もこたん♂に転生した一般人が推しと仲良くしようとしたらなんか周りがヤバくなってた 作:シェリーザ
今回のルート解説ですが、輝夜エンドですね。もこたんは真正面からはっきり言われたら、断りきれないですからね。逆に弱い意志だった場合はバッサリ切り捨てることもある。
因みにこの作品の正式なエンドは…不明としています。今回はヤンデレじゃないヨ!
どうも皆さんこんぬつは、藤原妹紅♂でござまいす。いきなりですが、あの宴会の後日談を語らせてもらえればと思うので語ります(強き意思)。春になって暖かくなったある日の俺だが、僕らの永遠亭にて…
「えー!?」
「馬鹿な、私が当てられるなんて…!?」
「まだまだ甘いのよ貴女達、ってやられたぁ!?」
「甘かったのはどうやら輝夜もみたいだな」
外の世界の女子高生組の早苗と菫子、でもって輝夜と俺で○DSでマ○カをやっていた。輝夜がトリプル緑甲羅を早苗と菫子に当てて天狗になったところを俺がバナナを前方に投げて引っ掛けてやった、しかもコースアウトした。やってやったぜ!!以前のレースだと未来への水先案内人に菫子がなったり、早苗が奇跡を(人為的に)起こしてなんか勝ってたりとかしていた。その時の早苗は全員で血祭りにあげたなぁ…そんで今回のレースは卑怯なり!爆鱗○とかなしでやってこんな感じの接戦の末…
「冷静になりゃ勝てるのにさあ…」
「きー!菫子さんと輝夜さんが冷静になれば妹紅さんが一位になることなんてなかったのにー!」
「なによ、私達が悪いって言うの!貴女だって冷静じゃなかったでしょ!!」
「ナニイッテンダ!フジャケルナ!!」
おー、醜い醜い。菫子がオンドゥル語を起動する辺り相当キレているな、ありゃ。因みに今回のキャラ選だが早苗はヨッシー、菫子はヘイホー、輝夜はピーチ。あとは俺だが慈悲や手加減なんぞ知らぬメリオBダレ編成である。全員が中級者以上の実力を持つので遠慮なく使わせてもらった。
「そもそも妹紅さんをフリーにしたら何するか分からないから全員でマークしましょうって、言いましたよね!?」
「でも貴女がどさくさに紛れて一位になろうとするのがいけなかったのよ!」
「アンダドワダジダヂハ、ナカマジャナカッタンディスカ!!」
「そのオンドゥル語を鎮めてください菫子さん!私達は仲間であると同時にライバルでもあるんですよ!!このゲームは一位を決めるゲームです、ならば一位を狙うのは必然的であり当然でしょう!!」
うーん、早苗の言い分はもっともではある。一位を狙えるなら当然一位を狙いたくなる。一位になれたら気分が有頂天天人になれる訳なんだし「呼んだか!?」…なんか聞こえたが気のせいだ、兎に角俺は帰りたいんだが…
「…なあ、帰ってもいい?」
「ダメです!というか妹紅さんもさり気なくメリオBダレ使いましたよね!?絶対許早苗ですよ!!」
バレてたか。それについてはバレねえかなあ…って思ってたが、流石にバレるか。ってか帰らせてくれや…俺は家帰って飯食いたいんだけど。家、帰ってしまっても良いですか?
