ミラバルカン最強!ミラバルカン最強!

さぁあなたもミラボレアス最強と言いなさい!!!

こんな小説。

1話完結

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この小説は、ほぼダンまちの世界を流用しているだけで、ダンまち要素はありません。
ダンまち(原作キャラの絡み等)を見に来た方は、申し訳ございませんがブラウザバックお願いします。


G級クエスト〘ミラの宴〙

 

 

 

 

 

 

数多の飛竜を駆逐せし時 伝説はよみがえらん

               

数多の肉を裂き 骨を砕き 血を啜った時

                    

彼の者はあらわれん

                      

土を焼く者

                   

【くろがね】を溶かす者

                     

水を煮立たす者

                      

風を起こす者

                      

木を薙ぐ者

                    

炎を生み出す者

                  

その者の名は ミラボレアス

                  

その者の名は 宿命の戦い

                  

その者の名は 避けられぬ死

                      

喉あらば叫べ

                      

耳あらば聞け

                      

心あらば祈れ

                      

ミラボレアス

                    

天と地とを覆い尽くす

                      

彼の者の名を

                    

天と地とを覆い尽くす

                      

彼の者の名を

 

彼の者の名を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷宮都市オラリオ。その町は、活気づいて”いた”。

 

過去形である。

 

つまり、今は違う。

 

  町にいる小動物が。

 

    恩恵無き一般人が。

 

      町に常駐する冒険者が。

 

        迷宮に湧くモンスターが。

 

          吐き捨てるほどいる神が。

 

一人残らず警戒、もしくは恐怖していた。

 

今日の朝から、オラリオ中を陰気が包み込み、暗黒期がごとき閑静さだった。

 

そしてそれは、オラリオ外に住む者も同じである。

 

同じ。といっても、外のほうがかなりひどい状態である。

 

この「ナニカ」を崇拝するものまでもが現れる。

 

オラリオと違い、完全に制御できているとはいいがたい状況に陥る場所も少なくない。

 

そして、黒龍が起きた。

 

恐怖しているのだ。

 

この自分よりも強大であろう気配に。

 

気配を感じ取る力もないものですら感じるほどの存在感。

 

その存在を許せる黒龍ではなく、存在感のもとを探し始める。

 

そして、時が来る。

 

「GOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」

 

咆哮が、世界に轟く。

 

時間と空間の歪みより現れたのは、古龍を超えしもの。

 

黒龍 ミラボレアス

 

さぁ、恐れよ。逃げ惑え。黒龍の瞳からは逃げられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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黒龍が現れて半年。

 

現れてより三ヶ月ほどは冒険者は恐れていたが、不干渉を貫き、動かぬこと山の如し。そんな黒龍にこの世界は順応していた。

 

その黒龍はこの世界に元からいた「グランドクエスト」の一頭。黒龍を一瞬のうちに惨殺し、貪り食らったという噂も流れているが、定かではないのでおおよそ信じられてはいない。

 

そんな今、その黒龍に近付くものがいた。

 

祖龍(ミラ)】の二つ名を授かっているもの。レベル6「ルーツ」

 

なんてものはもういない。

 

彼女は元より、十数年前に黒龍の予兆より生まれた黒龍の臣下。

 

ミラバルカンが現れたことにより、角が生え、肌に鱗が生まれ、龍に近づく。

 

その姿は白かった。

 

いや、白かったというべきか、元から白いというべきか。

 

ともかく、彼女は幼い体ながら純白のドレスを纏っており、その姿は大人とも言えるし子供とも言える。これより黒龍に会いにいくのであれば薄いと言わざるおえない姿であった。

 

彼女はオラリオ最強フレイヤファミリアレベル6という地位を投げ捨て、この心待ちにしていた日のために彼女は動く。

 

前回の更新より一年が経った瞬間に彼女はファミリアを脱退し、ここに向かってきていた。

 

それは、生まれた鮭が最終的に川に戻るように、本能的なものであった。

 

いわゆる帰巣本能というものに近いもの。

 

その姿は、近づくにつれて身を龍に転じさせていく。

 

白い鱗。王冠が如き四本の角。神々しきその姿は、新たなる神の誕生を思わせる。

 

黒龍の元に辿り着いた瞬間、彼女の体は唐突に変化を遡るように蠢き、

龍の特徴を持ってはいるが、人の姿を維持する形となる。

 

彼女は首を垂れる。

 

黒龍を前に膝をつき、服従を示す。

 

「原種よ。馳せ参じるのを遅れたこと、謝罪いたします」

 

