遥か彼方、宇宙に浮かぶ機械惑星【セイバートロン星】を故郷にもつ、平和を愛する【サイバトロン】と悪の軍団【デストロン】は、今日も熾烈な争いを繰り広げていた!

ある日、サイバトロン基地のメインコンピュータ【テレトランⅠ】が未知の強大なエネルギーを探知!発信源は日本の冬木市!両軍がエネルギーを求めて日本へ向かうが、その地では聖杯を巡る戦いが巻きおころうとしていた!


戦え!トランスフォーマー!

戦え!英雄たち!

君が選ぶ、君のヒーロー!



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冬木市への道

 

 さて、今日のトランスフォーマーは! サイバトロン基地から物語を始めよう! 

 

 

「【テレトランⅠ】、何があった?」

 

 

【コンボイ】司令官は、突如警報を鳴らし始めたテレトランⅠに尋ねた! 

 

 

《警報! 警報! 未知ノ、強大ナエネルギー波ヲキャッチ! ソノ、エネルギー総量ハ、セイバートロン星ノ1/3ヲ復興デキル程デス!》

 

「そりゃあ凄いですね司令官! 早速回収に向かいましょう!」

 

「いやいや待ちたまえ【アイアンハイド】くん。何故今になってそんなエネルギーが見つかったのか、吾輩にはどうもそれが引っかかってならん。ここは慎重に行くべきではないかな?」

 

 

 善は急げと言わんばかりの警備員アイアンハイドだが、技術者の【ホイルジャック】が疑問点を挙げる。

 

 

「ううむ、確かにホイルジャックの言う通りだ。だが、デストロンが嗅ぎつけていないとも限らない。早いに越したことはないだろう。テレトランⅠ。そのエネルギーの発信源は?」

 

《エネルギーノ発信源! ソレハ、極東ノ国、ニッポン! 【冬木市】デス!》

 

「なにニッポン!?」*1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【メガトロン】様、【コンドル】ガ戻ッテキタ」

 

 

 ところ変わって、ここはデストロン海底基地。

 

 

「ご苦労【サウンドウェーブ】。早速報告させろ!」

 

「了解」

 

 

 コンドルは空中でカセットテープに変形し、モニター前の再生装置にセットされた。

 

 そこに映し出されたのは、先ほどのコンボイ司令官たちのやり取り! そう! デストロンの空中攻撃兵コンドルは、サイバトロン基地に潜入して情報を盗み見ていたのだ!*2

 

 

「何セイバートロンの1/3を復興できるエネルギーだと!? そいつを確保できればワシは……余は!*3宇宙の覇者だ!」

 

「しかしメガトロン様。そんなエネルギーに釣られてはいつもコンボイたちに出し抜かれてきたではありませんか。いい加減、少しは学習したらどうです?」

 

 

 他の者たちがメガトロンの様子を伺う中、一人食ってかかる者がいた! デストロンNo.2【スタースクリーム】だ!*4

 

 

「黙らんかこの愚か者めが!*5 毎度奴らにしてやられる原因の一端はお前にもあるのだぞ! ワシのせいにするでない!」

 

「も、申し訳ありませんメガトロン様」

 

「では行くぞ! サイバトロン共に遅れをとるわけにはいかん! デストロン軍団、ワシに続けー!」

 

 

 メガトロンは宣言し、部下を率いて海底基地から飛び立った! 

 

 

「……ケッ。メガトロンめ、この俺を軽んじやがって。ムカつくぜ…………だが、いや待てよ? 日本にあるとかいうそのエネルギーを横取りできれば……このスタースクリーム様がデストロンのニューリーダーだ!」

 

 

 スタースクリームは、メガトロンに追従しながらも反逆心を募らせているのだった!*6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♦️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間後……

 

 

「よし、では日本に向かうメンバーを選抜する! 【アイアンハイド】! 【マイスター】! 【バンブル】! 【ブロードキャスト】! 【パーセプター】! 【クリフ】! 【ホイルジャック】! 【トレイルブレイカー】! 以上8名に私、【コンボイ】が指揮を執る! 【オメガ・スプリーム】! 日本まで頼んだぞ」*7

 

「準備万端、イツデモOK」

 

 

 サイバトロンが誇る巨大トランスフォーマー、オメガ・スプリームは! ロケットにトランスフォームすることができるのだ! 