「「許早苗って何よ…」」
後ろ2人は突如出て来た単語に困惑している、実は俺もあまりにも自然に出て来たもんだから初めに頭に?を浮かべていた。何でこいつ前世でちょっとしたミームになった単語使えてんだよ…おかしいだろ。でもそれについては聞くと「常識に囚われてはいけないのです!」と返されそうだから普通に放っておく。というか向こうが勝手に1人での話に夢中になっているので帰らせてもらう。
「んじゃ、俺は帰るわ。菫子も向こうで無理しないように。明後日は宴会だしさ」
「分かってるよ、もこたん。なんせ久々の宴会だからね!」
因みに今回の宴会は普通の宴会。異変解決おめでとう!的な宴会ではない。やりたくなったからやりますた。的な宴会だ。そんな訳で立ち上がって帰ろうとする…と。
「あ、もこたん!」
「ん?どうした輝夜?」
「…あ、いや…その…ううん、何でもないわ」
…?どうしたのだろうか、不調なのか?不調なのであれば休んでおいてもらいたい所だが…まあ、とりあえず帰るとするか。こっちも仕込みとか色々しとかねえとな、そんな訳で永遠亭から自宅の荒屋へ帰宅した。
「ちょっと輝夜さん、何で宴会の席に誘わなかったんですか!折角私達が喝を入れに来てあげたのに!」
「うう…悪かったわよ、早苗…」
「…まあ分からないでもないわよ。自分の好きな人にいざ、ってなったら思うように動けないものよ。でも早苗がもこたんへの説教?に集中したのも悪いと思うんだけど…」
「いやいや、マ○カ7でメリオBダレは禁忌ですよ!!」
「メリオBダレって?」
「○リ○7での最強編成ですよ、輝夜さん。まあとりあえず明日か、宴会当日に勝負を仕掛けに行きましょう!」
「…此処まで後押ししてもらったんだもの、その思いは無駄にしないわ!」
「その意気ですよ、輝夜さん!」
んで翌日、宴会の為の仕込みに霖之助やにとりなどに手伝いに来てもらってその仕込みをしている。因みに出そうとしてる料理は紫さんに頼んで取り寄せてもらった魚、鰹である。藁焼きによるタタキを作っている。火力調整がものを言う料理なので今は真剣に焼いている。
「火力調整…火力調整…」
「そう言えば父さん」
「ん?どうした?」
「父さんって、結婚とかはどうするつもりなんだい?」
うーん、結婚とかか〜…一度作業の手を止めて考えてみる。俺としては結婚は特に考えていない、結婚というのはその人の人生における最大の華。だから結婚に興味がないのかと言われたら答えはNOなんだが、問題は…
「結婚なぁ…俺は1つの身しかないからな、ヘカーティアみたいな身体なら良かったんだが、…いや、だとしても俺は普通に1人だけを愛するつもりだぞ」
「父さんってそういう倫理観だけはしっかりしてるよね」
「当たり前だ、確かに俺は狂ってる部分が多いがそういう部分ではしっかりと常識を持っているぞ」
どうやら霖之助は俺を女好きやら女誑しやらだと思ってたらしい。…ちょいと許せないなあ…俺は風俗とかそういうのは好きじゃないんだよ…だからと言って駆け落ちやら逢引きとかもする趣味や趣向も持っていないが。
「…まあ確かに父さんが風俗に行く印象はないからね、そこは謝るよ、ごめん」
「気にすんなって、謝んなかったらぶん殴ってたけど」
「…父さんの拳は本気で痛いから助かった…」
俺の拳が真っ赤に燃えてなきゃそんなに痛くないぞ?…うん、本当に。家族相手に打つ拳の威力はしっかり抑えてるからね?そうじゃなきゃ虐待になるだけだし。…家族以外の相手に対する威力はどうしてるんだって?…さて、料理を再開しようか。
んであの後色々と事故が起きたりはしたが特に問題はなく仕込みが全て終わり、宴会当日に。今日は何も起こらない素晴らしい日になれば良いな〜。宴会は夜から、との事らしいので…今は昼、俺は永遠亭に来ていた。なんでかって?なんでも輝夜が俺に用があるらしい。どうしたんだろうね?
