SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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サブタイでモロバレですが、お久しぶりなチーム・ファウンデーション(?)の再登場ですw
まあ、”明久(オルフェ)”だけはしょっちゅうこのシリーズでは出てた気もしますがw

一応、「二人のデュランダル」のヒント回みたいな感じかな?と。






第33話 ”運命計画”の原初、”ファウンデーション”の胎動 【挿絵入り】

 

 

 

 このエピソード自体が大いに蛇足である。

 なので読まなくても、この先困るということはあまりないかもしれない。

 それでも良いというのなら、少し昔話に付き合って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 かつて遺伝子工学に未来を見出し、積極的に研究を行っていた”メンデル”というスペースコロニーがあった。

 そう、原作では『厄ネタの見本市、C.E.における人災の元凶』と呼ばれるあのコロニーだ。

 

 そこを拠点とする”G.A.R.M. R&D社”には、その昔一人の才媛研究者が在籍していた。

 名は

【挿絵表示】

アウラ・マハ・ハイバル

 ハイバル家はキプチャク・ハン国(ジョチ・ウルス)にまで遡れる豪族の家系であり、一説によれば出自自体もハイバル家の遠縁であるカイドゥ家の出でハイバル家の養女となったという血筋を誇っていた。

 端的に言えばユーラシア連邦有数の名家の出身、分類的には悪役令嬢だろうか?

 

 やがて彼女は、彼女は自身がその才を認める一人の天才少年と出会った。

 名を

【挿絵表示】

”ギルバート・デュランダル”

 

 少年には信念があった。「科学は人を幸福にする」と。

 少年には夢があった。「公平で平和な未来を作りたい」と。

 少年はその夢を実現する方法を模索していた。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 アウラにとり、デュランダルとの出会いは、”運命”だった。

 生まれと育ちのせいか、やや「強者はルールを守る者ではない。ルールを決める者だ」という古式ゆかしいルーシ的な独善性は随所にあったが、少年の夢描く世界は、自分の理想とする世界の近似値だった。

 

 しかし、アウラとデュランダルにとって現状の世界は、「腐敗し堕落しきって」おり、現体制では先行きは”第三次世界大戦(再構築戦争)”のような悲劇しか無いように思われた。

 だから、二人はブレインストーミングを繰り返し、「どうすれば理想的な未来が築けるか?」を模索し続けた。

 

 デュランダルは、「自己の我や欲を抑制できる統治能力優れた管理者集団の(遺伝情報などの先天的要素も加味した)的確な選別と、その者達による世界規模の管理システム構築」が肝要だと結論付けた。

 アウラは、「遺伝情報による選別から一歩進めて、コーディネート技術を用いて”人工的な理想的統治者”を創造する」ことが必須と結論付けた。

 

 こうして後の”ディスティニー・プラン””アコード”の雛形が生まれた。

 だが、とても残念なことがある。

 アウラもデュランダルも、科学者であり哲学者ではなかった。

 哲学は知識としては知っていたかもしれないが、それだけだった。

 

 だから、彼女も彼も気付かなかったのだ。

 そのような、「一部の優れた統治者による理想社会の構築」は、西暦時代……いや、その前から何度も試され、失敗してきたことを。

 例えば、二人の提唱するそれは、極論すれば古代ギリシャの哲学者”プラトン”が提唱した『哲人王による統治』、即ち()()()()をC.E.世界に合わせて焼き直した物に過ぎない。

 違いがあるとすれば、遺伝子解析と選別が行える量子コンピューターや遺伝子操作などの時代が進むことで獲得したテクノロジー面のみで、その根本はなんら変わらない。

 そして21世紀現在、「”哲人政治”の発想が、20世紀にレーニンやヒトラーが台頭した源泉」だという、妙に納得できる主張がある。

 

 ”歴史は繰り返す”という名言もあるが……だが、それはある意味、仕方のないことなのかもしれない。

 そもそもコーディネイターという発想そのものに、何やら「ニーチェが提唱した”超人”」思想が見え隠れしているが、それにコーディネイター自身が気付くこともない。

 遺伝子操作をどれほどしようが、所詮は人間。そうであるが故に「人間の愚かさ」を払拭するなど夢のまた夢なのだろう。

 

 だからこそ、アウラにとりデュランダルと過ごすその時は、至福の時間だった。

 男として愛していたかは、今となってはわからない。

 だが、確かに彼女は”幸せだった”のだ。

 

 

 そして歴史は、()()繰り返される……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこはきっと、2年ほど未来に”ファウンデーション王国”と呼ばれる土地、後に王宮と呼ばれる場所だった。

 

 

【挿絵表示】

「にょほほほほぉぉぉ~~~~!! これで勝つる! やっぱり()()()()()()()()()しか勝たんっ!!」

 

「ふむ……母上はいったい何をはしゃいでいるのだ?」

 

 そう切り出したのは、遺伝強化体”アコード”の1人、仲間内きっての戦闘力を誇るのに、何故か苦労人臭が漂う”シュラ・カーペンタイン”……いや、クレメンタインだったか?

