SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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相変わらずの深夜アップです。

さて、今回はライブ後のプラント市民の様子や、後はアスランとルナマリアのエピソードなど。
果たして関係は進展するのかな……?






第106話 アフターライブ ~そして、ルナマリアはアスランに一歩踏み込む~ 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、とりあえず”親善音楽イベント”も無事に終わったことだし、参考までに少しプラント市民の反応でも拾っておこう。

 

『ラクス様、何というか……雰囲気変わったよな? すっげ楽しそうっていうか……』

 

『俺は前の”お清楚”路線の方が……』

 

『はぁ? 古参アピールかよ? ”今のラクス様”を肯定できない奴はファンやめちまえっ!!』

 

『そうだそうだっ!! あの輝く太もも! 神々しいへその良さがわからん奴はプラントから出てけっ!!』

 

『お、俺はボリューミーなミーアたんの方が……』

 

『おいっ! 異端者がいっぞっ!!』

 

『異端者ってことは無いだろっ!! ミーアたんは公式にラクス様が認めてる愛弟子で、プロデュースまでしてんだぞっ!! 言ってしまえば眷属じゃねぇかっ!!』

 

『ラクス様の眷属……イイ……下僕になりてぇ』

 

『おい。なんかガチにヤベーのが紛れてんだが?』

 

 

 

『男どもは全く……』

 

『……でも、新路線のラクス様にちょっとよくじょーしちゃった』

 

『実は……わたしも。濡れた』

 

『はぁ~~~。アンタらは……まあ、気持ちはわかるけど』

 

『あと個人的にはスレンダーの良さがわからない奴は敵だと思っている』

 

『それは同意だわ』

 

 原作のミーア慰問イベントの代替えでは無いが、まあ、概ね好意的に受け入れられているようだ。

 いや、むしろ色々振り切れて『脳味噌 Burn Up!』状態な奴、老若男女問わず増殖してね?

 

 何やら漠然とした将来への不安を感じる一般プラント市民の情景である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、目に優しくないプラント市民の乱痴気からいったん離れて……

 場所は”アーモリーワン”の兵舎に視点を戻そうと思う。

 

「アスランさん、今日はお誘いありがとうございました♪」

 

「気にするな。可愛い部下のメンタルケアも上官の仕事の内さ」

 

 そう、アーモリーワンに戻ってきた”ミネルバ”のクルーには三日間の休暇が出ていた。

 修理が必要な損傷は船その物には無かったが、補給(消耗した装備)やメンテだけでなく交戦データの吸出しに洗い出し、更には新機軸の新造艦だけにあちこちに出ていた「戦闘や航行には支障が出ない程度の不具合」を是正・補正するための作業などなどそのぐらいの日数はかかるということなのだろう。

 また、搭載していた”インパルス”は損傷が大きかったルナマリア機のチェストフライヤー、レッグフライヤーは修理工場送りになり、新品を搬入するしかなかったし、アスラン機やレイ機には本体には目立った損傷こそ無かったが、過負荷が大きかった関節部の駆動モーターなどは交換する羽目になっていた。

 そして、かつてアスランが懸念した通り『複雑な変形合体機構を持つ故に強度不足』が早くも顕在化してきていた。

 加えて、確かにオーブから輸入し、ライセンス生産権を獲得した”パワーエクステンダー系大容量固形高温超伝導バッテリー(現行軍用品ではなく一世代前の軍民共用汎用品っぽいが)”を導入し、デュートリオンビーム受電機能も備えているが、やはり変形や合体などのギミックでのり内部容積が取られ搭載できるバッテリー総量が限られている為に、今回のデブリ帯戦闘で電力の容量不足も露呈していた。

 はっきり言えば、”ミネルバ”と”インパルス”という新たなウエポンシステムは、ようやく稼働し欠点洗い出しメインのバトルプルーフはまだまだこれからだ。

 実際、今回は艦の整備班で班長のマッド・エイブスを始め休暇返上で残った者もいるが、基本的に開発元の技術スタッフがやってきて、”インパルス”を弄り回しているのが現状だ。