「うっす、鈴仙。輝夜に呼ばれてきたんだが輝夜って何処に居るんだ?」
「あ、妹紅さん。姫様ならいつも通り自分の部屋に居ますよ」
「おっけ、サンキューな」
「いえいえ、此方こそいつも姫様にお付き合い頂きありがとうございます」
永遠亭に来て早速鈴仙と邂逅したので挨拶しておく俺氏。てゐについては会わなかったのでそもそもしてない。んでいつも通り自室と…輝夜の部屋の前に着いたのでいつも通りノックして…
「いるか輝夜、中に入るぞ」
「ええ、良いわよ」
お邪魔しまーす。んでいつも通り部屋の真ん中にいる輝夜。何の用事があって呼んだんだろうね?宴会の席での殺し合いをご所望とか?…いや、流石にねえか(自問自答)。俺みたいに頭のネジが外れてる奴じゃねえし…多分。
「なあ輝夜、今日は何の用事で俺を呼び出した?」
「…いや、その…今日の宴会で、私が貴方に声を掛けるから、その後私と少しの間付き合って欲しいの」
「…ふむ、成程な。分かった、宴会の時だな。…話はそれだけか?なら俺は帰るぞ」
「…あ、…うん、良いわよ。ありがとうねもこたん」
…なんかいつもと違って大分奥手な感じだったな…熱でもあるのか?しかし熱があるならそれはそれで永琳に止められるからその線はないな、となると…本当にどうしたのだろうか。…考えても仕方ない、宴会の時になれば分かるだろうしな。そう言う事で俺は一度帰宅後、宴会会場である博麗神社に向かうのだった。
「〜っ!ね、ねえ…これで本当に良かったの、早苗、菫子?」
「妹紅さんは約束を破る真似はしませんからね!きっと大丈夫だと思いますよ!」
「もこたんはそう言うのはちゃんと守るから大丈夫よ!…輝夜さん、此処からが本番です!頑張ってくださいよね!」
「そ、そう…分かったわ、貴女達がこれだけ応援してくれたんだもの。絶対に成功してみせるわ…!」
「輝夜なんかポケーってしてね?気のせいか鈴仙?」
「さ、さあ?師匠が言うには熱はないらしいですので大丈夫だと思いますが…」
「ま、気に病むことはないと思うぜ!」
「能天気お気楽魔女め…「私は普通の魔法使いだ!」知らん!」
と。こんな感じで輝夜の不調を心配しつつ、夜になり宴会が始まったのである。いつも通りアホな事を仕出かす⑨連中や、BGMになってくれるプリズムリバー三姉妹や九十九姉妹達の演奏で騒がしくなる宴会。俺は今回は鰹のタタキを出した後は従者組の皆様に厨房を任せて、縁側で静かに鰹のタタキを食ってた。うーん、やっぱ鰹美味え。恐らく今頃は霊夢辺りがチルノ、天子をぶちのめしてる頃だろう。実際丁度弾幕の音とか、スペカ発動時の『ギュオーン!!』の効果音が聞こえた。
桃色風に踊る…
現在口ずさんでいるのは『花月夜』、砕月のボーカルアレンジである。めちゃくちゃ良い曲なので聞いてほしいと思う。そんな感じで後ろの騒音をBGMにしつつ静かに飯を食っていた…実際何人かが縁側に出たり、外にシートを引いたりして宴会飯を食っていた。まあそれはそれとして口ずさみ続けます。
決められた運命なら
いつか悲しみを知るのでしょう…
外にいる皆様の視線が俺に向いているが…まあ慣れてないので歌います(大きな矛盾)。ってか俺って元が妹紅だからなのか、女性みたいな高い声を出せるし、男性声での高い音域も出せるんだよね。今は曲調的に弱めに歌ってるけどこれオーケストラする上では非常に便利なのね。…んま、分身して歌うただの1人オーケストラだけど。
余白浮かぶ空蝉の影
杯交わし一夜一夜
心よ春めいて…
悲歓離合巡り巡って
淀んだ涙川に流し夜空仰いで笑おう…
今宵また幻想の中へ…!
………どうやら予約客が来たようだ、一度一番で止めようか。…カッコつけてるけど、歌ってたら話しづらいので止めただけですよーだ。…そこ、頭悪いとか言うなー。
「…来たか、輝夜」
「…ええ、もこたん。…ちょっと来てくれないかしら」
さてさてきましたよ輝夜さん、先刻は少し不調な感じがしましたが今回は珍しく真面目なようでついて来て欲しい模様。勿論昼頃に約束しましたし、約束を破るのは俺の信条に反するのでlet's goします。…なんか背後に沢山の視線を感じられるが、気にしないでおこう…さて、博麗神社で植えられている神社の中で一番でかい桜の前に来ました。
「んで?俺をここに連れてきて何をするつもりなんだ、輝夜」
「…すぅー、はぁー…よしっ、もこたん…笑わずに聞いてちょうだい」
「笑うつもりはないぞ」
「ありがとう、それじゃあ………もこたん…いや、藤原妹紅さん。…私と、結婚してもらえないでしょうか?」
………結婚?………マジで!?…いや待て、ドユコトドユコト…!?