 

 

「また日本に行けるなんてほんと楽しみ!」*8

 

「私も一度、日本には行ってみたいと思っていたんですよ。 中々珍しい文化が築かれているとね」

 

「ハッハッハ。バンブルにマイスター、観光も良いが、今回はエネルギーの確保が任務だ。気を緩めるなよ」

 

 

 それぞれが準備を完了させ、ついにオメガ・スプリームに乗り込む! 

 

 

「では【ウルトラマグナス】! 基地の指揮は任せたぞ!」*9

 

「はい! お気を付けて! 司令官!」

 

「よぉし! 出発!」

 

 

 コンボイ率いる少数精鋭部隊は、日本へと飛び立った! *10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♦️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本、到着」

 

 

 アメリカから飛び立って数時間、オメガ・スプリームは冬木市の寂れた海岸に着陸した。

 

 

「よくやってくれたオメガ・スプリーム」

 

「気ニスルナ、司令官。燃料、切レタ。補充、必要」*11

 

「ああ、分かっている。もう少し待っていてくれ。ホイルジャック!」

 

「はいな! ではではっと……吾輩の新発明品、ホログラムバリアーをセットして、オメガ・スプリームに対象を絞ることで…………どうでござい? オメガが見えなくなりましたで」

 

「ふむ、持続時間はどれくらいだ?」

 

「最低でも1週間、最長なら数ヶ月は持ちます。オメガが動かなければ、後者に当たりますな」

 

「流石だホイルジャック。すまないなオメガ・スプリーム。お前の大きさだと人間たちに被害が出やすい。しばらくの間これで我慢していてくれ」

 

「大丈夫、司令官」

 

「よし、ではサイバトロン戦士! トランスフォーム!」

 

 

 コンボイの号令と共に、各々がスキャンしたビークルへと形を変える! *12

 

 

「ブロードキャスト、君は私が運ぼう」

 

「サンキュー! 助かるぜ副官!」

 

「パーセプター! 俺に乗るんだ!」

 

「すまないねアイアンハイド」

 

「Start your engine!」*13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♦️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コンボイ司令官たちサイバトロン一行は、夜の冬木市を走っていた! 

 

 

「それで司令官、オイラたち今どこに向かってるんです?」

 

「ああ、それなんだが一旦この街の1番高いところから冬木の街を眺めて、我々の臨時基地を作るに適したところを探そうと思う。そこには教会が建っているらしいが、こんな真夜中に人は来ないだろう。人間たちに迷惑をかけることなく調べられるというわけさ」

 

「そんな悠長なこと言っている場合ですか司令官! さっさとエネルギーを見つけ出さないと、デストロン共に奪われてしまいます!」

 

「焦るなよアイアンハイド。連中もエネルギーの詳細な位置は掴んでいないはずだ。それに、人間たちの被害も考えなければならない。分かってくれ」

 

「畜生デストロン共め、今度会ったらスクラップの山に変えてやる!」*14

 

 

 その時である! 

 

 爆発するかのような轟音がしたと同時に、大量の瓦礫がコンボイ達を襲う! 

 

 

「ほおおおおおおおおおお!!??」*15

 

「お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」*16

 

「あ痛!」

 

「な、なんだ!? デストロンか!? 」

 

 

 コンボイたちサイバトロン一行は、その衝撃で横転してしまった! 

 

 

「ちょっと、なんでこんな所に一般人の車が!?」

 

「嘘だろオイ!? ……いや待て、どの車にも人は乗ってないぞ! それに、あのマークはサイバトロンだ!」

 

 

 慌てるように現れた、黒髪ツインテールの少女と赤毛の少年! 一体彼らは何者なのか!? 

 

 

「あいたたた……日本ていうのはもっと趣深い国と聞いていたのだがね、いつからこんな危険極まりない国に変わったのかい?」

 

 

 ロボットモードにトランスフォームしたマイスターは、現れた男女に冗談交じりで話しかけた! 