 

 まあ、そんな事情もあり、アスランは”インパルス隊”の中で唯一、明確なダメージを受けて内心で落ち込んでいたルナマリアの気晴らしも兼ねて誘い、”親善音楽イベント”を舞台としたデートイベントを発生させていた。

 アスランがちょっと驚いたのは、ダメもとで送信したプラント時代(婚約者時代)のラクスのプライベートアドレスが普通に生きていて、頼んだら「家族枠分のチケット」を融通してくれたことだ。

 おかげでアリーナ席でルナマリアと共にラクスとミーアのライブを観覧することができた。

 結局、チケットがとれなかったらしい整備班のヴィーノ・デュプレなどからは恨みがましく見られてしまったが。

 

 ちなみにスティングの”NストライクEエグザス”とやや圧されながらも食い下がったレイは肉体的には疲労こそしていた(※むしろ戦闘後の方が疲労するようなことをしていた気もするが……)が、心配するような精神的ストレスを抱えた様子もなく、そもそも、レイのメンタルケアはメイリンの担当だ。

 実際に、

 

【挿絵表示】

『レイくんのことは、このレイくん専用慰安婦のメイリン・ホークにバッチリお任せください! メンタルケアからおシモのケアまでド~ンと面倒見ちゃいます♡』

 

 平たい胸を張り、いっそ潔いくらい豪語したので任せてきた。

 いや、メイリンとレイの二人には深入りすべきではないとアスランの本能が囁いていたのかもしれない。

 

 

 

「本当は良いレストランでもあれば良かったんだけどな」

 

 原作と違い、この世界線の”アーモリーワン”は純然たるザフトの軍事工廠であり、民間人の住まう街などはない。

 無論、物品はPX(酒保)などで購入できる他にもオンライン注文でプラントで購入できる物なら大半は購入できるし、カフェやダイナーなども福利厚生の一環で完備されていて、アルコールの購入や飲酒できる場所もあるが……公営なので値段は安い(給料から天引き)が、味やバリエーションはお察しくださいという感じだ。

 そもそも自前での食料生産が認められておらず、それがユニウスセブンの核攻撃に繋がったプラントだけありで、娯楽もそうだが食文化は元々豊かではない事がそれに拍車をかけていた。

 余談だが、起源に『食文化のガラパゴス』である日本を持つオーブは、かなり食に対する拘りが強く、普段から持ち回りで家事全般を担当するメイドトリオが料理上手(というか家事万能)だったせいで、『プラント基準ではとても豊かな食生活』をおくっていたアスランは、アーモリーワンに着任当時は、食事事情にかなり本気(ガチ)で泣きたくなったらしい。

 まあ、オーブの出張所のある”ボアズ”では、普通にオーブで慣れ親しんだ食材が手に入る(定期交易船で一緒に運ばれてくる)し、メイドトリオと同居して日常的に手料理に舌鼓打っていたので無理もない反応だ。

 ある有識者によれば、『軍隊に慣れるということは、階級の理不尽と飯のマズさに慣れること』であるらしい。

 

 まあ、ミリ飯が『海外のレストラン級かそれ以上』とまで言われるオーブ軍が異常と言えば異常だろう。

 オーブ軍広報によれば『飯がマズい軍隊は弱い(=食事で士気が回復できない)』とのことだ。

 そんな訳で、ライブの後にアスランはルナマリアを連れてカフェで軽食を済ませて兵舎まで戻ってきたというところだ。

 兵舎と言ってもここは”ミネルバ”の乗員向けに提供されている、”赤服”などを含む一般的な軍隊で言う”高級士官向けの宿舎”なので、個室が許されている上に階こそ一応分けられているが男女同居(というか男女で分けるほど人数がいない)のタイプだ。

 

 