『こちも全速できたのだとわかっている。怒りはせぬよ』

 

「寛大な心、感謝します」

 

彼女は目を細め、顔をミラバルカンに向ける。

 

『ではミラルーツよ。この世界のことを問う。どのような世界だ?』

 

ミラバルカンはそんなことを気にするでもなく彼女、ミラルーツに問う。

 

「はっ。この世界は「ダンジョン」と呼ばれる構造物があり、そこを神と契約した「冒険者」が攻略せんとする世界でございます」

「原種に近付くためとはいえ、神と契約したこと、申し訳なく…」

 

『よい。本来我はこの世界に来る予定ではなかったゆえにな。其方がどのように生きておろうとさほど問題はない』

 

「ではなぜ…?」

 

ミラルーツは不思議そうな顔をし、ミラボレアスは少し目をダンジョンの方角へ向けて言う。

 

『我が不遜たる亜種、【ミララース】の誕生が起こってしまった』

 

「なぜっ⁉︎」

 

『私の不注意だ。だからこそ倒しに来させてもらったのだ』

 

彼女は驚愕の表情と共に、龍化を再開させる。

 

「原種よ…私も共に…」

 

『いや、お主には住民の避難を行ってもらいたい。それがウラノスとの約定だ』

 

「了解……いたしました…」

 

『ダンジョンからおおよそ一週間の後に出てくるであろうと予想される。ウラノスにも頼むが、お主も頼むぞ』

 

「はっ!」

 

そして、ミラルーツは1人密かにオラリオへと帰っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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時は飛び三日間。

 

ミラルーツは自らの伝手を最大限活用し、駆けずり回っていた。

 

その中で同志ーーウラノスの眷属だと名乗っていたーー達も見つけ、説得力を増させた。

 

オラリオに住む冒険者達も、ギルド総括ウラノスの言葉と聞けば従わないわけにはいかない…かと思えばそうではないものもいる。

 

それが元闇派閥のファミリア。

 

とは言っても、いうことを聞く聞かない以前に接触が不可能という意味でだが。

 

今日の朝、ウラノスの「鏡」によって退去命令を無視する全住民に演説が行われた。

 

ウラノスは中立。そんな彼が必死に伝えたのだ。ここまでやって逃げないならもう無視していいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「…よし。ガネーシャ、残存人数は?」

 

「ゼロ!そして…俺がガネーシャだ!」

 

「黙れ神風情が…無駄な行いをするな!」

 

神に向かって堂々とミラルーツが暴言を吐く。

 

今日は決戦前日。明日、このオラリオの…いや、世界の命運が決まる。

 

そして。

 

「フム…これほどの町、戦いにて打ち砕いてしまうのは忍びないな…」

 

「!ッ原種⁉なぜこちらに⁉」

 

ミラルーツが驚愕してミラボレアスに意思を問う。

 

「決戦前夜…こと今において、このフィールドを覚えておかぬ手はない」

 

ミラボレアスは多大な警戒心と殺意を放出しながら答え、三人――いや全員人ではないのだが。

――は無意識のうちに膝をつく。

 

だがそのミラボレアスの顔に映るのは、嫌悪のみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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決戦日。とは名ばかりに、12時を回った瞬間に大地が割れ、赤き龍が顕現する。

 

【怒れる紅龍【ミララース】】

 

その権限とともに、ミラボレアスは前足で一撃。尾で一撃を顔面に叩き込む。

 

ミララースダウン。気絶値がたったの二発で溜まり切ったのだろう。

 

二発で溜まるとなれば比較的脆弱な個体。そう判断し、ミラボレアスはダウン連に入る。

 

尾を振り、腕を振り、翼にてとびかかり、噛みつき食いちぎる。

 

全てを顔面に叩き込み、起き上がるたびミララースはダウンする。

 

「圧倒的…さすが原種…!」

 

恍惚としてトリップするミラルーツと違い、ウラノスは警戒の構えを依然解かない。

 

ちなみにガネーシャにはすでに逃げてもらっている。今ここにいるのは三人――何度も言うが人ではない。――だけである。

 

ミラボレアスも以前警戒を解かず、背筋に走る悪寒に恐怖しながら殴り続ける。

 

そしてそれは、ミラボレアスが飽きてきたころに起こった。

 

迷宮から、もう一頭黒龍が現れる。

 

そして倒れかけのミララース…ゲーム的に言うなら瀕死状態の姿を一瞥する。

 

それとともに、ミラボレアスは警戒し、攻撃の手を止めてしまった。

 

――それが、失敗であった。

 