『ガタンッ!!!』
「…それでもこたん、貴方の答えは何かしら?」
「…いや、その前に聞きたいのだが…なんで俺と付き合いたいの?俺は普通に屑な奴だぞ?」
そこ等へんは自覚してるよ、俺も。理解してる上で今の生き様なんだからな!!(ど畜生)それはそうと輝夜の返答はと言うと…
「…確かにそこは否定しないわ、「しないんだ…」でも…貴方はいつも、なんだかんだ言って私の我儘や無茶に真摯に向き合って応えてくれた。初めて会った時だって、あんなの私が一方的に悪いのに貴方はそれを突き放すどころか、私に寄り添ってくれた。それで…数百年前に私は都にいた時に向けられた偽りの愛じゃなくて、貴方とずっと一緒に居たいと云う本物の愛に気付くことが出来ました」
「今まではあの半獣や付喪神、花妖怪や賢者やらと歪みあってきたけど…覚悟を決めて貴方に告白することにしたわ。私は、貴方の事を愛しています…妹紅さん」
…やべえ。めちゃくちゃやべえ…!!今、俺は大きく分けて二つの視線を当てられている…『断ったらお前を殺す』という姫様の恋を成功させたい方による俺への殺意と、いつもいる方々からの脅迫のような視線…!!非常に拙いッピ!!落ち着け、此処は素数を数えるんだ…1!2!3!4!…1と4は素数じゃねえよ(自虐)!!
「…悪い、少し気持ちを整理させてくれ…急過ぎてな…逃げる気はないからな、本当に少し待ってくれ」
「…わかったわ、でも…絶対に逃すつもりはないから」
…うーん、このwってなるかぁ!!逃すつもりはないって、実質選択肢なしみたいなもんじゃねえか!!誰だよ選択肢あるって言った奴、居ねえじゃねえか!!…さて、現実逃避はここ迄にして真面目に考えようか(初めからそうしろ)。
…つまり輝夜はここ数百年以上、俺への恋心を持ってた…というわけか。…それを燻らせ続けてたんだよな?…どうするか…そんなに悩むぐらいなら断れよ、って思うだろ?確かに断ったって良い、良いのだが…それは蓬莱山輝夜という1人の女性の想いを裏切る事になると思う。彼女はなぜ俺みたいな屑を好きになったか知らんが、その想いを永琳達にも相談していただろうけど、それでも1人で抱え続けてきたわけだ…此処で実らなければ、あまりにも可哀想すぎるし何よりも俺が許せない。
確かに俺は輝夜は特別好きなキャラではない。むしろ嫌いの部類に入るかもしれない、原作では少女の妹紅に不老不死の呪いを背負わせたのだ…赦しはせんぞ…!!だがな…嫌いなキャラだからと言う理由だけでその想いを無碍にするのは違う。俺はこの世界が好きなのだ、今を楽しく生きている幻想郷の住民が、笑顔が、生活が。その中で特段好きなのがもこたんとらいこっこなだけであり、他のキャラは多少の差はあれど俺は皆が好きである。…先日出会ったユイマンやニナ、阿梨夜達は原作キャラなのか分からんが。
兎に角、こんな屑である俺を輝夜は好きになってくれたのだ。………いや、やっぱり此処は断るか…。『え!?こんだけお前にしては良い話してたのに受けないの!?』となってる方は多いと思うが、こんなのただの建前なだけであって実際の俺の気持ちは彼女に対して真摯な物ではない、…と言うより迷っている。
もし輝夜と結婚すれば、雷鼓達とどう付き合えばいいだろうか。彼女達との日常も大切な物なのだ…輝夜を愛する事自体は俺だって嫌じゃない。寧ろ輝夜みたいな美人と夫婦になれるのは普通に嬉しい事だ…だが告白を受けるとなると雷鼓達との関わり方を考えなければならなくなる。しかし輝夜の告白を蹴れば彼女は絶対に悲しむし、彼女の保護者が俺をぶち殺しに来る可能性しかない…あれ?俺、終わりじゃ…
「…もこたん、もしかして…付喪神達のことで迷ってる?」
「!?…ま、まあそうだな」
この幻想郷に住む皆さんの種族ってやっぱ悟り妖怪じゃない?って思うぐらいには俺の心読んでくるのですが。俺の考えてることが読まれやすいだけなのか…?
「…私達の中で暗黙の了解があったの。彼と結ばれたい時は真正面から彼に告白しに行くこと…そして貴方と私達の誰か1人が契を交わす時、他の者達はその者を祝福すること。…後は横取りや結託しての幽閉・監禁を禁ずること。貴方の性格上、一夫多妻は認めるつもりはないでしょ?だからこそ、私達はそう決めた。貴方に失望されたくないから、見限られたくないから、捨てられたくないから…私達は絶対に守るべき信条を作った」
「…輝夜達が色々考えてたのはよく分かった、…だがそれが雷鼓達とどう繋がるんだ?」
「早い話、普段通り付き合ってくれて構わないって事」
………What!?何を言い出すんだこの姫様!?頭飛んでるのか…!?倫理観どうなって「幻想郷で常識に囚われてはいけないんですよ、妹紅さん!」黙ってろ守矢ァ!!その常識には囚われてなきゃいかんわ!!
