タイトル通り。

個人的にリオ会長があまりにも救いがなくて、救われてほしくて書いた。


ちなみに私の最推しはネルです。その次にキヴォトス全てです。


タグは思いついたら追加します。

6/2 15:40 見つけた誤字と、『———』と横棒をつなげたかったものがーーーみたいに途切れていたのを修正

2/17 1:03 キャラ名を『モモ』に変更

25/12/23 一部、主人公の名称が以前のモモカのままだったのを修正
誤字指摘かんしゃ〜

1 / 1
深夜テンションで一発書きしたけど、脳内プロットは元々組んでたからひょいひょい書けました。深夜テンションて怖い。


幼馴染ちゃんの名前は『紅柘モモ(べにつげ もも)』ちゃんです。


屋内戦得意の貫通/弾力装甲サポーター
EXスキルは自分の回復力を元に、選択したキャラから一定範囲内の敵に攻撃DOWN、味方にはバリアを付与するって考えています。


まあブルアカは雰囲気と感覚と性癖でプレイしているんで性能おかしかったりしても、実装されるわけじゃあるめーしへーきへーき。


背はリオより一回り小さいけど、πは同じくらいおっきくてセミロングの赤い髪色、瞳の色はガーネットカラーで垂れ目をイメージしています。


太ももはストーンヘンジくらいにはぶっとくな!!


リオ会長に救いを望んだ結果、生まれてしまった幻覚

『…コールサイン『04』、『00』により沈黙。敵対勢力は残り、花岡ユズ率いるゲーム開発部員3名、C&C1人、そして…"先生"です』

 

 

「…そう、トキはできる限りのことをしてくれたわ。あとは急いでエリドゥの施設を復旧させて、モモ」

 

 

『会長…いえ、リオちゃん。貴女は…不器用ですね』

 

 

 

 

 

 要塞都市エリドゥ、その制御室内にいる調月リオ。自らの所属しているミレニアムにて、生徒会である『セミナー』の会長を担っている。その権力を用いて、密かにこのエリドゥを建設し、そしてこのキヴォトスの破滅を防ごうとしている。

 

 汚職ともいわれかねない行為だが、その心を知っている私としては苦しいものがある。彼女、リオちゃんは元々不器用だ。幼いころからの付き合いだからこそ、私は知っている。小さいころだってそうだ。まだ弱かった私は、知らない間にリオちゃんに守られていた。イジメられていた時なんて、気づいたらそのイジメてきた子が大泣きしながら謝ってきた。あとで聞いたら、リオちゃんに社会的に抹殺されそうになったそうだ。

 …流石にやり過ぎだと思ったから、リオちゃんには後で仲直りしてもらったけど。

 

 

 そんな彼女だからこそ、今回のことだって当然理由がある。

 ある日ミレニアムに"転入"してきた天童アリスちゃん。彼女が、あることをきっかけにして、ミレニアムどころかこのキヴォトスを破滅に導く可能性があったから。

 以前から、それに類する兵器があるということは把握していた。近隣の廃墟周辺は、謎のオートマタが常に徘徊している。そこにミレニアムの生徒が出入りしていた記録があることがわかり、そこから調査を開始した結果、ゲーム開発部にアリスちゃん―――『無名の司祭の王女』という兵器がいることが分かった。

 

 今は普通の生徒のようでも、いつトリガーが引かれるかわからない。

 だからリオは、みんなの安全のために一人突き進んだ。私はリオを独りにさせたくなくて、一緒についていった。

 

 

 

 

 

「そういう貴女は、優柔不断ではないの?貴女なら、ヒマリの方に着くと思っていたのだけれど」

 

 

『またそれですか、まったくもう…。いつになったらわかってくれるんですか?私はリオちゃん、貴女の助けになりたいの』

 

 

「…モモ、早くエリドゥを復旧させてちょうだい。『AMAS』もまだ残っている。ここからは私と貴女で対処しなければいけないわ」

 

 

『あ、リオちゃん誤魔化した~。…わかってますよ。もちろん同時進行しているに決まっているじゃないですかヴェリタスにカウンターハッキングもかけ終わりましたし、復旧率は24%、トキちゃんに回していた際にオーバーロードしてしまった部分を除けば、ほぼ完全復旧と言っても違いありません』

 

 

「わかったわ、では動かせる隔壁を操作し、まず足止めを…」

 

 

 

 

 

 ねえ、リオちゃん。貴女は気づいていますか?貴女は理解されなくとも、と。独りで突き進もうとして、他人の理解を望もうとしないけれど。

 

