ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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最近ノロウイルス感染したんですけどあれヤバいですね。腹痛過ぎるしなんか飲んでもすぐ出るしで死ぬかと思いましたよ。


究極パワー激突!!ベジットVSブロリー

「カカロットォォォォォォォォォォォォ!!!!」

 

「フン……!!」

 

 仇敵の一人の名を叫びながら殴り掛かってくるブロリーに対し、ベジットは不適な笑み浮かべると、一瞬にしてその姿が消えてしまい、ブロリーの拳が空振りに終わる。

 そしてその直後、ブロリーの後頭部を途轍もない衝撃が襲う。ベジットが一瞬でブロリーの背後に回り、回し蹴りを叩き込んだのだ。

 

「ぐわああああああああーーーー!!??」

 

 後頭部を襲った衝撃に堪らず悲鳴を上げ、弾丸のようなスピードで吹っ飛ばされるブロリー。更にベジットが一瞬でブロリーの頭上に回り込み、脳天目掛けてダブルスレッジハンマーを食らわせ、一直線に地面まで叩き落とされて激突する。

 しかし即座に黒い気を開放して瓦礫の山を吹き飛ばすと、吹っ飛ばされた時以上のスピードで舞い戻るとベジットへと殴りかかる。

 だが、ベジットは当然のようにあっさり回避すると、カウンターにゼロ距離でブロリーの胸部に気功波を叩き込んだ。

 

「ちっ、タフな野郎だ。この俺の攻撃をまともに受けたってのに、全然平気な顔をしてやがる。ベビーの野郎ならとっくにダウンしてたってのによ……」

 

 自分の攻撃を二度も受けても効いている様子の見えないブロリーに、小さく舌打ちするベジット。確かに、これがベビーだったら情けない悲鳴をあげて痛みにのたうち回っていた所だろう。

 

「ぬぅああああああああ!!!!」

 

「しかも、前よりパワーもスピードも段違いに上がってやがる……!!」

 

 またも飛び出してきたブロリーの攻撃を紙一重でかわしつつ、その首に回転蹴りを食らわせる事に成功した。だが、ブロリーは多少よろめいただけですぐにベジットを殺気立った目で睨みつけて来た。

 

「ああぁぁぁぁぁぁ!!!!ベジィィィィィィタァァァァァァァーーーーー!!!!」

 

「っ!?」

 

 突如ブロリーの両目が光ったかと思えば、何とそのまま破壊光線を発射してしまった。咄嗟にベジットは回避に成功するものの、遥か遠方に着弾した結果、水爆を思わせるような大爆発を巻き起こしてしまった。

 

「野郎、相変わらず滅茶苦茶やりやがる……!!」

 

「だぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

「ぐっ!?」

 

 ベジットの気が逸れた一瞬の隙を突き、飛び蹴りを叩き込むブロリー。ベジットはギリギリで両腕を交差させてガードするが、威力を殺し切れずにそのまま吹っ飛ばされてしまう。

 そしてそのまま岩山に激突するかと思われたが、その寸前で気を開放する事で急ブレーキを掛けて激突を回避。そして追撃を仕掛けて来たブロリーを迎え撃つ突撃し、二人が正面衝突する寸前でベジットとブロリーの姿が同時に消える。

 直後、空中で何度も凄まじい激突音が鳴り響き、その衝撃波だけで大地は割れ、岩が砕け散り、雲は吹き飛んでしまった。

 

「うらぁっ!!」

 

「はっ、効くかよ!!お返しだ!!」

 

 ブロリーの放った気功波を蹴り飛ばし、反撃にスプリットフィンガーショットを顔面に叩き込むベジットだが、やはりと言うべきか、ブロリーには全く効いていなかった。

 

「こいつ、地獄でどんだけパワーアップしやがったんだ……!?フュージョンじゃ勝てなかったかもしれねえな、こいつはよ……!!」

 

「うおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 

「叫んでばかりでうるせえんだよ、テメェは!!波ぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

 

