お手付き強要はヤメロォ!?   作:クロアブースト

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本編における異種生命体アイに並ぶ作中最強の存在ことフリルちゃん。
Aからすると暗黒大陸に帰ってと言いたくなるレベルの化け物って表現したいんだけど伝わるか心配ですね。

「フリル様をのぞく時、フリル様もまたこちらをのぞいているのだ」


不知火フリルとプロデューサーA

「やあブラザー」

「っげ」

 

国民的美少女と言われてる不知火フリルから声をかけられ顔を顰めるA。

 

「酷いなブラザー。こんな美少女と出会って嫌そうな顔をするなんて」

「申し訳ございません。何せ天敵と呼ぶくらいには苦手でして」

「今から泣き演技しようか?」

「大変失礼しました」

 

Aは年下の少女に頭を下げる。

侮ってはいけない。

不知火フリルは一度受けた屈辱は末代までに晴らすのを忘れない。

例えば彼女が落としたハンカチを誤って踏み付けたとしよう。

そいつの名前と粗が無いかを徹底的に探偵とか雇って徹底的に調べて人生のターニングポイントとかのタイミングで暴露してそいつの人生をどん底に突き落とす。

やられたらやり返すけど倍返しだなんて優しいね。

 

『同じ1回なら最も効果的な場面でやり返した方が影響が大きくてスッキリするでしょう』

 

不知火フリルは冤罪とかはしないが、屈辱を受けたなら泣き演技をして弱小プロダクションのプロデューサー一人など社会的地位を終わらせるなど容易いのである。

 

Aは不知火フリルを天使だと思っている。

しかし勘違いしてほしく無いのが、ファンタジー世界における純白の羽根を持つ人間の味方とかの『天使』ではなく、黙示録のラッパを鳴らして未曾有の大災害を引き起こす『天使』の方である。

 

『ヘイブラザー、楽しそうだから貴方の計画に私も一口噛ませて』

 

かなの歌姫としてのソロシンガー歌唱中のタイミングで二度目に遭遇したAはフリルから言われて肝が冷えた。

何せAの計画は芸能界はおろか、自身の上司である社長にすら知らせてない。

唯一話したのは、共犯者になり得るスカウトした有馬かなとMEM位であり、理由は彼女達に計画の為に動いて貰う必要があったからである。

だが未完成状態の彼女達にとってAの計画とはまだ夢物語レベルであり、広めても信じてもらえないだろう。

 

「きっと多くのアイドルが引退させられるよ」

「構いません。偽物は必要ない」

「アイドルを抱えてる芸能事務所だって沢山潰れる。路頭に迷う人達も沢山出る」

「それも自己責任ですよ。そもそもエンタメで喜ばすお仕事でリスクヘッジをしてない時点で二流です」

「アイを慕う古参ファンや芸能関係者は怒り狂うんじゃない?」

「彼等にはアイを超える二代目B小町で脳を焼いてもらいます。例外はありません」

「良い……」

 

感動したかの様に喜びを顕にするフリル。

 

「その時を迎えたら一体どれだけの人の人生が変わるんだろう」

「多くの人達が阿鼻叫喚になってるでしょうね」

「それを見てみたい。もしそれが本当に実現したら私……

笑っちゃうかもしれない」

 

たはーと笑うフリルにAは実感する。

自分はトップアイドルという夢という目的の為に狂えてるからこそ、許容してるがこいつは純粋に起こり得る事象として楽しんでいる。

人災とかでも楽しめる不知火フリルは人間じゃねぇと……

 

「ところでブラザーは何時私を引き抜きしてくれるんだい?」

「そんな予定はありません」

「そんな……酷い。私の推しである女の子二人に人生設計した癖に私には手を出さないなんて浮気者」

「私は貴方と付き合っても無いですし、担当アイドルともそういう関係じゃありません」

「じゃあ童貞だね。こんな美少女だらけの環境にいるのに誰にも手を付けてないなんて恥ずかしくないの?」

「人を種馬みたいに言うのは止めてください」

「あるでしょ?性欲」

「まあありますが……」

「担当アイドルの動画チャンネルで馬男のコスプレして欲求不満を満たそうなんて良くないよ。ちょっと溜まり過ぎて引く……」

「そういう意図はありませんが……(イラッ)」

 

