蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
また、この話が終わって次回からは104期撫子祭編に移ります。
私事ですが仲良くさせていただいている《バシム》さんという方の作品が完全終了しました。最後に様々なラブライブ✕イナイレ作品で交流してるのでよろしければご覧ください
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その1:https://syosetu.org/novel/264877/233.html
その2:https://syosetu.org/novel/264877/240.html
第90話:休日
ラブライブジャパンとの練習試合の翌日、今日は完全OFFとのことで、さやか先輩と駅前の駅弁フェスへ行くことになっていた。
ピピピッ!
晴也「ん〜………」バチンッ!
目覚まし時計を止め、眠い目をこすり時間を見る。
ああ
晴也「ん〜……起きるか」
俺は身体を起こして洗面所で冷水で顔を洗い眠気を飛ばし、私服に着替える。
〜 食堂 〜
俺が寮の朝ごはんを受け取り食べていると、ソジと丈二先輩がやってきた。
平太「おはよ……」
丈二「早ぇな……」
晴也「おはよソジ。丈二先輩もおはようございます」
丈二「おう。一緒に食って良いか?」
晴也「どうぞ」
丈二先輩とソジが正面に座り一緒にご飯を食べる。すると、
丈二「そう言えば、お前今日村野と出かけるんだよな?」
晴也「? はい」
平太「さやか先輩可愛いからな〜」
ソジがニヤニヤしながらそう言うと、
晴也「? そうだな」
俺の態度に、2人は顔を見合わせる。
晴也「? 何?」
丈二「お前、もしかして………」
平太「マジか?」
晴也「なんですか……?」
丈二「いや、なんでもねぇ」
丈二(コイツ、デートだとも思ってなさそうだな……)
平太(さやか先輩、可哀想に……)
2人が俺を呆れたような目で見る。なんかバカにされてる?
晴也「? ごちそうさまでした。それじゃあ俺はこれで」
丈二「おう」
俺はトレーを返却口に戻して部屋に戻り財布とスマホを持ち、髪を整えたり身支度をして寮の外に出る。―――すると、
さやか「あっ、晴也くん!」
さやか先輩がもう既に待っていた。
晴也「スミマセン先輩! 待たせてしまって……。ホントなら俺が待ってるべきなのに……」
さやか「いえいえ。たまたま早く起きてしまっただけですから……」
一瞬お互いに言葉に詰まる俺たち。
晴也「さやか先輩、今日の服かわいいですね。似合ってます」
すると、先輩は顔を赤くして嬉しそうなる。
さやか「もう、上手いんですから。でも、ありがとうございます。晴也くんも服装カッコいいですよ」
晴也「あ、ありがとうございます……///」
なんか照れるな……////
さやか「じゃあ、行きましょうか?」
晴也「はい!」
そしてバスに乗り、金沢駅前の駅弁フェスに向かう俺たち。
― 金沢駅前 ―
さやか「わぁ、すごいですね。晴也くん! たくさん駅弁があります! あれは金沢ののどぐろめしにあれは秋田の鶏めしの駅弁です! こっちには新潟のえんがわ寿司弁当も! こんなにたくさん……まずなにから買いましょうかね?」
さやか先輩、テンション上がってるな〜〜
晴也「いろんなの買って2人で分けます? そうすればいろんなの食べられますし」
さやか「そうですね、そうしましょう!」
そして2人で色々な駅弁を買ってイートインコーナーに。
さやか「色々買ってしまいましたね」
晴也「そうですね。まぁ、食べましょうか?」
さやか「はい!まずは地元ののどぐろ弁当にしましょうか?」
晴也「いいですね」
因みに買ったお弁当は、【金沢のどぐろ弁当】に【秋田鶏めし弁当】、【新潟えんがわ押し寿司】に、【富山鱒寿司弁当】だ。
晴也「ん! のどぐろ美味い!」
さやか「そうですね。このクオリティでこのお値段、企業努力ですね……」
食べながら冷静に分析するさやか先輩。
晴也「コレは現地に行かないと食えないわ……」
さやか「ふふっ。次は鶏めしですね。駅弁でどこまでできるんでしょうか」
晴也「どれどれ……お、凄い。鶏がゴロッと……」
さやか「こういうの毎回思いますけど、凄いですね」
晴也「鶏肉も味がしっかりあって美味しいです」
さやか「やはり日本の駅弁はすごいですね」
次はえんがわ弁当。
さやか「晴也くん、えんがわも食べてみてください」
一口先に食べたさやか先輩が勧めてくれる。
晴也「はい。……おお! えんがわの、美味しいやつですね。ちゃんと肉厚で、ご飯とよく合ってて美味いです」
次は富山鱒寿司弁当。
晴也「この蓋を外して……あっ、笹で包まれてるんですね」
さやか「防腐効果があると何かで見た気がしますね」
晴也「へ〜。では、いただきます……ん! 鱒もそこそこの肉の厚みがあるし、酢飯とも相性バッチしだ!」
さやか「サーモンのお寿司に近いかと思いましたが、全然違いますね……」
そして2人でお弁当を美味しくいただき、これ以上食べるのもどうしようかと言う話になり今日は帰ることに。――けど、まだ時間はたっぷりある。
さやか「駅弁祭り、来て正解でした。お弁当作りの参考になりそうです! 今日は一緒に来てくれてありがとうございました晴也くん」
晴也「いえ、俺も楽しかったし、弁当も美味かったし。先輩も嬉しそうな顔してたからよかったです」
さやか「!!///// もう……///」
ん?