 

 

 

 

「…ではモモ、AMASの操作権限を貴女にも分譲するわ、ここで止めるわよ」

 

 

 

 

 

 いつもそういって他人を突き放そうとするとき、瞳の奥では悲しいって泣くのを堪えているのを。

 

 

 

 

 

「…モモ?」

 

 

 

 

 

『ねえ、リオちゃん』

 

 

 

「…何かしら?」

 

 

 

『リオちゃんなら、『王女』の処理にどれくらいかかりそう?』

 

 

 

「そうね、私個人ならばだけれど、準備は終わっているから精々1、2時間ほどかしら。覚醒までのリミットがどれほどかは分からないから、なるべく早く対処したいわね」

 

 

 

 

 

 ねえ、リオちゃん。私はね?貴女に助けられたからこそ、そんな顔にさせたくないの。不器用なあなたのままで、ユウカちゃんに呆れられながら一緒に頑張ったり、ノアちゃんに茶化されながらしてたあの時を過ごして、コユキちゃんのやらかしを叱った後でまた仲良くお話して。いつもみんなと笑っていてほしいの。

 

 

 

 

 

『わかった、ありがとうリオちゃん』

 

 

 

「…それがどうかしたの、モモ?」

 

 

 

『うん、あのね―――』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、恩返しのために、貴女のために―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『AMAS』へ会長補佐官より命令、展開された隔壁後方に待機し、侵入者を感知した場合一斉に対処せよ。これは『最優先指令』である』

 

 

「モモ!?」

 

 

『会長、演算の結果、二人で対処を行うよりも、分担した方が成功率は高いと判断できました。よって今から全ての『AMAS』を、有事の際の兵力としてそちらに回します』

 

 

 

『今から私が、彼女らを食い止めます。その間に『王女』の対処を』

 

 

 

 

 

 ――――――役に立ちたいんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 〇 〇 〇

 

 

 

 

 

 

 

「チッ、ここも隔壁が閉まってやがる。明らかに誘導されてやがんな」

 

 

「け、けど後は会長とその秘書だけだよ!このままいけばアリスを!」

 

 

「…待ってお姉ちゃん、前方に誰かが…」

 

 

 

 

 

          「―――お待ちしておりました、侵入者の方々」

 

 

 

 

 

 窓から差し込む月明りに照らされて、一人の生徒が待ち構えていた。

 きれいな紅色の髪。同じく柘榴のような紅い瞳。白いセミナーの制服に身を包み、こちらを迷いなく見据えている。そんな彼女を見て、美甘ネルは呟くように言葉をこぼした。

 

 

 

 

 

「テメェ」

 

 

「C&C部長 美甘ネル。会長補佐官からの命令です。今すぐミレニアムに帰還なさい。貴女は既に、会長専属エージェントを無力化させています。これはセミナーに対する明確な敵対行為とみなしますが」

 

 

「ハッ!『明確な敵対行為』だ?」

 

 

 

 

 

 彼女の言葉を聞き、ネルは鼻で笑い飛ばした。

 

 

 

 

 

「それはお前らのことじゃねえのか、紅柘ェ!」

 

 

「はぁ…貴女は相変わらずのようですね、ネル。一応、ゲーム開発部の三人にも聞いておきましょう。即刻、ミレニアムに帰還なさい。これはセミナーに対する―――」

 

 

「いやだね、バーカ!」

 

 

「バカは言い過ぎだと思うけど、私も同意見」

 

 

「ぜ、ぜったいに諦めません!」

 

 

 

 

 

 ネルに紅柘(べにつげ)と呼ばれた彼女は、モモイ・ミドリ・ユズに目をやり、同じように言葉を投げるも反応は同様だった。半ば彼女も諦めかけつつ、"あなた"に声をかける。

 

 

 

 

 

「…では最後に、"先生"?貴方は」

 

 

"私も"

 

 

 

"私も、アリスを諦めるのはごめんだ"

 

 

 

 

 

 "あなた"の声を受け、彼女は大きくため息をついた。

 そして手に持っていたLMG『トラスト&ピース』の最終チェックをし、こちらを改めて見据えた。

 

 

 

 

 

「まあ、ハナから聞いてくれるとは思っていませんが、こうもあからさまだと心が傷つきますね。ネルちゃんも、苗字じゃなくて名前でいいのに…

 

 

「なんか言ったか」「いーえ!なんでもありません!」

 

 

 

「とにかくです、そちらに撤退の意思無しとみなし、これより鎮圧に移ります」

 

 

「鎮圧? お前がかよ!」

 

 

 

"彼女はどれくらい強いの?"