「…付喪神達から聞いてるもの、仮に私と貴方が結ばれたとしても、最低限のラインを守って貴方と過ごし続けるって。…まあ、私としては他の奴等が幾ら貴方とまぐわってようが別に構わないけどね。何故かって?…私達は死ぬ事が許されない罪人、蓬莱人…最低な事を言うけど、付喪神達がいつか死んだとしても、私はそうじゃない。貴方の側にずっと居られる…だから、あの子達の為にも楽しい記憶を造る為に、側室として付喪神達を娶って良いからね!」
「………」
…いやいやいや!?お前が良くても俺が良くねえんだよ!!社会的に見たら俺が普通に最底辺の屑になるだけだからなそれ!?頼む、倫理観は投げ捨てるものじゃないんだよ…!!誰か助けて…!?
「言ったわね!?やっぱり貴女そう考えてたのね!!あの時妙に引き際がいいと思えば…!!」
「随分と余裕だな…!!やはり、会長であったとしてもそれ関係なしに貴女を『父さんを愛する会』の全員で止めるべきだったな…!!」
「…覚悟してください、輝夜さん」
「はっ!私ともこたんは永遠不滅の愛で結ばれる、それを妨げれる者は誰1人として居ないわ!!それに『もこたんを愛する会』の会長である私に手を出そうなんて、良い度胸ね!!」
「…何か魂胆があると思いましたが、そうでしたのね…ちょっと奥で弾幕勝負をしましょうか」
「…何故か分からないが、お前に対して怒りを感じた…この怒りをどうにかする為に、純化させてやろう…!!」
「…此処は協力しましょう、純狐さん。貴女の能力と、私の蛇があればあの蓬莱人を…!!」
…(呆然)。複数の視線を向けてたのは雷鼓達だったのか… 聖が笑顔で鉄拳握ってるなあ…紫さんが傘をクルクル回してるなぁ………ちょっと待って、ユイマンさん!?純狐さん!?それは本当に辞めたげて!?俺達蓬莱人は魂が基礎だからそれ
「そこまでです、皆さん」
「八意先生…!?」
輝夜の最強保護者、永琳が彼女等の間に割って入ってきた…けどさ、絶対見てたよね?なら最初から止めて欲しかったんだけど…?
「…永遠亭の女医が、何の用?」
「…姫様がすみません。皆様に不快な思いをさせてしまいました…それでですが、姫様を許して貰えませんか?姫様は『妹紅さんを愛する会』の設立以前から、妹紅さんに恋心を抱き続けていたんです…無自覚の時期を含めば、恐らく…700年以上も1人で…」
「それが何になると言うんです?同情を誘っているのでしたらすぐに消えてもらいたいのですが」
「…同情諸々については、姫様が悪いのですから不要です「そこは庇ってくれないの!?」当たり前です、自分が蒔いた種は自分でどうにかしなさい。…話を戻します。姫様は今まで偽りの愛しか向けられませんでした、それ故に愛が何かを理解していませんでしたが…妹紅さんが姫様に愛を教えてくれた…とは思ってませんが「否定できないのが辛い」それでも、姫様が初めて自分の意思で成し遂げようとした感情なんです、どうか…見届けて戴けませんでしょうか…」
そう言って頭を雷鼓達に下げてる永琳…元は言うと俺等が原因なんだからさ、貴女謝る必要なんてどこにもないのに…ただ永琳にここ迄言われたんだ、本気で覚悟を決めないとな…
「………本当に、本ッ当に誠に遺憾だが…八意先生の御意向はよく分かった。…私達も少し焦ったと言うか…怒りが先走った所もあった、私達からも謝ろう…輝夜!!」
「…何かしら、半獣の教師?」
「正直任せたくないが…父さんがお前と結婚した後で父さんのこと、不幸にしたりしたら…その時は覚悟しておけよ」
「…分かってるわ。そこまで馬鹿な女じゃないもの」
…あれ?これ俺本当に要る…?それになんかとんとん拍子で進んでるような…そのせいでずっと置物になってただけなんだけど…いや答えを考えさせてくれる時間くれただけめちゃくちゃありがたいけどさ。そんで話が終わったか、俺に向き合う輝夜。…それじゃ、俺が出した俺なりの答えでも言わせてもらいましょうか…
「君がため、惜しからざりし、命さへ…長くもがなと、思ひぬるかな」
