の買い物に付き合ってから日がたった。今日はアザゼルからイッセーの家に来いと呼ばれたので行くことになった。そんなこんなで、一緒に呼ばれていた俺とレイジ、そんでもってツバサの三人と一緒にイッセー宅に着き、イッセー達が揃うまでソファーでくつろいでいたのだが・・・・・・

 

「イッセーの隣は私のポジションなの、これは終生変わらないことだわ」

 

「むぅ〜、私だってイッセーさんの隣に座ります!」

 

「一瞬の隙が命取りになるか。こうなったら、背中というポジションだな。どう思う、イリナ?」

 

「肩車というものも最終手段だと思うわ!」

 

リアス、アーシア、ゼノヴィア、イリナの四人組はイッセーのポジションをどう取るのかわちゃわちゃとしている。

 

「私はここですわ! イッセーさまのひざ上は私のポジションです!」

 

そんな彼女達を掻い潜るようにイッセーのひざの上に座るレイヴェル。

 

「ぼ、僕もイッセー先輩のひざ上座りたいですぅ・・・・・」

 

「我も座りたい」

 

ギャスパーや、魔法陣で度々部室に介入してくるオーフィスもイッセーのひざ上を狙うという、まさに俗に言うハーレム状態(1人男の娘)が目の前で繰り広げられていた。

 

「あらあら、楽しそうですわね」

 

「相変わらずのハーレムだね、イッセー」

 

朱乃はニコニコと、ツバサはそんな特にココ最近で見慣れた風景に苦笑しながらイッセーに言う。

 

「まぁ、仕方ないだろうな。お前の生死不明というここにいる面子にとって絶望的な一件があったせいか、その反動でおまえをいつも以上に求めているんだろう。一時的なものだと思うから落ち着くまで相手をしてやれ。それこそが男としての甲斐性ってやつだ」

 

俺は腕を組みつつ、イッセーに言う。

 

「そうだな。お前の男子力が試されている時期が来たんだろう。ハーレム王を目指すのなら、いい機会だから彼女達と一緒に複数の女性を相手にする状況になれた方がいい。アイツみたいにな?」

 

すると、レイジはそんな事を言いながらツバサに向けて指を刺し、イッセー達がツバサのいる方へ視線を向けると・・・・・

 

「ツバサちゃん。隣、いいかな?」

 

「いいよ祐奈。座りなよ」

 

「・・・・・うん。ありがとうツバサちゃん」

 

「どーいたしまして」

 

「あらあら、祐奈ちゃんだけに構うなんて寂しいですわ」

 

「そんな事ないよ、朱乃。俺は朱乃の事も好きだよ?でも、今回は祐奈を許して欲しいな。だっていっつもくっ付いてるし、今も右腕にくっついてるんだから、これくらい祐奈に許してあげなよ。朱乃はそんな小さい器じゃないでしょ? だって可愛くて優しくて、みんなのお姉さんでいようとしている朱乃は、誰よりも凄いんだから! ・・・・・あっ。でもたまにうっかりさんで寂しがり屋なところがあるから、今はそれかな? まぁ、そこもまた朱乃の愛しい所なんだけどね?」

 

「・・・・・ぅもう」/////

 

「――ツバサ先輩。私にも構って欲しいです」

 

「わかってるよ白音。君も俺の大切な人だからね。ちゃんと構ってあげる。ひとりぼっちになんてさせないから。ほら、よしよ〜し」

 

「うにゃ〜」/////

 

・・・・・・・・・・とても甘〜い、桃色空間が出来ていた。うん。みんなとても頬けた顔をしている。ツバサもすごく嬉しそうだ。ただ、当本人も恥ずかしんだろうなぁ。耳まで真っ赤に染まってるぞ。

 

「・・・・・すごいな」

 

「凄いわね」

 

「ふぇぇ、凄いですぅ」

 

「流石は姫巫女だな」

 

「やっぱりツバサちゃんは凄いね!」

 

「ツバサさん凄いですね」

 

「ツバサ先輩凄いですぅ〜」

 

「ツバサ、凄い」

 

まぁ、今はいないがここに龍己、黒歌、カンナ、ほか多数、ツバサが大好きな連中たちも合わさればもっと甘い空間ができるがな。・・・・・まぁ、それでもイッセーと違い取り合いがない分、俗に言うハーレム主人公の中ではかなり平和なんだろうな。まぁ、誰もツバサの涙を見たくないって理由で『結城翼見守り隊』の盟約で取り合いの争いはないが・・・・・・・・・・・・・・・あれ? これはどっちがヒロインなんだ?