 

 

 

 

 

 あなたの質問に「弱い」とネルが答えた。

 

 

 

 

 

「アイツ、紅柘モモは根っからの事務方だ、少なくともアタシは戦ってる姿を見たことがない。だからアホほど弱い…と思ってたんだが」

 

 

「あら、よくわかりましたね。私だって特訓するんですよ?少なくとも、そこの双子くらいは強くなったと思います」

 

 

 

 

 

 「このLMGも扱えるようになるまで苦労したんですよ?」とモモは笑いながら言う。銃の背を撫でながらではあるが、いつでも動けるように構えは崩さない。

 それを見たモモイとミドリは自信満々に、揃って銃を構える。

 

 

 

 

 

「「私たちくらいなんて、随分舐めてくれるじゃん(じゃないですか)!!」」

 

 

「じゃあ、試しましょうか」

 

 

 

 

 

「私の特訓の成果を見せて差し上げましょ―――プギャ!!」

 

 

 

 

 

 ゆっくりとこちらに歩みを進めたモモは、その第一歩ですっころんだ。

 

 

 

 

 

「「「「…へ?」」」」

 

 

 

"ええ!?"

 

 

 

 

 

「…ふ、フフン、中々やるようですね、ですがここから「いや、まだ何もやってないけどな」う、うるさいです!」

 

 

 

 

 

 "あなた"を含めた皆は理解した。

 

 

 彼女、紅柘モモは―――。

 

 

 ―――運動音痴だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 〇 〇 〇

 

 

 

 

 

 

 

 モモは行ってしまった。非常に不合理な選択だが、行ってしまったものは仕方がない。ならば自分は王女の対処を。モモの提案通り、そのような動きをしようとしたところ、イヤホンからモモのマイク音声を拾った。

 

 

 

 

 

「モモ? もしかして終わったの?」

 

 

―――ザザッ、ザっ、、、ャァァァァ!

 

 

「モモ?」

 

 

―――ぇほっ、げほっ…まだァ!!

 

 

「…モモ?」

 

 

 

 

 

 モモのマイクからは、明らかに戦闘が終わったとは思えない、まさしく戦闘音が聞こえてきた。それに混じって、微かに彼女らの声も聞こえてくる。

 

 

 

 

 

―――…ラァ! …ろそ…寝…ォ!

 

 

―――…きらめ……よ!

 

 

―――た………れてくだ……!!

 

 

「…っ」

 

 

 

 

 

 思わず顔をしかめ、作業の手を止めかける。だが、それでもやることがある。止まっている暇は―――。

 

 

 

 

 

―――ダダダダダッ!!

 

 

―――ガッ…ァ!

 

 

―――ドガッ!! バゴッ!! ガァンッ!!

 

 

―――グッ、ゴァッ! ヒギッ…

 

 

 

 

 

 止まってる暇は…。

 

 

 

 

 

―――…ま…だ、まだァ!!

 

 

―――…ヤロッ、ま…

 

 

―――どれ…け……!!

 

 

―――いい加減に……!!

 

 

 

 

 

 止まってる、暇は…。

 

 

 

 

 

―――おい、もう諦めろってんだよ!…

 

 

―――おいお前ら! アタシが抑えるから先に…

 

 

―――ンぃがぜるがァァァァァァァッッッ!!!!

 

 

―――痛ッ!!? 噛みッ!!?

 

 

―――も、もう戦えないはずなのに、なんでまだ!!?

 

 

―――まだァ、わだじはァァァァァ!!!

 

 

―――これ以上はヘイローも…!!

 

 

 

 

 

 …。

 

 

 

 

 

―――わかってる、でも目が死んでねェ!

 

 

―――"でも"

 

 

―――ん、ぶ、ふ…ぞう、わだしは……ま”ァだ……!!

 

 

「…もう」

 

 

 

 

 

 気づけば、リオの手は止まっていた。

 イヤホンから聞こえるモモのマイクが、向こうの状況を鮮明に想像させてくる。

 おそらく彼女は、すでに満身創痍だ。それなのに何故戦う?もう、止まってもいいのではないか?どうしてモモは―――。

 

 

 

 

 

―――…た達に。

 

 

―――え?

 

 

 

――――――あなた達に、リオちゃんの何がわかるって言うんですか!!!!

