ヤルダバオトによって絶体絶命の危機へと陥ったイビルアイの元に、創成の力を宿した1人の神が駆けつける。

追記:消去せず短編として残す事にしました。

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何となく思い付いた作品なので、とりあえず書いて見ました。

連載化はしないので悪しからず。


仮面ライダードゥームズギーツ 世界を救いし創成の神

 

 

その日、リ・エスティーゼ王国は炎に包まれていた。

 

王国内の裏で悪逆非道の限りを尽くしている犯罪組織こと、八本指の掃討作戦を実行していた際に突如として現れた異形の存在たちにより王都は前代未聞の危機に追いやられていた。

 

そんな中、王都のとある一角で王国に拠点を構えるアダマンタイト級冒険者チーム「蒼の薔薇」の一員である魔法詠唱者「イビルアイ」は絶体絶命の危機に瀕していた。

 

「ヤルダバオト」と名乗る仮面を着けた人ならざる存在により仲間をやられ、圧倒的な実力差に一矢報いる為に決死の戦いへと挑もうとしていた。

 

だが、それは思わぬ乱入者の登場により予想外の事態へと変わる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまで悪意に満ちた奴は随分と久しぶりだな。お陰様で遠慮なく潰しても問題なさそうだ」

 

 

ヤルダバオトへ突撃を行おうとしたイビルアイは突如として聞こえて来た声に足を止め背後に振り返ると、そこには1人の狐面を付けた謎の男が立っていた。

 

 

「誰だ!?」

 

「俺か? 俺は名乗る程の男じゃない、それよりも今回の騒動の原因はアイツで良いのか?」

 

「何を言って……いや、それよりも早く逃げろ! 誰だが知らないがアイツには勝てない!」

 

 

狐面の男に対してイビルアイがそう告げるも、男は悠然とした足取りで横を通り過ぎるとヤルダバオトの前に立ちはだかるようにして出る。

 

 

「おや、貴方は一体誰ですかな?」

 

「俺が誰かなんてどうだっていい、俺の目的はただ一つ………お前を倒して世界を守る」

 

「いきなり現れて早々におかしな事を仰いますね。ですが、敵対するならば仕方ありません……ここで死んで頂きましょう」

 

 

そう言うとヤルダバオトが魔法を放とうと構えたその時、狐面の男は懐から一つのドライバーとバックルを取り出した。

 

 

「む? それは一体何ですかな?」

 

「知りたいなら教えてやるよ」

 

 

『DESIRE DRIVER』

 

『DOOMS GEATS』

 

『SET JUDGMENT』

 

 

「変身」

 

 

『REVOLVE ON』

 

『JUDGMENT BOOST』

『DOOMS GEATS』

 

『READY FIGHT』

 

 

男がドライバーを腰部に巻き付けた後、手にしていたバックルを分離しドライバーの両サイドへとセットするとドライバーを180度回転させて右手側のバックルのレバーを引くとバックルから激しい炎が吹き出すと「DOOMS GEATS」と書かれたロゴが出現すると同時に黄金の狐が現れ、男の周囲を駆け上がりDOOMS GEATSと書かれたロゴが分解されると下半身のアーマーと黄金の狐が変形した上半身のアーマーが男の身体に装着されると、赤い複眼を持った狐を模した仮面を着けた黄金・銀・黒の三色で彩られたアーマーを纏う戦士「仮面ライダードゥームズギーツ」へと変身を遂げる。

 

 

「っ!? それは、一体!?」

 

 

ドゥームズギーツへと変身した男にヤルダバオトは驚愕の声を上げながら問い掛けると、ドゥームズギーツは何処か呆れた様子を見せながら答える。

 

 

『言ったはずだろ? 俺はお前を倒して世界を守りに来たとな』

 

 

『DOOMS GEAT STRIKE』

 

 

デザイアドライバーにセットされているドゥームズギーツバックルのレバーを一回引くと、ドゥームズギーツの足に黄金の光を纏わせ目にも留まら速さでヤルダバオトへと肉薄して胸部へと叩き込む。

 

 

「何っ、グウオォオオォオオオォオオオオッ!?」

 

 

胸部に蹴りを叩き込まれたヤルダバオトは勢い良く飛ばせれ地面を何度も転がり回った後に地面へと倒れ込むも、よろよろとしながら立ち上がりドゥームズギーツへと怒り心頭と言った様子で言葉を発した。

 

 

「やってくれましたね……貴方だけは絶対に殺して差し上げましょう!」

 

