SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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恒例の深夜アップです。
さて今回は……まず微エロ注意です。
そして、激重です。
サブタイで察してらっしゃる方もいるかもしれませんが……今回登場する二人は、作中屈指の重さです。
「そういうのが構わないよ~。むしろ好き」という方推奨ですw

あっ、あとここから数話はザフトというより、”ミネルバ”クルーの話が続きます。
ついでにちょっとした伏線回収とかも……




第72話 訳アリ(特殊な出自)の二人はどうしようもなく惹かれ合い、溶けあい、混ざりゆく…… 【挿絵入り】

 

 

 

 さてプラントにはザフトというプラント曰く自警団、地球各国の意見の平均をとると『テロリストすれすれの武装集団。合法・非合法のグレーゾーン組織』がある。

 意外なことに、ザフトを準国軍として認めているのはオーブと大西洋連邦(ただし、階級が無い以上、正規軍として認めることはなく、『国軍に類似する組織』という認定は覆ることはない)で、純然たるテロ組織扱いしてるのはユーラシア連邦と東アジア共和国だ。

 ああ、ちなみにザラ派はザフトに入隊してようがいまいが、オーブも大西洋連邦も普通にテロリスト扱いにしている。

 プラントと極めて近しく地球各国から温度差はあれど裏切り者扱いされている国際発言力をほぼほぼ失っている大洋州連合は、普通に『プラントは国家で、ザフトは国軍』としている。

 まあ、大洋州連合が辛うじて地球上として国家として成立している(わずかながら発言力を維持している)理由は、『西暦時代から続く歴史的背景から、宿命的仮想敵国であると同時に、先の大戦終了時に正式にニューギニア島東部を領土に組み込み、急速に国力を増してるオーブ首長国を牽制する為』にユーラシア連邦と東アジア共和国が消極的ながら政治的後ろ盾になっているかららしい。

 まったく国際政治というのは複雑怪奇で面倒くさい。

 

 プラントと各国のザフトの認識を再確認したところで、現状のシステムを紹介しよう。

 現在、ザフトの司令官はFAITH総代表と兼任で、戦時中に非常に賢明な判断を行ったことで運命を覆し、命永らえたレイ・ユウキだ。

 確かに若くして異例の大出世ではあるのだが……何やらその多忙さゆえに今にも「過労死という名の戦死」しそうな気がするのは気のせいか?

 実は『(多国間関係やら生き残ってしまったザラ派の扱いやらザフトの再編やら当時のクッソ面倒臭い情勢を鑑みて)誰も司令をやりたがらなかったから、ユウキにお鉢が回ってきた』という話がまことしやかにささやかれている。

 

 そして基本、ザフトは義勇兵で志願制という建前で、”アカデミー”という一種の軍学校で隊員を養成していた。

 そのアカデミーがあるのはアプリリウス市だ。

 その艦船科筆頭講師には”フレデリック・アデス”の名があり、ザラ派ではなく中立派だった軍人気質の彼は無事に終戦を迎え、今は後進の育成に勤しんでいるようだ。

 また、モビルスーツ教導官にはやはりと言うべきか? ”コートニー・ヒエロニムス”の名があった。加えて、ザフトには珍しい類の二つ名である”ミスター・ジェントル”と賞賛される”アレック・ラッド”が同じく教導官でおり、校医と兼任で”ミハイル・コースト”まで揃ってるのはちょっと笑ってしまう。

 

 しかし、これは割と重要なのだ。戦火を潜り抜けた(主に地球連合相手に稼いだスコアとはいえ)ザフトでは貴重なエースたちを教官職に招聘し、そのノウハウを後輩たちに叩きこもうとしているのは、ある種の『切羽詰まった故の切実さと真剣さ』を感じ取れる。

 また、カナーバ前議長からデュランダル現議長に代わる事でザラ派に対する処遇が緩和されたが、実は継承されているものがある。

 それは、『ザラ派の人間は、()()()()()()()()()()』事だ。

 確かにデュランダル議長の就任の恩赦によりザラ派の公職追放は解除され、ザフトにも復帰がなったが……全くのノーペナという訳ではなくザラ派の赤服全員が一律ザフト・レッド剝奪処分(普通の軍隊で言う降格)で一般の緑服となり、公的には『教官資格を満たしていない』ということになっているが……

 その教官職へのザラ派の就任拒否っぷりを考えると、デュランダル議長なりにザラ派の危険性、その思想的感染力は認識していたのかもしれない。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 ザラ派を中心に先の大戦で大量の人員消耗を強いられたザフトは、とにかく人員の拡充を急がねばならなかった。

 頑張って、上記の通り非ザラ派の優秀な教官を可能な限り揃えた。

 そして、戦後にザフトの待遇改善とセットで志願受付を再開したのだが……ザラ派の復帰(再教育必須)もあり、数的にはアカデミーに人員は集まった。

 いや、集まり過ぎてしまった。

 本来、”アカデミー”は普通の軍学校と同じく全寮制だったのだが……その収容キャパシティーを超えてしまったのだ。

 苦肉の策としてアプリリウス市に住むアカデミー生は自宅通学となったのだった。

 そして、ここアプリリウス市にある”ホーク家”も、そんなアカデミー生を”()()”抱える家であった。

 