 

 

 

 

 

「………は……」

 

 

 

 

 

 

 

 〇 〇 〇

 

 

 

 

 

 

 

 満身創痍だ。モモは理解していた。

 自分の全身は傷つき、もう忘れていた、小さいころのイジメを思い出した。あの時は泣いても喚いても、何をしてもみんながやめてくれなかった。痛いと叫んでも、道行く大人は見過ごした。リオが解決してくれるまで、それは続いていた。

 

 けど、なぜだろう。ちっとも痛みを感じない。

 不思議なことに、あの時以上に自分は傷ついている。それなのに何故痛くないのだろう。

 

 

 

 

 

「おい、もう諦めろってんだよ!!そんな状態で戦ってもろくな結果になりゃしねぇのは、わかってるだろ!!?」

 

 

 

 

 

 ネルがモモを羽交い絞めにする。

 こんなに小さいのに、どこにこんな力があるんだろう。背丈では私の方が大きいのになぁ。

 ぼんやりと頭の中で考える。頭もフワフワと浮いているみたいで、意識が朦朧としているそんな状態だったが、ネルがモモイたちに飛ばした声で、一気に意識は覚醒した。

 

 

 

 

 

「おいお前ら! アタシが抑えるから先に」

 

 

 

 

 

 ―――先に…何? リオちゃんのとこに? 行かせる、てこと?

 

 

 

 

 

「ンぃがぜるがァァァァァァァッッッ!!!!」

 

 

 

 

 

 モモはネルの左腕に無理矢理嚙みつき、拘束を緩める。直後、足元に落としていたLMGを拾い、モモイたちに向かって走りつつ乱射する。

 少しでもリオの元に行かせぬように。たとえ憧れのヒーローじゃなかったとしても。それの真似事を上手くなる努力は大の得意分野だから。

 

 

 

 

 

「…ハァ、ハァ、行かせません…絶対に」

 

 

「も、もう戦えないハズなのに!!? なんでまだ動けるの!!?」

 

 

「チビ共、伏せてろ!!」

 

 

―――ズガガガガッ!!

 

 

 

 

 

 ネルの叫びとともにモモイ達が伏せる。瞬間、SMGが牙をむく。その発射速度とネル自身の神秘が込められた弾丸一発一発が、モモの体に傷を増やしていく。

 ネルの弾丸が当たり、身体は痛みを訴える。けれども気合でねじ伏せろ。リオに報いるんだ。こんな程度じゃない。

 そうだ、私は……まだ………!

 

 

 

 

 

「まだァ、わだじはァァァァァ!!!」

 

 

 

"もうやめて、モモ!"

 

 

 

「これ以上はヘイローが壊れちゃう…!ど、どうにかしないと」

 

 

「んな事ァわかってる!! でも目が死んでねェ!! となるとまだ向かってくるぞ!!」

 

 

 

"でも、これ以上はモモが…!!"

 

 

 

「ん、ぶ、ふ…ぞう、わだしは……ま”ァだ……!!動いでェる、がらッ!!リ、オぢゃんのとこに、はぁ、いかせな…い…!!」

 

 

 

 

 

 モモは笑う。―――そうだ、動いているぞ。まだ私は生きている。手負いの獣ほど恐ろしいとはよく言うが、まさかそれを自分で体現するとは思いもよらなかった。

 けれど、だからこそ。これでやっと、リオからの恩とトントンになるハズだ。学力も下の方だったのに、リオに面倒をみてもらって、リオと変わらないほどの学力を身につけられた。だからこそ今、会長補佐官に就いている。

 

―――ほら、ネルちゃん。まだ私は立ってるよ。まだまだ戦えるよ。立ち向かってきなよ。

 

―――ほら、モモイちゃん。まだ貴女の敵は立ってるよ。もっと攻撃してきなよ。

 

―――ほら、ミドリちゃん、ユズちゃん。ほら、"先生"。

 

 

 

――――――私は、私はまだ…!

 

 

 

 

 

「わかんないよ、モモ先輩のことが!」

 

 

「…はい?」

 

 

「どうしてそこまで、あの会長の味方なの! 会長は私たちの大切な仲間を、悪者扱いして勝手に連れてったんだよ!! なのになんで「貴女達に」

 

 

 

 

 

 頭が沸騰する。先ほどまでが30℃ほどのぬるま湯だとすれば、今は急激に加温されて1200℃。水蒸気爆発が起きた時のように。

 怒りが沸く。何も知らない他人が、何を宣うかと。

 

 彼女は、リオは凄い人なのに。優しい人なのに。それを貴様等が!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴女達に、リオちゃんの何がわかるって言うんですか!!!!」

 

 

 

 

 

「リオちゃんだって、本当はよくないって思ってる、そんなことくらいわかってるよ!!!