「…その歌って、もしかして…!」
「…蓬莱人である俺達が言ってもあまり効果がないがな。…蓬莱山輝夜さん。俺、藤原妹紅は_____」
「…その言葉にかぐや姫は嬉し涙を流し、嬉しさのあまり不死鳥と口付けを交わしました。…このようにして、かぐや姫と竹林の不死鳥は永遠に続く不滅の愛を誓い合いましたとさ、お終い」
「先生!それが先生のお義父さんと竹林にいるお姫様が付き合い始めた時のお話ですか!」
「そうだな、その時のかぐや姫はそれはそれは嬉しそうな表情で………あぁ、私がもう少し踏み出せていればなあ………!」
「先生、哀愁の涙が溢れてます!?」
そして後日談。妹紅と輝夜が結婚した事がマスゴミ鴉によって幻想郷中にばら撒かれ、2人は大半の人々に祝福された。…一部の人々は血涙を流したりして輝夜を怨んだりしていたが。その最たる例が彼女、上白沢慧音。彼女は自分が一歩踏み出せなかった事を少し…いや、物凄く後悔しており彼等が付き合い始めた2週間後である今になっても哀愁の涙を流していた。生徒に咎められ、涙を慌てて引っ込める慧音。中には…
「…阿梨夜、私ね…もう生きるのやめる」
「ユイマン!?早まるなユイマン、まだ妹紅さんはお前を捨てたわけじゃないからな!?」
「励ましありがとう、阿梨夜…でもね、私…なんだがとても悲しくて…涙が止まらないの。これからどうすれば…」
「とりあえずお前は妹紅さんと笑い合える事を考えろ!…くそっ!おのれ月の民…ユイマンを洗脳した時の状態に戻して…!!絶対に許さんからな!!」
「…ヘカーティア、今から月へ襲撃に行かないか?」
「なんの脈絡もなく月への襲撃に行くのと、私を誘うのやめて?…と言うか貴女の所属するその…『もこたんを愛する会』?のメンバーでも決めてたのでしょう?誰かがもこたんと契を交わしたとしても、最低限のラインを守って接してくくれば問題ないって」
「…不服にも私もそのふざけた会に所属してるらしいがそれはそうだ。…だが…何故か怒りが収まらないんだ、あの姫に対して…おまけに月に対しても…だから、怒りを晴らすためについて来てくれないか?」
「(月と関係ないと言われれば関係無しと言い切れないのが辛いわねぇ)…そんな事したってもこたんはあのお姫様と別れるつもりはないと思うわよ?そんな事をしてるより貴女も普段通り彼に接してれば良いじゃない」
「…そう、だな…」
…今のは一部例だが、関係してはいる月への恨み言を述べる者が居たようだ。嫦娥はぶち殺して良いから落ち着いてね。それはそれとして2人の結婚式は博麗神社にて盛大に行われた。2人は人里の者達や、妖怪達、更には妖精や鬼などにも祝ってもらいそれはそれは幸せそうにしてたのだが…結婚式の一大イベント、ブーケトスにて…
「幽香!!絶対に能力を使わないでよね!?」
「そんな卑怯な手は使わないわ、分かってるでしょうに」
「…その言葉信じるわよ…それっ!」
『…今ッ!!』
輝夜がブーケを投げ上げた瞬間、一斉に飛び上がり空中で乱闘を繰り広げる少女(当社比)達。その光景を横目に見ながら、妹紅は自分の横にいた菫子に尋ねる。
「…ブーケトスって、こんな感じだっけ菫子」
「私の知るブーケトスはこんな空中乱闘を起こしません」
「だろうな」
2人の目は何処か虚であるが目の前の騒乱を楽しく見ているようで乾きながら笑い合う…と。その刹那菫子の膝下にブーケが飛び込んでくる。それを見た菫子はと言うと…
「………は?(絶望)」
「…達者でな、菫子」
「ちょ、ちょっと待ってください!?た、助けて!?」
「輝夜の白無垢姿はやっぱ綺麗ダナー」
「もこたんの黒袴だって、いつものカッコよさが際立ってるワヨー」
「裏切ったなぁ!!?もこたんと輝夜さん絶対恨んでやるからなぁ!!」
絶望の表情を浮かべ、ブーケを見た妹紅は彼女から一瞬にして離れ、輝夜の元で棒読みで各々の姿衣装を褒め合っていた。何故棒読みかと言われれば…
『…外来人ィ(菫子ォ)…!!』
「…今から入れる保険はありますか?」
「(そんなものがあるわけ)無いです」