 ブロリー目掛けてかめはめ波を放つベジット。何も考えずに一直線にこちらに突っ込んできたブロリーは当然回避出来ずに直撃した……のだが、なんとブロリーはかめはめ波を真正面から受け止めたばかりか、かめはめ波を引き裂きながらベジットへと向かって行った。

 

「んなっ……!?」

 

「でぇああああああっ!!!!」

 

「うぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

 そのままベジットに頭突きを食らわせ、右ストレートを頬に叩き込むブロリー。その破壊力のあまりベジットは派手に後方まで吹っ飛ばされ、幾つもの岩盤をぶち抜いて地面に衝突する。

 すぐにベジットは立ち直って反撃に打って出ようとするが、その瞬間に顔面にラリアットを叩き込まれた事でまたも地面に倒れ込んでしまう。

 

「ふははははははははははは!!!!」

 

「て、テメェっ!?」

 

 高笑いしながらベジットの尻尾を掴むと、そのまま左右に何度も叩きつけまくるブロリー。

 そして空中に放り投げ、降って来たベジットの腹部にパンチを食らわせ、堪らず腹を抑えて蹲っている所を背後に回り込み、ベジットの両腕を掴むと、その背中に膝蹴りを叩き込み、そのままへし折らんと膝で背中を押し始めた。

 

「う、うぐぅ……!?馬鹿な、この俺がこんな……!!」

 

「ふはははははは!!あははははははは!!!!」

 

「っ……ゲラゲラ笑ってんじゃ、ねぇよ!!」

 

 どうにか背後のブロリーに蹴りを入れて脱出するベジット。そのまま反撃に顎にアッパーを入れるが、ブロリーには全く通用せず、逆に頭を鷲掴みにして持ち上げられてしまった。

 そしてブロリーはその手を離すとベジット顎にアッパーを食らわせ、近くの岩山まで吹っ飛ばした。

 

「ごはぁっ!?」

 

「クククク……くはははほはははははははは!!!!!!」

 

 残忍な笑み浮かべながら、何度も飛び上がってはベジットを踏みつけるブロリー。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」

 

 堪らずベジットは悲鳴を上げるが、その姿を見てブロリーは更に恐ろしい笑みを浮かべ、ベジットの横腹を蹴り上げ、更に吹っ飛ばされているベジットに気功波を投げ飛ばして直撃させ、地平線の彼方まで吹っ飛ばしてベジットごと気功波が大爆発を起こした。

 

 そして爆心地に一瞬で追いついて来たブロリーがベジットに反撃の隙を全く与えずパンチのラッシュを叩き込み、ベジットをズタボロにしてしまった。

 

「うっ……かはっ……く、クソッタレめぇ……!!」

 

 肩で息をしながらも立ち上がり、両腕を構えるベジット。だがもはや抵抗する力すら残っていないのか、反撃はせずこちらを睨む事しか出来ないようだった。

 そんなベジットの無様な姿に満足したのか、ブロローはニヤリと笑うと空高く浮かび上がった。

 

「無駄な事を……今楽にしてやる!!」

 

 そう叫ぶと、ブロリーは己の右手に黒い気を収束させ、巨大なエネルギー弾を作り上げた。

 

「はっはっはっはっはっはっは!!!!デェェェイッ!!!!」

 

 高笑いしながら腕を振るい、黒いエネルギー弾を放り投げるブロリー。

 そのエネルギー弾はブロリーの手元から離れた瞬間、数百メートルはあろうかと思われる程に巨大化し、ベジットを消し飛ばさんと真っ直ぐ突き進んで行く。

 

 そしてそれを見たベジットは迎撃にかめはめ波の構を取るが、すぐに無駄だと察したのか、構えを解いてしまった。

 

「ち、ちくしょう……こ、ここまでか……みんな、すまねぇ……!!」

 

「ふははははははははははは!!!!はーはっはっはっはっはっはっはーーーー!!!!」

 

 俯きながら、絶望に満ちた表情で呟くベジット。そしてもはや反抗する気力も無くしたベジットを見て、勝利を確信したブロリーの高笑いがその場に響き渡るのだった……

 

 

 

 

「……なんちゃって!!」

 

「!!!!」

 