 

「流石は俺達の弟君だな! 俺と皐月たちの特訓が役に立つ時がやっと来たな」

 

そんなツバサの様子を見ていたレイジがものすごく満足気に頷いていた。やっぱりお前の仕業か

 

「なんか、ココ最近は特に女の扱いに慣れてきてるなぁと思ったがてめぇが原因か、レイジ」

 

こいつは二次元系アニメや小説でよくいるハーレム主人公だ。しかも何が一番タチが悪いって? こいつ、俗に言う鈍感主人公とは真逆の存在である、超鋭い系主人公なのだ。しかも、こいつは相手が好きになるのをわかった上で、行動しており、本当に女の扱いが上手い。しかも、ちゃんと惚れた女を全員平等に愛していて女同士の戦いがないあたり、その扱い上手は凄まじいの一言だ。

 

「そりゃもちろん。アイツに惚れる女は沢山いる。特に、可愛い物好きの女性にとってアイツは理想の男性像だからな。しかも、外見だけじゃなくて内面も凄まじくいいと来た。世界中探しても、アイツほどの夫になれる男は居ないだろう。何処に出しても恥ずかしくない人材さ! だからこそ、アイツに惚れた女くらいは悲しませないよう、俺や皐月たちは全力でサポートをしたってわけさ」

 

そう熱く語るレイジ。まぁ、確かにアイツはそういうタイプの女性にはグッとくるよなぁ。そもそも、アイツは自覚してないが、日常時のアイツは無防備故に、かなり危なっかしい格好や仕草をする為に、異性だけじゃなく同性すらも落としてくるんだ。しかも、そういう時に限って、アイツは天然のドジっ子属性を存分に出してくるため、こっちを常に萌え死にさせて来る。最近なんか、家の何も無い廊下を歩いていただけなのに、普段来ている、博麗の巫女服の様な形の巫女服の緋袴を踏んでしまい、顔面から壮大に転けた。数秒うつ伏せでプルプルした後、スクっと、上半身だけ起こし女の子座りの状態で少し赤くなった鼻を抑えながら、薄らと涙目をうるうるとさせながら、周りをキョロキョロと見渡していた。

誰も居ないことを確認すると、まるで何も無かったかのように歩き出した。顔をほんのりと赤く染めながら まぁ、実際は隠れて護衛している皐月の部下が写真をこっそり撮っていたんだがな。因みにだが、その部下はしばらく鼻血をだして仰向けで倒れていた。右手で書かれたであろう血文字には『萌死』と書いてあったそうだ。

 

そんなこんなで、常日頃、常時に人を萌死させてくるツバサだが、人前や戦闘時にはキリッとした顔で行動しており、時には部隊を導く指揮官として、時には誰よりも先に前線に立ち仲間を守る盾として、戦う姿にキュン死するもの達も大多数。『結城翼を見守り隊』の隊員達はその殆どが日常とのギャップでぶっ倒れるもの達がしばしばいるのが地球連邦軍内での問題でもある。数秒〜数分程度で復活するとはいえ、出来れば戦場で倒れないことを祈るばかりだ。それで全滅とか、本気で笑えないからな。まぁ、そこん所は奴らもわかっているだろう。・・・・・わかっているよな?

 

 

「まぁいい。そんなわけだイッセー。いつかお前もあんな感じになるといい。てか、ならなければ、俺やツバサの様なハーレムなど、夢のまた夢というわけさ」

 

レイジが胸を張りながらそうしめくくる。確かにレイジの言う通りではあるのだが、お前とツバサじゃ根本的に心の清さが違うから、少なくても女に関しては俺とレイジを一緒にするなと言いたい。つー君はそれ程までに純粋なんだ。こればかりはツバサの事が好きな彼女達のためにも仕方ないとは言え、あまりツバサを穢すなよ? 過保護龍達の逆鱗に触れるぞ?