晴也「それで、やっぱり時間あまりましたね。スケート行きましょうか?」
さやか「そ、そうですね! 私が小さい頃からお世話になってるスケートリンクに案内します!!」
そして俺たちは【健民スポレクプラザ】に移動。受付で使用料を払い、スケートリンクに向かう。――そして、スケートリンクが見えた。
晴也「うわ〜、すげぇ。スケートリンクなんて初めて来た」
さやか「ふふっ。そうですか」
さやか先輩は嬉しそうに笑う。
さやか「じゃあ、あそこで貸靴を借りましょう。靴のサイズは幾つですか?」
晴也「28ですね」
さやか「大きいですね。男の子ですね〜」
そして靴を持ってくるさやか先輩。履き方が分からなかったら、さやか先輩が履かせてくれた。
晴也(なんか恥ずかしい……)
さやか「ふふっ♪ じゃあ行きましょうか?」
晴也「はい!!」
そしてリンクに出ていく俺とさやか先輩。俺は壁に捕まりながらゆっくりと一周してまずは慣れる。
さやか「〜〜♪」シャッ!
さやか先輩が踊るように滑る。
晴也「スゲ〜……」
こんなのやってたら、そりゃあボディバランス良くなるわな……。
さやか「ふふっ。ほら、晴也くん。捕まって下さい」
さやか先輩は手を差し出してくる
晴也「は、はい……?」
俺が手を握ると、
さやか「それっ!」
晴也「うわわっ!?」
先輩は俺を壁から引き離す。俺はさやか先輩の手に捕まりながら倒れないように細心の注意を払う。
さやか「ほら、できたじゃないですか♪」
晴也「ちょっ!! 先輩!!」
さやか「ふふっ♪」
そしてしばらく先輩にリードしてもらいながら滑り、俺は休憩室で休んでると……
?「隣良いですかね?」
晴也「? は、はい……?」
居たのは、さやか先輩と同じ青い、しかし長い髪ストレートに下ろした女性。なんていうか、さやか先輩と似てる気が……
?「さやかちゃんと一緒に滑ってましたね〜」
晴也「? は、はい……」
さやか先輩の知り合いか?
?「私、昔からさやかちゃんを知ってるんですけど〜。蓮ノ空に入ってから本当に明るくなりました〜特に今年は去年よりも……なんていうか」
晴也「?」
?「………ふふ」
すると、
さやか「あっ! お姉ちゃん!?」
晴也「え?」
?「あ、さやか〜。久しぶり」
さやか「お姉ちゃんこそ。来てたんだ? サッカーのコーチの勉強し始めたんでしょ?」
つかさ「うん。でも、私の原点はここだからね。たまに軽く滑るだけなら来てるよ?」
さやか「そっかぁ………」
嬉しそうなさやか先輩。
晴也「あ、あの……お姉ちゃんって?」
?「あ、自己紹介してませんでしたね〜。さやかの姉の、村野つかさです」
晴也「はいぃいいっ!?!?」
ネタバラシに驚愕する俺。つかささんはイタズラ成功と言うように笑い、
つかさ「ふふっ。どっきり大成功」
さやか「お姉ちゃん……」
呆れた顔のさやか先輩。
その後、つかささんとさやか先輩と3人でプラザ内で飲み物を飲みながら色々と話した。
つかささんは昔は、そのスケートの技術を活かしたプレーで日本代表確実と言われるサッカーの選手だったが、スケートの怪我でスケートの選手生命を絶たれた。
そしてその怪我は足を使う他のスポーツもできなくなる類のものであり、同時にサッカーも失われたらしい。
つかさ「さやか、"お姉ちゃんの分まで私が頑張る!!"って」
さやか「そこまで言わなくても良いでしょ!?」
晴也「つかささんにとって、優しい良い妹さんなんですね」
つかさ「もちろんです。私の自慢の妹ですから」
さやか「もう………///」
晴也「でも、さやか先輩のそういう真面目で優しい所。頼りになるし、一緒にいて心穏やかになるんですよね」
さやか(っ!!)
つかさ「あらあら〜」
妹を褒められて嬉しかったのか、笑顔になるつかささん。
すると、蓮ノ空の門限が迫って来た。
晴也「あ、もう時間ですね。さやか先輩。バス逃すと門限間に合わないかも」
さやか「あっ、ホントですね。じゃあお姉ちゃん、また今度一緒に話そう?」
つかさ「うん。あ、さやか耳貸して?」
さやか「?」
つかさ「色々と頑張ってね?」
さやか「つ! う、うん……」
つかさ「またね!」
そして、バスの中で………。
さやか「まったくお姉ちゃんは………」
晴也「良いお姉さんですね」
さやか「………はい。私の目標であり、自慢の姉です」
そして、蓮ノ空に戻った。
― つづく ―
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