 突如ベジットがニヤリと笑うと、軽く気を解放し、迫り来る黒いエネルギー弾へと真っ直ぐ突撃して行く。

 

「でりゃあああああっ!!!!」

 

 黒いエネルギー弾に膝蹴りを叩き込み、逆方向へと跳ね返すベジット。しかもこの時黒いエネルギー弾の気の性質を書き換えたのか、黒から赤に変色していた。

 そして逆方向と言う事は、当然向かう先にいるのはブロリーである。

 

「へあっ!?うぅ、うおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!??」

 

 超スピードで跳ね返って来たエネルギー弾に反撃すら出来ず、まともに直撃して大爆発に飲み込まれるブロリー。

 爆炎が晴れると、少なくないダメージを負ったブロリーが冷や汗を流し、ベジットを睨みつけていた。

 

「へっ、良い格好になったじゃねーか。」

 

「か、カカロットォ……ベジータァ……!!」

 

「それにしてもおめでたい野郎だぜ。この俺が本気でテメェなんかのサンドバッグになるとでも思ってたのか?んな訳ねーだろ。ありゃあ今のテメェの力がどんなもんか測ってただけだ。まっ、ちっとは強くなってたが、所詮この俺様には遠く及ばねえレベルだったがなぁ?はっきり言って期待外れだぜ。」

 

「ぐ、ぐぅぅぅぅ……!!」

 

「しかも、完全に遊ばれてた事にちっとも気づかねぇとは、マジで能天気な野郎だ。この俺に勝てるだなんて、すっかりその気になっていたテメェの姿は最高にお笑いだったぜ?伝説の超サイヤ人さんよぉ?」

 

 腕を組み、もはやどちらが悪役なのかわからない台詞を吐いているベジット。と言うか変な親父が乗り移っているような事を言っていたが、きっと気のせいだろう。

 

「うぐぅぅぅ……!!う、うおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 

 歯軋りしながら雄叫びを上げて、ベジットへと殴り掛かるブロリー。そして先程の焼き直しのようにベジットにパンチのラッシュを叩き込むのだが……

 

「クックックックック……」

 

「!?」

 

「いやぁ、わりぃわりぃ。つい笑い声が漏れちまった。でも仕方ねえだろ?だってあんな一生懸命くすぐられちまったんだからよ。」

 

「か、カカロット……!?」

 

「テメェの攻撃、メチャメチャ痒いぜ。はっ!!」

 

「ぐああああああっ!!??」

 

 一瞬でブロリーの目の前に移動し、顔のど真ん中にパンチを叩き込むベジット。

 先程までとは比べ物にならないレベルの衝撃が顔を襲い、堪らずブロリーは仰け反って悲鳴を上げた。

 

「か、カカロットォ……ベジータァァァ!!!!」

 

「威勢良く叫ぶのは結構だがよ……鼻血が出ているぞ?早く拭けよ、みっともないぜ。あっ、そうだ。どうせならくすぐるよりもマッサージしてくれねぇか?俺、最近この辺りの肩凝りが酷くってよぉ。」

 

「うがぁぁあああああああああーーーー!!!!」

 

 わざとらしく無防備に背中を晒し、ニヤニヤ笑いながら左肩を指差すベジットに、怒りを爆発させたブロリーが襲いかかる。

 しかしブロリーの攻撃が届くよりも先にベジットの肘打ちが顔面に炸裂し、更に回し蹴りが叩き込まれて、吹っ飛ばされたブロリーは岩山に激突し、崩壊した岩山に埋もれてしまった。

 

「まだまだこっちの攻撃は終わってねぇぞ!!ファイナルシャインアタァァァァック!!!!」

 

 右手に青緑色の気を収束させ、瓦礫の山目掛けて右腕を突き出すと、一気に気が放出された。そして瓦礫の山を丸ごと飲み込むと、その中からブロリーの悲鳴が響き渡り、その直後核爆発でも起きたような大爆発を起こした。

 

「悪りぃなぁ。テメェも前より随分パワーアップしたみてぇだが、こっちはそれを遥かに上回るレベルで強くなっちまってたみてぇだ。」

 

 

※※※

 

 

