ワシは、でんぢゃらすじーさんじゃ。
孫によれば、「ぱそこん」とやらにこんなメッセージが届いておったようじゃから、
ワシは好奇心から応募したのじゃ。
金が欲しくてたまらず、親に疑われずに外泊ができ、誰にもその事を言わず、
命の保証がなくても構わないという条件があれば、参加できるという。
そんなこんなでワシは孫や校長に内緒で緑丘公園に行ってきたのじゃ。
年齢制限はないはずなのに、参加者はワシ以外は孫と同年代の子供しかおらんかった。
連絡手段はないようじゃが、元からそんなものは気にしておらん!
それでまず、ワシは食堂で「香川の讃岐うどん」とやらを注文したが、
フリルを着た女が「サンドイッチを食べたい」と言ったら、
鞭を持った女が「サンドクイッチ」と言ったから、ワシはそれに気づいてこう言った。
「そのサンドイッチは毒入りじゃ!!」
と。
当然、「ねたばれ」とやらを食らった参加者と案内人は大騒ぎになった。
「えっ、あんな食べ物に毒が入ってたの!?」
「命の保証がなくても構わないってのは本当だったんだ」
「そんな、食べちゃいけなかったの……!?」
サンドイッチを注文しようとした女は大慌てで「やっぱりやめる!」と言い、別の料理にした。
結果、誰も脱落する事はなかったのじゃが……。
「何、ネタバレしたんや?」
鞭を持った女はピリピリした表情でワシを睨みつけた。
勝手にネタバレをしたから、ルール違反でワシを追い出そうとしたのじゃろう。
じゃが、ワシはでんぢゃらすじーさんじゃ、これくらいで追い出されはしない!
ルールに書いていない事ならば、何をしてもよいのじゃからな!
こうしてワシはそのゲームとやらを引っ掻き回しては、参加者達を混乱させたが、
当然ながらワシは「皆をキケンから守る」と言って聞かなかった。
鞭を持った女はワシを見てイライラしていたようじゃが、そんな事はどうでもよい。
このゲームに参加できただけで、満足じゃからな。
その後、ゲームはワシのおかげで、順風満帆? に進んだのじゃ。
誰も脱落せず、罠すらも全て打ち破って、子供達を守ったのじゃ。
ワシには孫がおるし、校長やゲベ、最強さんもおる。
彼らを失うのは流石のワシでも耐えられない……じゃからこのゲームに参加したのじゃが、
最早絶体絶命でも何でもない内容になってしまったようじゃ。
それでも、ワシはこのゲームに参加できただけで満足と前に言ったのじゃ。
じゃからこれにて、でんぢゃらすじーさんの絶体絶命ゲームは終了じゃ!
「勝手に終わらせるなーーーーーーー!!」