【挿絵表示】

「あの、アスランさん、気晴らしに誘って貰ったついでに、せっかくですから部屋飲みに付き合ってもらえませんか?」

 

「俺は一日予定は空けてあるから構わないが……」

 

「なら、是非! ちょうど相談したいこともありましたし」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「つまり、”インパルス・システム”のメリットを捨ててでも、”アビス・シルエット”を使いたいと?」

 

「ええ。あれってアスランさんが改造案を出したんですよね?」

 

 どうやら残念ながら、いきなり色っぽい展開にはならないようだ。

 やっぱり、アウルの”NストライクEカラミティⅡ”に苦戦、特に正面火力で撃ち負けたのが余程悔しかったらしい。

 

「まあな。ああ、それとルナマリアには、いずれ”アビス”を使って貰おうと考えていたから丁度良い機会か……」

 

「えっ? 私、射撃は苦手で……アカデミーの成績だって良くなかったし」

 

 するとアスランは苦笑して、

 

「俺というよりどちらかと言えばマヨイさんの見立てだが、ルナマリアは射撃の方が伸びしろはあると思うぞ? 格闘が早熟、射撃が晩成型ってだけで」

 

「そ、そうなんですかっ!?」

 

 かなり驚いた顔をするルナマリアに、

 

「まあ、予測だけどな。ただ、現状では格闘の方がパラメータが先に伸びているのは事実だ。だから、ルナマリアが使うなら、少しアセンを考えた方がいいな」

 

「えっと……例えば?」

 

「そうだな……ルナマリアの性質を考えると、火力は”アビス・シルエット”に依存して、手持ち武装は格闘に極振りするのも手だな。”ソード・シルエット”の”エクスカリバー”レーザー対艦刀にするのはどうだ? アレなら、アンビデクストラスフォーム(連結形態)で間合いも伸ばせるし、威力も十分だ。今回みたいに強固なエネルギーシールドを持つ相手にも有効だしな」

 

「そんな装備変更って設定できるんですか?」

 

「ルナマリアも言ったろ? アレは俺が弄ったって。この程度なら調整の範囲だぞ?」

 

 アスランは少し考えて、

 

「ルナマリアは”赤い機体”の方がいいか?」

 

「えっと、出来れば。その、一応はパーソナルカラーなので」

 

 部隊で唯一撃墜されかけた事が未だに尾を引いているのか、ちょっと遠慮がちに言うと、

 

「ふむ……VPSで”赤”ってのは一番高強度、その分、電力を食うから前身は無理だが……ボディならソード・インパルスのパターンならいけそうだな。まあ、肩部可動式(アクティブ)シールドは部分的に赤にして、残りは白でいいか」

 

 少し補足しておくと、オリジナルの”アビス・インパルス”の全身が均一に青いのは、『水圧が機体全体にかかるために前身の装甲強度を同一にするため』だかららしい。

 ならば、魚雷を発射装置ごと一式撤去し、そのスペースにパワーエクステンダー電源ユニットを搭載して水中戦能力を切り離した現行のアビス・シルエットなら、同じセッティングにする必要は当然ない。

 

「正直、そこまで弄るのなら、レッグフライヤーやコアスプレンダーはともかく、チェストフライヤーの変形機構は要らないから、それをオミットして増加バッテリーを入れたいところだな。レイの機体も含めて」

 

 補足するとアスランが改造案を出した現行の”アビス・シルエット”、”カオス・シルエット”は、基本的にザクのウィザード・システムやあるいは元となったあるいはストライカーパック・システムと同じく『”インパルス”のモビルスーツ状態の背部(チェストフライヤーの背部)に接続し、そのまま発艦/着艦するシステム』になっていた。

 であるならば、戦闘中に損傷したレッグフライヤーの交換や脱出ユニットとして使えるコアスプレンダーはともかく、チェストフライヤーからはシルエットを戦闘中に交換しない(緊急パージ以外には外さない)構成になっている。

 なので厳密に言えば、本来なら”カオス・ウィザード”、”アビス・ウィザード”と表記する方が正しいのかもしれない。

 

「設計図絵を引くこと自体は難しくはないが……今回のドッグ入りだけだと時間は足りないか? ならばせめて原案としてだけでも提出してみるか……」

 

 などと考え込むアスラン。

 この男、原作公式でも趣味が電子工作で、幼年学校では機械工学を専攻したとある。

 元々、機械ヲタクの気質があるのに加え、おそらくだが……オーブでパイロットとしてもエンジニアとしても大輪の花を開かせたキラに感化されたのではないだろうか?