 

 

「や、やっぱり! アンタらサイバトロンだったのか!」

 

「トランスフォーム! 私はサイバトロン総司令官コンボイだ。親交を深めたいところだが、今はそれどころでは無さそうだ……!」

 

 

 マイスターを除いたサイバトロン戦士もトランスフォームし、この状況を作り出した原因を睨みつけた! 

 

 そこにいたのは、巌のような男! その背後には、銀髪の妖精なような少女! 

 

 

「あら、変なゴーレムもいるわね? まあ良いわ、全部壊しちゃえ! バーサーカー!」

 

「■■■■■■■■■■!!」

 

 

 少女がまるで歌を歌うかのように命令をすると、バーサーカーは凄まじい咆哮と共に猛烈な勢いで突進してきた! 

 

 

「馬力勝負ってならこの俺が相手だ!」

 

 

 立ち向かったのは、戦闘員クリフ! 筋肉の化身のような男と超ロボット生命体の、珍しい戦い!*17

 

 

「うおおお! お前さん中々やるじゃねえか……ってうわああああ!!」

 

 

 一瞬拮抗するも、バーサーカーは右手に持つ大剣でクリフを吹き飛ばした! 

 

 

「ちょっとキミ! 何もそこまですることないんじゃないの!」

 

「■■■■■■■■■■■!!」

 

「ひゃああ、お化けぇ!」

 

「どいてろ! 私が相手をする!」

 

 

 怯んだバンブルを下がらせ、掴みかかるコンボイ! 

 

 

「司令官!! そこです! 頑張ってください!!」

 

「踏ん張って!」

 

「良いぞ! 司令官! やっちまえ!」

 

 

 コンボイとバーサーカーの取っ組み合いに野次を飛ばすサイバトロン戦士たち!*18

 

 

「くっ、この……! ちぇああ!!」

 

 

 コンボイの圧倒的パワーに投げ飛ばされるバーサーカー! しかし、彼もまた歴戦の勇士! 即座に空中で体制を立て直し、地面に降り立った! 

 

 

「……んもう! 何がどうなってんのよ! 聖杯戦争のことをなんも知らない衛宮くんがセイバー呼べて! そんな衛宮くんのためにあのエセ神父の元に嫌々行くハメになって! やっと戦いに集中できると思ったらアインツベルンのマスターとバーサーカーに襲われて! 挙句の果てに、サイバトロン!? 何なのよこの強烈な神秘の気配は! もう!!」

 

 

 突然の事態に頭を抱える少女! 

 

 

「と、遠坂……大丈夫か……?」

 

 

 同じく事態を理解できていないが、遠坂と呼ばれる少女よりかは落ち着いている衛宮という少年! 

 

 

「────コンボイと呼ばれる機械兵よ! 貴公らの事は存じないが助太刀感謝する! しかし、この戦いとは関係の無いはずだ! 下がっていただきたい!」

 

「なにっ?」

 

 

 コンボイが、自身を呼び止めた金髪の少女の方へ目線をずらしたその時! 格好のチャンスと本能で感じとったバーサーカーはコンボイに向かって飛びかかった! 

 

 

「■■■■■■■■■■■■■■■!!」

 

「ほっ!? ほああああああああああ!!」

 

「しれいかーん!!」

 

 

 突然の事で対応できず、遠くまで吹き飛ばされたコンボイ! 一体、どうなってしまうのか!? 

 

*1
こないで

*2
相変らずのザル警備

*3
たまに変わる一人称

*4
汚物

*5
いつもの①

*6
いつもの②

*7
半分以上が赤い

*8
パニック・ザ・クレムジーク

*9
なおマトリクスは任せられない模様

*10
こないで(2度目)

*11
いつもの③

*12
More Than Meets The Eye

*13
本編で言ってたセリフ

*14
赤組特有の過激思考

*15
司令官特有の絶叫

*16
パーセプター特有の絶叫

*17
戦いは基本プロレス

*18
割とよく見る風景





続かない。

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