 一方その頃、悟飯達は神殿でチチやビーデル達と合流していた。どうやらブロリーの無差別攻撃には巻き込まれずに済んだようである。

 

「それにしても良かったです、ビーデルさんや母さん達が無事で……」

 

「お義母様に助けて貰ったおかげだべ。」

 

「念の為、みんなでここまで逃げて来て良かったよ……後もうちょっと逃げるのが遅れてたら、あの世へ逆戻りする所だった。」

 

 どうやら、チチはギネに助けられていたようだ。他にもブルマやブラ、ビーデルやパン、ウーブを始めとした面々も既に神殿に避難済みだったらしい。

 

「おい、ラディッツとナッパの様子はどうだ?」

 

「なんとか一命は取り留めたわ。後は治療が終わるのを待つだけよ。」

 

 ポイポイカプセルに入れて持ち込んだメディカルカプセルの中に入り、治療を受けているラディッツとナッパ。その姿は見るも無惨な程にズタボロになっていた。

 彼等はブロリーと戦うも全く力が及ばず瀕死の状態に追い込まれ、トドメを刺される寸前、ブロリーが悟空とベジータを発見した為その場に放置され、その後駆けつけたバーダック達に救助されたようだ。

 

「パパ……」

 

「心配すんなよミント。ラディッツおじさん達がこれくらいで死ぬ訳ないだろ?」

 

「そうそう。伯父さんならすぐ元気になるって!!」

 

 治療を受けているラディッツを心配そうに見つめるミントと、そんな彼女を励ます悟天とトランクス。

 ミントも普段はラディッツをぞんざいに扱っているが、やはりなんだかんだで父親が心配なのだろう。

 

「しかし、まさかこっちの宇宙のブロリーまで甦りやがるとはな……しかもこの気、前より遥かにパワーアップしていやがる。 」

 

「そうですね……幸い、お父さんとベジータさんが合体した姿の方が強いようですが、単独だったら地球の誰も勝てなかったと思います。その上、ここまでの被害が出てしまうなんて……」

 

 ブロリーの放った無差別に放ったエネルギー弾は地球のほぼ全域に降り注いだ。

 その結果、地球人類の九割近くがほんの一瞬で死に絶えてしまい、かつてない被害が出てしまったのだ。

 

「地球が消し飛ばなかっただけ幸運と思うしかあるまい……いや、孫とベジータを直接殺す為に加減していたのかもしれんな。どの道、ドラゴンボールを使うにしろ、奴を倒してからでないとまた余計な被害が出かねん。早くケリをつけろよ、孫、ベジータ……!!」

 

 

※※※

 

 

「な、なんだ、ここは……?」

 

 一方その頃、12人の破壊神達は、全王と共に全てが闇に閉ざされた謎の空間を訪れていたのだが、その異様さに破壊神達は冷や汗を流していた。

 

「な、何もしていないのに、これまで感じた事のないような圧力を感じる……それに……さ、寒気がする。震えが止まらない……!?」

 

「フン、なんだベルモッド。この程度で怖気付いたのかい?」

 

「び、ビルス貴様、何を偉そうに!!そう言う貴様こそ冷や汗が止まらないようだが!?」

 

「や、喧しい!!」

 

「二人とも、そこまでだよ。そろそろ出て来るだろうからね……」

 

「ぜ、全王様?出てくるとはいったい……それに、この空間は何なのですか……?」

 

「それは……」

 

『ククク……驚いたぞ、全王。ここまで乗り込んで来たのは、貴様が初めてだ。』

 

「!?何者だ!!」

 

 突如頭の中に響いて来た声に警戒する破壊神達。

 

「出て来たね、邪悪龍……いや、今の君をそう呼ぶのは相応しくないか。あらゆる次元の負の力の集合体……とでも言うべきかな?」

 

 全王のその指摘に声の主は返事をせず、代わりに全王達の目の前の空間に紫の光が収束されて行き、やがて白い怪物の姿へと変化するのだった。

 

「流石、よく調べているではないか。ならわかるだろう?今更何をした所で、貴様等の世界には破滅しかないのだと言う事が。」

 