 

 

「まぁ、あれだ、結局は慣れだな。これ程参考にならないものは無いが、結局はそれだ。慣れほどの言葉がない。もしもと言うか現状そうだが、目の前で数人の女性が私も私もってなるとやっぱり困惑するだろう? だけど、それを何度もみてくると解消の仕方が少しずつ見えてくると思う。そうすれば自ずと自然に受け答えができるようになるんだ。あと俺は、できることは応じるが、できそうにないことは断るようにしている。何故なら曖昧な返事よりもきちんと言ってあげた方が自分の為にもその子の為にもいいと思ったからな」

 

俺はイッセーにそう助言を伝えると、眩しそうな目をしながらコチラを見て、リアス達一行はまるで尊敬するような憧れるような嬉しそうな、そんな眼差しで見ていた。

 

「な? 俺達の長男様はイケメンだろ? 外見だけじゃなく内面も。俺も自分はハーレムを作っていると自負するが、俺に負けず劣らず光輝もハーレム状態を築いているんだぜ? なぁ、光輝」

 

「う・・・・まぁ、そうだな。こんな戦闘しか脳のない俺の事を好きになってくれる彼女達がいるんだ。正妻はアイツ一択だが、愛を向けてくる彼女たちも一人残らず平等に愛す、それこそが男の甲斐性って奴だ。それに俺たち結城家は重婚は認められている。無論、地球連邦軍の隊員達にもな。何故なら地球連邦軍の創立者こそ結城家の初代当主様がそう家訓と領土内で適応される法律も創ったからな。だからな。それはさておき、彼女達を悲しませないよう常に努力を怠らないのがハーレムの基本だよな。」

 

俺はそう言い括り、そろそろ本題に入ろうと口を開く。

 

「リアス、そろそろ魔法使いの連中との契約や例の吸血鬼がくると言ってなかったか?」

 

俺の言葉にリアスはハッとした表情を作る。

 

「レイヴェル、魔法使いに関してイッセーのフォローをお願いね。マネージャー、頼りにしているわ」

 

「お任せ下さい!赤龍帝のマネージャーたるこのレイヴェル・フェニックスが、イッセーさまにふさわしい魔法使いを選び抜いてみせますわ!」

 

リアスの一言にレイヴェルは胸を張って頷いていた。

 

「さて、と。その事について話を―――ん?」

 

話を続けようと思ったら、レイヴェルの後方から思いもよらない人物が姿を表した。着物を着た金髪の美女。

 

「ちゃお♪ お邪魔してるにゃん」

 

そう、金華だ。

 

「き、金華!? ど、どうしてここに!?」

 

さすがのリアスも金華の登場に驚いていた。背後を取られていたレイヴェルも「い、いつの間に!」とビックリしていた。かく言う俺も少し驚いている。すっかり油断していたとはいえ、ここまで来て初めて気がつくとわ。金華、隠密の腕を上げたようだな。

 

「あ、どうも。私もお邪魔しております」

 

金華のうしろから現れたのはトンガリ帽子の魔法使い―――こいつは

 

「あれ? ルフェイちゃんも来たの?」

 

「はい。ツバサ様。お久しぶりです」

 

「ん、久しぶりだね」

 

ルフェイ――確か、現コールブラウンドの所有者、アーサー・ペンドラゴンの妹、ルフェイ・ペンドラゴンだったか?

 

「・・・・・ね、姉さま。どうしてここに?」

 

白音がおっかなびっくりといった表情で金華を見る。

 

「どうしてって、白音が術を習いたいって言ってたから来てあげたのよ。黒歌だけでは教えられない術もあるしね。ありがたく思ってほしいにゃ。あ、それと空いてる部屋、占拠させてもらってるからよろしく〜♪」

 

その言葉に頭を抱えるイッセー。恐らく部屋はアホほどあるとはいえ自分家に許可なく勝手に住むなよ!・・・と、思っている顔だなあれ。

 

「そ、それとですね。魔法使いの方々と交渉するかもとのことなので、僭越ながら私もアドバイザーとして滞在させていただこうかなーっと。・・・・・・ご迷惑でしょうか?」

 

そんな彼女たちを見ながらリアスが嘆息しながら言う。

 

「ご迷惑も何もどうして白龍皇側のあなたたちが私たちの家にいるの? 敵地に等しいのよ?」

 

金華はつかつか部屋に入ってきてリアスの頭を撫でる。

 

「スイッチちゃんは難しい事を考えすぎにゃー。そんなだから、脳みそにいくエネルギーがお乳から飛び出すようになるのよ?」

 

