Dye Your Soul Your Color 作:鏡狼 嵐星
心は此処にある
そんな美しくて
くだらない話さ
『
虚と和解した俺たち全員の戦力で、『
体躯自体は
「( ˙-˙ ) ナニ?」
……なんだあれ? 顔か? こっちを見てる?
「Σ(・□・;)ウワァ」
あれは、驚いている? 左右を慌ただしく確認しては怯えるような様子だ。虚の性格が本人に依存しないのは色々見て分かったが、あれがマジであの
「『
背後で雷の塊を振り下ろすキャンディスを、俺は止めなかった。『
「Σ( ̄。 ̄ノ)ノ ビックリ」
テレビと体の動きで、さらに驚いた様子なのは分かる。だが、腕をバタバタと振り回した瞬間、キャンディスの雷がまるで元々そこになかったかのように、文字通り消え去った。
「\\\٩(๑`^´๑)۶///プンスカ」
……怒ってる、よな? あの画面だけに映っているものだけだと、分かりにくい。キャンディスを指さして、バタバタと動いているから、多分そうだ。
「わお、相殺したとかじゃなくて、まるっと消したよね、あれ?」
「……分かってたけどさぁ!! ようやく状況が好転しそうだったじゃんかぁ!?」
ジジの言う通り、攻撃に何か他の攻撃を合わせたとかじゃねー。
「『バースト・フィンガー4』ッ!」
地面スレスレまで急降下して、そのまま横向きに、直線的に
「∑(´□`;)ギャー 」
だが、『
「うおっ! フォニクス! 何してんだ!?」
(一瞬ではあるが、お前との魂のパスを消されたッ! これでは全ての攻撃を発動前に止められてしまうッ!)
「レヒトの虚はどいつもこいつもメチャクチャだな!?」
直ぐに翼が再生成されて体勢を立て直したみてーだが、どうする? どう対処する?
「リルっ!?」
バンビがかき消されつつも大量の霊子弾を撃ちながら、こっちにどうするのかと顔を見せるが、答えは見つからねー。そもそも、こいつは出させないことが必要だった。『
(一気に空間ごと、『
理由は?
(単純に食べられて終わるような相手じゃ無いから。なによりも、魂の大きさで貴女の胃袋がはち切れるわよ)
だとしても、やるしかねーだろ。それ以外の方法が思い当たらねんだから。あいつを放置したら、反撃で直ぐにやられ……。
「ジタバタ o(>< )o o( ><)o ジタバタ」
……てねーな? 何か藻掻いているようなポーズをしてやがる。攻撃しようとする素振りもない。
「……何をしている、『
『
「まぁ、待て」
っ、誰だ!?
「『
『
「……今の行動の意図を問う」
「なぁに、今の状態では不平等だと、そう思っただけのことだぞ」
糸が靡く様子から、それを切断したやつの姿を目で追う。簡単に言えば、そいつは
「不平等、とは?」
「戦力差だ、戦力差! まぁ、『
「意図が汲み取れない。戦力差に何の関係がある?」
いや、待て。よく考えりゃ、今のレヒトの体は元々、メコニルのものだ。それらしいやつがいてもおかしくはない、か。それと最低でも死んだ2人分の虚は追加がいるわけか。ふざけんじゃねーよ。
「お前はこいつらを
……だいたい察しはついていたものの、はっきり証明されちまったか。
「徐々に増えていく虚。勝利条件は不明。これでは絶望すると言うよりも困惑が強いのだ。故に、明確にしてやろうと思ってな」
メコニルらしき誰かが、レヒトの翼の一つに腰掛けて、『
「他人の虚との対話なんぞそうそう見れるものではないし、ワレも面白かったからな。続きが見たい! 手伝ってやるぞ、滅却師!」
いや、別にこいつ、メコニルと変わらねー!! 理不尽野郎のままだ! つか、こいつ、誰なんだよ!?
「お前たちの勝利条件は簡単だぞ! 『
っ、目的はクソだが、その情報は助かる!
「テメーらっ!」
「言われなくても行くわよっ!」
「ちなみに敗北条件は『絶望』することだ! せいぜい頑張るが良い!」
バンビたちは散開して器の上側に向けて飛び、地上の奴らはすでに出てきてる虚たちに対処してる! 俺も……っ!!