彼女がブーケを狙ってた者達に睨まれており、菫子は命の危機を感じて抵抗の言葉を述べるも、バッサリ切り捨てられたりと…とにかく大波乱の結婚式であった。そして現在は…
「…あ"ぁ〜もこたんの膝は癒されるわ〜…」
「おっさんみたいな言い草だな…」
「仕方ないでしょ、もこたんは私の愛しの旦那様なんだから」
「…そうか」
永遠亭の縁側で日光浴していた。輝夜が妹紅の両膝を枕にして寝そべっており、妹紅は輝夜から言われた事に少し照れたか照れ隠しに竹林に差し込む光を見ている。2人の顔の良さもあり、一枚の絵のような光景が続いてたが唐突に輝夜が口を開く。
「…平和ねぇ」
「平和だな」
「平和すぎてこの前肌を重ねた時なんか…お互いにタガを外して腹上死したからねw」
「黒歴史を掘り返すな」
蓬莱人だからそこら辺の倫理観が狂ってる御二人だが、普通は限度というものがあるのだぞ。それを思い出したか、輝夜は少しとぼける素振りを見せた後に自分の着る服の袖で口元を隠して細く笑う。
「ふふ…確かに貴方にとって誰も知られたく無い事でしょうけど…私にとって知られたくないことでは無いわね」
「ほう?じゃあ輝夜の知られたくない事って?」
「…貴方の告白の返事。あんなの、他の奴等が聞いたら貴方に『私にも同じことを言いなさい!』って迫りそうだし」
「…お前以外に言うつもりはサラサラないがな」
輝夜が知られたくないことというのが、輝夜の告白に対する妹紅の返事らしく妹紅は輝夜以外に言うことはないらしい。最初は少し怪しんでいた輝夜だったが、彼がこう言う事項関連で嘘をつく事はないと言うのを知るからか、表情が柔らかくなり…
「…そう。じゃあ、もう一度その言葉言ってもらえないかしら?」
「えー…また言うのか?」
「愛する妻のお願いよ?聞いてくれたって良いじゃない。結婚しましょうとかのありきたりな部分は言わなくて良いからね」
そう言って目を潤せながら妹紅を見つめる輝夜。妹紅は最初嫌そうな表情だったが、輝夜の泣きそうな表情に観念したか一息ついた後に表情を珍しく真面目なものに変えて話し始める。
「…はあ、分かったよ。それじゃあ………この俺、藤原妹紅は…貴女の側で永遠に燃え続ける、未来を照らす灯火となります。燃え尽きる事のない、導きの炎に…この星が死んで、離れ離れにされても貴女への愛の煙をずっと届ける焔に…」
「…っ〜!やっぱこれよこれ!もこたんって愛の言葉とか思いつくの上手よね!流石付喪神達に同じような事を言って欲しいって、迫られただけはあるわね!」
「…ほう?今のはちょっーと、怒ったよ…?」
「え?…きゃっ!」
輝夜に弄られたのが少し頭に来たのか、次の瞬間には輝夜を組み伏せている妹紅。突如組み伏された事に驚き声が出ない輝夜だったが、その顔は段々と笑みへと変わる。
「あら?意外と短気なのね」
「俺は日によっては気が短いからな…覚悟は出来ているか?」
「…ええ、もちろん♪」
その日の夜、永遠亭に住まう玉兎がまたもや腹上死している蓬莱人2人を発見したんだとか…おしまい。
と言うわけでこじつけつつも輝夜編の完成。
もこたん♂は一夫多妻をあまりよく思ってないのでどうしてもこうなる。ただ雷鼓達の意思を尊重するにはするので、全員でガン押しすれば通ってたんですけどねえ
…ちなみに分身すれば良くね?と思う方はいるかもしれないが所詮は分身なので、本体には敵わないというのが結論です。またいつか正規ルートの雷鼓編とか純狐編とか書くかもしれません(メイビー)。
エンドルートの分岐は必要?(例:雷鼓ENDや孤独ENDなど)
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必要
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不要
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だから作者はアホなのだ(どっちでもいい)