「おっはよー♪ ”レイくん”♡」

 

 今朝ももこの家の次女、メイリン・ホークは元気よく溺愛している”同居人”の部屋をノックもなく開くが、

 

 

【挿絵表示】

「おはよう。”メイリンおねえちゃん”♡」

 

 輝かんばかりの美貌にあふれた美少年、”レイ・ザ・バレル”が輝くような優しい笑みで出迎えた。

 この二人の付き合いは、今から2年前……カナーバ前議長からメイリンに届いた一通のメールから本格的に始まった。

 元々、それ以前から付き合いはあったのだ。

 少しメタな話が入るので、前作を交えて振り返ってみたい。

 まず、先の大戦からユニウス条約締結と八面六臂の大活躍をし、オーブの代表のウナトからも”女狐カナーバ”と呼ばれた”アイリーン・カナーバ”は、かなり前極秘裏にプラントに送り込まれた情報型イノベイド、つまりエージェントだ。

 そして、ラウ・ル・クルーゼとも繋がっていた。そう、クローンという出自に起因するテロメア異常による短命を抱えていたクルーゼは、それを是正する医療用ナノマシン提供を対価にカナーバのエージェントとして動いていた。

 そして、同じ出自で同じく短命の宿業を背負っていたレイも、同じくナノマシンの供給対象となった。

 では、どこでメイリンが出てくるのかと言うと……

 メイリンもまた、カナーバと繋がっていたのだ。

 

 

 

 今こそ明らかにする時が来たと思うのだが……ホーク家には秘密がある。

 メイリン・ホークと姉のルナマリア・ホークとは半分しか血が繋がっていない。

 ホーク夫妻の血を純粋に受け継いでいる第二世代コーディネイターは姉のルナマリアの方であり、妹のメイリンは……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()で生まれた()()()()()()()()()だ。

 

 そもそもがホーク家こそが、プラントに仕込まれた『イノベイドの協力者たるコーディネイターの家系』なのである。

 だからこそ、メイリンはプラントにおける”イノベイド・ネットワーク”の一員であり、その伝手で幼い頃のレイ・ザ・バレルに医療用ナノマシンを定期的に供給する名目として、『レイの家庭教師』となったのだった。

 

 実はレイ・ザ・バレルの年齢は原作ですらも『不明』という扱いになっている。

 戸籍上は、メイリンと同じC.E.57年生まれの16歳となっているが、これほどあてにならない数字もないだろう。

 ”出自”から考えてかなり高確率で、「レイの見た目と年齢が一致しない」可能性がある。

 

 そして姉のルナマリアは、このあたりの事情を知らされず、そうであるが故にメイリンと”普通の姉妹として過ごす幸せな時間”を享受できた。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 しかし、である。

 イノベイド総帥であるリボンズ・アルマークによれば、この世界線のイノベイドは『人と共に生き、人類をより良き未来へ先導する者』であるらしい。

 2年前、戸籍上の兄となっていたラウ・ル・クルーゼが『戦死扱い』となり、その実はオーブでラウム・クルゼーロとなった。

 また、もう一人の保護者候補だったギルバート・デュランダルはカナーバ議長(当時)の後釜になるべく、実績作りのためにディセンベル市市長に就任し多忙になってしまったので、ホーク家でレイを預かることになったのだ。

 もっとも、デュランダルの議長就任までの道筋は、全てカナーバがお膳立てしてた臭いので、もしかしたら「レイをホーク家、何よりメイリンが預かる」こと自体が計画に内包されていたのかもしれない・

 少なくとも『デュランダルの議長の秘蔵っ子として手元に置かれる』という原作は、この時点で見事に崩壊したわけだ。

 

 さて、結婚にまでこぎ着けたヒリングとニコル、何となく良い感じのアニューとノイマンなどイノベイドとヒューマンの恋愛事例があるが……

 メイリン・ホークもどうやら同類だったようだ。

 レイの可愛さと素直さにやられ、(ほだ)され、執着した。恋愛感情がやがて保護者としての情や過度に刺激された母性まで混ざり合い溺愛に変わり、気がつけばレイはメイリンの最愛になった。

 この2年、メイリンの惜しみない愛情を受けてレイ・ザ・バレルは原作とは似ても似つかない、優秀ではあっても温厚で優しげな美少年として成長した。

 ただ、ちょっとだけ困ったことに……

 

 

【挿絵表示】

「はい♡ お待ちかねのレイくんの大好きなメイリンおねえちゃんのおパンツですよぉ~♡」

 

 毎朝繰り広げられる朝のルーチンワークがこれだ。

 

「メイリンおねえちゃん♡」

 

 レイは慣れた感じで吸い寄せられるに白い小さな布地に鼻をこすり付け、メイリンの太ももに頬擦りをし始める。

 メイリンはメイリンでたくし上げたスカートを降ろし、自分の秘所を愛撫しながら濃厚な女の匂いを嗅いで堪能するレイの頭をすっぽり覆い、

 