『残念だが……お前のその願いは聞き届けられない』

 

「何? ……ぐっ!?」

 

 

立ち上がったヤルダバオトが叫んだのに対してドゥームズギーツは静かにそう返した直後、ヤルダバオトの身体に異変が起こり始めた。

 

突如として全身から力が抜け落ちたような感覚を感じ取ったヤルダバオトが自身の身体に視線を移すと、そこには足先から徐々に消滅していく光景があった。

 

 

「な、何だコレは!?」

 

『冥土の土産として教えてやるよ……お前を形作る根源その物を破壊した』

 

「何ですって!?」

 

『簡単に言うとお前はここで永遠の死を迎えるって事だ。どんな手段を用いても蘇ることは絶対にないから安心して消え去るといい』

 

「ば、馬鹿な!? こんな事が…こんな事があっていい筈がない!! ましてや人間如きに殺られる筈がr『生憎と俺はただの人間じゃない』なっ!?」

 

『俺の正体を教えてやりたい所だが、お前のような命を踏み躙るヤツに教えてやる必要は無いな。そういう事だから……あばよ』

 

「こんな…こんな筈では……こんな筈デハァァアアアアアッ!?」

 

 

断末魔の叫びと共にヤルダバオトは消滅して行くと、後には何一つ残さずに永遠の死を迎えるのだった。

 

一連の流れを見ていたイビルアイは絶句していた。

 

 

(なんだ…なんだあの力は!?)

 

 

イビルアイは自分を歯牙にもかけない程の実力差を持っていたヤルダバオトをたった一撃で倒したドゥームズギーツの力に恐怖を感じ取っていた。

 

そんなイビルアイの心境を知らないドゥームズギーツは未だに唖然とし続けているイビルアイの方へと視線を向けると、それに対してイビルアイは慌てて身構えた。

 

 

(こいつが敵だとした場合、私では……嫌、この世界に生きる全ての強者が束になっても勝つことは出来ない。 それでもやるしかない!)

 

 

内心そう考えているイビルアイだったが、次の瞬間イビルアイの考えは気鬱に変わる事となった。

 

 

『…怪我は無いか?』

 

「…え?」

 

『怪我は無いのかと聞いてるんだ』

 

「えっ、いや、特に怪我はしてないが……」

 

『それなら良かった……後はあの2人を蘇生するだけだな』

 

「っ!?」

 

 

自身の怪我の有無を聞いてきただけでなく、死んだ仲間を蘇生させると言ったドゥームズギーツの発言にイビルアイは仮面の下で驚愕した。

 

 

『蘇生させる前に聞くが……お前は仲間を蘇生させたいか?』

 

「蘇生だと!? そんなこと出来る筈r『もう一度聞くぞ……仲間を蘇生させたいのか?』っ、頼む、2人を助けてくれ!」

 

 

死者を蘇生させるなど不可能だと考えたイビルアイが質問しようとするもドゥームズギーツはそれを遮る形で再び問い掛けるとイビルアイは考えるよりも早く答えていた。

 

 

『その願い、確かに聞き届けた。叶えよう……俺たちの理想の世界を!』

 

 

イビルアイの答えにドゥームズギーツは仮面の下で笑みを零しながら焼死体となっている2人の死体へと手を翳した直後、眩い光と共に死んだ筈の2人の仲間の身体が元通りの状態となり息を吹き返した。

 

気を失っているが微かに聞こえる呼吸音にイビルアイが息を呑んでいる中、ドゥームズギーツは静かに立ち去ろうとしている事に気付き慌てて呼び止める。

 

 

「待ってくれ!」

 

『ん?』

 

「お前は…お前は一体何者なんだ?」

 

 

イビルアイの言葉にドゥームズギーツは少しの間逡巡すると、優しげな雰囲気を出しながら答える。

 

 

『ドゥームズギーツ…お前はその言葉を信じるか?』

 

 

そう答えるとドゥームズギーツは地面を蹴って空に飛び上がると、星空が煌めく夜空へと姿を消して行くのだった。

 

そんなドゥームズギーツの後ろ姿をイビルアイはジッと見つめ続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

それは本来起こり得る筈の無かった物語。

 

異世界から現れた異形種たちにより蹂躙される筈だった世界に1人の戦士が光と共に舞い降りた。

 

それにより本来なら非情の最期を遂げる筈だった多くの命が救われる事となり、新たな可能性が誕生する事となった。

 

これは創成の力を宿した1人の神が世界を守る為、アインズ・ウール・ゴウンへと立ち向かう物語である。


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