1950年。北海道の函館にてとあるサラブレッドがデビューした。
10戦10勝。複数のレコードを記録し、人々の記憶に刻み込まれた3本脚で走る幻の馬。
日記が止まった1951年6月3日。東京優駿。
割れんばかりの熱狂の中、一生に1度の大舞台で颯爽と駆ける鹿毛の背中を追い掛ける誰からも見向きをされていなかった真っ黒なサラブレッド。
その馬は、一瞬の煌めきか、はたまた己の実力か、あの幻と並び立ちながらゴールの前を駆け抜けた。
同族から嫌われ、人間だけを愛していた真っ黒な馬は、スタート前に初めて自分から隣の鹿毛へと鼻を寄せたという。
真っ黒な身体が白く染まるのを見つめながら、
「悲しい話だ」
誰かが、苦しそうに鉛筆を滑らせた。
▷こちらは『幻の夢を追いかける花(https://syosetu.org/novel/293657/)』の加筆修正版です。
※『幻の夢を追いかける華』の注意書きがP.1にあります。お手間ではありますが、軽く確認して頂けますと幸いです。
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キャラクター設定(読み飛ばし◎)
- 50年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 60年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 70年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 90〜年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 90〜年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 20年代を走った競走馬のウマ娘 (改)
- 21世紀を走った競走馬のウマ娘たち (改)
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競走馬の話
- 馬がヒトに出会ってから、別れるまで。
- 海を漂う望郷は今 (改)
- 障害3歳上未勝利 (改)
- のほほんと6ハロンを頑張ります
- 牡丹の思いは時の碧落に沈む
- 僕達の可愛い子
- 憧れと癖者とG1初勝利
- 地方馬、中央デ爆走ス (改)
- 手の掛かる子程可愛いかもしれない。
- コバルトブルーが煌めいている (改)
- 或る馬主の話 (改)
- BPM10000の出会い
- 頑張る子へ、追い風を
- 愛が世界を超えるのならば、
- 望んだものが叶う1ページ目 (改)
- ロイヤルブルーの祭典にて (改)
- 綺羅星よ、砂漠に咲け (改)
- 君に、世界一似合う色
- 右目に美しさを彩って
- 晴れ晴れとその舞台に報いて
- 故郷は彩の国
- 煌めきからの休息
- 圓谷牧場に行ってきた (改)
- 53秒の最速を焼き付けろ (改)
- 唯一無二で最強 (改)
- 男爵へその花を捧げる
- 秋の味覚は国鉄レサ5000形に乗って
- Le rêve tricolore.
- マイペース→爆走→楽しい! (改)
- 静かな心と叶えたい願い
- 刹那の壮麗から始めよう
- 振り替えと、惨敗と、未来に向けて
- 【朗報】中山金杯勝利後の小金井騎手
- 馬、人、雪が降る世界
- リベンジをしよう
- 輝く美しさ
- 見つかった追想 (改)
- ◇雑談
- 母へと捧げる勝利前
- 夢を見る
- こぼれ落ちた樫の冠
- 絶対がある場所
- 帝王には油断禁物な花緑青を
- 小金井親子を語ろう
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ウマ娘の話
- 昔日の手綱と牡丹は紅霞に沈む (改)
- 秋の香りに足並みを揃えて (改)
- 狙え、ジャパンカップ海外招待枠 (改)
- Nous courons avec vous.
- 初戴冠、重賞の冠 (改)
- 航路。まだ、走り始めたばかりの君へ。
- 初めて見る、馬酔木の花。
- 我が愛は、未だ存在せず
- その感情を忘れるな
- わがままスイーピーとアセビの花
- 新たな年を、故郷で迎えて
- 運命的な出会い
- 最速と競いし君はスプリンター
- 3粒の大豆、大きな気持ち入り
- 3等星の煌めきは強く
- 反転した歴史
- 猫は牡丹の花に集まるらしい
- その背中に敏速の色を見出して
- 心を震わせる力はきっと、皆が持っている。
- 幸せと前途多難を天秤にかけて
- 5月11日のフラワーバスケット
- 初めての邂逅
- 暗闇を抜ける為に
- 6月に隠される耳
- 馬とウマ、忘れられない鬼籍のヒト。
- 理解出来ないものに怪異の被せものを
- 願いを込めて、全員で
- 眩しい色彩を
- 室内の陽炎
- 砂日傘に鬼灯の安らぎ
- 間に合いませーーーーん!!!!
- 貴方の事を、今でも愛している
- 卵の夢は幸せの深緑
- 暮夜の語らいは海の香りを纏って
- その誇りは美しく育ち始める
- 乾き、渇いて、勝利を注ぐ
- イベント:季節は巡り、花は咲く。
- 寒さと冬毛と寒がりと
- イベント:花が咲くは偽証のジャパンカップ
- 歩き始めたチャンピオンの休息
- クリスマスパーティーと年末に向けて
- 番外編:いつかのクリスマスは離れた場所で
- 大一番、全力で駆け抜けて
- 何度か眠って一緒にお餅を食べようか
- 明けましておめでとう御座います
- 速過ぎるのも考えもの
- 稀代の白銀、常例の重なり
- 大集合の後、真っ白な中断
- 一枚上手な甘い匂い (改)
- 目標と不撓不屈を天秤にかけて
- レンズにはなれなくても
- 勝利の裏に隠れた焦り
- 桜の並木の満開の下
- 今日だけは、桜色を捧げて
- 1から10までを拍手喝采で
- 始まり、繋がり、新芽
- 掴み取った栄光の冠
- 雨催いにて鉄と共に
- 10/18。3300mのオータムジャンプ
- おめでとう
- 軽口を携え天路を往く
- 本番の前に誰の夢?
- 暑さ、それは大変の証明
- 電光石火の王と花
- ヒトの子は昔の失恋を引き摺らない