「そうは行かない。一星龍、君の存在は許されない……今ここで、完全に消滅させる……!!」

 

 

※※※

 

 

 ベジットは油断なく爆心地を見下ろしていたが、突如キノコ雲が吹き飛ぶと、無数の気弾が雨のように全方位に向けて放たれる。

 しかし次の瞬間、ベジットが纏っていた真紅のオーラに被さるように白銀のオーラが展開され、瞳の色が銀色に変化する。

 そして腕を組んだ姿勢のまま最低限の動作で全ての気弾を回避し、ブロリーが背後に現れた瞬間、その動きを読んでいたように回し蹴りを脇腹に叩き込んだ。

 

「がはぁっ!?う、うぐぉぉおおおお!!!!」

 

 血反吐を吐きながらも歯を食い縛り、距離を取ろうとしていたベジットの右足を掴むブロリー。そのままベジットを地面に投げ飛ばそうとしたが……

 

「おいおい、手を忘れてるぜブロリー。」

 

 いつの間にやら右手にギャラクシースピリットソードを展開していたベジット。そして左手には切断されたであろうブロリーの右手が掴まれていた。

 

「へぁっ!?う、うぅぅおおおおおおおおお!!??」

 

「いらねぇから返してやるよ。そらっ!!」

 

 自らの手が切断された事に気付き、絶叫するブロリーに対し、ベジットは切断された左手を叩きつけ、そのまま追撃の気功波を放ち、左手を爆散させたばかりか、ブロリーにもダメージを与えた。

 

 そして切断面から黒い血のような液体を流すブロリーだったが、黒い粒子のような物が集まって行くと、なんと左手が再生再生してしまった。

 とは言えベジットにとってはその程度の事は想定内だったようで、特に驚いた様子も見せなかった。

 

「まっ、そうなるだろうな。テメェは前に尻尾を消し飛ばした時、すぐ再生しちまいやがったからな。だが、それなら再生が間に合わないスピードで叩き潰せば良いだけの話だ……ちょいとスピード上げてくぜ!!」

 

「う、うおおっ!?」

 

 それからの戦いは、これまで以上に一方的な物となった。超サイヤ人4ゴッドに身勝手の極意を重ねがけしたベジットの力は凄まじく、パワーもスピードもブロリーを赤子同然に扱える程上回っていたのだ。

 どれだけブロリーが超スピードでラッシュを仕掛けても、ベジットは腕を組み目を瞑ったまま、身動きしかたどうかさえ判認識出来ない程の神速で回避し、ブロリーが全く反応出来ない速度で首に回し蹴りを食らわせ、更に白い巨大な気弾を零距離でブロリーに叩き込んで吹き飛ばした。

 

「ぬがぁぁああああ!!??」

 

「今度はこっちで行くぞ!!!!」

 

 ベジットの纏うオーラが白銀から紫へと変わり、目の色も同様に変化し、身勝手の極意から我儘の極意へと切り替えた。

 そして一気にブロリーの目の前に肉薄すると、ブロリーにパンチのラッシュを叩き込んだ。

 

「そらそらどうしたぁ!!ちょっとペースを上げただけでもうお手上げか!?情けねぇ悪魔も居たもんだなぁ!!」

 

「か、カカロットォォォッ!!!!ベジィィィタァァァァ!!!!」

 

「遅い!!」

 

 必死に攻撃を耐え、どうにか反撃に打って出ようとするブロリーだが、拳を振り翳したその瞬間、鳩尾に蹴りが入れられ、更に顎にアッパーを叩き込まれてしまう。

 

「どれだけやろうが無駄だ!!怒りに身を任せたテメェの戦い方じゃ、この俺のスピードにはついて来られないんだ!!」

 

 空中に殴り上げられたブロリーに即座に追いつき、膝蹴りを腹部に食らわせてブロリーを地面に叩き落とし、更にそこへ連続エネルギー弾を直撃させるベジット。

 すぐに反撃に飛び出して来たブロリーが拳を振るうが、それをあっさり左手で受け止めると、カウンターで蹴りを食らわせた後、続けて紫の気を纏った拳をブロリーの横っ面に叩き込んで吹っ飛ばし、ブロリーは岩盤に激突した。

 

「う、うぐぁ……か、カカロット……ベジータ……!!」

 

「今度こそ、テメェとの因縁にケリをつけてやる!!覚悟しやがれ!!!!

