白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

105 / 105
映画 『オリオンの矢』
百四話


 

 ベルとリリルカにヘスティアは【ロキ・ファミリア】に【ヘファイストス・ファミリア】との遠征を終えたので再び、【ヘスティア・ファミリア】としての日常を過ごそうとしていた。

 

 すると朝から数カ月ぶりにベルが大好きな女神アルテミスがベルに会いに来たのだった。

 

 

 

「ふふ、少し前に会ったというのにこんなにも喜んでくれるとはな」

 

「嬉しいんですから仕方ないじゃないですか」

 

 アルテミスは声をかけると笑みを浮かべて元気に抱き着いてきたベルに微笑み、彼の頭を撫でるとベルは心地良さげにして身を任せた。

 

「ボクもまた会えて嬉しいよ、アルテミス……それでどうして此処に?」

 

 ヘスティアもアルテミスとの再会を喜びながら、オラリオにやって来たわけを尋ねた。

 

「実はオリオン達の力を借りたくてな」

 

 アルテミスはヘスティアの問いに答え始める。下界を廻って行きながら、モンスターを狩猟している【アルテミス・ファミリア】はとんでもなく強大なモンスターがいるのを突き止めた。

 

 そのモンスターがいる場所はオラリオから遥かに離れた大陸の果て、大樹海の秘境に存在するエルソスの遺跡だ。

 

 そのエルソスの遺跡に古代において丘を腐らせ、海を蝕み、森を殺しあらゆる生命から力を奪う恐るべきモンスターにして、大精霊達によって『アンタレス』が封印されているのである。

 

 更にであるが、【アルテミス・ファミリア】は【ヘルメス・ファミリア】と協力して調査していたとの事でそれによると、『アンタレス』の封印は解けてしまっており、アンタレスは己が力で増殖を始めているとの事だった。

 

【アルテミス・ファミリア】と【ヘルメス・ファミリア】だけでは対応出来ないのでアルテミスはベルの助けを求める事にしたのである。

 

「勿論、幾らでも力を貸しますよ。アルテミス様」

 

「ボクだって今まで、アルテミスに助けられてきたからね。喜んで力を貸すさ」

 

「リリに出来る事は少ないかもしれませんが、それでもできる事は何でもやってお助けしますよ。アルテミス様」

 

 アルテミスの求めにベルもヘスティアもそして、リリルカも二つ返事で頷き、応じた。

 

 こうして、ベル達は本拠に戻って、荷物の用意などしてオラリオを出る準備を始めていき……。

 

 

 

「よろしくお願いします」

 

 オラリオの外で待っていたアルテミス達に接触しながら、頭を下げた。

 

 

 

「ああ、よろしく頼む……状況が状況だが、共にモンスターを狩るために戦える事を嬉しく思うぞ」

 

「えへへ、ベル君。一緒に頑張ろうね」

 

『よろしく、ベル』

 

 ベルに対しレトゥーサやランテ達、【アルテミス・ファミリア】の団長に団員達は笑みを浮かべて迎え入れたのであった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

兎は炉神に想いを捧ぐ(作者:自堕落無力)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

 これは兎の如き少年が炉神の眷属として歩む原典とは違った一つの物語である。


総合評価:980/評価:8.29/連載:131話/更新日時:2026年09月16日(水) 20:47 小説情報

英雄になりたいと少年は思った(作者:DICEK)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか )

本編再構成物です。ファミリアに入る前からスタートします。▼違うファミリアに入ったら、というよくある話です。▼タグはヒロイン候補です。登場したら増えます。▼あとタイトル迷走中です。予告なしに変わる可能性がありますが、ご留意ください。


総合評価:14818/評価:8.66/連載:64話/更新日時:2026年07月09日(木) 20:13 小説情報

白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの(作者:覇幻)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

◆◆原作17巻の続きを妄想で書きました!◆◆▼【フレイヤ・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】の戦争遊戯の合意をした後…。▼


総合評価:4222/評価:8.95/連載:439話/更新日時:2025年12月31日(水) 21:45 小説情報

転生したので、欲望の為に突っ走る(作者:やがみ0821)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

▼TS転生最強チート系主人公が自分の欲望の為に突っ走っていく話。▼原作改変・性格改変・捏造設定・独自設定・ハーレムその他色々てんこ盛り。▼タグは随時増えたりします。▼※20巻で色々と設定が開示されましたが、設定を反映できないことがあります。▼今後も新刊の度にそうなると思いますので、ご了承ください。▼主人公のイメージをAI生成したよ!▼素人にはこれが限界だった…


総合評価:14762/評価:8.5/連載:151話/更新日時:2026年09月12日(土) 15:58 小説情報

二人の姫と出会った少年は英雄の道を歩む(作者:Kkky)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

この物語は、本来なら出会うことも見ることもなかった一人の女がある少年の“髪”を見てしまったことにより分岐した世界。▼その出会いによる変化がもたらすものは喜劇か、はたまた悲劇か▼これは少年が突き進み、少女が歩む、眷属の物語(ファミリア・ミィス)。▼


総合評価:8518/評価:9.01/連載:127話/更新日時:2026年09月12日(土) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>