「(´◉ω◉`)ジイィィ 」
『
「
レヒトの居場所がわかった今、目的は明確になった。メコニルの目的は理解し難いが、道が見えた。
「お前も私の敵と認識して良いのか、
「苛立つな、『
未無だと? まさか、あれは
「口を挟んだ代わりと言ってはなんだがな。もし滅却師たちが絶望して終わりを選ぶなら、ワレは
『
「……それは本意か?」
「無論! ワレはわれほど人間関係に興味はないし、終わりたいなら終わらせてやれば良い! まぁ、お前の望む世界はある意味、ユーハバッハの望むものに近いだろう。それはつまらないと思うが、ワレもそれに興味がないとは言えないしなぁ!」
陛っ、ユーハバッハ、の望む世界に近い? 死の無い原初の世界に類すると言うのか? レヒトの力である『
「『
ユーハバッハと敵対したレヒトが、それを望む筈がない。望んでいるなら、ユーハバッハと対立しない道はあった筈だ。今、その話に戻る意味がわからない!
「私は
……レヒトは原初側の世界を望んでいた? 分からない。レヒトの持っている原初の願いに関係すること、なのか?
「なぁに、別に知らなくても良いことだ! レヒトを起こせばそれで良し、心が折れればお前たちはそこまで。それだけのこと!」
未無もまた答える気はないらしい。けらけらと笑いながら試練を課すように言う様は、メコニルの化身と納得できるほど同じ様だった。
「ああ、ああっ、そうかよっ! ユーハバッハと似た世界だと!? そんなもんをレヒトが望むわけねえだろうが! お前ら、本当にレヒトのことを大事に思ってるのか怪しくなってきたぜっ!」
「バズ……」
レヒトの望む世界の真相がユーハバッハの望んだそれに近い。その事実がレヒトの虚である『
「もはや、言葉は不要」
『
「
いくつかの羽根が頂点を結ぶように組み合わさり、一回り巨大な立方体になる。その後、一気に収縮して、凝縮された霊力が光を強く放っている! あれは、まずい!
「『
「『バースト・フィンガー2・ダブル』ッ!!」
圧縮された羽根のために、十字形に切り裂くように放たれたバズの鉤爪が激突して爆発! 爆発の勢いで、空と地面に青い爆煙と爆風が降り注ぎ、体を吹き飛ばされそうになる!
「バズッ!」
「問題ねえよっ、ユーゴー!!」
火傷だらけで吹き飛ばされる様子が見えるが、すぐに体が燃える様子が見えた。バズは問題ない。だが、今の一撃は
「……バズ!」
私の声に応じて、空から見下ろされていることがわかる。その顔には憂いも、心配も無い。ただ、私を信じてくれている目だ。
「信じてくれ」
「分かった!」
友が信じてくれる。それだけで、こんなにも足が軽い。腕が動く。視界が晴れたまま、歪まない。
「もう一度、頼む」
(望むなら……願え…………我が光……!)
レヒト。私はお前に、礼を言わなければならないんだ!
空の上からあたしたちは『
「あの糸みたいなやつって、名前なんて言うんでしたっけ~?」
「乱装天傀、じゃなかった?」
「あんな古臭い技、レヒトに見せてもらうまで知らなかったもんな」
あたしもよく知らない。確か、古の技術とかなんとかで習得が難しいみたいな感じだったはずよね。ミニーもキャンディもよく知らないなら、後はジジ?
「ボクもよく知らな〜い」
「なによ、誰も知らないの!?」
「ボクはあれを使えても、あんまり意味ないもん」
それは……そうね!
「じゃあ、リル!」
……あれ? リルは?
「私は
っ、殺気!
(ハバタイテ!)
反射的に翼を動かしたら、射出されたあたしの羽が伸びてきた糸の塊を爆発させて、その向きを逸らしてくれた! やるわね、『
(ホメルノハ、アトデ!)
糸がどんどんレヒトの羽に繋がっていく! 何を、する気!? って、ちょっと待ちなさいよ! バズビーの方とあたしたちの方で動きが違うじゃない!
「『
羽が大量の針に!?