黒龍はダウン中のミララースに食らいつく。

 

――だれも、止められなかった。

 

その牙はミララースの力を吸収し、我が物とした。

 

――誰にだって止められやしなかっただろう。

 

そして顕現するは、本来、新大陸(フロンティア)で現れる怪物。

 

     数多の飛龍を駆逐せし時

 

        伝説は蘇らん

 

       紅き炎を身に纏い

 

      大地を全て焼き尽くす

 

      後には塵すら残らない

 

        光を求む者に

 

        避けられぬ死を

 

        避けられぬ死を

 

     地焦がす劫焔に轟く憤怒 ミラバルカン LV1000

 

怒りから覚め、純粋な殺意をぶつけるミラバルカン。

 

MHFーGG最凶古龍と呼ばれるその力を十全に発揮し、隕石をノーモーションで落としてくる。

 

「GOAAAAAAAAA!!」

 

だがミラボレアスも負けはしない。

 

咆哮【特大】によって隕石をすべて弾き飛ばす。

 

そうしている間にも、ミラバルカンが生誕した影響によってか迷宮の意思か、オラリオが火山地帯がごとき溶岩あふれる地と化す。

 

「GOUUU…GAAAAAAAAAA!!」

 

ミラバルカンも、咆哮に一瞬怯むも、すぐに立て直し、火炎放射を三方向に放つ。

 

「GUUUuuuUUuuOOOAAAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

火炎放射に焼かれながらもミラボレアスは粉塵を振りまき、爆破させて放射を止める。

 

殴っては殴られ。そんなプロレスがごとき法則性を持った戦い。

 

その中で、ミラボレアスは自らの手を離れ、ついには自らより強いのであろうその存在へ、敬意を抱く。

 

敬意が通じたのかは知らないが、ミラバルカンは人語を話す。

 

〘…原種よ、なぜこの地を守る。貴様も人は嫌いだったろう?〙

 

ミラバルカンの言葉は、戦いの騒音でミラボレアスにしか届かない。

 

「フム…そのとおりよな。事実、過去に我を怒らせたかの国は今でも嫌悪している」

「そして人という存在そのものも、嫌悪しているといって過言無いだろう」

 

緩やかに、あくまで、押されながらも余裕をもってミラバルカンは話す。

 

〘ならばなぜ助ける?〙

 

「愚問なり。敵を叩けるうちに叩くのは定石ゆえにな…ただ、今回の場合はあまり意味無きことのようだが」

 

〘ならばなおのこと逃走し、準備を整えるべきであろう?〙

 

ミラバルカンは心底不思議そうな声音で問う。

 

「無論、我が亜種のために他ならぬさ」

 

〘…そこにいる祖龍(ミラルーツ)もどきのことか?〙

 

「その通り…だが、お前のためでもある」

 

そこまで言って、ミラボレアスはこの世界で初めて慈愛の感情を表に出す。

 

攻撃しあう中でのその慈愛は、はたから見れば不気味であろう。

 

「お前も…苦しんでいるのだろう?」

 

〘…………〙

 

ミラバルカンは図星をつかれたように、無言となって隕石を無数に降らせる。

 

「手向けだ…見せてやろう」

 

     怨毒蠢く暗雲に晃る巨星 ミラボレアス LV1500

 

「…すまんなウラノス。約定を果たすことはできないかもしれん」

 

つい声をこぼす。

 

「いや、これほどまでであれば仕方ないことであろう」

 

唐突に左から声が聞こえてくる。

 

「…鏡か!」

 

「その通り。さてボレアス…約定破棄を許可する」

 

その言葉にミラボレアスは何を返すでもなく、首を上げる。

 

「我が亜種、ミラバルカンよ…これで終わりだ」

 

紅き、雷球が降る。

 

雷球は、ミラバルカンの体を砕き、抉り取ってゆく。

 

それは、まさに神話の再現。神話は再び、この世に舞い降りたのだ。

 

いずれ雷球は止み、空はいつのまにやら晴れ渡る快晴となっていた。

 

今日の日の出は6時頃、おおよそ6時間のミラバルカン極限征伐クエストは、ようやく幕を下ろしたのであった。




オラリオ流のLV換算
ミラボレアス LV98
怨毒蠢く暗雲に晃る巨星 ミラボレアス LV150
ミララース  LV85
地焦がす劫焔に轟く憤怒 ミラバルカン  LV100
ミラルーツ(人形態)LV4

おまけ
ミラルーツ(龍形態)LV77

最終的にほぼほぼダンまち関係なくて笑う。

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