ドローンとかはあるけど、ファンネルとかは見ないよね

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インコム好きは一定数いると思います


インコム好きの、インコム好きによる、インコム好きのための、インコム

先生と呼ばれる者がキヴォトスへ来る数分前、ミレニアムサイエンススクール、エンジニア部の部室では一人の()()()()が何かを完成させようとしていた。

 

「この時を待っていた‥‥‥‥‥」

 

「おや?レンジ、完成したのかい?」

 

レンジと呼ばれた男が感嘆の声を上げていると、エンジニア部の部長、白石ウタハが部室に来ていた。

 

「ああ、遂に‥‥‥完成したぞ!」

 

「その‥‥‥バックパックに付いてる丸いのだよね?」

 

 

「インコムだ!!」

 

 

「す、すまない‥‥‥」

 

「忘れるんじゃないぞ‥‥‥ったく、それより!こいつが完成がしたことにより、設計書も完成したし、インコムの量産タイプを作ることが可能になった。まあ数週間籠れば作れるだろう」

 

「っ!?それは本当かい!?」

 

ウタハが勢い良くレンジに掴みかかった。

 

「ああ‥‥‥ほれ、約束通りインコムの設計書‥‥‥ってそんな読み方してたら破れるぞ?」

 

ウタハはレンジの忠告を一切気にせず、とてつもない勢いで設計書を読み込んでいた。

 

「こんなことあろうかと紙の素材をいいヤツにしといて良かった‥‥‥‥‥ん?おいウタハ」

 

「ん?どうしたんだい?」

 

「さっきから外が騒がしいような気がするんだが」

 

いつもと変わらないように感じたが、妙な騒がしさを感じたのだ。

 

「あっ、そのことを言いに来たんだった。今、連邦生徒会長が失踪したなんやらで、大騒ぎになってるんだ」

 

「へぇ、連邦生徒会長が失踪、俺が籠ってる間にそんなことが‥‥‥ん?」

 

「レンジ?どうした?」

 

「ウタハ、今大騒ぎになってるって言ったが、具体的にはどんな騒ぎだ?」

 

「あ、ああ。矯正局を脱出した停学中の生徒たちが騒ぎを起こしてるって‥‥‥‥レンジ?何をするつもりだい?」

 

今ウタハから見たレンジの顔は、とても狂気的な笑みを浮かべているだろう。

 

「何って‥‥‥インコムの試験さ、生徒たちってことはかなりの数がいるんだろ?なら丁度いいじゃないか!」

 

レンジはバックパックとバイザーらしきものを装備して、窓に手をかけた。

 

「ま、待て!?それだけで行く気かい!?騒ぎを起こした者の中には手練れの者もいると聞いたぞ!?」

 

「む、そうなのか。ならサブマシンガンくらいは持っていこうか」

 

ウタハの忠告を受けてレンジは、レンジ自身も最後に使ったのがいつだったかも忘れたSMGを取り出した。

 

「‥‥‥それちゃんと整備してるのかい?最後に整備しているの見たの一年前なんだけど」

 

「大丈夫だ、それじゃあ行ってくる」

 

レンジは窓から勢いよく飛び降り、バックパックのバーニアを吹かし騒ぎの場所へ向かっていった。

 

「‥‥‥‥‥‥確実にユウカに怒られるな‥‥まぁ、設計書もらったし、いっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ〜。ここか、騒ぎの場所は?思ってるより規模がでかいな」

 

レンジは上空からどのような騒ぎかを見ていたのだが、思っていた数倍の規模だった。

考え無しに突っ込んでは蜂の巣にされるだけなのでどのように介入し、試験を行うか考えていた所で見覚えのある人物が見えた。

 

(あれは‥‥‥ユウカ?久々に見たな、ちょっくら挨拶しに行くか)

 

早瀬ユウカ、ミレニアムの生徒会的な組織セミナーの会計を担当している二年生である。

レンジとはまあまあな友好関係であり、レンジが何度も引きこもることができたのは彼女をおかげだったりする。

 

「おーいユウカぁ、久しぶりじゃねぇか」

 

「だ、誰よアンタ!?いきなり上から出てきて!?」

 

「うわっ、先輩に誰とかひでぇ〜」

 

「ん?先輩?ってことは‥‥‥‥レンジぃ!?