「下がれっ!」
リルっ!?
「スワロウ・グラップキン!」
黄色いテーブルクロス?みたいなやつが針全体を覆って! っ、でも、針の数が多すぎて、全部覆えてない!?
「(꜆꜄•_•)꜆꜄꜆꜄꜆ アタタタ」
って、テレビっ子!? 指を鳴らしたら、針が全部霧散した!? アンタ、敵なんじゃないの!?
「╮(︶﹏︶")╭ ヤレヤレ」
何こいつ、テレビいっぱいに腹立つ顔浮かべた挙句、こっちを小馬鹿にするようにヤレヤレって首を振っているんだけど!?
「安心しろ、敵じゃねー」
「……それ、信じていいの?」
怪しい。すごく怪しい。というか、何でグレミィの虚があたしたちに協力なんかするのよ?
「取引した。こいつも『
「(。 ´•ω•)。´_ _)コクコク 」
いや、でも……。『
(…………ジブンガイナイコハ、セイショクシャニ、
そうなの!?
「『
「あの時、不自然な動きだったのはそういうことかよ……」
そういえば、糸に繋がれた状態でジタバタしてたわね。
「虚たちも、『
……ちょっと、かっこいいのは認めてやるわ。ちょっとだけよ!
「(`≧ ^≦*)ソ、ソンナンジャナイシッ! 」
なんかツンデレみたいな顔を映し出してるんだけど。グレミィの虚のくせにレヒトみたいな性格なのね、こいつ?
「んで、さ。レヒトのいるところ分かっても、そこにどう行くんだよ?」
見下ろした先に見えるのは、『
「あれって、入るスペース無いわよ?」
「見りゃわかんだろ」
「あの糸って斬れるんでしたっけ〜?」
「仕組みは大して難しくねーよ。ただ霊子を糸状に構成してるだけ。熟練者であるほど細くて切れにくいが」
じゃあ、レヒトと同じくらい強い『
「それ、斬れないじゃない!」
「だろうな。だが、あれをどうにかしねーと、そもそもレヒトのいるところにたどり着けねー」
ならどうやって行くのよ!?
「
…‥しょうがないわね。ねぇ、あの糸って爆発で吹き飛ばせそう?
(バクハツガ、カサナレバ、ドウニカナルカモ?)
なら、普通に爆発させても切れないってことね。………………あー、もう! どうすればいいか分からない時はいつもレヒトがヒントをくれたのに!
「アタシの一撃でも、焼き切るのは無理そう。というか、そもそも切らなきゃいけないのかよ?」
キャンディ?
「おい、それどう言う意味だ?」
「え? いや、前提として切れる代物じゃないじゃんか。切らなくていい方法を探すべきなんじゃないのかよ?」
「いい事言うじゃない、キャンディ!! そうよね、無理なものは無理よね!」
「流石、キャンディちゃん。暴論だね」
「ちょっと、無理がありますよぅ」
えっ、いいアイデアじゃない!
「……まぁ、無理があるのは分かってるけどさ。でも、どっちも無理なら可能性のある方を選ぶべきだし」
「じゃあ、何かアイデアはあるの?」
「それは、無いけどさ」
「無いんじゃん」
「うるせー! 何でアタシばっか責められてんだよ! なら、他にいいアイデアあるんだよな!?」
ジジが煽りすぎたせいで、キャンディが怒っちゃったじゃない。ああなると長いのよね。
「……いや、ナイスだぜ、キャンディス。俺も頭が硬かったな」
「リル? 正気ですか〜?」
「あぁ。『
流石、リル! やっぱりあたしの勘は間違ってなかったわね!
「とりあえず、作戦共有だ。失敗できねーぞ」
長々とお待たせしました。
ちょっと仕事が忙しかったり、マルチに引っかかりそうになり、うつ病になりかけたり、ゲームしてBLEACH見てHPを回復させたりしており、時間がかかっておりました……。
リルトットの誕生日(9/16)に間に合わせました(超ギリギリ)。
とにかくレヒト篇は描き切らねば……!
どうにか次の放送を目標に、もう一話頑張ります。
感想をいただければ、それが糧になります。
良ければ是非、よろしくお願いします