「今日もメイリンおねえちゃんのメス臭ぁ~~~い匂いをしっかり覚えるんですよぉ♡ レイくんが帰ってくるのは、いつでもいつだって”ココ”なんですからねぇ♡」

 

 何だか、妙に言い回しが重い気が……

 どこかで見たことがある風景だと思いきや……そう、誰かと思えばハナヨ(874)だ。

 ”君は僕に似ている”ではないが、今のメイリンは『刹那を溺愛するときのハナヨ』に雰囲気がとてもよく似ていた。

 

「うん。メイリンおねえちゃん♡」

 

 恍惚とした表情でレイは無垢に微笑む。

 一つ確定している、”救いようのない事実”を書いておこう。

 

 クローンという出自のレイ・ザ・バレルにとり、無償の愛を与えてくれて無条件で信頼するメイリン・ホークは”おねえちゃん”であると同時に『母であり恋人であり、それらをすべて合わせた自身の全ての愛を向ける対象』なのだ。

 普通の人間なら”重すぎる”と感じるかもしれないが、やはり出自が特殊なメイリンは、そこに『無限に求められる際限のない歓び』を見出していた。

 レイのメイリンに向ける愛は尽きることはなく、またそれを受け止めるメイリンにも許容量制限は無かった。

 

 そう。レイにとり世界はメイリンがいれば十分で、メイリンもまたそれに同じだった。

 どちらかが、あるいは共に果てるその瞬間まで、”二人の世界”はどうしようもなく完成されてしまっていた……

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 そして、レイもしっかり思春期の男の子なのである。

 当然、目に前にこの世界で誰よりも、いや世界でただ一人”好き”という想いしか抱けない女の子がいるのに、ここで止まれるはずもなく……

 

”ぽすっ”

 

 っとそのままメイリンをベッドに押し倒してしまう。

 

「メイリンおねえちゃぁん……」

 

 するすると慣れた手付きで乱暴ではなく優しく服を脱がされ、すがるようなレイの視線にメイリンはどうしようもなく充足感に満たされてしまう。

 泣きたくなるくらいに渇望され求められる歓び……情欲だけでは語れない、独占欲や執着心、その他もろもろに混じった感情が「いつものように」自然とメイリンの口を開かせる。

 

 

【挿絵表示】

「いいよぉ♡ レイくんがシたいなら、メイリンおねえちゃんはいつでも許してあげるよぉ♡ 今日もおねえちゃんでヌキヌキしてからガッコウ(アカデミー)に行こうね♡」

 

 溺れてゆく溺れてゆく……レイがメイリンに、メイリンはレイに溺れてゆく。

 一応、少しだけフォロー(?)すると、メイリンの恋愛観は人間よりイノベイド寄りだ。

 ところで本日はC.E.73年8月31日、この世界線におけるアカデミーの卒業式の日なのだが?

 

 まあ、この二人のことだし、何とかするのだろう。

 そもそも、レイの白濁で胎内を満たし、その上から下着を履いて登校するのが「いつものメイリン」だ。本人曰く、『空っぽだと授業が終わる前にレイくん分が枯渇する』とのことだ。慣れた物なのだろう。

 

 実際に、色々な意味で”規格外”なメイリン・ホークとレイ・ザ・バレルであれば、大抵のことは何とかしてしまう気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うん。まあ、共依存しまくってるよなぁ~(挨拶

前作より作中時間で2年……メイリンは完全にレイに執着しました。マジにハナヨ級ですw
そしてレイ、メイリンからの溢れんばかりの愛に溺れ、すっかりキャラ変わってます。
まず一人称が「ボク」。そして、ホーク家の人々はともかく、メイリン以外にはあまり心を開かない反面、逆にメイリンの言うことは何でも聞きます。

はっきり言って普通に考えれば危険な状態な二人ですが、逆にそこで安定してしまってるというか……メイリンのメンタリティーが「好いた人間に執着するイノベイド」寄りだから成立する関係なんですよね~。

ただ確実にレイの生存率は跳ね上がるというか……まずメイリンが死なせてくれませんw

ちょっと制作裏話っぽくなるんですが、こういうキャラ設定になったのって、原作でレイが最後にグラディス艦長に「おかあさん」と言って甘えたのが酷く印象に残ってまして……出自も原因でしょうが、母性に飢えてたんやろうな~と。

しかし、前作執筆中から決めていたことですが、この世界線ではグラディス艦長はオーブですし。
そんな中、「母性全開で、無償の愛で全てを包み込んでくれる女性がレイいたら?」って思考実験してたらつい面白くなって出来上がったのがこの設定です。
マジにこの世界線のレイにとって、メイリンは「姉であり、母であり、恋人である」全てを兼ね備えた存在です。
そりゃあ、こう色々歪むし拗れるよなぁ~と。
勿論、メイリンは確信犯で「自分に依存しまくるように」レイを育ててますし。

アレな二人ですが、生暖かく見守っていただければ幸いです。

さて次回は、二人には”アーモリーワン”にでも行ってもらおうかな?

次回もどうかよろしくお願いします。
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