 

「ようやく気づいたか、まぁ数ヶ月くらいか?会ってなかったしなぁ〜」

 

”き、君は一体?‥‥”

 

「んあ?俺はミレニアムサイエンススクールエンジニア部所属、全方 レンジだ。一応三年生だ」

 

「それより、アンタ誰なんだ?見た所大人なのは分かるけど」

 

「この人は先生、フィクサーになってくれる人よ」

 

”はじめまして、先生です。レンジ君‥‥‥だよね?よろしくね”

 

「よろしくな、先生。さて、俺は元々こいつの試験のためにここに来たんだ。雑魚狩りくらいならするぜ?」

 

レンジの元の目的は先生やユウカと会うためではなく、インコムの試験だったが先生たちはどうやらどこかを目指していた。

 

だが、騒いでる生徒が鬱陶しそうだったので、俺がここで協力することで先生たちは目的地に行ける、俺はインコムを使うことができるでお互いにおいしい展開にできることに気づいた。

 

「‥‥‥‥じゃあ、頼んだわよ、レンジ」

 

”ええ!?良いの!?”

 

「良いんですよ先生、レンジには色々迷惑されてきたので。レンジ!シャーレまでの道を頼んだわよ!!」

 

「よしきた!しっかり見てろよ!!」

 

レンジはバイザーを展開した。

 

(シャーレまでなら‥‥‥このルートで行くか!!)

 

レンジは一気に上昇し、インコムのルートを固定した。

 

「行け!!インコム!!」

 

レンジがそう叫ぶと、バックパックから2つのインコムが射出、リレーインコムを使ってそれぞれが位置につき、インコムに内蔵されているビームガンで攻撃を始めた。

 

「これおまけだ!くらいやがれ!!」

 

立て続けにレンジはSMGを乱射、次々と生徒を倒していった。

 

 

 

 

”す、凄いね”

 

「レンジ自体、射撃能力は高い方だったはずだけど、ここまでやれるなんて‥‥‥‥」

 

「あのインコムと呼んでいたものが、一体何なのか気になりますね」

 

「今のうちに、シャーレへ急ぎましょう」

 

”そうだね”

 

先生たちはこの場をレンジに任せて、シャーレへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、先生はもう行ってたか」

 

すばらくしてレンジが先生たちが行ったことに気づいた。

 

「さて、そろそろ引き時か?」

 

レンジとしては先生たちは行ったし、インコムのデータも十分に取ることができたので帰ろうか迷っていた。

 

「んん?あれは戦車か?」

 

だが、突如としてクルセイダー戦車が現れた。

 

「インコムはあと一回くらいか‥‥‥ま、丁度いい」

 

砲撃を軽く躱しながら、クルセイダー戦車をロックオンした。

 

「集中砲火だ、インコム!!」

 

次々と放たれるインコムの射撃は、クルセイダー戦車を蜂の巣にし、戦車は耐えられず無様に爆発した。

 

 

 

 

「ははっ‥‥‥‥‥」

 

「やはりインコムは最高だ!!」

 

レンジは先程の攻撃で感動したのか、大声を上げていた。

 

「さて、十分過ぎるほどにデータは集まったし、帰るか」

 

 




人物紹介

全方 レンジ

ミレニアムサイエンススクールの三年生、エンジニア部に所属しており先生がくるまではキヴォトスで唯一の男だった。某ペロキチと同じくらいののインコム狂であり、インコムを完成させるためだけに何度も引きこもっていたりした。
インコムが完成した後はインコムを広めるためだけ量産タイプのインコムなどのに色んなインコムを作ったりしている。



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