白兎は狩人の誓いを   作:自堕落無力

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八十五話

 

 【ロキ・ファミリア】はダンジョンの遠征において【ヘファイストス・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】と連合派閥を組んでいる。

 

 そして遠征の目的としては未到達領域を攻略する事であり、目指す階層は59階層だ。

 

 ダンジョンの深層域において2つ目の『安全階層』である50階層にて補給拠点となる根拠地を築きながらこれまでの探索による消耗を回復するための野営を始める。

 

 その中でフィンが未到達領域攻略のためのパーティを発表した。フィンにリヴェリアとガレスにアイズとティオナにティオネ、ベートにベルが先鋒隊だと発表した。

 

 支援隊としてラウルにナルヴィ、アリシアにクルスとレフィーヤ、武器の整備士として椿も選抜される。

 

 そうしてダンジョンでは日の光など差さないので明るく無いし、そもそも光源は天井にある巨大な鍾乳石にも似た幾本もの岩柱が灯す燐光のみである。

 

 

 

 なので冒険者達は懐中時計で時間を判断するのだ。明朝の時間帯まで就寝するという休息方法を未到達領域攻略組は取る事とした。

 

 ベルの場合は攻略組の女性陣とベルと同じ【ヘスティア・ファミリア】の団員でサポーターであるリリルカに囲まれながら甘やかされては可愛がられ、愛される事で心身から蕩かされて癒されていったのだ。

 

 そうしてベルは眠りにつき……。

 

『ベル、起きて』

 

「んぅ……お、おはようございます」

 

 しばらくすると女性陣に話しかけられ、頭を撫で回されながらベルは目を覚ます。

 

 そうして身支度を整え、朝食を取ると攻略組は懐中時計がその針で明朝の到来を告げる中、野営地を発つ準備に入り……。

 

「それじゃあ、リリ、ヴェルフ行ってくるね」

 

「はい、行ってらっしゃいませベル様」

 

「しっかりな、ベル」

 

 ベルはいつもダンジョン探索をしているリリルカとヴェルフに声をかければ、リリルカとヴェルフから声を送られた。

 

 そうしてフィン達、攻略組の元へと行き、この根拠地に残って防衛をする者達が見る中で……。

 

「出発する」

 

 フィンの号令と共に攻略組は根拠地を出発。根拠地に残る者達からの叫び声により送り出されながら一枚岩を下りて灰の大樹林を進んでいく。

 

 戦闘員八名、サポーター五、鍛冶師一名の総勢十四名のパーティだ。

 

 配置としては前衛にベートとティオナ、中衛にはアイズとティオネ、そしてフィン、後衛にはリヴェリアとガレスとベルという布陣である。この各配置に武器と道具を所持するサポーターが二名ずつ加わった者が今回の配置で椿の位置はフィンがいる中衛。

 

 フィンによって考え抜かれた布陣でベル達は未到達領域攻略をするために動くのであった……。

 

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