 

 真紅と紫の二段オーラを全開にすると、ベジットはまず左手に青緑色の球形状の気を球形状に収束させ、ファイナルシャインアタックの構えを取る。

 そして同時に右手に赤い気を球形状に収束させ、両手に展開した二つの気をくっつけるように一つに重ね合わせると、より巨大な黄色の気の塊となり、そのまま両腕を腰に引き、かめはめ波の構えを取った。

 

「ファイナルシャインッ!!!!」

 

 青緑色のスパークを纏った真紅のオーラより高めつつ、その間にも両手の間に収束された気の球には更に気が増幅されており、美しい黄金の輝きを周囲に放っていた。

 そしてベジットの気が高まっている影響か大地は割れ、空は荒れ狂い、そして砕け散った大量の岩の破片が重力に逆らって浮かび上がっている。

 

「う、うおおおおおおおおおっ!!!!!!」

 

 その光を見たブロリーは、恐怖のあまり絶叫し、黒いオーラを全開にして岩盤を吹き飛ばすと、空高くに上昇。そして全ての力を収束させ、月と見間違う程の巨大なエネルギー弾を作り上げた。

 

「死ね……死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「かめはめ波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっーーーーーーー!!!!!!」

 

 ブロリーがエネルギー弾を投げつけたのと同じタイミングで、ベジットも両腕を前に突き出し、限界までチャージされた黄金の気功波がブロリー目掛けて一斉に放出され、二つのエネルギーが激突した。

 だが、拮抗したのはほんの一瞬だった。ブロリーの放ったエネルギー弾はファイナルシャインかめはめ波の桁外れのパワーにより一瞬で砕けて離散し、そのまま気功波はブロリー目掛けて突き進んで行く。

 

「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 ギリギリでバリアーを展開したブロリーだが、そんな物は気休めにすらならなかった。即座にバリアーが打ち破られると、ブロリーの全身を飲み込み、そのまま空高くまで上昇して行き、地球を離脱した。

 

「か、カァァァァァカロットォォォォォーーーーーーーーっ!!!!ベェジィィィィィィィィィタァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーっ!!!!!!」

 

 仇敵の名を叫びながら、太陽の中へと消えて行くブロリー。そして破壊の力も纏っていたからか、その魂ごと完全に消し去ってしまったようだ。

 そしてブロリーの完全消滅を見届けると、ベジットは自身に拳を当ててスピリットの強制分離を発動し、元の二人へと分離した。

 

「ふぅ、今度こそ終わったな。」

 

「ああ。奴の魂ごと完全に消し飛ばしてやった。もう二度とブロリーが蘇る事もないだろう。」

 

「あいつも第六宇宙のブロリーみたいな性格だったら、良いライバルになれたんだけどな……みんな天界に集まってるみたいだし、オラ達も行こうぜベジータ。」

 

「……ああ。」

 

「……?なんだ、何気になる事でもあるんか?」

 

「……いや、何でもない。」

 

「そっか。じゃあ行こうぜ!!」

 

(確かに超17号もドクターゲロもミューも倒し、ブロリーも完全に消し去る事に成功した……そう、全ては終わった筈だ。だが、なんだ?この言い知れぬ悪寒のような物は……まだ、まだ何か起ころうとしている……そんな気がする……)

 

 謎の不安を感じながら、悟空の肩を掴み天界まで瞬間移動するベジータ。

 はたして、本当にこれで全てが終わったのだろうか……?

 

 次回に続く!!




と言う訳でベジットの完全勝利です。ブロリー呆気なく負け過ぎだろと思うかもしれませんが、まぁあくまで中ボスだし、そもそもブロリー出したのも実を言うと最終決戦の前にもう一回くらいベジット無双描きたいから丁度良い相手が欲しいと言う理由からだったので……
とりあえず次回から最終決戦スタートです。白ナマズが遂に降臨するぞい!!
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