Aが手を出せないと知った上でやってるのだ。

因みにコイツが本気になれば、全制空権を烏による監視網で把握して神風で暗殺出来るツクヨミPですら泣かされる。

こいつの生物スペックは某呪術漫画の"天与の暴君"並にぶっ飛んでいる。

暴漢が襲ってこようが、石ころ一つを指先で突けば脳天ぶち抜く弾丸に出来るし、震脚で舞い上げた瓦礫を連続で弾けば全方位散弾銃紛いの事も出来る。

戦車持ってきても、大総統閣下ばりのアクションで破壊するのが目に浮かぶ位にどうにもならないのが目の前にいる不知火フリルである。

因みに性的に煽るのもNG。

有象無象にハジメテをあげるほど貞操観念は緩くないが、知識とシミュレーションだけで感度3000倍世界の世界レベルで骨抜きにする事位は出来ると思われる。

因みにフリルにそういう卑猥なイメージが無いのは売春とかは絶対やらず、ヤるなら行方不明にする時位だと思われる

 

「安心してよブラザー。ブラザーはお気に入りだから、お手手で勘弁してあげる」

「サラッと心を読むのと、そういう誘いは勘弁してください」

「ちぇ……」

 

因みにここまでの言動で一切表情筋を動かしてない。

いや芸能界で国民的アイドルとまで言われる存在だから感情表現は出来るのだが、仕事以外ではコネを作るなど必要なければしないだけである。

 

「貴方と出会ったのがこの人生でトップ3に入る不幸でした」

「そんな……酷い。私がトップ3だなんて……どうしてNo.1じゃないの?」

「そういうところですよ」

 

フリルの喜怒哀楽の見極めは宇宙人を相手にするレベルで困難を極めると思ってるAは溜め息を吐く。

因みに他のトップ3の一つは"星野アイと遭遇"と"身内の不幸"である。

 

 

 

 

不知火フリルとの出会いの切欠はトップアイドルを育成する為の栄養管理の一環で、食材の買い出しをしに行った時に遭遇する。

 

「何だ……あの禍々しいオーラは……」

 

Aは思わず呟いてしまう。

この世のあらゆる不吉を孕んでいるかのような禍々しいオーラ。

300m先の遠方の人混みに変装用のウィッグや眼鏡でカモフラージュをしている少女。

 

(呪術か?いや、あれは負の概念どころじゃない。まるで深淵を覗き込まされたかのように、正も負も混ぜ込まれた限りなく黒に近い混沌。人の理を破壊する者が持つ次元だ)

 

Aは幾度も転生して時には生き延び、時には死ぬ経験を繰り返した。

これは理解したくない。

いや理解してはいけない存在。

 

(千手扉間、継国縁壱……あいつらと遜色ない存在……心臓がバクバク言っている。落ち着け……心を穏やかに……視線を点でなく面に切り替えろ。視線を切ったら勘付かれる。あくまで周囲にいる人影レベルにオーラや仕草を合わせて溶け込め)

 

自己暗示の為にAは目を瞑る。

その時間は0.1秒、千手扉間から穢土転生と飛雷神のコンボで72時間に及ぶ不眠不休の追手から逃げ切る為に用いた心音や思考の機微すら欺く明鏡止水の術を発動し……

 

「やあブラザー。今日は良い天気だね」

「!?」

 

目を開けると肩に軽く手を当て無感情に笑う少女こと不知火フリルがいた。

変装道具が意味を為さない禍々しいオーラを持ってるせいで少女ではなく化け物が人の姿を取ってるとしか思えなかった。

 

「だけど獲物から目を離すのはいけないね。お陰で私が近付くのにも反応出来てなかったよ?」

「災難ですね。貴方に恐れを抱いても敵意を向けてはいません。逃避すら許さないとかアイ(アレ)の同類ですか?」

「仮にも自分の担当アイドルをアレって言うんだ。まあ私は会ったこともないから同類かは知らないよ。因みに私の名前は不知火フリル。高校生の時の姿は知ってるようだけど今の私は知らないようだね」

 

フリルは変装を解いて素顔を見せる。

その姿は原作の不知火フリルを幼くした姿と言えば確かに面影はあった。

不知火フリルの特異体質はカウンター型の能力、相手が知覚する事がトリガーになる。

制約は後出しジャンケンのように先手では発動しない事。

 

「その通りだよ。そして君が分析していく事で私も君への理解が深まっていく。凄いね。直接会ったこともないはずなのに、私の事を把握してトップアイドル候補にまで入れている。そして私の対抗馬は星野ルビーって言うんだ。うん……この子は好きになれそう」

 

フリルの能力にドン引きするA。

今の発言から不知火フリルは知覚するだけで相手の情報を抜き取れるという無法の能力なのだと理解して青褪める。

 