 なんか日がな一日メイドトリオと遊んでいただけのようにも思えたが、どうやらオーブに居た時も本当に『何もしてない訳ではなかった』ようだ。

 いや、まあスることはヤってたのは間違いないが。

 

 

【挿絵表示】

「アハハ♪ やっぱりアスランさんって良いです♪」

 

「? どうした? いきなり」

 

 何やら突然楽しげに笑い出したルナマリアに、少し困惑気味のアスラン。

 

「いえ、私ってつくづく上司に恵まれてるなぁ~って♡」

 

「そうか? それは光栄だが……」

 

 そしてルナマリアはジッとアスランの顔を見つめて、

 

「あの……一つ聞いてよいですか?」

 

「いいけど。答えられることと答えられないことがあるぞ?」

 

「それで構いません」

 

 ルナマリアはコホンと咳払いして、

 

「アスランさんってまだラクス様の婚約者(フィアンセ)なんですか? ほら、今日のチケットもラクス様から直接貰ったって言ってたし……」

 

 以前にメイリンから婚約は解消されたらしいという話は聞いていたが、それでも直に聞いてみたいと思うのは女心だろうか?

 いや、実際に婚約が継続されていたら元も子もないわけで。

 

「いや、とっくに解消してるが……それが何か?」

 

 そもそも親が決めた許嫁で、アスランの実父はテロリストとして自分の手で討ったし、ラクスの実父は戸籍上は既に鬼籍だ。

 そして二人とも母親を既に亡くしている為に自然消滅という方が正確かもしれない。

 

「あ、あのっ! じゃあ、付き合ってる女性とかは……」

 

 ルナマリアは、もう一歩だけ踏み込んでみる覚悟を決めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




思ったより色気の無かったアスラン&ルナマリア(挨拶

まあでも、個人的には『メイドトリオ相手には下半身緩くても、望まれた仕事を給金分はきっちりこなすこの世界線のアスラン』って、割と気に入っているんですよ。

無論、原作設定の機械工学や電子工学に明るいってのと、この世界線の『工学系社畜覚醒したキラ』と”対になるキャラ”とした結果、こんな感じになったんですが……
『情が薄いわけじゃない(むしろ情に厚いかも?)が、どこかドライ、主観的なだけでなく完全ではなくとも客観的にも自分が見れる』というのは、長所ではないのかなぁ~と。
多分、そういう部分が面倒見の良さに繋がってるし、ルナマリアが『上官として尊敬しながらも、男として惹かれて(原作以上に)前のめりになる』のも、それなりに納得がいくかなっと。

いえ、書いてて『アスランって”善人”ではあっても、恋愛的な意味では特に”良い人”ではないよなぁ~』とか思ってしまって。
むしろ、(メイドトリオによって覚醒したアスランは)女にとっては危険人物かも?w

さて、次回はアスランとルナマリアの続きに、そしていよいよ”原作イベ”の足音が……

次回もどうかよろしくお願いします。
お気に入り登録、ここすき、ご感想、高評価などなどいただければ、本当に励みになります。


☆☆☆


最近、ちょっと色々あってモチベーションが下降気味で執筆スピードが落ちてしまい、ストック不足気味で土曜日恒例だった『一日二度アップ』が不可能になってしまいました。
連日アップがいつ途切れるかわからない状況ですが、更新速度が遅くなっても細々と続ける予定なので、お付き合いいただければ幸いです。



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