ある日、チノは買い物のため外出していた。
チノ「ふぅ、今日は買うものが沢山あったから疲れた・・・」
そんな時、一人の男の子と出会う。
男の子「お姉ちゃんどうしたの?」
チノ「ふぇ?だ、誰ですか???」
その男の子は〇〇(※)と名乗った。この町の住民で、年齢は小学校低学年くらいか。疲れたチノが気になって、話しかけてきたのだ。
※男の子の名前は「〇〇」としているのは、後で原作で同名のキャラが出るとややこしくなるのを防ぐためです。
〇〇「僕も荷物持つの手伝ってあげる!」
チノ「そ、そんな、悪いですよ!あなたのような小さい子に手伝わせるなんて・・・」
〇〇「大丈夫だよ。僕、困っている人を放っておけないから!」
チノ「そうですか、じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
というわけで、チノは〇〇という少年と一緒に、一緒にラビットハウスへ帰る事になった。
チノ「〇〇さんって親切なんですね。もしかして両親から親切にするよう教えて貰ったのですか?」
〇〇「ううん、僕は昔ごみ拾いのボランティアに参加して、感謝された事があるんだ。その時に心がポカポカしたのを感じて、あれから進んで人助けをするようになったんだ」
チノ「そうですか。では、今も〇〇さんの心はポカポカでしょうね」
〇〇「うん!チノお姉ちゃんも心がポカポカしてるの?」
チノ「はい。〇〇さんのその優しさに触れて、心の底から嬉しくなっています・・・」
チノはココア達にすらあまり見せた事の無い満面の笑みで、そう語った。やがて2人はラビットハウスに到着する。
ココア「おかえり・・・ってあれ、チノちゃん、その男の子は?」
チノ「〇〇さんです。買い物中に困っていた所を助けて貰って」
ココア「そうなんだ~、〇〇くん、チノちゃんの事ありがとう。」
〇〇「えへへ・・・」
ココア「お礼に私の弟になる権利をあげるね、だから私をお姉ちゃんて呼んd・・・」
チノ「ココアさん!〇〇さんにお礼をするのは私の方です。だから私がお礼をします!ココアさんの出る幕はありません」
ココア「しょんな~」(泣)
チノ「では改めまして、何かお礼をさせて下さい、とりあえずコーヒーでも・・・あ、でも〇〇さんまだ小学校低学年ですしコーヒーは苦手じゃないでしょうか?」
〇〇「ミルクと砂糖が一緒なら・・・」
チノ「あ、私もミルクと砂糖が一緒じゃなきゃ飲めない派です、じゃあ一緒にそのコーヒーを頂きましょう」
チノはミルクと砂糖の入ったコーヒーと簡単なお茶請けを用意し、2人きりで仲良く会話を始めた、これにより、出る幕の無いココアは泣く泣く店番を任されることに。
チノ「〇〇さんって、兄弟はいますか?」
〇〇「ううん、一人っ子」
チノ「そうですか・・・あ、あの、今回私と一緒に行動した訳ですが、私の事・・・どう思いましたか・・・」
〇〇「・・・本当のお姉ちゃん」
チノ「えっ?」
〇〇「チノお姉ちゃん、ボクが助けた時に嬉しそうだった。それにとっても優しく語り掛けてくれたし。だから本当のお姉ちゃんみたいで。僕、一人っ子だったから兄弟に憧れていたから、すっごく嬉しい!」
チノ「〇〇さん・・・」
チノは〇〇の純粋無垢な口調に感化され、少し顔を赤らめた。その表情は、少し嬉しそうだった。
チノ「・・・私も、その・・・〇〇さんのような弟がいたらいいと・・・思っています」
〇〇「本当?チノお姉ちゃんがそう言ってくれるなら、僕も嬉しい!お姉ちゃんがいるって、こういう感じだったんだね。僕、チノお姉ちゃんを助けて本当に良かった!」
チノ「〇〇さん・・・ありがとうございます。その言葉、一生忘れません・・・」
チノはさらに満面の笑みで、〇〇に語り掛けた。それはココア達にすらほとんど見せない、チノにとって最大の笑顔であった。
〇〇「またラビットハウスに遊びに来てもいい?」
チノ「はい!私の弟〇〇さんなら、いつでも歓迎しますよ!次は美味しいお菓子も用意しますから、来てくれたら凄く嬉しいです!」
〇〇「ありがとう!チノお姉ちゃん!」
チノ「いえ、お礼をするのは私の方です。ありがとうございます」
2人の微笑ましやりとりに、ココアは店番をしつつこっそり見守っていた。
それから数日後・・・(時系列的に原作第10巻第8話66頁3~4コマ目)
ココア「子供のお客さんが来た時にっこにこでね~、私には照れ隠しで恥ずかしがってるけどー」
チノ(・・・ココアさん、あの時の様子をベラベラと・・・)(怒)
ココア「あっクッションでバフるのやめて!私の気を引きたいからってもー、えっ違う?こぶしはやめて」