それでもミレニアムのみんなや、キヴォトスのみんなのために、一人悪者になってでもって!!その汚れ役を買って出て、世界を救おうって考えてるんだよ!!!!

普段から冷たい感じだけど、けど心の中ではどれだけミレニアムを愛してるか知らないでしょ!!! 知らないからそんなこと言えるんだよ!!!!

私と二人きりの時にしかこぼさない、秘密の顔だけど、ミレニアムのこと話してる時、いっつも笑ってるんだよ!!!!

ユウカちゃんやノアちゃんとだって!!! 話してたら普段肩にこもってる力が抜けて、とってもかわいく笑ってくれるのに!!!

アリスちゃんが来た時も、アリスちゃんの秘密を知ってなお、最初はいいんじゃないかって二人で話して、見守ろうとしたけど!!!! その奥に隠されてた神秘に、危険性があるって知って!!!! それがミレニアムどころか、キヴォトスも巻き込んじゃうってわかったときに、どうにか秘密裏に解決できないかなって考えもしたよ!!!!!

貴女達だって、アリスちゃんがどれだけ危ない力を持った子か知らなかったんでしょ!!? もしかしたら貴女達は、キヴォトス全土から悪者にされていたかもしれないのに!!

私とリオちゃんも、一緒になって最後の時まで考えたよ!!! けどもう時間もないの!! 部の悪い賭けだけど、一縷の望みにかけるしかないの!!!

許してなんて言わないよ、だってアリスちゃんは貴女達の大切な友達だもん!!! わかるよ!!!! けど、だったらさぁ!!!」

 

 

 

 

 

リオちゃんの気持ちだって、考えてあげてよ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 思いの丈をぶつけてくるモモに、モモイ達も思わず冷静になった。

 そうだ、よく考えてみれば、リオもことあるごとに、自分も悪いかのような発言はしていた。罪の重さと、それにより生まれる軋轢と。そしてそれが齎す平和とを。

 過去、いくつもの王がいただろう。その中には、小を切り捨てる王もいれば、切り捨てず、国とともに亡ぶ王もいた。だがその王たちは、果たして悪か?"あなた"に、明確な答えが出せるだろうか?

 明確な答えのない問題に、たとえ大人と言えど『こうだ』という答えを出すなど、そんな無責任なことは"あなた"にはできない。ましてや"あなた"は先生だ。言葉と行動には、責任が伴う。

 

 

 

 

 

「……私のヒーローに…ひどいこと…………しないでよぉ………」

 

 

 

 

 

 耐えれず、泣き出してしまったモモ。その姿を見て、"あなた"はどう動くだろう。

 それでも、独りで考えるのはよくないと?

 それとも、答えがないからと黙りこくるか?

 

 否、否否否! 断じて否!!

 

 それは最早、先生ではない。生徒たちの先に生まれ、道を足掻き作った者として―――。

 

 

 

 

 

"…モモ"

 

 

 

「……ひぐっ……うぇ……うわぁぁぁぁぁぁぁん……」

 

 

 

"打ち明けてくれてありがとう"

 

 

"ごめんね、わかってあげられなくて"

 

 

"だからこそ、リオと話し合いをさせてくれないかな"

 

 

 

"多分だけど私は、リオと悲しい行き違いをしていると思ったんだ"

 

 

 

 

 

 泣きじゃくるモモに、皆を代表して声をかける。

 今ならきっと、リオと分かり合えると"あなた"は思った。

 だが、その瞬間に声が届いた。待ち人の声だ。

 

 

 

 

 

「その必要はないわ」

 

 

 

"…リオ、来てくれたんだね"

 

 

「ええ、"先生"。話し合いを、しましょうか」

 

 

 

 

 

「私の正義と、貴方の正義。どちらがより、正しいか」

 

 

 

「…ネル、できれば私と"先生"との話し合いの、立会人になってくれないかしら。安心してちょうだい、『AMAS』は全て停止させてきたわ。……ゲーム開発部の子たちはそのまま奥に行ける」

 

 

 

 

「私ももう、答えは見えているけれど。答え合わせをしたい」




 親友とブルアカについて話しながら映画を見に行ったのですが、その時に親友と「俺が見たいシーンは、俺が作る!」(仮面ライダーセイバー)て結末になったので徹夜で書きなぐりました。

 ブルアカもウマ娘も原神も、金食い虫だけどやめらんねぇ…!!

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