「こんな能力、情報が完結しないぞ。間違いなく廃人になる」

「そんな事ないよ。だって通常の知覚する相手は候補から外してる」

「そんな単純な能力じゃない。対象範囲が広すぎる。下手すれば万単位で分析されたら、一度に一万人の情報が入って来るんだぞ!イカれてる!」

「ありがとう。それでまだ分析続けるの?」

「いえ、これ以上分析されたら不都合なのでやめておきます……」

 

両手を挙げて降参するポーズをするA。

因みに数多の少年漫画レベルの魔境世界を潜り抜けたAの戦闘能力は高い。

多種多様な技能を修めてるが、それでも不知火フリルと戦えば敗北する可能性は高いから戦うくらいなら逃亡する方がまだマシである。

 

「食義をリアルで修めてるなんて……この女の敵め!まあ見て大体感覚掴めたから良いけど」

「認識されただけで相手の異世界の技術を盗んで習得とか無法すぎませんか?」

「そうでもないよ。一番やって見たかった死体を使った人間爆弾(穢土転生の術+互乗起爆札)とかチャクラが無いから使えないし……あ、でも呼吸法とか念能力は出来そうかな。けど痣による寿命の前借りはちょっと勘弁だけど……」

 

不知火フリルはAを通して異世界の技術で自分が出来そうな技術をリスクまで理解した上で選別まで始めていた。

 

「ところで何故ブラザー呼びなんですか?」

「そっちの方が面白そうだから」

「愉快犯ですね」

「私は無関係の人には危害は加えないよ」

「アイと違って良心的ですね」

「じゃあ何時両親に会いに来る?」

「ん?」

「スカウトしないの?」

「出来ませんよ。私の手に余るって理解しましたから……」

「フッ、レベルが足りないな。出直してくると良い」

「いえ候補から外すに決まってるでしょう」

「ちぇ……」

 

それがAと不知火フリルの出会いであった。

因みにその翌日に食没習得の為に教えてもいない電話番号にフリルから直接電話で呼び出されたのは余談である。




不知火フリル
…『見てはいけない。声を聞いても、触れても、知覚して分析してもいけない。だってフリル様が繋がりを通して君を知ってしまうから……』
深淵(ガチ)系女子。
知覚するなら神様だって把握して見せるというサトリとかより物騒な存在。
こいつの恐ろしい事は全人類から知覚されて情報量が流れてこようが平然としてる事。
つまり某呪術最強の無量空処を受けても、情報を全て受け流せるので行動に支障は出ない。

知性体特攻として『フリル様を知覚する時、フリル様もこちらを知覚する』性質を持つ。
後出しじゃんけんの能力だが、フリルを知覚したら逆探知で勘付かれ、分析すればする程フリルも分析者への理解を深めていくので情報がフリル様へ筒抜けになる。
暗殺計画とかなら、計画してる相手の個人情報と計画を理解した状態で待ち構えられるという謀略泣かせの能力。
強火ファンがフリルに絶対勝てない理由はプロファイリング能力が相性最悪の天敵だからである。
後は他者の技術で先天的な技能以外なら記憶を読み取るだけで技術を盗み取るように学習する。
食義とか呼吸法とか念能力なら余裕で習得するけど、チャクラを必要とする忍術とか、魔力を必要とする魔法とかは習得出来ない。
食没はグルメ細胞由来と思われるから呼び出されたとされる。
因みにAは呼び出された際に過去の女性遍歴を元にやっぱり狼だったんだねとからかわれたのは余談である。

初見で相手の思惑を読み取り、楽しければどんな大災害だろうと楽しむとされる。
転生者とか初見で見破れるし、それを知った上で楽しんでる。
勿論Aとかアクアやルビーが転生者だってきちんと見破っているし、名前は分からなくともアクアが前世で医者だったとか、ルビーが不治の病で無くなった子だったんだろうなぁとは理解したけど言わない。
だって面白いから。
二代目B小町の三人目候補でルビーと悩むくらいには才能に溢れてるんだけど、推しの子原作で他ヒロインみたいにどん底に落ちる機会が無いから人生設計出来ないので躊躇していた。
因みに加入したら恋愛感情抜きに「ブラザーの初めてを頂戴」と最初の女というマウント取れる地位を確立した上でトップアイドル合戦に参加する。
要するに人間の思考回路で理解しようとするのが間違いである。

二代目B小町とAのR18√興味あるか?

  • トップアイドルは純潔だから興味なし
  • R18で分けるならアリ
  • 白百合Pのアクアマリン堕ちなら…
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