リアスの乳をぽよんぽよん手で弾ませながら金華がそんな事を言った。

 

恐らく以前この家に来た時にマーキングでもしたのだろう。アイツらがそこんとこ何もしないはずがないからな。多分だがツバサはその事を知っていたのだろうな。恐らく知ってて問題ないと判断し放置したのだろう。金華が来た時も1人平然としている様子を見る限りそれが1番確率が高いかな。

 

リアスは金華の手を払いながら口を開く。

 

「大きなお世話よ・・・・・。というよりも、スイッチちゃんって何よ・・・・・!・・・・・・・はっ! まさか、以前この家に来たときに転移魔法陣のマーキングをしたのね!?」

 

「ピンポーン! おかげさまで一瞬で来られるようになったにゃ。いつでもここのおっきなお風呂使えるってわけね」

 

そんなイッセーたちが当惑する中ルフェイが一枚の手紙をだしてくる。

 

「あ、あの、これ、アザゼル総督よりのお手紙です」

 

それをイッセーが受け取り、封を切って中身を確認する。

 

「えーとなになに?・・・『ヴァーリんところの金華とルフェイが度々そこにお邪魔するかもしれねぇがよろしくな♪ ま、ひどいことしないだろうから、仲良くしてやってくれや。おまえらが尊敬するアザゼルより。 追記 光輝とレイジにツバサも今後しばらくお前ん家で泊まり込みでお前の手伝いするからそこん所もよろしくな! あとこの事伝えといてくれや』

んもう! また勝手にこんなことを!」

 

イッセーは手紙を床に放り出してため息をつく。てか、俺達も三人揃って嘆息をついた。そういう話は前もってしっかり本人に直接伝えろよな。こっちだって地球連邦軍の部隊を管理している隊員なんだ。そんなホイホイ暇なんてないんだからな

 

「・・・・・・・・・・アザゼル次会ったらしばく」

 

・・・・・ツバサがボソリと小声で吐いたが俺は聞かなかった事にした。顔が隠れて見えないのがより恐怖を煽る。――アザゼルよ、ご愁傷さまだな。

 

「たまにしか来ないから、気にしないで。ね、スイッチちゃん? 白音のこと、ちゃーんと鍛えるから♪」

 

手を合わせウインクしながら頼み込む金華。リアスは額に手を当てながら言う。

 

「・・・・・勝手にしなさい。その代わり、小猫のこと、頼むわよ? それと必要なときは力をかしなさい。悪魔らしくギブアンドテイクよ」

 

「白音を鍛えるのには俺も手伝います。まあ、俺自身は知識では仙人の術は知っていますが全て使える訳では無いので、基本は金華さんと黒歌に任せますが・・・・・」

 

ツバサは申し訳なさそうに手を挙げながらいう。

 

「よろしくにゃん、ツバサ。・・・・・そういえば黒歌は何処にいるの?」

 

金華はふと疑問に思ったのか首を傾げながら問いかける。

 

「黒歌なら、俺の知り合いの仙人の所に修行に行ってるよ。白音を鍛えるためにもっと自分を鍛えなきゃ安全にちゃんと教えられないからって言ってたので、俺が仲介人になってその人といま山篭り中」

 

ツバサは金華の質問にそう答える。・・・・・ツバサの知り合いの仙人なんて、1人しか思いつかないんだが。どうやらレイジも思いつくのが1人しかいないみたいだ。目線が会った瞬間そう確信した。

 

「知り合いの仙人? 誰それ」

 

「まぁ、また機会があれば紹介しますよ・・・・・機会があれば、ね」

 

アイツ・・・・・多分等分は敵である以上合わせる気ないな? いや、それとも彼女の性格上、金華とは馬が会いそうにないから合わせたくないのか? まぁ、どちらにせよ面倒事になるのは俺でもわかるから、等分はスルーだろうな。

 

そんなこんなで、また一日が過ぎるのだった。




・・・・・なんか最近は、1万時以上書くのが当たり前だったせいか、6千字がすごく短く感じる。あれれ? おかしいなぁ〜。

まぁ、次回も早めに投稿出来たらいいなぁ。早く作りたい場面もあるしね〜


それでは皆様また次回でお会いしましょう!

ばーいば〜い(* ̄▽ ̄)ノ~~

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