 

「サーペンタインだっ!」

 

「ねえ、シュラ、誰と話してるの?」

 

 何故か原作よりゆるふわしてるのに、何となくしぶとくてその分腹黒い気がする”みんなのお姉ちゃん”こと、”イングリット・トラドール”。

 多分、この娘は原作より色々強い。

 

「なんでもない。それより母上の事だ」

 

「そういえば、母様はやけに絶好調だな?」

 

 と会話に混じってきたのは、ハイスペックと高強度残念要素が同居する、我らが”アコード”のリーダー、”オルフェ・ラム・タオ”だ。

 実はラクスの配信に張り付いている最古参の常連、HN”明久”の中の人が、このオルフェだったりする。

 

「えっとね……私にもよくわからないけど『”私たちの父になってくれるかもしれない人”が、立身出世した』みたいなの」

 

「はっ? お(ねえ)、何それ? それってよく薄い本にある、『お前がパパになるんだよっ!』展開とかってやつ?」

 

 そう姉のイングリットに返すのは、妹の”リデラード・トラドール”だ。

 ちなみに結構、お姉ちゃん子だ。

 

「どうしよう……お姉ちゃん、リッちゃん(姉妹間のリデラードの相性)が何を言ってるか理解できないよ」

 

「あー、お姉、ごめん。オーブの古典的言い回しでそういうのがあるのよ」

 

 あえて何でとは書かないが、最近、リデラードはオーブに関する情報収集に余念がない。なので今や仲間内で一番のオーブ通だ。

 ただ、ネット学習の限界で、知識が多少偏ってるのはご愛嬌。

 

 そういえば不思議な事に……”明久(オルフェ)”のみならず、アコード衆の中でオルフェ、シュラ、イングリット、リデラードがアクセスすると、何故かオーブのネットワークにアクセスできるのだ。

 例えば、リデラードは前述の通りオーブの情報収集をしょっちゅうしてるし、たまにストリートビューを見てため息ついていたりする。

 シュラは時折、オーブ国防軍広報がアップロードする新型可変モビルスーツ”ムラサメ改”のデモフライト動画をどこか羨ましそうに観ていたりするのだ。

 

 

 

 7人いるアコードの中でこの四人に関する共通項と言えば、2年前に

【挿絵表示】

”ラクスの1stコンサート”を観覧する為に()()()()()()()()()()ことだろうか?

 

 実はこの四人、オーブ来訪以来、少なからず原作乖離とも言える変化があった。

 まず、留守番の三人には悪いが、この四人はかなり愉快に……いや絆が深くなってる気がするのだ。

 それだけではない。オルフェの残念さが顕現し、シュラの苦労人系ツッコミキャラが定着した。

 イングリットは『いくら望んでもオルフェの想いが、決してラクスに届くことはない』ことを察してしまった。(もしかしたら彼女の固有アコード能力の発露かもしれない)

 そしてリデラードは、まあ深くは言うのも無粋だろう。ただ、姉妹の仲はいっそう良くなったと思う。そして、オーブに詳しくなるきっかけにもなった。

 

 原作ではあまり深く掘り下げられなかったアコードだが、この世界線で人として生きてる以上は、その時間だけ積み重なるものが出てくる。そしてそれは否応ない変化となってくる。

 

 とりあえず、デュランダル議長が誕生したことで、『ファウンデーション王国』の建国フラグ(=プラント・ザフトの支援)は無事に立ったようだが……

 

 

 

「デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君デュランダル君……妾だけのものじゃ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、ちょっと状況整理。

かつてアウラと共にメンデルで研究していたギルバートは、間違いなく「オーブのギルバート(ギルバート・グラディス)」です。
ただ、アウラの執着(?)してる「デュランダル君」は、ほぼ間違いなく「プラントのギルバート(現ギルバート・デュランダル)」の事のような……

作中に出てくる中の人ネタなイングリットのセリフが、重要なヒントかも?

伏線撒きはこれくらいにしておいて、お久しぶりなファウンデーション組w
なんていうか前作より成長……成長か? まあ、変化があった事は確か。
オルフェはより残念に(ただし、それは彼にとりマイナスとは限らない)。
シュラはより愉快に(精神的にはタフに?)。
イングリットはより強かに(腹黒くとも……)。
そして、リデラードは……いや、君、解りやすすぎでしょう?w
随分とオーブに毒されてまあ。
多分、この意味が解ってるのは”お姉”だけでしょうがw

次回もどうかよろしくお願いします。
お気に入り登録、ご感想、高評価いただければ、大変嬉しいです。


☆☆☆



執筆裏話(なので無視でも問題ないです)

いや~、0評価入れられてから始まったスランプですが、実は明確に「スランプだなぁ」と実感したのは、この第1章の冒頭の3話の内容、「オーブとプラント、二人のギルバート、そしてアウラ」の関係が「アイデアはあるのに上手く文章化できなくなった(文章が浮かばなくなった)」ことなんですよ。
実はこれ、劇場版で明かされた「アウラとデュランダル」の関係から始まってるんですが、冗談抜きに”このシリーズのC.E.75年まで続く因縁と根幹の一つ”だったりするんです。

とりあえず文章化できて一安心。
まだまだ本調子とは言い難いですが、最低でも”ディスティニー篇”は終わらせようと思っているので、気長に応援していただければ幸いです。
改めてよろしくお願いします。









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